今回は「ホームレス生活」について書いていきます。
本記事におけるホームレス生活とは、「家賃を払う特定の住居を持たない生活」を指すこととします。
特定の住居を持たず、各地を転々とする生活のことです。
現在、私はホームレス生活を実施しています。
私は5年間の社畜生活を経て、うつ病となり、前職を退職しました。
そして、会社に家賃を負担してもらっていたアパートから出なくてはならなくなり、いっそのこと住居を手放してみることとしました。
結論から言うと、私にとってホームレス生活を選んだことは正解でした。
うつ病はかなり改善し、生命力が上がりました。
本記事では、私の約半年間のホームレス生活の経験と、得られた教訓について詳しく書いていきます。
・ホームレス生活(家を持たない生活)をしてみたい方
・より自由な生き方がしたい方
・家(住居)や家具家電が邪魔だと思い始めた方
必見です。
下記目次の通りの構成となっています。
はじめに:私がホームレス生活をするようになった経緯
冒頭にも少し書きましたが、私がホームレス生活をするようになったのは前職の退職がきっかけです。
別記事で詳しく書いていますが、私は社畜だった5年間、田舎と地方都市の賃貸アパートで暮らしていました。
田舎と地方都市は東京と比べて家賃が非常に安く、2LDKで家賃60,000円/月(駐車場代込み)でした。
会社の家賃補助も手厚く、自己負担10,000円/月で住めていたため、かなり固定費削減が出来ていました。物価も安く、資産形成をするのに最適な環境でした。
参考:【生活費削減】田舎暮らし(地方都市暮らし)のすすめ
しかし、精神を病み、仕事を辞めることとなり、家賃補助の恩恵を受けられなくなりました。
そこで、家具家電とともに、住居も手放してみることにしました。
仕事を辞めてから約半年間、休養しながら全国を転々として暮らしていました。
心安らぐ絶景を求め、ゆっくりと日本中を回りながら車中泊生活をしたり、たまに贅沢なホテル暮らしをしたり、姉の育児を手伝うために実家暮らしをしたり、親戚の空き家で原始的なサバイバル生活をしたり、ヒモニート生活をしたりしています。
全国各地の良い景色に触れることで、うつ病はかなり改善しました。
また、「どこでも生きていける」という自信がつき、生命力が上がりました。
なお、私のホームレス生活の肝は車です。
車を所有することで非常にコスパの良い生活が実現できました。
車がなければ膨大な費用がかかる生活となるため、どこかに定住して家賃を払った方が経済的だと思います。
私のこれまでホームレス生活について、詳しく書いていきます。

これまでの旅の記録
ホームレス生活の最初の半年間は、車で日本を二周(沖縄、離島を除く)しました。
流石に全市町村制覇はできていませんが、時間があったので下道でゆっくり移動し、かなり隅々まで回りました。
良い景色を求め続けたこの旅は、抗うつ効果が非常に高かったです。
常用している抗うつ薬レクサプロ(SSRI:選択的セロトニン再取り込み阻害薬)よりも効果的だったかもしれません。
なお、7ヶ月で31,500キロほど走り、ガソリン代は月平均で約21,000円かかっていました。
※平均実燃費21.8km/Lのヴィッツ、レギュラーガソリン
車中泊などほとんどお金のかからない宿泊だったので、家賃21,000円で旅をしていたイメージです。
また、ニートなので高速道路・有料道路は使ってはいけないルールを課していました。
(しまなみ海道や瀬戸大橋、明石海峡、関門海峡などを除く)
過去記事にも1枚ずつ各地で撮った写真を載せていますが、
まだ載せきれていないオススメスポットの写真を掲載していきます。
北海道せたな町:太田神社

日本一参拝が難しいと言われる神社。危険な崖を伝って登り、頂上から見る景色は最高。
北海道釧路郡釧路町:尻羽岬

北海道の岬はほとんど回ったが、個人的にここが優勝。
青森県十和田市:奥入瀬渓流

あたり一面この景色。こんなに綺麗な緑は見たことがない。
栃木県那須塩原市:木の俣渓谷と木の俣園地

こんなに綺麗な川は見たことがない。
福井県大野市:黒谷の防雪壁

まるで進撃の巨人。雪崩で多くの人が亡くなった悲しい過去があります。
岡山県倉敷市

とても綺麗な町。このようなものが町中に散らばっている。
山口県美祢市:別府弁大池

とても綺麗な池。肉眼で見た方が綺麗に見える(気がする)。
徳島県三好市:天空の村・かかしの里

かかしが住む村。夜中に遭遇したらちびる。奥祖谷二重かずら橋とセットでオススメ。
福岡県久留米市:慈母大観音

巨像恐怖症にはたまらない場所(怖いもの見たさ)。
鹿児島県指宿市:山川製塩工場跡

夕陽と煙の相性が抜群で綺麗。
主な居住地 6つ
私のホームレス生活の主な居住地を6つ挙げ、それぞれについて説明します。
車
半年間の旅の間、半分以上は車中泊をしていました。
全国各地の銭湯・健康ランドに行き、サウナで心を整えてから車で寝る日々でした。
車中泊にあまり向かないと言われるトヨタ・ヴィッツですが、このように後部座席をフラットにして布団を敷けば問題なく寝れます。

