本記事では、
「サイドFIRE達成戦略まとめ:サイドFIRE達成の4ステップ」について書いていきます。
「”若いうち”に自由な時間が欲しい・・・」
「できる限り早くFIRE(早期リタイア)したい・・・」
このように思っている人、
かなり多いのではないでしょうか??
しかし、
“若いうち(30代前半)”にフルFIREを達成するのは、
正直かなり難しいです。
フルFIREには最低でも5,000万円の資産が必要となるので、
運も味方につける必要があります。
”若いうち(30代前半)”に自由を手にしたい人には、
「サイドFIRE」という選択肢をおすすめします!
独身でサイドFIREを実現させるためには、
3,000万円〜5,000万円の資産を作れば十分だと考えています。
私(30代前半・独身)も現在、
資産4,000万円でサイドFIRE生活を実験中です。
今回は、
私が考える「サイドFIRE達成の4ステップ」について解説していきます。
〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人
〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。
〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ
サイドFIRE達成の4ステップ
早速本題に入ります。
私が考える「サイドFIRE達成の4ステップ」は下記の通りです。
①自分の価値観を知り、サイドFIRE達成への道のりを知る
↓
②達成条件は『不労所得+α>生活費』:まずは生活費を抑える
↓
③複利効果を味方につける:72の法則
↓
④サイドFIRE達成後の出口戦略:4%ルール
4つについて、
これから詳しく説明していきます。
また、
それぞれについて独立した記事を書いているので、
詳しく知りたい人は文中のリンクをクリックして読んでみてください。
①自分の価値観を知り、サイドFIRE達成への道のりを知る
※詳しくはこちらの記事にまとめています。
以下、抜粋して引用します。
お金の価値観を知る
第1ステップとして、
自分の価値観を知り、
「自分がサイドFIREに向いているのか、向いていないのか」を知ることが大切です。
サイドFIREに向いているのは、
節約を楽しめる「倹約家」です。
一方、
サイドFIREに向いていないのは、
有り金を全て使ってしまう「浪費家」の人です。
私たち凡人(年収400万円〜年収1,000万円)がサイドFIREを目指す場合、
「倹約家であることが必須条件である」と言っても過言ではありません。
浪費家の人には強いストレスがかかる生活なので、
サイドFIREのことは忘れていただいた方が良いと思います。
ということで、
ここから先は倹約家の人(+努力次第で倹約家になれそうな人)だけが読み進めてください。
自分の価値観を知った後、
サイドFIRE達成(資産3,000万円超)への道を知ることが大切です。
サイドFIRE達成への道のりを知る
サイドFIRE達成への道は、
主に下記3つの要素が絡んできます。
・貯める力(節約、倹約など) ・稼ぐ力(本業、副業など) ・増やす力(資産運用など)
”若いうち(30代前半)”にサイドFIREを達成させるためには、
3つの力をバランスよく鍛え、
どれか1つの力を爆発的に強化していく必要があります。
そして、
この3つの中で再現性高く爆発的に強化することが可能なのは「貯める力」です。
私たち凡人の狙い目はここです!
普段の支出を減らし、
質素倹約に努めることで、
サイドFIREへの道が一気に近づきます。
但し、
これまで書いてきた通り『質素倹約=我慢、苦痛』という価値観の人には不向きです。
まずは「貯める力」を鍛えていくのが王道になります。
このブログでは、
「貧乏ごっこ」と呼び、記事をたくさん書いていく予定です。
正直、
サイドFIRE達成までの道のりは退屈です。
・質素倹約が基本で、贅沢はあまりしない
・「インデックス投資」で地味に積み立て続ける
このような生活・考え方が受け入れられない人の場合、
「サイドFIRE」という概念を忘れた方が良いかもしれません。
ということで、
第1ステップとして「自分の価値観を知り、サイドFIRE達成への道を知る」ことが大切だということが理解いただけたと思います。
②達成条件は『不労所得+α>生活費』:まずは生活費を抑える
※詳しくはこちらの記事にまとめています。
以下、抜粋して引用します。
サイドFIREの達成条件は『不労所得+α>生活費』
サイドFIREの達成条件は下記の通りです。
サイドFIRE達成条件 = 『不労所得+α>生活費』
1年にかかる生活費を、
「不労所得(資産運用など)」と「少しの労働」で賄うことができれば達成です。
そして、
達成条件を見れば明らかですが、
達成の鍵となるのは「①不労所得を増やす」「②生活費を抑える」の2つです。
30代前半でサイドFIREを目指すなら「貯める力の爆発的強化」が必須
第1ステップでも書いた通り、
「貯める力の爆発的強化」が大切です。
重要なので繰り返します。
”若いうち”にサイドFIREを達成させるためには、
「貯める力」を爆発的に強化する必要があります。
「貯める力」を爆発的に強化することで、
生活費を抑えることができ、
不労所得を増やす(資産運用に回せる金額を増やす)こともできます。
サイドFIREの達成条件は一気に近づきます。
「貯める力の爆発的強化」について、
特に重要なポイントは「①ミニマムな生活(ゆるいミニマリストになる)」と「②負債を作らない」です。
貯める力を爆発的に強化するための最も効果的な手段は、
「不要なモノを手放すこと」だと考えています。
また、
ミニマムな生活とも関連性が強いですが、
負債を持たない(ローンを組まない)ことも超重要です。
負債を作ってしまえば最後、
負債の複利地獄に陥り、
「貯める力」は地に落ちます。
サイドFIRE達成に必要な3つの要素のうち、
「貯める力」を最初に伸ばすべきであることを理解頂けると思います。
・貯める力(節約、倹約など) ← 一番最初に伸ばすべき!
