今回は、「ウイルス性イボ(尋常性疣贅)」の治療経験について書きます。
私は一時期、手足にイボが大量発生して本気で悩みました。
しかし、社畜時代だったため病院に行く暇もなく(言い訳)、しばらく放置していました。
放置により悪化の一途を辿っていた中、「このままでは全身イボだらけになってしまう」という恐怖に駆られ、ひとまずセルフメディケーション(自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること)で治療を開始しました。
私は薬剤師ですが、コネを使って何か特別なモノを使ったりしたわけではありません。
市販のはとむぎ(ヨクイニン)だけを使いました。
正直そこまでの効果は期待していませんでしたが、約4ヶ月で完治させることに成功しました。
本記事では、市販のはとむぎ(ヨクイニン)でウイルス性イボ(尋常性疣贅)を完治させた話について、実際の写真も引用して詳しくつづります。
・ウイルス性イボ(尋常性疣贅)が増えて困っている方
・病院に行く時間がない方
・痛みを伴う治療(液体窒素凍結療法)を受けたくない方
本記事を1意見として参考にしていただけると幸いです。
※下記注意事項を必ずお読みください。
〈注意事項〉
・ウイルス性イボ(尋常性疣贅)の典型例は見た目でほぼ判別可能と言われておりますが、正確な診断は医師が行うものです。
・わからないときは自己判断をせず、病院の医師や薬局の薬剤師など専門家の指導を受けながら行ってください。
・あくまで症例数1の実例です。本記事の内容は、効果を保証するものではありません。
・実際のウイルス性イボ(尋常性疣贅)の写真を掲載します。閲覧注意です。
本記事の構成は、下記目次の通りです。
はじめに:ウイルス性イボ(尋常性疣贅)とは
まずはじめに、ウイルス性イボ(尋常性疣贅)とは何か、解説します。
概要
原因はヒトパピローマウイルス(HPV)と呼ばれるウイルス(主にHPV2型)で、皮膚の小さなキズから感染し、3~6か月を経て、いぼをつくります。
子どもに多くみられ、最も多くみられるのは手や足の指で、通常は数mm~1cm程度の小さな皮膚の盛り上がりができます。
うおの目やタコに似ていますが、通常は痛みなどの自覚症状はほとんどありません。
1つだけポツンとできることもありますが、多発することもあり、集まって融合し、面に広がることもあります。
実際の写真を見ていただいたほうが早いので、私の症状を載せます。
※以下、閲覧注意。
上記は両方足の裏ですが、足の裏にできるいぼ(足底疣贅:そくていゆうぜい)はあまり盛り上がらず、ざらざらして硬くなることがあります。
放置すると時に多発して、治るまでに時間がかかってしまうことがあると言われています。
足の裏にできたいぼはうおの目と似ており、誤った判断で市販薬を用いると、時に悪化することがあります。
判断が難しい場合は早めに皮膚科へ行きましょう。
また、自分で削ったり、爪切りで切ったりすることで悪化・転移することもあるので注意してください。
いぼを触った手で別の部位(特に皮膚が荒れていたり、キズがある部位)を触ったりすることで広がるため、むやみに触らないようにしましょう。
なお、ウイルスによるものなので、免疫力が関係してきます。
免疫がつくことにより自然治癒することもありますが、治りづらい場合は治療する必要があります。
なお、他者への感染力は強くないため、プールやお風呂などを控える必要はありません。
主な治療方法 3つ
下記画像の通り、治療方法はたくさんありますが、推奨度の高いものを3つ抜粋します。
物理的治療法:液体窒素凍結療法
尋常性疣贅診療ガイドライン 2019(第1版)によると
現在、治療の第1選択として最も頻用されている治療法は「液体窒素凍結療法」です。
その名の通り、液体窒素を用いてイボを凍結壊死に至らせる方法で、多少の痛みを伴うと言われています。
保険適用にもなっており、最もメジャーな治療方法となっています。
化学的治療法:サリチル酸外用
「液体窒素凍結療法」の次に「サリチル酸外用(商品名:スピール膏 など)」が挙げられます。
サリチル酸外用の作用機序として、角層の剝離に加え、疣贅に対する免疫を上げる効果もあるとされています。
疣贅表面角質除去に対して50% サリチル酸絆創膏が保険適用となっています。
副作用については化学熱傷などの報告があり、周囲の皮膚に対する刺激も生じることから、イボのサイズに合わせて貼り付けることが必要となります。
免疫学的治療法:ヨクイニンエキス内服
飲み薬として「ヨクイニンエキス内服」も治療法の1つです。
ヨクイニンはハトムギの種皮を除いた成熟種子を乾燥した生薬で、優れた利尿作用によるデトックス効果や、新陳代謝を促進して肌免疫力を活性化すると考えられており、保険適用となっています。
ある調査によると、627例中236例(37.6%)で疣贅消失、511例(81.5%)で改善以上の結果を得ていると報告されています。
私は、このヨクイニンエキス内服を用いたセルフメディケーションを選択しました。
激務により免疫力が低下していることも考え、効果を期待しました。
セルフメディケーションとは
セルフメディケーションとは、自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすることを指します。
セルフメディケーション税制など、最近よく耳にするようになっていませんか?
