記事では、「30代でサイドFIREを目指そうとした理由 3選」について書いていきます。
私は資産3000万円でサイドFIREを計画しています。
今回は、
私がフルFIREではなく、サイドFIREを目指そうとした理由を書きます。
キーワードは「若いうちに自由に生きる」です。
※超倹約家目線で、下記基準で書いていきます(独身向け)。
「フルFIREに必要な資産=5000万円」
「サイドFIREに必要な資産=資産3000万円」
〈この記事の対象者〉 ・FIREやサイドFIREに興味がある人 ・労働から解放されたい人 ・今より自由に生きたい人
〈注意点〉 著者の経験と考えを書いていきます。 下記の共通点が多いほど参考になると思いますが、 共通点が少ないほど参考にならないと思います。 〈著者の特徴〉 → 30代前半、独身、超倹約家、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ
本記事の構成は、下記目次の通りです。
サイドFIREを目指した理由 3選
早速本題に入ります。
①若くて健康な時に自由を手にするため
私は、かつて日本の常識であった『定年退職』を、幼少期から懐疑的な目で見ていました。
小学生の時、『理想的な一生』についての教育を受けた際、『定年退職』についての常識も押し付けられました。
「ヨボヨボのおじいちゃんになってから自由な時間を手にして、何が楽しいの!?」
と思い、
その「理想とされている一生」と「自分の未来」に絶望しました。
「自由は、若い健康な時に手にしなければ本当の自由と呼べない」
と思ったからです。
私は、一緒に住む祖母が悠々自適な老後生活を送っているのを近くで見ていました。
しかし、その一方で、祖父は定年後すぐに亡くなっており、
老後の自由を果たすことが出来ませんでした。
男性の方が平均寿命が短いことも学び、
私の祖父母がその象徴に見え、男に生まれたことを本気で悔やんだことを覚えています。
また、私の父は60歳での退職を選択しました。
(65歳での退職が一般的な企業)
「出来るだけ元気なうちに、やりたかったことを全てやりたい」と言っており、
「出来るだけ早く退職したい」という考えに共感しました。
その言葉通り、
父は退職後の60代前半でやりたいことを詰め込み、楽しんでいました。
電気ガス水道のない空き家を大規模なリフォームをしながら仙人生活をしたり、
頻繁に南の島に旅に出たり、
彼女を作ったり(母が亡くなっているためセーフです)、
とても楽しそうな60代前半を過ごしていました。
しかし、60代後半になって病気になり、一気に元気がなくなってしまいました。
決して60代前半で無理をしたとか、バテたというわけではありません。
もしも父が65歳での退職を選択していれば、
大きな後悔を生んだことでしょう。
そんな父の姿を見て、
60代は十分に高齢であることを痛感しました。
そして、
私の中の「若くて健康な時に自由を手にしたい」という気持ちはますます強固なものとなりました。
「脳も体も精神も、全てが若く健康であるうちに自由を手にしたい」
という価値観は、私の中では揺るがないものとなっています。
よって、
40代前半で資産5000万円を用意してフルFIREするよりも、
30代前半で資産3000万円を用意してサイドFIREする方がより自由だと考えています。
②不向きな社畜から卒業するため
私は20代後半の5年間を猛烈サラリーマン(いわゆる社畜)で生き抜き、
出世を目指し、ずっと給与所得主体の生活を送っていました。
しかし、
土日休みの時は金曜日の夜が待ち遠しく、日曜日の夜は憂鬱な生活でした。
つまり、
それは私にとって仕事は苦痛なもので、ワープしたくなるような時間でした。
私には給与所得主体の社畜生活は向いていませんでした。
若干、社会不適合者でした。
長い長い『人生100年時代』において、嫌な労働に支配される懲役刑は耐えがたいものです。
ワープしたくなるような、苦しい時間は人生から排除したいと考えました。
自由がなく、我慢し続けるような人生はごめんです。
は社畜から解放され、
『自分の時間』を取り戻すため、サイドFIREという選択肢を選びました。
サイドFIREの達成条件は下記の通りです。
サイドFIRE達成条件 = 『不労所得+α>生活費』
1年にかかる生活費を、
不労所得(資産運用など)と少しの労働で賄うことができれば達成です。
※↓具体的なサイドFIRE達成戦略について、詳しくは過去記事に書いています。

