【新築マイホーム信仰の闇】持ち家派vs賃貸派の不毛な議論

⑤貧乏ごっこ - 2.倹約編

今回は、「持ち家派vs賃貸派」「新築マイホーム信仰の闇」について書きたいと思います。

「持ち家派vs賃貸派」の結論から言うと、下記の通りです。
①人それぞれ
②私は圧倒的に賃貸派(※今後、変わる可能性あり)

よって、「持ち家派vs賃貸派」の決着をつけようとすること、唯一の正解を見つけようとすることはナンセンスだと考えます。

この記事では、『アンチ新築マイホーム信仰』かつ『圧倒的に賃貸派』である私の意見を述べます。
偏った意見だと思うので、あくまで一つの意見として参考にしていただければ幸いです。

・新築マイホームの購入を検討している方
・賃貸のメリットを知りたい方
・新築マイホーム信仰から脱したい方

必見です。

下記内容となっております。

はじめに:時代は大きく変化している

前述の通り、
人それぞれ最適解は異なるため、「持ち家派vs賃貸派」の決着をつけようとすること、唯一の正解を見つけようとすることはナンセンスです。

さらに、時代は大きく変化しており、『人生100年時代』に入りさらに激動の時代となります。
同一人物であっても、時代の変化により価値観やライフスタイルも大きく変化し、20代の最適解と50代の最適解、80代の最適解も変化していく可能性が高いでしょう。
『人生100年時代』については、別記事で詳しく記載しています。
参考:【新しい時代(人生100年時代)の生き方】経済的自立と早期退職、FIREという選択肢について(前編)

私は、このような激動の時代だからこそ、変化に対応できる「賃貸」が望ましい手段であると考えています。
今は圧倒的に賃貸派です。

※ただし、この考え自体も、今後変わる可能性があります。

そして、
時代が大きく変わっていく中で未だに残り続けている『新築マイホーム信仰』に大きな疑問を感じています。

時代が大きく変わっていく中、変わらないものは淘汰されてくと考えます。
古い常識も捨てていかなければ、時代に取り残され、苦しく長い人生となる可能性が高いです。

そうならないためにも、古い常識を疑っていかなければなりません。

これより、「持ち家派vs賃貸派」「新築マイホーム信仰の闇」「私が賃貸派である理由」について、
『アンチ新築マイホーム信仰』かつ『圧倒的に賃貸派』である私の意見を述べてまいります。

「持ち家派vs賃貸派」人によって最適解は異なる

「持ち家派vs賃貸派」を分ける最重要ポイントは下記2点だと考えています。
①経済状況
②自分の価値観

この2点により、自分にとってどちらが最適かが見えてくると思います。
それぞれについて解説していきます。

経済状況

まず、新築マイホームを余裕で一括購入できるような富豪の場合、新築マイホームを購入するのは何の問題もないでしょう。
私も余裕で一括購入できる程の経済力があれば、前向きに購入を検討したと思います。

いくつも新築マイホームを購入し、別荘なんかも所有し、不動産で収入を得るような選択肢も出てくるでしょう。

、、、しかし、凡人にはそうはいきません。

本記事では上記のような富豪のことは考えず、私たち凡人の話をしていきます。

凡人が一生のうちに購入できる新築マイホームは、せいぜい1つです。
通常、それを一括で購入することは出来ず、長期ローンで購入するのが精一杯でしょう。

つまり、一生に一度の大きな買い物です。

そして、新築マイホームを購入する場合、下記の経済状況を総合的に考えて検討していくと思います。

・住宅+土地の価格(親などから土地を譲り受けるのであればかなり負担減)
・蓄財状況(頭金を多く出せれば負担減)
・これからの見込み収入(昇給、退職金が見込めるのであれば負担減)
・これからの固定費(浪費を無くしていけるかが鍵)

これらの経済状況が優秀でなければ、長期ローンの負担が重くのしかかります。
長期ローンで購入する場合、持ち家は完全なる負債です。

それでもどうしても持ち家が欲しい場合、新築マイホームを諦め、中古物件を選ぶのが現実的です。

しかし、何故か新築マイホームを諦めきれない人が多いようです。

2020年10月に、日本経済新聞にて下記ニュースが出されました。
住宅ローン完済年齢上昇 平均73歳 年金生活不安定に 審査、老後リスク吟味必要

①終身雇用・年功序列の崩壊、②手取り年収が伸びていない、③退職金の減額
といったマイナス要素により、住宅ローンの平均完済年齢が73歳となっているという衝撃的なニュースでした。

