※2024.11.27追記
楽天ペイやファミペイでも請求書払いが可能となり、
構図が大きく変わりました。
リクルートカードの電子マネーチャージご利用分のポイント還元率の改悪(1.2%→0.75%)もあり、
現在は楽天ペイやファミペイで税金を支払うことをお勧めしています。
目まぐるしく変わっていくので、
今後も還元率の変更等チェックしていきましょう。
最新記事はこちら
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今回は、「nanacoのApple Pay対応」について、メリット・デメリットを中心に書いていきたいと思います。
※主に税金の支払い手段としての視点から書きます。
2021年10月21日より、nanacoのApple Pay対応が始まりました。
これにより、税金や国民年金保険料の支払いにおいても最大1.2%のポイント還元が受けられるようになりました。
これまでは通常0.5%だったので、2倍以上になります。
以前、【税金の賢い支払い方法】自動車税はPayPayやnanacoで支払うという記事で、
「税金や国民年金保険料の支払いの際は、nanacoよりもPayPayの方がおすすめ」と書きました。
しかし、今回のnanacoのApple Pay対応開始により、
nanaco(リクルートカード経由)がかなり有力な選択肢となりました。
PayPayにしても、nanacoにしても、税金や国民年金保険料の支払いにおいて『手数料がかからずポイント還元が受けられること(※条件あり)』が大きなメリットです。
住民税、自動車税などの税金や、国民年金保険料、公共料金の支払いは賢く行いましょう。
・税金や国民年金保険料を賢く支払いたい人
・虹色のnanacoカード(プラスチック製)を持っている人
・PayPayステップ(還元率1.5%獲得)を頑張るのが疲れた人
必見です。
本記事の構成は、下記目次の通りです。
はじめに:nanacoのApple Pay対応とは?
2021年10月21日より、nanacoのApple Pay対応が始まりました。
nanacoのHPより、抜粋して引用します。
・とてもかんたんに取り込み
→虹色デザインのnanacoカードならiPhoneやApple Watchへかんたんに取り込める
・初めてでも、すぐにつくれる
→nanacoをはじめるなら、発行手数料がかからないアプリがおすすめ
・いつでもどこでもチャージ
→JCB、Mastercard、アメリカン・エキスプレスのクレジットカードで、いつでもチャージ可能
ということで、
これまで非対応だったiPhoneで nanacoが使えるようになりました。
Apple Payでチャージができるようになったことは、とても大きな変化です。
私はnanacoヘビーユーザーではありませんが、
税金の支払い手段の1つとして重宝していたため、
とてもありがたいことでした。
nanacoカード(プラスチック製)からiPhoneアプリへの切り替えが必要となりますが、10分以内で終わりました。
手順については、Apple Payのnanacoのはじめ方をご確認ください。
主に税金や国民年金保険料の支払い手段としての、Apple Pay対応のメリット・デメリットについて解説していきます。
Apple Pay対応によるメリット 4つ
メリットの方が大きいです。
還元率が0.5%から最大1.2%に上がる
nanacoで税金や国民年金保険料を納める最大のメリットは、ポイントが付くところです。
※税金の支払いは収納代行にあたるため、納税においてポイントは付与されません。nanacoへチャージする際のポイント還元を受けることが出来ます。
これまでの「クレジットチャージ」ではセブンカードプラスで0.5%でしたが、
Apple Pay対応により、登録したクレジットカードの還元率に準じるようになります。
2021.11.1追記
nanacoへのチャージはポイント贈呈対象外となっているカードが多いので注意してください!
