今回は、「楽天Pasha(楽天パシャ)のトクダネをおすすめしない理由 3選」について書いていきます。
昨今、楽天SPUの改悪が続いていますが、楽天パシャもそのうちの1つです。
そもそも「楽天SPU+0.5倍」というショボいものでしたが、2021年8月から達成条件が3倍厳しくなり、達成するメリットが少なくなりました。
私にとっては、「トクダネ」から卒業する良い機会になりました。
ポイント目当てで「トクダネ」を獲得し続けることはおすすめできません。
SPU+0.5倍獲得目的で惰性で「トクダネ」に取り組んでいる人に警告したいと思います。
・ポイント目当てで楽天パシャでSPU+0.5倍を獲得している人
・楽天パシャについて知りたい人
・ポイ活に疲れた人
必見です。
本記事の構成は、下記目次の通りです。
はじめに:楽天パシャとは?
楽天パシャとは、レシートを送信することでポイントを獲得できるサービスです。
「トクダネ」と「きょうのレシートキャンペーン」の2つがあるので、それぞれ紹介します。
「トクダネ」
「トクダネ」とは、対象商品を購入することで指定のポイント(5〜200ポイント)が獲得できるサービスです。
そして、ここで300ポイント獲得することが、SPU+0.5倍獲得の条件となっています。
まとまったポイントを獲得できるものの、
色々と制限があったり「めんどくさいシステム」というのが正直な感想です。
大きなデメリットについては、後ほど「楽天パシャの「トクダネ」をおすすめしない理由 3選」で詳しく記載しますが、小さなストレスが溜まる小さなデメリットもいくつかあります。
小さなデメリットと注意点を以下にまとめます。
小さなデメリット・注意点
対象商品が少ない
個人的な意見ですが、正直なところ、対象商品が非常に少ないです。
2021年10月20日現在で対象商品は77商品ですが、倹約家が普段購入するものは1つもありません。
よって、「トクダネ」を獲得するためには必ず無駄な買い物をすることとなります。
割高な「コンビニ限定」や「西友・サニー限定」など、縛りがキツイものも多く存在します。
対象商品が少なすぎるため、「本当に欲しいもの」を探すのが難しい状況です。
トクダネの対象商品を購入するより前に、トクダネをGETしてmyトクダネに入れる必要がある
買うものを決め、事前にトクダネをGETする必要がありますが、これは地味にめんどくさいです。
購入前にトクダネをGETし忘れるミスをやらかす人も多いと思います。
私も一度やらかしました。
ここの審査は厳しく、ポイントは獲得できませんでした。
手順が面倒なのはマイナスポイントです。
また、損した時は正直ムカつきます(自分が悪いですが)。
レシートを送信できるのは、トクダネGETから3日間
前述の通り、事前にトクダネをGETしなければならないのに、GET後は3日以内に買い物をしなければなりません。
これも地味にめんどくさいのでマイナスポイントです。
獲得できるポイントが期間限定ポイント
やっと獲得できたポイントも、期間限定ポイントです。
そして、楽天SPU+0.5倍を達成した場合も、+0.5倍分は期間限定ポイントです。
楽天ポイント投資などに使うことはできないので、使い勝手が良いとは言えません。
「きょうのレシートキャンペーン」
「きょうのレシートキャンペーン」とは、その日のレシートをその日のうちに送信すれば、1枚につき1ポイント獲得できるサービスです(1日5枚まで)。
「トクダネ」に比べたらデメリットは少ないですが、
小さなデメリットと注意点を以下にまとめます。
小さなデメリット・注意点
購入日当日中にレシートの写真を送信する必要がある
期限は購入日当日中なので、うっかり忘れやすく注意が必要です。
また、「当日中」というのは「日付が変わるまで」です。
つまり、23:55以降に発行されたレシートを送信したい時は特に注意です。
モタモタしていられません。
日付を跨いだレシートをうっかり送信したことがありますが、
この審査も厳しく、ポイントは獲得できませんでした。
「レシート発行から24時間以内」などになれば良いなと思いますが、「レシートはすぐに送信しろ」ということなのでしょう。
100均(ダイソー、キャンドゥ、セリアなど)は対象外
レシートの対象となる業態は、下記5つとされています。
・スーパーマーケット
・コンビニエンスストア
・ドラッグストア
・ディスカウントストア
・飲食店