新型コロナウイルスの影響により、さらに拍車がかかることが予想されます。

私は、凡人の新築マイホーム購入は身の丈に合わない買い物だと考えています。
一括購入できれば話は別ですが、
『長期ローンを組まなければ買えない』という時点で身分不相応ということです。

経済的に厳しい場合、
新築マイホームを諦めて中古物件を選ぶか、
もしくは賃貸派に寝返るべき時代になっていると考えます。

長期ローン地獄を侮ってはいけない

自分の価値観

上記の経済状況とともに、『自分の価値観』も重要となると考えます。

当然ですが、自分が人生において何を重要視するかで左右されます。
詳しくは後述しますが、私の場合は『自由』が最優先だったため、より身軽な賃貸を選びました。

また、私の場合は『ゆるミニマリスト』のため、余計な負債は所有したくなかったのも大きいです。
『ゆるミニマリスト』については、別記事で詳しく書いています。
参考:【必要最低限のモノで暮らす】自由を手にする『ゆるミニマリスト』のすすめ

ここで、『親(他人)の価値観』や『古い常識』に流されていないか注意して欲しいと考えています。
「親に立派な家を買えと言われてきたから」「新築マイホームは男の夢」とかではなく、自分の頭で考えなければダメです。

世間体などを気にして、『自分の価値観』に忠実になれていない人が多いように思います。
本当は自由が欲しかったのに、新築マイホームを買ってしまい、一生身動きが取れなくなってしまっては残念すぎます。

充実した人生を送るためには、自分の人生において何が大切かをしっかり考え、それを貫く必要があります。

『生まれ育った地元』『家族親戚』などが最優先であれば、持ち家で一箇所に定住するのが最適解でしょう。

しかし、『自由』『挑戦』『変化』などが最優先であれば、持ち家が自分の価値観を妨げる要因となります。
私個人としては、将来的に持ち家が邪魔となるケースの方が圧倒的に多いと考えています。

また、ベストセラー『バビロンの大富豪』にも「良きところに住め」と記載があります。
これは、見栄とか常識とかではなく、『自分の価値観』に従うことが重要と記されています。
是非読んでみてください。

新築マイホーム信仰の闇

上記でも散々書いてきましたが、新築マイホーム信仰の闇について詳しく解説していきます。

新築マイホーム信仰は、日本国民に植え付けられた洗脳教育です。

戦後、日本政府は一貫して新築マイホームを景気刺激策として利用してきました。

住宅の建築が景気刺激に手っ取り早く効くからと、新築マイホームがバンバン建てられました。
「夢のマイホーム」などと煽り、優遇税制などの政策で新築マイホーム信仰を後押ししてきた背景があります。

実際、バブル崩壊前までは、住宅ローンを組んで家を買うことにそれなりのメリットがありました。
買った土地の値段が上がる可能性があり、一家の主人の終身雇用が約束され、昇進昇給を前提にローンの返済計画が立てられたためです。

そして、一家の主人はローンの返済のために尽くし、残業にも転勤にも対応する都合の良い社畜となり、源泉徴収により定年まで納税し続けて一生を全うするのでした。
まさに昭和までのステレオタイプな生き方です。この労働者たちが、日本の高度経済成長を支えました。

しかし、平成のバブル崩壊後はこの常識は通用しません。
終身雇用も崩壊し、大半の土地の価格は下落する一方です。
古い常識と考えなければなりません。

ところが、
不思議なことにこの新築マイホーム信仰は消え去っていません。

私が一時期住んでいた地方都市では新築マイホーム信仰がえげつなく、一種の宗教のように20代で35年ローンを組む事が常識とされていました。
実際にその若者たちに話を聞いてみると、空き家問題やローン問題について良く理解しておらず、大きな闇を知りました。

このように、新築マイホーム信仰が未だに残り続けている現状です。

この新築マイホーム信仰の大きな問題点は3つあります。
1つずつ説明していきます。

新築マイホーム、本当に必要ですか?

