【FIREを目指す上で】平均値や中央値を無視すべき理由【「普通」では達成不可能】

②貧乏ごっこ

今回は、
「FIREを目指す上で平均値や中央値を無視すべき理由」について書いていきます。

FIREやサイドFIREを目指している人、
特に若者へ伝えたい話です。

本記事では、
少し厳しい現実を伝えます。

”若いうち”にFIREやサイドFIREを達成できる人間は、
「ごく一握り」です。

残念ながら、
「平均値」や「中央値」に近い「普通の人」のままでは、

達成する事ができません。

「稼ぐ能力」「貯める能力」「増やす能力」に特化し、
「普通の人」を凌駕する人間のみが、
「若いうちの自由」を掴む事ができます。

「お金のプロ」と呼べるレベルまで、
進化する必要があります。

「普通」の殻を破る必要があり、
生まれ変わらなければいけません。

私の実体験を基に、
詳しく解説していきます。

〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人

〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。

〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ

本記事の構成は、下記の通りです。

FIREを目指す上で平均値や中央値を無視すべき理由

「普通の人」が若いうちにFIREするのは不可能

まず、
『「普通の人」が若いうちにFIREするのは不可能である

という事実があります。

至極当然の話であり、
平均的な年収400万円前後で、
普通の人と同じように散財していては、
何十年かけても資産1,000万円にすら届かないでしょう。

「平均値」や「中央値」に近い「普通の人」は、
少し頑張って「平均より少し上のステータス」に上がる事で、
定年間際の50代でFIREを達成できるかも知れません。

年収600万円前後で、
少しだけ節約を頑張り、

少しだけ投資をした結果、
せいぜい普通より「10年早く引退」といったところです。

しかし、
それに意味はあるのでしょうか?

年老いた後に「自由」を手に入れる。

果たして、
それは本当に「自由」と呼べるのでしょうか?