100均(ダイソー、キャンドゥ、セリアなど)のレシートもうっかり送信しそうになりますが、
対象外なので注意が必要です。
※私も何度も送ってしまい、毎回審査でNGを食らいました。
なお、対象外のレシートを送ってしまっても取り消しはできません。
「1日5枚まで」の貴重な1枚を無駄にすることになるので注意が必要です。
「1日5枚まで」の上限あり
買い物の機会が多い人は、「1日5枚まで」の上限が少なく感じるかもしれません。
なお、買い物の機会が少ない倹約家であれば問題ないと思います。
私は1日5枚以上のレシートを入手することは少ないので、「1日5枚まで」の縛りで困ったことはありません。
獲得できるポイントが期間限定ポイント
「トクダネ」同様に期間限定ポイントなので、
楽天ポイント投資などに使うことはできません。
なお、獲得できるのは1日1〜5ポイントと少額ですが、
1ヶ月分のポイントをまとめて翌月25日に獲得となります。
まとまったポイントが一度に入るので、まとめて使いやすいのは良いです。
2021年8月のSPU改悪がもたらした影響
下記の通り、楽天SPU+0.5倍の達成条件が3倍厳しくなりました。
・2021年7月までのSPU達成条件
①「トクダネ」で合計100ポイント以上獲得
・2021年8月からのSPU達成条件
①「トクダネ」で合計300ポイント以上獲得
②「きょうのレシートキャンペーン」で合計10ポイント以上獲得
2021年7月までは、100ポイントの「トクダネ」で一撃クリアが可能でした。
しかし、
2021年8月からは一撃クリアが不可能となりました。
少なくとも2つ以上の「トクダネ」が必要となります。
また、これまで条件になかった「きょうのレシートキャンペーン」が追加となりました。
こちらは10枚送信で10ポイント獲得すれば大丈夫なので、あまり大きな負担ではありません。
最短2日、たいてい5日以内に無理なく達成できるでしょう。
私は総合的に考え、
楽天パシャにおける楽天SPU+0.5倍の達成は不要と考えました。
よって、楽天パシャの「トクダネ」はおすすめしません。
その理由を、次項で詳しく解説します。
楽天パシャの「トクダネ」をおすすめしない理由 3選
消費者にとってお得な商品が少なすぎる
先ほど「対象商品が少ない」というデメリットを挙げましたが、少ないだけでなく、質も悪いです。
消費者にとってお得とは言い難いラインナップとなっています。
NB商品やコンビニ商品など、割高な商品ばかりです。
※一部PB商品もありますが、「西友・サニー限定」で地域を選びます。
構造上当然の話ですが、楽天とその提携企業にとって「買って欲しい商品」であり、
消費者の需要は二の次です。
「ポイント目当てで無駄な買い物・無駄な出費が増える」のテンプレートと言えます。
ポイ活の落とし穴なので、要注意です。
本当に倹約したいのであれば、「無駄な買い物をしないこと」が最優先です。
「トクダネ」を獲得するために無駄な買い物をする必要があるのか?
しっかり考えることをおすすめします。
トクダネに費やす労力・時間が無駄
「トクダネ」の一撃クリアが不可能となり、
2種類以上の「トクダネ」の組み合わせが必要となりました。
倹約家であればあるほど、ここで費用対効果(コスパ)を追求したくなると思います。
「どのトクダネの組み合わせが最もお得か?」
「選択したトクダネをどこで買うのが最もお得か?」
上記について検討することとなりますが、この労力と時間が無駄にしか思えませんでした。
たかが楽天SPU+0.5倍獲得(+目先の300ポイント獲得)のために、
お得なトクダネの組み合わせを考え、安いお店を探し、そこに買い物をしに行く・・・
この作業が、私にとってはストレスに感じました。
ポイ活をやり込みがちな人ほど、注意が必要です。
無駄な出費により、総合的にマイナスになるため
厳しくなった条件をクリアし、実際に楽天SPU+0.5倍になったところで、楽天市場で多額の買い物をしなければ総合的なプラスになりません。
多額の買い物が前提になっている以上、
これもまた「ポイント目当ての無駄な買い物」になりかねません。
倹約・節約から逆行していないか、確認することをおすすめします。
なお、あくまで1つの試算ですが、
楽天パシャで楽天SPU+0.5倍を獲得することで総合的にプラスになる人は、
「楽天で月6万円以上買い物をする人」です。
以下、青字で計算式を示します。
※あくまで1つの例です。一番お得な「トクダネ」の組み合わせは検討していません。