持ち家は負債である

いまだに、「持ち家は資産である」という幻想を抱く人が多いようです。
私の周りの新築マイホーム信仰の人も、そう言っていてビックリしました。

前述の通り、本記事では富豪のことは考えず、私たち凡人の話をしています。
新築マイホームを長期ローンで購入する場合、残念ながら持ち家は完全なる負債です。

余計な利子を払い続け、固定資産税もかかり続けます。
一括購入できない新築マイホームは、『お金を生み出す資産』ではなく、『お金を奪う負債』であることは明らかでしょう。

「貧しい人はモノを買う、中流は家を買う、金持ちは資産を買う」と言われています。
『家』と『資産』が分けて書かれていることからも、『家≠資産』ということが読み取れると思います。

上記は『金持ち父さん、貧乏父さん』でも書かれている有名な話です。
まだ読んでいない方は、是非読んでください。

また、新築マイホームを3000万円で買った場合、その瞬間に価値は2000万円に下がると言われています。
日本ではますます価値が下がり続けるため、リセールバリュー(一度購入したものを販売する際の、再販価値のこと)が非常に悪く、一度購入するだけで大きな損失が確定となります。

「賃貸派は家賃を払い続けた結果何も残らないが、持ち家派は家という資産が残る」
という持ち家派の常套句も、当然通用しません。

まず、「新築マイホームは大きな負債である」という自覚を持つことが大事です。
それでもなお、購入することで得られるメリットの方が大きく上回れば、検討する価値があるでしょう。

時代の変化に対応できないリスク

長期ローンを組む事は、時代の変化に対応できないリスクを背負うことになります。
35年もの長期間返済し続けなければならず、その間は労働および土地から逃げることができないことを意味します。

日本に住んでいる以上、災害リスクは否定できません。
自然災害により土地の資産価値が大きく低下してしまったり、家そのものが損壊してしまう可能性もあります。

また、変化の激しい時代なので、ライフスタイルも多様化し変化していきます。
当然、自分の価値観も変わってくるでしょう。

長期ローンを組み、新築マイホームを購入するにはリスクが大きすぎる時代です。
後悔しない可能性の方が少ないと思います。

すでに、新型コロナウイルスにより働き方も生き方も変わりつつあります。

リモートワークによって需要のある間取りも変化し、新たに小さな書斎が必要と思う人も増えたと思います。
また、リアル出社が減ったことにより、勤務地と家との距離に拘りがなくなったり、価格の安い地方都市への移住も可能になった人も多いでしょう。

上記理由により、数年前に新築マイホームを購入して後悔している人も多いと聞きます。

今後大きな変化が起こり、このようなギャップがますます大きくなっていくと予想しています。

空き家問題

すでに大量の家が余っているにも関わらず、新しく建てる人が後を絶たないため、空き家問題も深刻化するばかりです。

新築マイホームを購入した時は、「私たちが死んでも家は資産として残り、息子や娘に遺せる」と理想を膨らませていても、35年もすれば時代は大きく変化します。
相続人である子供たちの価値観も変わり、誰からも必要とされなくなるケースが目立ちます。

最も厄介なのは、その子供たちも新築マイホーム信仰に毒され、すでに持ち家を所有してしまっているケースでしょう。
しかも、空き家となった実家の徒歩圏内に新築マイホームを所有している人も居ます。これは流石に理解できません。

新築マイホームを建てる前に、まずは親戚で空き家が発生しないか考えるべきでしょう。
そして、中古物件のリフォームを優先した方が望ましいです。

空き家問題については、別記事で詳しく書いています。
参考:【空き家問題まとめ】2040年空き家率40%?持ち家は負債?

私が賃貸派である理由5つ

私は現在、圧倒的に賃貸派です。
※今後、変わる可能性あり

私が賃貸派である5つの理由を1つずつ解説していきます。

現状、私は圧倒的賃貸派

新築マイホームを一括購入できないため

一括購入できれば大いに検討しましたが、私には一括購入できる財力がないため、新築マイホームという選択肢は消え去りました。
また、中古物件でも非常に高いため、私の現在の資産を考慮し、持ち家を購入する価値はないと考えました。

私は社畜時代、会社の福利厚生である家賃補助を最大限活用して固定費を浮かせていました。
田舎で暮らしていたため、家賃+駐車場代で6万円かかり、会社補助5万円、自己負担1万円でした。

月1万円の家賃で暮らせていたため、私は完全に賃貸派となりました。
地方都市暮らしのすすめについては、別記事で書く予定です。
参考:【生活費削減】田舎暮らし(地方都市暮らし)のすすめ

このように、会社の福利厚生をフル活用すれば、賃貸の優位性はかなり高くなると考えています。

また、家賃は交渉可能です。
建物は古くなると家賃が下がり、空室リスクが一番困るためです。
私はまだ交渉したことはありませんが、このように家賃を下げる工夫もあります。