自分の足で世界中を飛び回る事ができるうちに、
何もかも美味しく食べる事ができるうちに、

自由を手にした方が間違いなく幸せです。

若くて健康なうちに手に入れる「自由」こそが、
本物の「自由」だと私は考えています。

FIREやサイドFIREに惹かれ、
そのゴールを目指している人たちは、
「”若いうち”に自由を手にする」という前提で夢を描いているはずです。

しかし、
それは「普通の人」である限り達成する事ができません。

”若いうち”に自由を手にしたいのであれば、
「普通の人」から脱し、
生まれ変わらなければなりません。

「平均値」や「中央値」といった低い水準の中に自分を投じ、
「少しだけ」上回っている自分を確認し、

ホッと胸を撫で下ろしている場合ではありません。

この世の中には、
何も努力をせず、
目の前の「瞬間の快楽」に踊らされるドーパミン中毒となり、
堕落した人生を送っている人が驚くほど多いです。

「少しだけ」努力すれば、
「普通の人」を「少しだけ」上回ることは当たり前の話です。

「少しだけ」上回っただけでは、
得られる結果は「10年早く引退」という小さなものに止まるでしょう。

もしも、
”若いうち”に自由を手にしたいのであれば、
「普通の人」とは比較できないくらいに、

圧倒的に差をつけていかなければいけません。

「平均値」や「中央値」なんてものは無視し、
凌駕していく必要があります。

そんな「覚悟」が必要です。

若いうちにFIREする人間は、「普通の人」を凌駕する

FIREやサイドFIREを選択する人間のイメージとして、
「ゆるく働くエネルギーの低い人間」というイメージも持っているかも知れません。

一部では、
「働きたくない怠け者」だと思われているかもしれません。

しかし、
実態はその真逆です。

怠惰な人間に達成できるものではありません。

FIRE達成までの期間は情熱を捧げてお金を稼ぎ、
お金を貯めてお金を増やし続けています。

ストイックでなければ達成する事ができない、
険しい道です。

「ゆるく働くエネルギーの低い人間」
「働きたくない怠け者」とは真逆の存在です。

資産形成スピードは「1年で500万円」というレベルで、
「平均値」「中央値」を凌駕するようなハイスピードで蓄財しています。

私も序盤の少ない時期で年間400万円、
後半は年間850万円というハイスピードで資産を増やしてきました。

その結果、
4,000万円の資産を作り、
30代前半でサイドFIREを達成しました。

「普通の人」を圧倒的に凌駕し続けてきました。

そういうぶっ飛んだ感覚でなければ、
若いうちのFIREは達成出来ません。

「平均値」「中央値」を気にしているうちは三流

私にも、
「平均値」や「中央値」、
「偏差値」などを気にしている時期もありました。

特に資産形成の序盤、
雑魚だった時の話です。

社会人2年目、
26歳で年収713万円となった時はかなり調子に乗っていました。

※このあたりの年収が一番調子に乗る時期です

年収リサーチというサイトの「年収偏差値チェッカー」という、
年収と年齢から年収偏差値を算定するツールを使って自分の現在地を確認しました。

これこそ、
「平均値」や「中央値」といった低い水準の中に自分を投じ、
ホッと胸を撫で下ろす作業です。

その結果、
年収偏差値100超の数値が出て、
誇らしく眺めました。

そして次の年、
27歳で年収929万円となった時、
同じことをまた繰り返しました。

年収偏差値133.6という、
「訳のわからない数字」が出ました。

この時、
少し目が覚めました。

私は偏差値100オーバーで、
「普通の人」を凌駕しているつもりでした。

しかし、
「比較」している時点で「普通」のその土俵から抜け出せていません。

心の奥底で
「普通」を気にしてしまっているのです。

「普通」が視界にあり、
ずっと囚われてしまっていました。

年収偏差値133.6という訳のわからない数字を見て、
この土俵から卒業すべきだと思いました。

この「比較」は、
「時間の無駄」でしかありませんでした。

若いうちにFIREを達成するには、
「普通の人」たちを見ている暇はありません。

視界に入れてはいけません。

「普通の人」を凌駕し、
結果を残し続けていかなければなりません。

給与に拘って全力で結果を残せば、
平均年収の2倍は簡単に勝ち取れると思います。

「普通」に引きずられ、モチベーションが下がる

「平均値」や「中央値」に意識を取られると、
単純に時間の無駄・エネルギーの無駄です。

そして、
FIREを目指すモチベーションも下がります。

「平均値」や「中央値」といった低い水準の中に自分を投じ、
ホッと胸を撫で下ろす作業は、

「悪い安心感」をもたらします。

「十分頑張ってるからこれくらいで良い」と、
「普通の人」を「少しだけ」上回っている自分を正当化してしまいます。

「平均より上」の今の生活は、
全てが満ち足りているからです。

正直、
このままでも十分で、
何の問題もありません。

「普通の人」が視界に入ってくることで、
「少しだけ」頑張っている自分が正当化されてしまいます。

この現状維持思考により、
「普通」の殻を破る事ができなくなります。

「普通」に足を引っ張られ、
引きずられてしまいます。

また、
少しでも自分の優位性を示すため、
「平均値」よりも低い「中央値」を引用したがるのは愚の骨頂です。

恥ずかしながら、
私も「中央値」が大好きな時代がありました。

「一部の連中が平均を引き上げるから平均値は当てにならない」
「実態を示す真の数値は中央値だ!」などと言い、
自分の優位性を示したいがために「中央値」を肯定するのは今すぐ辞めましょう。

ちなみに、
みずほ銀行の「平均貯蓄額」のデータは下記の通りです。

20代の独身者の平均貯蓄額は、
平均値が176万円、中央値が20万円

30代の独身者の平均貯蓄額は、
平均値が494万円、中央値が75万円

確かに、
中央値の方が実態を表しており、

信頼しやすい数値ではあります。

目の前の「瞬間の快楽」に踊らされるドーパミン中毒となれば、
資産は100万円にも届かないのは容易に想像できます。

昔の私も、
自分を思いきり褒めてくれる「中央値」が大好きでした。

しかし、
今の私にとっては、
494万円でも75万円でも、
心底どーでも良いです。

圧倒的に凌駕すると、
どーでも良くなります。

「平均値」も「中央値」もエネルギーを奪い、
モチベーションを下げます。

「中央値」に慰めてもらっては、
次に進む事ができません。

「平均値」も「中央値」も、
どーでも良いと思えるくらいに凌駕し、
全て視界から
葬り去る事が大切です。

「常識」や「周りの目」を気にしてはいけない

「平均値」や「中央値」に近い「普通の人」から脱するためには、
「常識」も捨てる必要があります。

「普通」を凌駕し、
ぶっ飛んで突き抜ける必要があるからです。

「常識」に囚われては、
若いうちのFIREは達成する事ができません。

特に下記のような「古い常識」は、
全て捨てなければなりません。

良い大学を出て、
30歳頃に結婚をし、
35年ローンで新築マイホームを買い、
子供を2ー3人育て、
60歳で定年退職し、
退職金で妻と一緒に老後生活をする

「普通」を凌駕するので、
「普通の生活」は諦める必要があります。

また、
「周りの目」つまり「普通の人たちの目」も、
当然気にしてはいけません。

これも私たちのエネルギーを奪い、
モチベーションを下げる要因となります。

脇目も振らず突き進み、
突き抜けていく必要があります。

「普通」を視界に入れるのは卒業し、
上だけを見て努力を続けていきましょう。

まとめ:比較対象はいつも「自分」

以上、
「FIREを目指す上で平均値や中央値を無視すべき理由」についてでした。

まとめです。

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FIREを目指す上で平均値や中央値を無視すべき理由
 ①「普通の人」が若いうちにFIREするのは不可能

  →「普通の人」から脱し、生まれ変わる必要がある
 ②若いうちにFIREする人間は、「普通の人」を凌駕する

  →ストイックに結果を残し続ける必要がある
 ③「平均値」「中央値」を気にしているうちは三流
  →「比較」している時点で「普通」の土俵から抜け出せていない
 ④「普通」に引きずられ、モチベーションが下がる

  →ホッと胸を撫で下ろす作業は、「ダメな安心感」をもたらす
 ⑤「常識」や「周りの目」を気にしてはいけない

  →ぶっ飛んで突き抜ける必要がある

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なぜ、
「平均値」や「中央値」というくだらない数値を見てしまうのか?

それは、
低い水準の中に自分を投じ、
ホッと胸を撫で下ろすためです。

なぜ、
「平均値」よりも「中央値」が好きなのか?

それは、
自分を正当化してくれて、
思いきり褒めてくれるからです。

私たちは「安心」を求めるため、
そんなくだらないことを行ってしまいます。

現状維持バイアスもかかっていることでしょう。

しかし、
そんな比較をしている間は、
「普通の人」を凌駕することは出来ていません。

「平均値」や「中央値」というくだらない数値を追うのは、
未熟である証です。

そして、
「時間の無駄」でしかありません。

今すぐ辞めましょう。

比較対象は、
いつも「自分」です。

他人との比較は、
底無し沼です。

「普通」を視界に入れるのは辞めましょう。

他人との比較から卒業し、
自分の人生を充実させ、
FIREを達成していきましょう。

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