このセルフメディケーションを国民一人ひとりが実施すると国民医療費の削減効果が大きいことから、政府もさまざまな施策でセルフメディケーションの推進を行っています。
自分自身の健康に責任を持ち、健康を意識することによって、国民医療費の約3分の1を占める生活習慣病の予防につながることが期待されています。
※セルフメディケーションによる医療費削減効果は数兆円にものぼると言われています。
軽度な身体の不調を手当するためには、市販薬を使用したり、症状の改善が思わしくない場合には医療機関等を受診したり、適宜判断することが大切です。
セルフメディケーションは、自ら取り組むものですが、薬剤師もそのサポートをします。
わからないときは自己判断をせず、病院の医師や薬局の薬剤師など専門家の指導を受けながら行ってください。
私は薬剤師ですが、安易に病院に行くことはせず、軽微な症状はセルフメディケーションで対応しています。
風邪程度では絶対に病院に行かず、辛い症状がある時のみ市販の漢方薬を飲んでいます。
※私の風邪には麦門冬湯が一番よく効く。
今回のウイルス性イボ(尋常性疣贅)においても、セルフメディケーションで対応することとしました。
ウイルス性イボ(尋常性疣贅)治療記(4ヶ月間)
私のセルフメディケーションによるウイルス性イボ(尋常性疣贅)治療について、詳しく記載していきます。
※画像閲覧注意!
治療開始前まで
治療開始したのは29歳の頃でしたが、22歳頃から手足にイボがあったことを記憶しています。
正直、痛くも痒くもないため、あまり興味関心がありませんでした。
見栄えが悪く気になるので、定期的に硬くなった部分を爪切りなどで削ったりしてしまい、
長い年月をかけて徐々に大きくなり、徐々に増殖していきました。
私の推測ですが、社畜生活による激務で免疫力が落ちたのも増殖の原因の1つであったと考えています。
治療のきっかけとなったのは、
温泉に入り、温泉上がりに足の裏を見た時でした。
下記の2019年9月18日の写真の通り、特に足の裏がひどい状況になっていることに気づき、「このままでは全身イボだらけになってしまう」という恐怖に駆られました。
温泉(長湯)上がりでイボがふやけていたため、余計に目立って見えたのです。
すぐにAmazonでDHCのはとむぎエキス(ヨクイニンエキス)を購入し、飲み始めることとしました。
治療として、これを1日1粒、欠かさず飲み続けました。
以下、写真を用いて変化の状況を解説します。
※閲覧注意
治療開始時:2019年9月18日
1:右手人差し指から小指まで、爪周辺にいびつな形のイボがあり、皮膚が硬くなっている
2:左掌の中指の付け根にイボがいくつも連なっている
3:左手人差し指の爪周辺にもイボあり、皮膚が硬くなっている
4:左手親指の爪周辺にも小さなイボあり
5:右足裏の小指の付け根にイボあり
6:右足裏の薬指の付け根にイボあり
7:右足裏の親指の付け根にイボあり
8:右足裏の土踏まず下方にイボあり
9:左足裏の上方に多数のイボあり
10:左足裏の土踏まず上方にイボがいくつも連なっている
11:左足裏の下方にイボあり
12:左足裏のかかと付近にイボあり
経過1:2019年10月16日(約1ヶ月)
1:特に人差し指のイボが酷がったが、かなり改善している
2:イボがいくつも連なっていて気持ち悪かったが、かなり改善している
3:かなり改善している
4:ほとんど消失している
5:かなり改善している
6:かなり改善している
7:大きいままだが、改善が見られる
8:大きいままだが、改善が見られる
9:いまだ多数のイボがあるが、改善が見られる
10:イボがいくつも連なっていて気持ち悪かったが、かなり改善している
11:大きいままだが、改善が見られる
12:大きいままだが、改善が見られる
13:左足小指に大きなイボあり ※写真追加分
14:左足薬指にイボがいくつも連なっている ※写真追加分
経過2:2019年11月17日(約2ヶ月)
1:かなり綺麗になっており、ほぼ完治した
2:かなり綺麗になっており、ほぼ完治した
3:かなり綺麗になっており、ほぼ完治した
4:かなり綺麗になっており、ほぼ完治した
5:かなり改善し、少しだけ跡が残っている状況
6:かなり綺麗になっており、ほぼ完治した
7:かなり改善し、少しだけ跡が残っている状況
8:かなり改善し、少しだけ跡が残っている状況