経済的にも断然、賃貸がおすすめです。

「自由」が第一優先であるため

私の価値観の最優先は『自由』です。
経済的自立と早期退職(FIRE)という目的もあります。

自由を求める私にとって、新築マイホームは場所も金も時間も奪う最大の負債であり、人生の選択肢を奪うだけのモノです。
マイホームを建てた土地から一生脱出できず、ローンを支払い続けるために労働から解放されないというのは、人生における膨大な選択肢を失うことを意味します。
人生の自由度が激減し、QOLが低下します。
FIREについては、別記事に詳しく記載しています。
参考:【新しい時代(人生100年時代)の生き方】経済的自立と早期退職、FIREという選択肢について(後編)

負債を作らないことが、自由を手にする第一歩です。

ローンは他人の利益のために生きているも同然で、自分のために生きていないと言えると考えています。
自分の人生を生きるためにも、私は負債なく賃貸で生きることを選択しています。

人生の選択肢を増やすため

冒頭にも書きましたが、時代は大きく変わっています。
その中で変化に対応するには、自分も変化していかなければなりません。

変化の激しい時代において、『柔軟かつ自由であること』が大きな鍵になると私は考えています。
人生の選択肢が多い方が、時代の大きな変化に柔軟に対応できるためです。

また、私は1つの土地に死ぬまで永住するのは窮屈に感じます。
多くの選択肢、多くのチャンスを失うことに繋がるからです。

このような激動の時代だからこそ、変化に柔軟に対応でき、多くの選択肢を持つ「賃貸」が望ましい手段であると考えています。

空き家を1つ所有しているため

私は空き家を1つ所有しています。

北関東の田舎にある空き家で、固定資産税も安い物件です。
この空き家は定住しているものではなく、別荘のように定期的に活用しています。

私にとって、所有する物件はこの空き家だけで十分です。現状、賃貸住宅に住み、たまに空き家に来るのがベストです。
管理すべきものは増やしたくないので、新築マイホームは建築する気は芽生えません。
新しく家を建てるくらいなら、ここをリフォームをした方が良いと考えています。

空き家の活用方法については、別記事で詳しくまとめています。
参考:【空き家問題まとめ】2040年空き家率40%?持ち家は負債?

一生定住したい場所にまだ巡り合っていないため

もし、私にも大好きな土地『一生定住したい場所』があれば、定住を検討すると思います。
私の価値観が『自由』よりも『一生定住したい場所』が優先される場合は最適解が変わってくるでしょう。

しかし、私は『一生定住したい場所』にまだ巡り合っていません。

私は旅が好きで、これまで日本中の良いところ巡りをしてきました。

大学卒業までに全都道府県踏破し、
ニートになってからの半年間、車で日本を二周(沖縄、離島を除く)しました。

流石に全市町村制覇はできていませんが、時間があったのでゆっくり移動し、かなり隅々まで回りました。

しかし、一度住んでみたい土地の候補はいくつかありますが、
ピンとくる場所はなく、『一生定住したい場所』は見つかっていません。

また、私はこの半年間、家を持たないホームレス生活をしていました。
現在も賃貸契約をしておらず、車中泊生活でも問題なく生きることができているため、
そもそも、「家自体が不要かもしれない」と考えはじめています。
詳しくは、別記事で書いていきたいと思います。
参考:【ホームレス生活】家を持たない生活をしてみた結果

まとめ:自分の価値観を大切に

以上、「持ち家派vs賃貸派」「新築マイホーム信仰の闇」についてでした。

まとめです。

・「持ち家派vs賃貸派」人によって最適解は異なる
 ①経済状況
 ②自分の価値観

・新築マイホーム信仰の闇
 ①持ち家は負債である
 ②時代の変化に対応できないリスク
 ③空き家問題

・私が賃貸派である理由5つ
 ①新築マイホームを一括購入できないため
 ②「自由」が第一優先であるため
 ③人生の選択肢を増やすため
 ④空き家を1つ所有しているため
 ⑤一生定住したい場所にまだ巡り合っていないため

かなり偏った「賃貸派」の意見を述べました。

一番重要なのは、
周りに流されず、『自分の価値観』に忠実になることです。

新築マイホームを購入し、後悔している人が多すぎるように思います。
インターネットで検索するだけで山ほど出てきますので、新築マイホームを建てる前に一度目を通していただきたいです。

「新築マイホーム信仰」は古い常識です。
ローン問題や空き家問題についても学び、後悔のない選択をして下さい。

また、本記事の私の意見にも流されないよう、注意して下さい。

自分の頭を使って考え、最適解を見つけて下さい。

山梨県南都留郡鳴沢村

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