本記事では、「お金の後悔 その11」について書いていきます。
↓過去の記事で「サイドFIRE達成(資産3000万円)までの8年間」についてまとめました。

私は超倹約家ですが、
大きな失敗(うつ病による退職 等)や小さなしくじりも数多く経験し、それなりに回り道をしています。
「お金の後悔」はめちゃくちゃあるので、
これからその後悔について詳細に書いていきたいと思います。
これまでに最低でも200万円はドブに捨てています。
是非反面教師にしてください。
〈この記事の対象者〉 ・FIREやサイドFIREに興味がある人 ・労働から解放されたい人 ・今より自由に生きたい人
〈注意点〉 著者の経験と考えを書いていきます。 下記の共通点が多いほど参考になると思いますが、 共通点が少ないほど参考にならないと思います。 〈著者の特徴〉 → 30代前半、独身、超倹約家、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ
本記事の構成は、下記目次の通りです。
はじめに:節約・倹約で100点は目指さない!
はじめに、
節約・倹約で重要なことをお伝えします。
節約・倹約で100点を目指すのは物凄くストレスがかかります。
なので、私も「80点で良い」とルールを決め、自分なりに浪費もし、やり込まないように心がけています。
ゆとりを持った、割とゆるいルールの中で運営することこそが、
長期継続の鍵だと思っています。
お金は使うためにあるので、適度に使うことが大切です。
節約・倹約で100点を目指すことは避け、大きなストレスを抱えないよう気を付けましょう。
しかし、
そんなゆるめのルールの元に倹約していても、
どうしても許しがたい無駄な出費は発生してしまいます。
私にも、時々思い出してしまうような、
「お金の後悔」が多々あります。
過去の自分と対話できるのであれば、
真っ先に教えてあげたいのが「お金の後悔」だと言っても過言ではありません。
この後悔を成仏させるためにも、
細かく書き出したいと思います。
是非とも、
サイドFIREを目指す人たちに反面教師にしていただきたいです。
6年間歯医者に行かず虫歯の放置(約3万円)
は昔から虫歯が比較的出来にくい体質でした。
幼少期は歯医者にお世話になることがありましたが、
中学校に上がったあたりからは虫歯はほとんど出来ることがなく、
歯医者にも滅多に行きませんでした。
大学生になってからは虫歯は1つも出来ておらず、
「歯医者=親知らず抜くための存在」となっていました。
親知らずは上下1本ずつ横に生えており、
他の歯への悪影響が発生する可能性があるということで2本とも抜歯しました。
そして、
大学卒業時に2本目の親知らずを抜いたのを最後に、
社会人になってから6年間歯医者に行きませんでした。
2本目の親知らずを抜いた最後の受診の際、
全ての歯をチェックしてもらって「虫歯無し」「歯肉も綺麗」「全く問題ない」という評価をもらい、完全に調子に乗っていました。
「これまでの生活を続ければ歯医者なんか行かなくても大丈夫だ」
と、過信していました。
実際、下記のような歯に良い習慣があった事は確かです。
①起床時と就寝前は必ず歯磨きをする(当たり前のことを完全徹底) ②炭酸飲料や砂糖を含む飲料は一切飲まない(無糖のコーヒー、水、お茶類のみ)
しかし、これだけでは不十分でした。
6年ぶりに受診した結果、
虫歯が2本あり、1本は神経まで到達していました。
歯の神経を抜いて治療(根管治療)も行ったため、10回くらい歯医者に通い、
合計約3万円の出費となりました。
6年間歯医者に行かなかったことを本当に後悔しています。
社会人になって忙しくなり、
学生時代と生活習慣が変わったことも大きいです。
まず、歯医者に行かなかった6年間で良くなかったと考えられる習慣を挙げていきます。
※ぜひ反面教師にして下さい。
過去6年間:虫歯の原因と考えられる習慣
①だらだら間食の多い生活
前半3年間は薬局で薬剤師として勤務していました。
仕事はハードではなかったものの、
1人薬剤師の薬局で勤務している期間も長く、
急に呼び出されることが多々あったため、
食事の回数が多くなる傾向にありました。
後半3年間は管理職をしていたので、不規則でストレスの多い生活でした。
※この3年間がマズかったと考えています
まともに食事を取る時間が取れない時期があり、
仕事をしながら食事をつまんだりすることが非常に多く、
深夜にもそのような状況で仕事をしていました。
この「だらだら間食の多い習慣」が一番最悪だったと考えています。
以下、一番わかりやすい図があった歯科クリニックのHPから抜粋して引用します。
口中は普段は中性(pH7程度)に保たれていると言われています。 食事をするとすぐに酸性に傾き、 pH5.5以下になると「脱灰」(歯の表面のエナメル質が溶けること)が始まります。 食後、唾液の作用で30分もすると中性にもどり、「再石灰化」を促します。