緊急事態宣言が出ているときは移動を避け、車生活を行わないようにしていますが、
車生活はコロナ禍における最強のソーシャルディスタンスだと考えています。
車生活については、別記事で詳しく書く予定です。
参考:【車中泊/リモートワーク】コロナ禍における車生活のすすめ(トヨタ・ヴィッツ/Vitz)
快活CLUB(ネットカフェ)
ネットカフェ、漫画喫茶はホームレス生活の定番ですが、私は快活クラブしか使いません。
シャワーも無料の店舗が多く、ドリンクバーもソフトクリームも無料なので、快活クラブが最強だと思っています。
参考:【貧乏旅行におすすめ】シャワーと朝食を合わせて180円!快活CLUBタイムアタック【ゆるいポイ活】
夜18時以降の入店で適応される8時間ナイトパックで税込1,540円の店舗が多く、かなりお得なので旅の間もたまに使っていました。
カラオケルームのフラットがオススメです。
隣がずっと歌っている場合は厳しいですが、夜中はガラガラなことが多く、防音で静かに熟睡できます。

また、私はあまりフライドポテトを好みませんが、モーニングも無料で朝の6時〜10時半までフライドポテトと食パンが食べ放題です。
ホテル
贅沢として、旅の期間は10日に1回程度ホテルを利用していました。
社畜生活で出張続きだったので、知らぬ間にじゃらんポイントが10万ポイントほど貯まっていました。
それを消費していたので、自己負担0円で20泊ほど出来ました。(1泊平均約5,000円)
GOTOトラベルを使い、贅沢する日もありました。

コロナ禍だったせいか、広い部屋に案内されることも多く、お得でした。
社畜生活でポイントが貯まっている方は、こういう時に使うのをオススメします。
※私の会社では黙認されていましたが、出張でのポイントやQUOカードの取り扱いにはご注意下さい。
参考:【横領?詐欺?】QUOカード付き宿泊プランの闇【本当にあった怖い話】
実家
実家に住む姉の育児の手伝いをしながら、実家に住む時期もありました。
しかし、義兄も居るので長期滞在は正直気を遣います。
私のように長期滞在は気を遣うという方は、Win-Winな関係を保つために平日の育児の手伝いを率先してやることをオススメします。
甥っ子や姪っ子とも仲良くなれるため、一石二鳥です。
空き家
私は空き家を所有しているため、たまにサバイバル生活をしに行っています。
旅の拠点にもできたため、重宝していました。
空き家生活については、過去記事に詳しく書いています。
参考:【電気・ガス・水道無し】田舎の空き家の活用方法(サバイバル生活)

ヒモ
世間的にはあまり好まれない生き方なので、多くを語るのは避けますが、私にとっては大切な生き方でした。
私は社畜時代、管理職としてプライドを持って仕事をしている一方、無駄なプライドに支配されていました。
多くの金を稼ぐことが正義で、年収が人間の価値だと思っている時期もありました。
何も生産しないニートという存在も毛嫌いし、主夫という新しい生き方にも賛同できませんでした。
そんな偏った考えを持っていた私が、これまで散々毛嫌いしていたニートにならざるを得なくなった時、現実を受け入れられなかった事は言うまでもありません。
良い景色を求める旅は、正直なところ現実逃避でした。
そして、ヒモニートとして「自分はクズだ」と開き直って生きることは、無駄なプライドから解放されることに繋がりました。
これまで他人に頼る事を知らない人生でしたが、他人に頼る事を学び、スッと心が軽くなりました。
無駄なプライドに支配されて困っている方は、敬遠せずにやってみて下さい。
心が楽になると思います。
まとめ:ホームレス生活をしてみた結果
以上、私のホームレス生活について書いてきました。
まとめです。
・はじめに:私がホームレス生活をするようになった経緯
前職の退職をきっかけに、住居を手放して日本中の良い景色を求めて旅をした。
・これまでの旅の記録
①北海道せたな町:太田神社
②北海道釧路郡釧路町:尻羽岬
③青森県十和田市:奥入瀬渓流
④栃木県那須塩原市:木の俣渓谷と木の俣園地
⑤福井県大野市:黒谷の防雪壁
⑥岡山県倉敷市
⑦山口県美祢市:別府弁大池
⑧徳島県三好市:天空の村・かかしの里
⑨福岡県久留米市:慈母大観音
⑩鹿児島県指宿市:山川製塩工場跡
・主な居住地 6つ
①車
②快活CLUB(ネットカフェ)
③ホテル
④実家
⑤空き家
⑥ヒモ
繰り返しになりますが、私にとってホームレス生活を選んだことは正解でした。
全国各地の良い景色に触れることで、うつ病はかなり改善しました。
また、「どこでも生きていける」という自信がつき、生命力が上がりました。
私は、ホームレス生活を経て、「家は不要かもしれない」と考えはじめています。
正直、特定の住居がなくても生きていけます。
がんばらなくても、人生なんとかなるものです。
精神を病んだ時こそ、ホームレス生活はおすすめです。
気を抜いて、ゆっくり生きていくための参考にしていただけると幸いです。
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