・稼ぐ力(本業、副業など)
・増やす力(資産運用など)
③資産運用の複利効果を味方につける:72の法則
※詳しくはこちらの記事にまとめています。
以下、抜粋して引用します。
複利効果を味方につける:適切な資産運用(インデックス投資)
これまで「貯める力」の重要性を説いてきましたが、
「貯める力」だけではサイドFIREは不可能です。
サイドFIRE達成条件 = 『不労所得+α>生活費』
「不労所得」を得なければならないので、
貯めたお金を「増やす力」も不可欠です。
王道の方法であり、
『勝者のゲーム』であるインデックス投資で資産運用することを強くおすすめします。
正直、
インデックス投資は地味でつまらないものです。
「長期、積立、分散」の基本に則り、基本的にほったらかしです。
しかし、
投資の原理原則を理解すれば納得できるはずです。
また、
「複利効果の凄さ」を表す「ルカ・パチョーリの72の法則」というものがあります。
【ルカ・パチョーリの72の法則】
投資額(負債額)が2倍になる年数 = 72 ÷ 利回り
2,000万円を投資に回し、2倍の4,000万円にするまでの時間を考えた場合、
・4%運用であれば「18年」
・6%運用であれば「12年」
かかるということです。
「利回り4〜6%」は、
インデックス投資においてかなり現実的な数字です。
2,000万円の運用利益は、
1年単位で考えると「8〜12万円」と決して大きなものではありません。
しかし、
複利効果を味方にすることで、
「たった12〜18年」で2倍の4,000万円になるという計算です。
資産運用をしているのとしていないのでは、
天と地の差であることは明らかです。
複利効果の積み重ねを舐めてはいけません。
特に、
これからの「人生100年時代」では「時間を味方につけること」が非常に重要となります。
複利効果を敵に回す:負債を作る(ローンを組む
負債を作ってしまう(ローンを組んでしまう)と、
複利効果を敵に回すこととなります。
住宅ローンなど金利が低いものであっても、
元本には常に金利がつく負債です。
負債がある限り返済に追われ続け、
自由な人生を送るのは難しいでしょう。
複利効果を「敵」に回すのは恐ろしいです。
サイドFIRE達成に向けては禁忌なので、
サイドFIRE達成を目指す人はローンを組まないようにしましょう。
インデックス投資を行い、
複利効果を味方につけましょう。
複利効果を敵に回したら、
人生詰みます。
④サイドFIRE達成後の出口戦略:4%ルール
※詳しくはこちらの記事にまとめています。
以下、抜粋して引用します。
フルFIRE達成目標の立て方
FIREの出口戦略として用いられる、
4%ルールを紹介します。
総資産の4%の資金で1年間生活することが出来れば、
働く必要はなくなる
ということです。
つまり、
「年間支出(生活費)の25倍の資産を作れば、年利4%の運用益で生活費をまかなえる」という考え方です。
4%ルールに則ってリタイアし、
30年後に95%の人の資産額が残った。
※それだけではなく、
85%の人の資産が増えていった!