楽天カード、dカード、JCBカード、三井住友カード、三菱UFJカード、Yahooカードなどはポイント贈呈対象外のようです。
必ず、ポイント贈呈対象であるか確認の上チャージするようにしましょう。
参考:【楽天カードの注意点】nanacoやSuica等へのチャージはポイント贈呈対象外【ゆるいポイ活】
最大はリクルートカードの1.2%です。
リクルートカードを使えば、これまでの0.5%から1.2%に上がります。
かなり有力な選択肢となります。
なお、リクルートカードを発行する場合、ポイントインカム経由がお勧めです。
普通車の自動車税34,500円をnanacoで支払う場合、
これまで0.5%の還元率で172ポイントもらっていたところ、1.2%の還元率で360ポイントもらうことができるようになります(1ヶ月のポイント贈呈対象が3万円までのため)。
小さな額ですが、嬉しいです。
住民税、自動車税などの税金や、国民年金保険料、公共料金の支払いを現金で行うのはもったいないです。
nanaco(特にリクルートカード)やPayPayでの支払いがおすすめです。
クレジットカードの選択肢が増える
これまで、クレジットカードでnanacoにチャージする場合、「クレジットチャージ」で設定したクレジットカードのみが有効でした。
2020年3月12日以降、「クレジットチャージ」に設定できるのはセブンカードのみとなり、非常に不便な状況が続いていました。
※2020年3月11日以前に設定したクレジットカードは引き続き使用可能。
それが、JCB・MasterCard・American Expressであればどのクレジットカードからもチャージできるようになったのです。
nanacoへのチャージがポイント贈呈対象外でないか確認が必要ですが、
税金や国民年金保険料の支払いで獲得するポイントの選択肢が増えたところも、大きなメリットになります。
ポイントをまとめることで、失効ポイントのリスクも減るでしょう。
荷物が減る
これまで nanacoはiPhone非対応だったため、
私はiPhoneの手帳カバーの中にnanacoカード(プラスチック製)を入れて持ち歩いていました。
私はnanacoのヘビーユーザーでないので正直持ち歩く必要はありませんでしたが、
iPhoneの手帳カバーの貴重な1席を埋め続けていました。
なお、iPhoneアプリへの切り替えによりnanaco番号も変更となり、nanacoカード(プラスチック製)は廃棄となります。
これでiPhoneの手帳カバーの貴重な1席が空いたため、マネークリップから1枚持ってこようと思います。
このように徐々に物理的なカードが不要となっていけば、マネークリップが不要となる日も近いかもしれません。
キャンペーンの実施
このような新しいサービスが始まる時、見逃してはいけないのはキャンペーンです。
現在、小さなものですがキャンペーン第一弾が実施されています。
セブン‐イレブンアプリ、イトーヨーカドーアプリ、デニーズアプリのうち、いずれか1つのアプリに Apple Payの nanacoを登録するだけで100ポイント獲得です。
私はセブン‐イレブンアプリで登録を済ませましたが、一瞬で終わりました。
密かに、第二弾にも期待しています。
2021.11.1追記
キャンペーン第二弾が始まりました。
2021年11月1日(月)~2021年11月30日(火)の期間限定で、500ポイント獲得できるキャンペーンです。
5,000円なので、税金や国民年金保険料の支払いを行えば一発でクリアです。
私も早速実施完了しました。
Apple Pay対応によるデメリット 2つ
デメリットは全て小さなものですが、事前に確認しておきましょう。
連携サービスの再設定が必要
nanacoカード(プラスチック製)からiPhoneアプリへの切り替えることで、nanaco番号が変わります。
そのため、連携サービスの再設定が必要となります。
詳しくはnanacoのHPをご確認ください。
特に注意が必要なのは、「クレジットチャージ」です。
再設定できるカードはセブンカードに限られるため、
もし2020年3月11日以前に設定したクレジットカードをどうしても使い続けたい場合は要注意です。
JCB、Mastercard、アメリカン・エキスプレスのクレジットカードであれば、
Apple Payでチャージ可能なので問題ない話です。
VISAの人だけ気をつけましょう。
VISAが対象外
現在、対象がJCB、Mastercard、アメリカン・エキスプレスであり、
VISAは対象外です。
もしもお気に入りのクレジットカードがVISAである場合、ちょっとムカつきそうです。
楽天カードであれば2枚目作成が簡単で、かつ今なら2000ポイント(2021年11月1日朝まで)もらえるのでラッキーです。
VISAの人は、JCBやマスターカードを作成すると便利です。
※残念ながら、楽天カードの場合、nanacoのチャージではポイントがつきません。