楽天パシャで楽天SPU+0.5倍を獲得するためには、「トクダネ」で300ポイント獲得が必要。
下記2商品を購入することでクリア。
・「オレオファミリーパック(約298円)」→100ポイント獲得
・「プラントベース大豆ミートのキーマカレー(約295円)」→200ポイント獲得
上記2商品の購入で合計600円弱かかり、
2商品の購入で楽天ポイント300ポイントが獲得できるため、
楽天の買い物で300ポイント獲得できればプラスに転じる計算となる。
楽天の買い物で300ポイント獲得するためには、6万円の買い物が必要。
※計算間違っていたら申し訳ありません。
私は楽天でほとんど買い物をしなくなったので、この楽天SPU+0.5倍は完全に不要となりました。
必要以上の買い物を減らすことが一番大切です。
正直なところ、毎月6万円以上の買い物が必要とは思いません。
楽天パシャとのおすすめの付き合い方 4選
「トクダネ」を散々否定してきましたが、
楽天パシャはうまく付き合うことでお得に使うことができます。
楽天パシャとのおすすめの付き合い方について、4つ紹介します。
「きょうのレシートキャンペーン」のみを使う
「トクダネ」は無駄な出費を増やすためおすすめできないことをお伝えしましたが、
対する「きょうのレシートキャンペーン」は完全に無害なサービスです。
「きょうのレシートキャンペーン」は1日最大5ポイントなので、
1ヶ月で最大140〜155ポイント獲得可能です。
参考までに、私の過去半年間の「きょうのレシートキャンペーン」獲得ポイントを載せます。
レシートを撮るのは正直面倒ですが、私は半年間続けることができました。
過去半年間の「きょうのレシートキャンペーン」獲得ポイント
過去半年間で303ポイント獲得しました。
1ヶ月平均50ポイント程度です。
3月以降、毎月少しずつ増えていますが、NGレシートがほぼゼロになったことが大きいです。
最初の頃はうっかり送信し忘れて日付を跨いでしまうことも多々ありましたが、最近はほとんどなくなりました。
若干面倒ですが、そんなにストレスは感じないので、
今後も継続し、1ヶ月50〜100ポイント程度獲得していく予定です。
本当に欲しいものがある場合だけ「トクダネ」を活用する
もしも、「トクダネ」のなかに「本当に欲しいもの」があれば、それは迷わず買って活用すべきです。
とてもお得な活用方法だと思います。
私もずっとこのスタンスで居ますが、
「トクダネ」をいちいち見に行かなければならないので、確認が疎かになってしまいます。
そして、この半年間で「本当に欲しいもの」に巡り合えたことはありません。
一人の利用者として、もっと対象商品が増え、もっと魅力的でお得な商品が増えることを願っています。
ふるさと納税をする月だけ、楽天SPU+0.5倍を目指す
普段楽天で買い物をする機会が少ない人も、ふるさと納税をする月は買い物額が増えると思います。
その月だけ6万円を大きく超えることも考えられるため、大きな買い物をする月だけ、楽天SPU+0.5倍を目指すのはアリだと思います。
あくまで試算ですが、楽天SPU+0.5倍獲得により下記の通りお得となります。
年収が高い人(ふるさと納税の額が大きい人)ほどお得です。
・年収500万円以下はお得にならない(総合的にマイナス)
・年収600万円で8万円納税する場合は100ポイント分お得
・年収700万円で11万円納税する場合は250ポイント分お得
・年収800万円で13万円納税する場合は350ポイント分お得
・年収900万円で15万円納税する場合は450ポイント分お得
・年収1000万円で18万円納税する場合は600ポイント分お得
※詳しくは下記記事にまとめています。
参考:【楽天ふるさと納税】ふるさと納税を今年始めるべき理由【節税・倹約・ゆるいポイ活】
あまり買い物をしない人が、毎月惰性で楽天SPU+0.5倍を目指すのはおすすめしません。
メリハリをつけることをおすすめします。
ギャンブル性の高いキャンペーンに惑わされない!(Pashaグレード制度とPasha抽選会)
SPU+0.5倍の条件改悪の穴埋めのためか、楽天パシャで新しいキャンペーンが始まるようです。
下記の表の通り、達成条件によりその人のグレードが決まり、毎月決まった数の抽選チケットが手に入る仕組みです。
達成条件は「トクダネ」「きょうのレシートキャンペーン」ともにクリアする必要があります。
例えば、
