【うつ病で退職】資産2000万円で先取りサイドFIREをしてみた感想【ニート】

⑤貧乏ごっこ - 1.思考編

本記事では、「資産2000万円で先取りサイドFIREをしてみた感想」について書いていきます。

私は資産3000万円でサイドFIREを計画しています。

昨年、僕はうつ病で会社を辞めてしまいました。
サイドFIREの志半ば、資産約2100万円くらいの時でした。

資産3000万円の計画が崩れ去り、
止むを得ずニートとなってしまいました。

精神状態は最悪で、暗黒の1年でした

しかし、自由な時間で得られたものも多く、
「先取りサイドFIRE生活」をすることでの学びも数多くありました。

おかげで今ではうつ病はかなり良くなり、
前を向いて生きることが出来ています。

今回は、「先取りサイドFIRE生活」で得た学びを共有したいと思います。

〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人
〈注意点〉
著者の経験と考えを書いていきます。
下記の共通点が多いほど参考になると思いますが、
共通点が少ないほど参考にならないと思います。

〈著者の特徴〉
→ 30代前半、独身、超倹約家、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ

本記事の構成は、下記目次の通りです。

資産2000万円で先取りサイドFIREをしてみた感想

早速、本題に入ります。

感想を時系列順に書いていきます。

①心身ともに健康な時に自由を手にしなければ意味がない

②社会保障制度は本当にありがたい

③極貧生活をすれば、今すぐサイドFIRE出来る!

④気が楽になると同時に、無気力になる

⑤少し結婚したくなり、働きたくなる

①心身ともに健康な時に自由を手にしなければ意味がない

まず、心身ともに健康でなければ、自由を手にしても意味がありません。

うつ病になった僕の心は完全に壊れており、
社畜時代にあれ程までに欲していた「自由な時間」を目の前にしても、
1ミリも心躍りませんでした。

社畜時代に書いた「退職後にやりたいことリスト」を見ても、ただの文字の羅列にしか見えません。
悔しくなり、虚しくなり、すぐに破り捨てました。

こんな精神状態で自由を手にしても、
まるで意味がありませんでした。

最初の半年間は「楽しい」という感情がなく、
誰もいない場所へ行き、心が無になれる絶景に触れるので精一杯でした。

徐々に精神状態は良くなり、
後半の半年間は「自分の時間」を生きることができるようになりました。

この教訓から、
「若くて健康な時に自由を手にする」という目標を新たにしました。

年老いてから手にする自由も同様に価値が低くなると考えています。

40代前半で資産5000万円を用意してフルFIREするよりも、
30代前半で資産3000万円を用意してサイドFIREする方がより自由だと考えるようになりました。

②社会保障制度は本当にありがたい

仕事を辞める時、収入が絶たれることが本当に心配でした。

完全無給になってしまうにも関わらず、
前年の所得に基づいた馬鹿高い住民税・健康保険料・厚生年金保険料などを払わなければなりません。

しかし、どうしても働けるような精神状態ではありません。

そんな中、社会保障制度の存在を知りました。
※自分がうつ病になるなど想定しておらず、全くの無知でした。

うつ病での退職だったため、
傷病手当金と失業手当をそれぞれ数ヶ月間受け取ることが出来ました。

傷病手当金をもらっていた時は約35万円/月、
失業手当をもらっていた時は約22.5万円/月です。

半分近くは住民税・健康保険料・厚生年金保険料などの支払いで消えていきましたが、
超倹約家の僕にとっては十分な生活ができる金額でした。

これまで高い健康保険料&雇用保険料を払ってきた甲斐がありました。

また、暇な時間に税金や保険料に関する勉強をし、
様々な節税の手段を知り、ずる賢く生きる方法を学びました。

節税などについても、今後記事にしたいと考えています。

③極貧生活をすれば、今すぐサイドFIRE出来る!

社会保障制度の恩恵を受けていたとは言え、
その金額はバリバリ働いていた時の約36〜55%(年収換算)です。

大幅に減った収入でこれまでの水準の生活をするのは心配だったため、
さらに質素倹約に努めた生活をすることにしました。

そしてこのニート期間中、
僕は「家を持たない生活」を実験してみました。

※実家に居場所がなかったという悲しい背景があります・・・笑

悪い言い方をすれば、ホームレス生活です。
仕事を辞めてからの約1年間、休養しながら全国を転々として暮らしていました。

うつに効く絶景を求めて日本一周をしながら車中泊生活をしたり、
たまに贅沢なホテル暮らしをしたり、
姉の育児を手伝うという口実で実家暮らしをしたり、
親戚の空き家で原始的なサバイバル生活をしたり、
ヒモニート生活をしたりしています。

このホームレス生活・サバイバル生活について、別記事で詳しく書く予定です。

この生活により、
大きな固定費である家賃が0となり、「生活費」が大幅削減されました。

サイドFIREの達成条件は下記の通りです。

サイドFIRE達成条件 = 『不労所得+α>生活費』

1年にかかる生活費を、
不労所得(資産運用など)と少しの労働で賄うことができれば達成です。

※↓具体的なサイドFIRE達成戦略について、詳しくは過去記事に書いています。

【サイドFIRE達成戦略まとめ】サイドFIRE達成の4ステップ【30代/資産3000万円】
本記事では、「サイドFIRE達成戦略まとめ:サイドFIRE達成の4ステップ」について書いていきます。「若いうち...