資産3000万円を作れば、
嫌いな仕事による労働時間を大幅に減らし、
『自分の時間』と自由を手にして自分の好きな仕事をすることが可能となります。
社会不適合者である私にとって、
こんなに魅力的な選択肢は他にないと考えました。

③フルFIREの通過点として、ちょうど良い目標となるため
私は30代前半で3000万円の資産を作り、
サイドFIREを目指すこととしました。
しかし、フルFIREを諦めたわけではありません。
諦めたどころか、
サイドFIREを目指すことによってFIREが近づくと考えています。
20代のうちからフルFIRE(資産5000万円〜)という大きな目標を立てると、
計画倒れになる可能性が高いと考えました。
15年以上の長期スパンの人生設計を立てることとなるので、結婚などの大きなイベントも組み込まなければならなくなります。
正直、その途方のなさに嫌気が差してしまいました。
これではモチベーションを維持するのが難しいと思いました。
そこで、サイドFIREがちょうど良い通過点になると考えました。
30代前半で達成できることを考えると、結婚などの大きなイベントも一旦無視することが出来ます。
フルFIRE(資産5000万円〜)が人生のラスボスだとしたら、
サイドFIRE(資産3000万円)は中ボスです。
頑張れば10年以内で達成可能な難易度なので、実にちょうど良い目標です。
そして、
その中ボスを倒せば大きな経験値を得ることが出来ます。
〈サイドFIREを達成することで得られる経験値〉
・貯める力(節約、倹約など)
・稼ぐ力(本業、副業など)
・増やす力(資産運用など)
・守る力(詐欺対策、税金対策など)
・使う力(賢い浪費など)
中ボスを倒した後、
過去の経験を生かしながら楽しくラスボスへの道を突き進むことが出来るでしょう!
30代の生き方(起業、結婚など)はサイドFIRE達成後にゆっくり考える予定ですが、
フルFIREの選択肢もしっかり残しています。
まとめ:サイドFIRE=若いうちに自由に生きる
以上、「30代でサイドFIREを目指そうとした理由 3選」についてでした。
まとめです。
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サイドFIREを目指した理由 3選
①若くて健康な時に自由を手にするため
→年老いてからの自由は、本当の意味で自由ではない
②不向きな社畜から卒業するため
→自由がなく、我慢し続けるような人生は耐えられない
③フルFIREの通過点として、ちょうど良い目標となるため
→サイドFIRE(資産3000万円)という中ボスを倒せば、大きな経験値が得られる
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これから「人生100年時代」に移っていきます。
そんな長い長い人生において、
「若いうちに自由に生きる」サイドFIREという選択肢は残しておかなければ本当に勿体無いと考えています。
高校生や大学生など、出来るだけ若いうちに知って欲しいです。
もし成人していても、気づいた時が一番若いので、今日から行動あるのみです。
ただし、自分の価値観を大事にしてください。
私にとって、
「若いうちに自由に生きる」ということが最優先であり、
20代での結婚願望は強くなく、質素倹約が趣味だったため、30代前半でのサイドFIREを選択しました。
しかし、
「質素倹約=苦痛」という価値観の人(浪費家の人)の場合、
この生活は非常に難しいと思います。
過去記事でも書いていますが、
とにかく、まずは自分の価値観を知ることが大切です。

もしサイドFIREを目指す場合は、
上記のように「目指す理由」を明確にすることをおすすめします。
モチベーションが続き、成功しやすくなると思います。
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