という研究結果も報告されています。
サイドFIREの前に、
まずはフルFIREについて考えてみましょう。
前述の通り、
簡単にフルFIRE達成目標を立てることが出来ます。
もちろん、
個人によって大きく異なります。
自分の価値観に基づき、
正確に目標を設定することが大切です。
計算式は単純で、
下記の通りです。
フルFIRE達成目標 = 『自分の理想的な生活に必要な生活費(年間)』 × 25
まず、
前述の生活費削減計画に基づき、
『自分の理想的な生活に必要な生活費(年間)』を設定します。
そして、
4%ルールに基づいてそれを25倍することで、フルFIRE達成に必要な資金が算出できます。
私の「フルFIRE達成目標」の試算は下記の通りです。
※超倹約家なので、生活費は月10万円で十分です
私のフルFIRE達成目標 = 120万円(10万円/月×12ヶ月) × 25 = 3,000万円
4,000万円の資産でサイドFIREしつつ、フルFIREを目指す
私の場合、
本気を出せば(総資産全てを資産運用に回すことができれば)資産3,000万円でフルFIREできることが分かりました。
つまり、
今ある資産4,000万円で、
サイドFIREは余裕です。
サイドFIREの達成条件は下記の通りです。
サイドFIRE達成条件 = 『不労所得+α>生活費』
1年にかかる生活費を、
不労所得(資産運用など)と少しの労働で賄うことができれば達成です。
私はかなりビビリなので、、、
資産4,000万円のうち資産運用に回せるのは2,000万円程度だと考えました。
※正直、2,000万円でもかなり勇気が要ります
2,000万円を資産運用に回し、
現実的な利回り4%で運用した場合の『不労所得』は80万円/年です。
私は超倹約家なので『生活費』は120万円/年(10万円/月)あれば十分です。
よって、
『不労所得+α>生活費』に当てはめると、
α=40万円/年 となります。
私の場合、
40万円/年(33,333円/月)を、
給与所得や事業所得などの労働所得で賄うことが出来ればクリアです。
かなり軽い労働でクリアできる金額です。
つまり、
サイドFIREを選択したとしても、
十分すぎるくらい自由な時間を獲得することが出来ることが分かりました。
「サイドFIRE」という生き方は、
人生の選択肢を増やし、
可能性を広げると考えています。
不労所得は自分で作る社会保障制度、
セルフベーシックインカムのようなものです。
「バリバリ働く必要はない」
「いつ仕事を辞めても大丈夫」
という余裕は精神安定剤になります。
私は「資産5,000〜1億円でフルFIRE」ではなく、
まずは「資産4,000万円でサイドFIRE」を選ぶことにしました。
出来るだけ若いうちに自由な時間を手にしたいと考えました。
軽い労働をしつつ、
自由な時間で好きなことをやり、
起業などにもチャレンジしていくことを決めました。
とにかく自由に生きていきます。
そして、
労働の幅を広げながら資産を増やし、
近いうちに「資産5,000万円〜1億円でフルFIRE」を手にするつもりです。
まとめ:4つの重要ポイントを抑え、サイドFIREを目指そう!
以上、
「サイドFIRE達成戦略まとめ:サイドFIRE達成の4ステップ」についてでした。
まとめです。
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①自分の価値観を知り、サイドFIRE達成への道を知る
⑴お金の価値観を知る
→サイドFIREに向いているのは、倹約家(浪費家には厳しい)
⑵サイドFIRE達成への道を知る
→「貯める力」「稼ぐ力」「増やす力」を強化していく
②達成条件は『不労所得+α>生活費』:まずは生活費を抑える
⑴サイドFIREの達成条件は『不労所得+α>生活費』
→達成の鍵は「①不労所得を増やす」「②生活費を抑える」
⑵30代前半でサイドFIREを目指すなら「貯める力の爆発的強化」が必須
→重要なポイントは「①ミニマムな生活」「②負債を作らない」
③複利効果を味方につける:72の法則
⑴複利効果を味方につける:適切な資産運用(インデックス投資)
→これからの「人生100年時代」では時間を味方につけることが重要
⑵複利効果を敵に回す:負債を作る(ローンを組む)
→複利効果を敵に回すのは恐ろしい
④サイドFIRE達成後の出口戦略:4%ルール
⑴フルFIRE達成目標の立て方
→フルFIRE達成目標 = 『自分の理想的な生活に必要な生活費(年間)』 × 25
⑵4,000万円の資産でサイドFIREしつつ、フルFIREを目指す
→「サイドFIRE」という生き方は、人生の選択肢を増やし、可能性を広げる
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以上、
私が考える「サイドFIRE達成の4ステップ」です。
気になる部分があれば、
各ステップについてそれぞれの記事を書いているので確認してみてください。
これからも、
「サイドFIRE」や「フルFIRE」に関する記事をたくさん書いていく予定です。
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