【冬季うつ病とは】秋から冬に元気がなくなるのは日照時間が少ない影響?【季節性感情障害】

⑤科学者ごっこ

今回は、
「冬季うつ病(季節性感情障害)の概要」について書いていきます。

私は幼少期から日照時間が少ない秋から冬に元気がなくなる症状があり、
冬季うつ病の症状に完全に当てはまっていました。

冬季うつ病はしばしば躁鬱病(双極性障害)と併存すると言われており、
私もその事例です。

冬季うつ病と躁鬱病を持つ私の経験から、
冬季うつ病について解説していきます。

※私は薬剤師資格を持ち、
一定レベルの医療知識は持っていますが、
あくまで私の経験に基づく解説になります。


個人的なものではありますが、
リアルな思いを書いていくので、
少しでも参考にしていただけると幸いです。

・秋から冬にかけて元気がなくなる人
冬季うつ病(季節性感情障害)について知りたい

必見です。

〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。

〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ

本記事の構成は、下記の通りです。

冬季うつ病(季節性感情障害)について

冬季うつ病は「季節性感情障害」の中で、
秋から冬に元気がなくなるものを指します。

冬季うつ病は日照時間による影響が強いと考えられており、
季節による日照時間の変動が大きいエリアほど罹患率が高いと言われています。

夏至と冬至の日照時間の差

2024年の東京の日照時間は下記の通りです。
※日の出時刻から日の入り時刻までの時間

◆夏至(最も昼の時間が長い)
6月21日
・日の出時刻 4:26
・日の入り時刻 19:00
日照時間は14時間34分程度

◆冬至(最も昼の時間が短い)
12月21日

・日の出時刻 6:47
・日の入り時刻 16:32
日照時間は時間45分程度

夏至の日照時間は14時間34分程度、
冬至の日照時間9時間45分程度のため、
夏至のほうが約5時間も日照時間が長いことになります。

割合で考えると冬至は夏至の33%オフで、
3分の2に減ってしまうということです。

日本には素敵な四季がある分、
このような「季節間の格差」が存在します。

私は幼い頃から冬は元気がなくなる傾向にあり、
冬季うつ病の傾向がありました。

クリスマス・正月・誕生日(両親も姉弟も冬生まればかり)といったイベントが冬に固まっていたため、
なんとかやり過ごすことができたと思っています。

学校を休むようなことは少なく、
ギリギリ耐えていました。

しかし、
実際は「冬晴れの多い太平洋側で生まれ育った」という要素が一番大きく働いていたのかもしれません。

日本海側の冬は地獄(鉛色の空)

私は太平洋側で生まれ育ち、
大学卒業まではずっと関東に住んでいました。

そして、
大学卒業を機に日本海側へ移住することとなります。

日本海側の冬は、
控えめに言って地獄でした。

豪雪も経験しましたが、
雪なんて大したことありません。

毎日毎日、
容赦無く日照時間を奪う「鉛色の空」が地獄でした。

「夏至と冬至の日照時間の差」で日照時間が33%オフになるだけでも十分厳しいのに、
常に「鉛色の空」が広がり、

日照時間がほとんどありません。

日照時間が33%オフになりながらも、
常に晴天が広がる太平洋側とは比になりません。

現在、
12月上旬の天気予報を見ても明らかです。

太平洋側の冬は、晴天が続く
日本海側の冬は、曇天が続く

この「曇り続きの天気予報」を見るだけでさらに滅入ります

日本海側に住んでいた当時、
この「希望が一切見えない天気予報」に相当心をえぐられた苦い記憶があります。

それでも、
晴れマークへの期待を込めて天気予報を確認することは辞められず、
心をえぐられ続ける毎日でした。

本当に絶望するほど晴れマークが現れず、
これが3月頃まで永遠続きます。

まるで、
窓のないコンクリートの牢屋に閉じ込められているような感覚でした。

これは決して大袈裟ではなく、
息が苦しくなり閉所恐怖症が悪化するイメージです。

冬季うつ病の気がある人は、
日本海側への移住はお勧めしません。

確実に辛い思いをし、
太平洋側には存在する「日光浴」という唯一の希望が奪われ、
絶望します。

もし日本海側の冬で苦しんでいる人は、
太平洋側へ移住することをお勧めします。

「太平洋側から日本海側に移住して後悔した話」に関しては、
別記事で詳しく解説しています。

しばしば躁鬱病(双極性障害)と併存する

冬季うつ病はしばしば躁鬱病(双極性障害)と併存すると言われており、
私もその事例です。

これは至極当然の話で、
冬季うつ病は季節に応じて気分にムラがあるということであり、
冬と一転して夏は元気になります。

冬季うつ病の気分のムラが大きく、
躁状態を伴う症例が躁鬱病です。

私の場合、
秋から冬にかけて躁状態になることは滅多にありません。

躁状態よりも鬱状態の方が圧倒的に長く、
基本的に鬱寄りですが、
躁状態になるのはほとんど春〜夏にかけてです。

秋から冬にかけては基本的にずっと鬱状態で、
悪化しないようにやり過ごす日々を送っています。

躁鬱病関連に関しては、
別記事で詳しく解説しています。

まとめ:自分の特性を理解し、受け入れることから始まる

以上、
冬季うつ病(季節性感情障害)の概要」についてでした。

まとめです。

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冬季うつ病(季節性感情障害)について
 ①夏至と冬至の日照時間の差

 →冬至は夏至よりも約5時間も日照時間が短い(33%オフ)
 ②日本海側の冬は地獄(鉛色の空)
 →「曇り続きの天気予報」を見るだけでさらに滅入る
 ③しばしば躁鬱病(双極性障害)と併存する

 →冬季うつ病は季節で気分にムラがあり、躁状態を伴うこともある

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日本海側の地域のネガティブキャンペーンになってしまいました。

しかし、
冬季うつ病の気がある人には日本海側への移住はお勧めできません。

冬は太平洋側にいることを強くお勧めします。

それほど、
日照時間というものは大切です。

秋から冬に元気がなくなる人は、
日照時間が少ない影響かもしれません。

自分の特性を理解し、
受け入れることから始まると思います。

冬季うつ病の可能性がある人は、
まずは自分の症状を確認しましょう。

次回、
「冬季うつ病(季節性感情障害)の症状」についてまとめていきます。
※下記記事でまとめました

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