【FIREは引退?】FIREをバカンスとして楽しむ方法【サイドFIREの葛藤】

②貧乏ごっこ

今回は、
「サイドFIREの葛藤:引退ではなくバカンスとして楽しむ方法」についてまとめていきます。

私は30代前半で4,000万円の資産を作り、
サイドFIREのような生活をしています。

サイドFIRE生活の中では、
様々な悩みや葛藤があります。

悩みや葛藤は割とネガティブなものですが、
私なりにそれらをポジティブに転換しています。

・「引退」の持つネガティブな側面に悩まされている人
・これからサイドFIREやFIREを目指す人

必見です。

サイドFIREへ向けた予習として参考にしたり、
共感していただけると嬉しいです。

〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人

〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。

〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ

本記事の構成は、下記の通りです。

FIREは「引退」?そもそも「引退」とは何か?

結局のところ、
FIREとはその名の通り

「早くやってくる引退」のことです。
※「Financial Independence Retire Early(経済的自立と早期退職)」

この「引退」をどう捉えるか。

ポジティブにもネガティブにも転じるため、
かなり難しい問題だと考えています。

私も、
ネガティブに捉えがちで葛藤しました。

また、
FIREから滲み出る「老後感」に関する葛藤については、
過去の記事で詳しく記載しています。

まずはこの「引退」について、
深く考えていきたいと思います。

私は、
古い時代のそれと、

新しい時代のそれとでは、
大きく異なってきていると考えています。

古い時代の「引退」

古い時代の、
昭和から平成初期にかけての「引退」とは、
綺麗な「3ステージモデル」の終着地点でした。

古い時代の「引退」は、
「悠々自適な老後生活」を迎えることを意味しました。

昔の王道パターン「教育→労働→引退」の、
「3ステージモデル」です。

【3ステージモデル】

0歳〜22歳:教育

22歳〜65歳:労働

65歳〜:引退

この「3ステージモデル」は、
約40年にも渡る「労働」「雇用」ありきのモデルです。

つまり、
「年功序列」や「終身雇用」といった、
「古い常識」ありきのモデルということになります。

新しい時代の「引退」

新しい時代の、
令和以降の「引退」とは、
カオスなものとなります。

「年功序列」や「終身雇用」といった、
「古い常識」は崩壊しつつあります。

完全に崩壊した後に訪れるのは、
「圧倒的格差社会」だと考えています。

世の中の大半の人は、
今後の社会保障制度を維持するための「犠牲」になります。

お国の偉い人から「定年退職は80歳」と言われ、
言われるがまま約60年間も労働せざるを得なくなります。

十分な貯蓄がなく、
「仕事を辞める」という選択肢を持つことができない場合、
労働から抜け出せないラットレースにハマり続ける地獄です。

一方、
「仕事を辞める」という選択肢を持つことができる少数の人たちは、
いつでも「引退」を選ぶことができます。

「3ステージモデル」をガン無視し、
「教育→労働→引退(休職)→労働→教育→労働→起業→引退」といった具合に、
流動的な生き方ができるのです。

私自身も、
30代前半ですでにこの「マルチステージモデル」を導入しています。

【私のマルチステージモデル】

0歳〜24歳:教育

24歳〜30歳:労働

30歳〜32歳:ニート

32歳〜34歳:労働

34歳〜:サイドFIRE

そして、
「自由な時間」で楽しく生きています。

まるで、
FIREを「バカンス」「休憩」のように使うようなイメージです。

「引退」から 「バカンス」「休憩」に変換するだけで、
急にポジティブに転換します。

私が30歳時点でニートを選択できたのは、
社畜時代(第一次労働期間)で2,000万円の資産を作ったからです。

お金に余裕がなければ、
この選択は出来ませんでした。

「人生の選択肢」を増やすためにも、
お金は重要です。

負債を持ったり、
倹約できずに浪費してしまえば、
労働から抜け出すことが出来ず、
「人生の選択肢」はどんどん失われることでしょう。

ということで、
新しい時代の「引退」とは、
マルチステージモデルにおける「バカンス」「休憩」といったニュアンスで捉えるのが望ましいと考えています。

古い時代の「悠々自適な老後生活」とは違い、
人生の途中に入れ込むイメージです。

「引退」ではなく「バカンス」「休憩」として楽しむ方法

「マルチステージモデル」を導入し、
FIREを「バカンス」「休憩」として取り入れるにはどうしたらいいか?