9:イボの数が減り、かなり改善が見られる
10:かなり綺麗になっており、ほぼ完治した
11:大きいままだが、かなり改善が見られる
12:大きいままだが、かなり改善が見られる
13:大きいままだが、かなり改善が見られる
14:盛り上がりがなくなり、かなり改善が見られる
経過3:2019年12月29日(約3ヶ月)
1:すでに完治
2:すでに完治
3:すでに完治
4:すでに完治
5:かなり綺麗になっており、ほぼ完治した
6:すでに完治
7:かなり改善し、少しだけ跡が残っている状況
8:かなり綺麗になっており、ほぼ完治した
9:かなり綺麗になっており、ほぼ完治した
10:すでに完治
11:かなり綺麗になっており、ほぼ完治した
12:かなり綺麗になっており、ほぼ完治した
13:大きいままだが、かなり改善が見られる
14:かなり綺麗になっており、ほぼ完治した
経過4:2020年1月19日(約4ヶ月)
1:すでに完治
2:すでに完治
3:すでに完治
4:すでに完治
5:すでに完治
6:すでに完治
7:かなり改善し、少しだけ跡が残っている状況
8:すでに完治
9:すでに完治
10:すでに完治
11:すでに完治
12:すでに完治
13:かなり改善し、少しだけ跡が残っている状況
14:すでに完治
約4ヶ月間における変化
こうしてみると、イボの消失が明らかです。
かかった費用:2,132円
当時は30日分で533円だったので、4ヶ月分で2,132円でした。
※約4ヶ月でほぼ完治しましたが、6ヶ月分購入したため、この先2ヶ月間服用し続けました。
2021年6月22日現在、30日分431円で販売されているので、もっと安価に治療することができます。
私個人の感想ですが、2,132円でイボも悩みも消失し、とても良い結果が得られました。
まとめ:ウイルス性イボ(尋常性疣贅)はセルフメディケーションも手段の1つ
これまで、「ウイルス性イボ(尋常性疣贅)」の治療経験について書いてきました。
まとめです。
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・はじめに:ウイルス性イボ(尋常性疣贅)とは
①概要
→ウイルスによるもので、免疫が関係している。自然治癒することもあるが、治療が必要となることもある。
②主な治療方法 3つ
1.物理的治療法:液体窒素凍結療法
2.化学的治療法:サリチル酸外用
3.免疫学的治療法:ヨクイニンエキス内服
・セルフメディケーションとは
→自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること
・ウイルス性イボ(尋常性疣贅)治療記(4ヶ月間)
①治療開始前まで
②治療開始時:2019年9月18日
③経過1:2019年10月16日(約1ヶ月)
④経過2:2019年11月17日(約2ヶ月)
⑤経過3:2019年12月29日(約3ヶ月)
⑥経過4:2020年1月19日(約4ヶ月)
⑦約4ヶ月間における変化
⑧かかった費用:2,132円
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私はDHCのはとむぎエキス(ヨクイニンエキス)を約4ヶ月間服用し、ほぼ完治させることができました。
安くておすすめです。
しかし、あくまで症例数1の実例です。
本記事の内容は、効果を保証するものではありません。
・ウイルス性イボ(尋常性疣贅)が増えて困っている方
・病院に行く時間がない方
・痛みを伴う治療(液体窒素凍結療法)を受けたくない方
セルフメディケーションも手段の1つなので、参考にしていただければ幸いです。
セルフメディケーションを国民一人ひとりが実施すると国民医療費の削減効果が大きく、重要な取り組みとなります。
自分の身を守るためにも、自分の健康をしっかり意識していきましょう。
なお、完治から約1年半ほど経っていますが、私の右手は下記のような状況です。
悲しいことに、中指の先に再発が見られます。
半年ほど前にでき始め、徐々に大きくなってきてしまいました。
またはとむぎエキス(ヨクイニンエキス)を注文し、治療を再開することを検討中です。
その時は、また書きたいと思います。
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