「トクダネ」100ポイント+「きょうのレシートキャンペーン」50枚=「プロ」
「トクダネ」100ポイント+「きょうのレシートキャンペーン」3枚=「スタンダード」
といった具合です。
私のような、「トクダネ」を全く使わない人には、永遠に抽選チケットは手に入りません。
気になるPasha抽選会の当選ポイントと当選本数は下記の通りです。
ハズレもあり、最大1000ポイントが当たるということです。
『抽選チケットを手に入れるために「トクダネ」を使うべきか?』と聞かれたら、その答えは『NO』です。
1ヶ月で200,000本の抽選が行われた場合、1回の抽選の期待値は1.5ポイントです。
※1ヶ月の合計当選本数101,100本を超えたものが全てハズレになると仮定
1月で100,000本しか抽選がなく、全て当選するとしても、1回の抽選の期待値は3ポイントです。
SPU+0.5倍を達成する人は「マスター」となり、必ず抽選券が5枚手に入ります。
抽選券5枚を持つ層がかなり多くなることを考えると、ハズレの数も多くなることが想定されます。
正直に言うと、この期待値であれば「ポイント目当てに無駄な買い物をする」よりも酷いです。
これに乗っかるのは、賢い倹約家とは言えません。
ギャンブル性の高いキャンペーンに惑わされないよう、気を付けましょう。
まとめ:倹約家であれば「トクダネ」に乗るべきではない
以上、「楽天Pasha(楽天パシャ)のトクダネをおすすめしない理由 3選」についてについてでした。
まとめです。
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はじめに:楽天パシャとは?
◆「トクダネ」の小さなデメリット・注意点
①対象商品が少ない
②トクダネの対象商品を購入するより前に、トクダネをGETしてmyトクダネに入れる必要がある
③レシートを送信できるのは、トクダネGETから3日間
④獲得できるポイントが期間限定ポイント
◆「きょうのレシートキャンペーン」の小さなデメリット・注意点
①購入日当日中にレシートの写真を送信する必要がある
②100均(ダイソー、キャンドゥ、セリアなど)は対象外
③「1日5枚まで」の上限あり
④獲得できるポイントが期間限定ポイント
2021年8月のSPU改悪がもたらした影響
→楽天SPU+0.5倍の達成条件が3倍厳しくなった
楽天パシャの「トクダネ」をおすすめしない理由 3選
①消費者にとってお得な商品が少なすぎる
→本当に倹約したいのであれば、「無駄な買い物をしないこと」が最優先
②トクダネに費やす労力・時間が無駄
→SPU改悪により「トクダネ」の組み合わせを検討する労力・時間が発生
③無駄な出費により、総合的にマイナスになるため
→「楽天で月6万円以上買い物をする人」でなければ損をする
楽天パシャとのおすすめの付き合い方 4選
①「きょうのレシートキャンペーン」のみを使う
→あまりストレスなく、毎月50〜100ポイント程度獲得可能
②本当に欲しいものがある場合だけ「トクダネ」を活用する
→現場、なかなかないのが残念
③ふるさと納税をする月だけ、楽天SPU+0.5倍を目指す
→「楽天で月6万円以上の買い物」が損益分岐点
④ギャンブル性の高いキャンペーンに惑わされない!(Pashaグレード制度とPasha抽選会)
→期待値が低すぎるので、無闇に手を出さない
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楽天パシャの「トクダネ」は、
「目先の楽天ポイント」と「楽天SPU+0.5倍」を得る代わりに「無駄な買い物」を増やすシステムです。
「目先のポイント」目当てで「無駄な買い物(無駄な出費)」を増やすのは節約・倹約から逆行する行為です。
そして、楽天で多額の買い物をしないのであれば、毎月「楽天SPU+0.5倍」を手にする意味はありません。
倹約家であれば、「トクダネ」に乗るべきではありません。
「トクダネ」の活用は「本当に欲しいもの」と「ふるさと納税」だけに留めるがベストだと考えています。
改悪が続いているので難しいとは思いますが、
今後、「トクダネ」の対象商品が増え、「本当に欲しいもの」が増えることを願っています。
そうなれば、もう少し活用の幅が広がり、「楽天SPU+0.5倍」獲得も検討することもあり得ます。
その時はまた記事を書きたいと思います。
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