週休2日の拡大解釈のように、
「5年働いて2年休む」のような働き方や、
「毎年7月から9月はバカンス」など、
様々な「バカンス」「休憩」の形があると思います。

それぞれが理想とする「バカンス」「休憩」の形を、
臨機応変に繰り出すことができればそれが一番幸せです。

当然の話ですが、
そんな夢のような生活は、
簡単に手に入るものではありません。

FIREを「バカンス」「休憩」として楽しむ方法として、
私が行ったことを3つ挙げ、
詳しく解説していきます。

この3つ全てをクリアすれば、
FIREを「バカンス」「休憩」として取り入れることが可能です。

他にも手段があると思いますが、
1つの事例として参考にしていただけると幸いです。

ゼロからリスタートできる能力をつける

まず、
「年功序列」や「終身雇用」といった、
「古い常識」は崩壊すると考えましょう。

「3ステージモデル」をガン無視し、
「教育→労働→引退(休職)→労働→教育→労働→起業→引退」といった具合に、
流動的な生き方が必要となります。

その時に求められるのは、
「ゼロからリスタートできる能力」です。

いつでもどこでも再雇用され、
そこで活躍する能力が必要不可欠です。

私はその能力を身につけるために、
20代は出世に命を燃やしました。

※「出世のすすめ」として、多くの記事を書いています

一部上場企業でスピード出世を果たし、
若いうちから管理監督者として業務を行い、
視野を広げて視座を高くすることができれば、
間違いなく「どこでも生きていける能力」は身につきます。

スピード出世やFIREを達成するには、
平均値や中央値などガン無視で、
突き抜ける必要があります。

そんな「普通」を凌駕する生活を送っていれば、
間違いなく「ゼロからリスタートできる能力」は身につくはずです。

自分にとってより良い人生を生きるためにも、
出世を全力でお勧めします。

ゼロからリスタートできる資格を手に入れる

「ゼロからリスタートできる能力」の亜種として、
「資格」というものもあります。

前述の「出世」の方が圧倒的に汎用性が高く貴重な能力のため、
私は「出世」を第一にお勧めしますが、
ぶっちゃけ「資格」もアリだと思います。

私が持っている薬剤師という資格も、
「ゼロからリスタートできる資格」です。

日本全国、
いつでもどこでも、
最低時給3,000円以上で雇用してもらうことができます。

※私の場合

ただし、
資格に生かされてはいけません。

資格にすがり資格に生かされているような、
出世の経験がないような、

マネジメント経験や経営の知識がない薬剤師の時給はどんどん下がっていく運命です。

「資格に生かされている」という閉塞感が我慢ならなかったのも、
私が出世を目指した理由の1つでした。

「資格に生かされて得た年収600万円」には正直大きな効果はありません。

資格さえ取れば、
誰にでも平等に与えられるからです。

「年収600万円でいいや」と、
とてつもなくぬるい環境のせいでやる気も削がれます。

一方、
「管理職で獲得した年収600万円」には大きな価値があり、
その後の人生にも大きな効果をもたらします。

私も出世して管理職へ昇格する上で、
残業代や各種手当てのカットがあり、
年収は929万円から756万円へ激減するという理不尽も経験しました。

しかし、
そこで初めて、

「資格に生かされる」から「資格を生かす」に進化させることができました。

「ゼロからリスタートできる資格」も便利ではありますが、
やはり「ゼロからリスタートできる能力」を優先してほしいと思います。

3,000万円以上の資産を自分で作る

最後に、
とても重要なお金の話です。

「バカンス」「休憩」という自由な時間を手にするには、
最低でもサイドFIREする資金が必要です。

つまり、
3,000万円は必要です。

これを、
遺産などに頼らず自分で作り上げることに意味があります。

そのプロセスで質素倹約を学び、
投資の基礎基本を学び、
圧倒的な強さが手に入ります。

この資産3,000万円を10年以内に作ることができれば、
圧倒的な自由が手に入ります。

30代前半の若いうちに、
「バカンス」「休憩」という自由な時間を手にすることができれば、
人生の自由度と幸福度は爆上がりします。

手に入れるのは簡単ではありませんが、
少しでも多くの人に共感して欲しいと願っています。

まとめ:「引退」を最大限のポジティブに変換する

以上、
「サイドFIREの葛藤:引退ではなくバカンスとして楽しむ方法」についてでした。

まとめです。

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FIREは「引退」?そもそも「引退」とは何か?
 ①古い時代の「引退」

 →「教育→労働→引退」の「3ステージモデル」の終着地点
 ②新しい時代の「引退」
 →マルチステージモデルにおける「バカンス」「休憩」といったニュアンス

「引退」ではなく「バカンス」「休憩」として楽しむ方法

 ①ゼロからリスタートできる能力をつける
 →いつでもどこでも再雇用され、そこで活躍する能力が必要不可欠
 ②ゼロからリスタートできる資格を手に入れる
 →「資格に生かされる」から「資格を生かす」に進化させる必要がある
 ③3,000万円以上の資産を自分で作る
 →最低でもサイドFIREする資金が必要

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FIREを「引退」としてではなく、
「バカンス」「休憩」として楽しむ大切さを述べてきました。

「引退」を最大限のポジティブに変換するという話です。

人生は「マルチステージ」であり、
経済的な余裕があれば、
かなり自由にカスタマイズすることができます。

週休2日の拡大解釈のように、
「5年働いて2年休む」のような働き方もアリだと思います。

「毎年7月から9月はバカンス」など、
欧米人の真似をした「バカンス」「休憩」の形もあると思います。

それぞれが理想とする「バカンス」「休憩」の形を、
臨機応変に繰り出すことができればそれが一番幸せです。

当然の話ですが、
そんな夢のような生活は、
簡単に手に入るものではありません。

そんな生活を手に入れる方法の1つとして、
少しでも参考にしていただけると幸いです。

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