このように、
「だらだら間食の多い習慣」は歯の表面のエナメル質を溶かし、
虫歯を作りやすくします。
は普段はジュースを一切飲みませんでしたが、
甘党なので毎日のようにお菓子をだらだら食べていました。
歯にとって最悪な習慣であった事は間違いありません。
②出張中心の生活:毎日のようにホテルの歯ブラシを利用
後半3年間の管理職時代は、出張中心の生活でした。
週末だけ社宅に戻るような時期も多く、
歯ブラシに全く拘っていなかったため、
毎日のようにホテルの歯ブラシを使っていました。
↓こんな感じのやつです。
違うホテルを転々する生活だったので、毎日違う歯ブラシでした。
中には毛先が繊細で柔らかくクオリティの高い歯ブラシもありましたが、
ほとんどが毛先の殺傷能力が高く、クオリティの低い歯ブラシばかりです。
使ったことがある人ならわかると思いますが、
クオリティの低い歯ブラシに当たると、慣れないうちは高確率で歯茎から出血します。
いつもの感覚で磨くと、歯茎がかなりヒリヒリします。
私も慣れない時期に何度か痛い目を見ました。
なので、
歯茎を傷付けないように歯を磨くのが習慣となり、
間違いなく磨きが甘くなっていました。
特に磨きが甘くなりがちな上の奥歯2本が虫歯になったので、
これも虫歯の大きな原因になってしまったと考えています。
しかし、当時は、
「使い捨てなので止むを得ない」 「タダで用意されているだけありがたい」 「自宅の歯ブラシの消耗が遅いので助かる」
と思い、ホテルの歯ブラシを使い続けていました・・・(笑)
たまに使う分なら問題ないと思いますが、
ホテルの歯ブラシを使い続けるのはお勧めしません。
現在:反省後の習慣
6年間歯医者に行かなかったことで痛い目を見て反省し、
現在は下記のような良い習慣を続けています。
①食事の回数を減らす
先ほど書いた通り、「だらだら間食の多い習慣」が一番最悪でした。

だらだらおやつを食べていた食生活を改め、
食事の回数を1日最大4回(朝昼夕食後+おやつ)までに減らしました。
甘いものを食べたい時は、出来る限り食後すぐに済ませることにしています。
おやつを食べる場合は、ちまちま食べるのは辞め、必ず短時間で食べ切っています。
間食がしたくなるたびに、
「歯が溶けるリスクが高くなるけど、それでも食べるのか!?」と自問自答することが効果的です。
ダイエットにも効くかもしれません。お勧めです。
②歯ブラシは必ず使い慣れたものを使う
先ほど書いた通り、「ホテルの歯ブラシ」もダメでした。
もう出張中心の生活は終わりましたが、
旅行でホテルを使う際にもマイ歯ブラシを持参し、
使い慣れたものでしっかり磨くことを徹底しています。
歯に気を使うようになってから市販の歯ブラシを多数試しましたが、
個人的には「クリニカ アドバンテージ」が一番使いやすくお勧めです。
③食後に必ずキシリトールガムを噛む
市販のキシリトールガムに関する有効性には賛否ありますが、
再石灰化を促進する成分を含有しており、特定保険用食品として認定されている「ロッテ キシリトールガム」を食後に噛むことを徹底しています。
キシリトールガムの有効性にも期待していますが、
個人的にはそれ以上に「食後の口内pHの上昇を早める」ことを期待しています。
下記の通り、
食後にガムを噛むことで唾液が分泌され、
口内pHの上昇が早くなり、歯が溶けるリスクが減ると言われています。

お金の後悔から得た教訓:予防が一番の節約
以上、「お金の後悔 その11」についてでした。
学生時代の「虫歯になりにくい」という慢心と、
社畜時代の「虫歯になりやすい習慣」が引き起こした後悔でした。
初めて歯の神経を抜き、
初めて銀歯になり、
初めて「歯を失う恐怖」を知り、
本気で反省しています。
痛い目を見て、「予防が一番の節約」であることを学びました。
歯1本には100万円の価値があると言われていますが、本当にその通りです。
人生100年時代になれば、ますますその価値は大きくなることでしょう。
後悔ばかりですが、30代前半に知ることができ、
生活習慣を見つめ直すことが出来て良かったと考えています。
神経を抜いてしまった1本の歯の寿命が心配ですが、
歯に優しい習慣を続け、80歳で28本しっかり残していきます。
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