「家を持たない生活」をした結果、
社会保障制度を受給している状態で、資産は減るどころか大幅に増えました。

※2021年は株の相場が絶好調だったため、資産運用の貢献も大きい。

社会保障制度の受給が無くなっても、
適切な資産運用を行えば資産2000万円でもサイドFIRE可能だということがわかりました。

これは、僕が『自分が思っていた以上に倹約家であった』ということです。
逆に、想定していたよりもお金が足りなってしまう人も居るでしょう。

また、うつ病となってからますます物欲がなくなり、
ほとんど消費を行わなくなったことも大きいです。

このように、サイドFIREは当初の計算通りにはいかず、
実際にやってみなければわからないことも多いです。

僕の場合は良いシミュレーションになり、
サイドFIREは「いつでも手が届く身近な存在」となりました。

この安心感が、
うつ病を治す大きな役割を担ったと思っています。

④気が楽になると同時に、無気力になる

これまで書いてきた通り、
社会保障制度+資産運用により、資産は減るどころか大幅に増えました。

自分で社会保障制度のようなベーシックインカムを作ることができれば、フルFIREも見えてきます。

とても前向きで良い精神状況になりましたが、
「適切な資産運用を行えば資産2000万円でもサイドFIRE可能だ」と思った瞬間、僕はダラけてしまいました。

うつ病が治ってから本気で副業を始める予定でしたが、
あまり本腰を入れてコミットすることが出来ませんでした。

※まだ集中力が続かないので、うつ病が完治していないのかもしれません

「働かなくて済む」と思うと、かなり気が楽になります。

しかし、その安堵と同時に、無気力になってしまいました。

そして、2000万円のサイドFIRE生活は一人で生きていく前提です。
このままずっと一人で生きることを想像したら虚しくなり、少し寂しくなりました。

⑤少し結婚したくなり、働きたくなる

これまで書いてきた通り、
2000万円でのサイドFIRE計画は極貧生活が条件です。

そして、独身も条件です。

僕は強い結婚願望はありませんが、いつかは結婚し子供が欲しいと思っています。

労働から解放され、『自分の時間』を生き、
しっかりと人生について考えるようになったことで、将来についても意識するようになりました。

誰かと結婚し、この生活を維持するためには、
同じ価値観を持ち、同じくらいの資産を持つ人と一緒になることが必須条件です。

サイドFIRE達成目標は1人で3000万円なので、
単純計算で2人だと6000万円になります。

しかし、相手がいることなのでそんなに上手くいかないでしょう。

さらに、子供のことを考えるとFIRE達成目標はさらに高くなります。

このように将来のことを真面目に考えると、
何故か労働したくなってきました。

社畜時代は将来のことを考える余裕がありませんでした。
これまでが異常だったのかもしれません。

不思議な話ですが、
労働から解放され、「自分の時間」を生きることで、自然と労働したくなってきました。

そして、再び資産3000万円を目指すこととしました。

まとめ:心身ともに健康なうちにサイドFIREすべき

以上、「資産2000万円で先取りサイドFIREをしてみた感想」についてでした。

まとめです。

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資産2000万円で先取りサイドFIREをしてみた感想
 ①心身ともに健康な時に自由を手にしなければ意味がない

  →うつ病で手にする自由も、年老いてから手にする自由も価値が低い
 ②社会保障制度は本当にありがたい
  →頼れるものには頼るべき
 ③極貧生活をすれば、今すぐサイドFIRE出来る!

  →適切な資産運用を行えば資産2000万円でもサイドFIRE可能
 ④気が楽になると同時に、無気力になる

  →「働かなくて済む」と思うと、かなり気が楽になり、ダラけてしまう
 ⑤少し結婚したくなり、働きたくなる

  →労働から解放され、「自分の時間」を生きることで、自然と労働したくなる

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先取りサイドFIREをして得られた1番の教訓は、
「心身ともに健康なうちにサイドFIREすべき」です。

やはり、若くて健康なうちに自由を手にしなければ意味がありません。

安定的なサイドFIRE達成(資産3000万円)に向け、
引き続き頑張っていきたいと思います。

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