nanaco vs PayPay(税金支払い時)
今回のnanacoのApple Pay対応により、
税金支払いの優先順位が①nanaco>②PayPayに逆転する人も多いと思います。
還元率は人による
リクルートカードユーザーの場合、 nanacoの還元率が1.2%に上がり、優先順位が上がります。
nanacoの最大値はリクルートカードの1.2%(1ヶ月のポイント贈呈対象は3万円まで)、
PayPayの最大値は1.5%です(下記条件あり)。
PayPayはベースが還元率0.5%
↓
1ヶ月で下記2点を達成すれば還元率1.0%
①300円以上の支払いを30回
②5万円支払い
↓
さらに、
下記3点を達成すれば還元率1.5%
①対象サービスを3つ利用
(Yahooショッピング/ヤフオク/Yahoo!トラベル/ebookjapan/LOHACO)
②Yahoo!プレミアム会員(税込508円/月)
③Yahoo!アカウントと連携
倹約家にとって、PayPayの還元率アップはありえない散財行為です。
これぞ、「目先のポイント還元率に惑わされ、無駄な出費が増える」の典型例です。
私は今月、
300円以上の支払いは0回、支払い金額は213円らしいので、論外です。
多くの労力とお金を費やして、還元率1.0%や1.5%を目指すのはおすすめしません。
そういった意味でも、nanacoのApple Pay対応により、
nanacoの還元率が0.5%から最大1.2%に上がったことは非常に大きいです。
税金などの大きな支払いのために、無理してPayPayの還元率アップを維持している人がいれば、今回が卒業のチャンスかもしれません。
還元率は1%で十分です。
税金の支払いなのでこれまでは貰えるだけで満足していましたが、最大1.2%になるのはとても嬉しいことです。
利便性はPayPayの圧勝
相変わらず、PayPay支払いの利便性は最強です。
税金の納付書をスキャンして、終わりです。
外出する必要がありません。
nanacoの場合はセブンイレブンでの支払いになるため、コンビニの店舗に足を運ぶ必要があります。
私は苦ではありませんが、利便性が最優先の人は、PayPayの優先度が高くなると思います。
リクルートカード(還元率1.2%)の発行は検討の余地あり
これを機に還元率1.2%のリクルートカードを発行するのもアリです。
会社を辞めてから税金や国民年金保険料の支払いが急に増えたこともあり、私も発行しました。
なお、リクルートカードを発行する場合、ポイントインカム経由がお得です。
まとめ:税金のnanaco支払いはメリットが多いが注意が必要!
以上、「nanacoのApple Pay対応」について、
主に税金の支払い手段としてのメリット&デメリットを書いてきました。
まとめです。
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はじめに:nanacoのApple Pay対応とは?
→これまでnanacoはiPhone非対応だったが、 Apple Payチャージが可能に
Apple Pay対応によるメリット 4つ
①還元率が0.5%から最大1.2%に上がる
→最大はリクルートカードの1.2%(1ヶ月の上限あり)
②クレジットカードの選択肢が増える
→税金の支払いで獲得するポイントの選択肢が増える
③荷物が減る
→nanacoカード(プラスチック製)は廃棄!
④キャンペーンの実施
→早速、100ポイント獲得のキャンペーン実施中
Apple Pay対応によるデメリット 2つ
①連携サービスの再設定が必要
→クレジットチャージの再設定などが必要
②VISAが対象外
→対象はJCB、Mastercard、アメリカン・エキスプレスなので注意
nanaco vs PayPay(税金支払い時)
①還元率は人による
→PayPayの最大値は1.5%だが、コスパが悪いので注意!
②利便性はPayPayの圧勝
→nanacoの場合はセブンイレブンに行く必要があり、少し面倒
リクルートカード(還元率1.2%)の発行も検討の余地あり
→1ヶ月のポイント贈呈対象は3万円までなので注意
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これまで述べてきた通り、デメリットよりもメリットの方が大きいです。
多くの人にとって、税金のnanaco支払い(特にリクルートカード)は超お得な手段となります。
PayPayとの比較も書きましたが、
やはりPayPay還元率1.5%の達成条件は厳しく、労力とお金がかかります。
nanacoのApple Pay対応により、最大1.2%の還元が受けられるようになるのはとてもありがたいです。
今後も、便利でお得なサービスには注目していきたいと思います。
※その他のポイ活についてはこちら → ゆるいポイ活シリーズ
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