【お金の攻撃力と守備力】早期リタイアを成功させる攻めと守りの戦略【サイドFIREの葛藤】

⑥哲学者ごっこ

今回は、
「サイドFIREの葛藤:早期リタイアを成功させる攻めと守りの戦略」についてまとめていきます。

私は30代前半で4,000万円の資産を作り、
サイドFIREのような生活をしています。

サイドFIRE生活の中では、
様々な悩みや葛藤があります。

悩みや葛藤は割とネガティブなものですが、
私なりにそれらをポジティブに転換しています。

・お金の攻撃力と守備力を高めたい人
・これからサイドFIREやFIREを目指す人

必見です。

サイドFIREへ向けた予習として参考にしたり、
共感していただけると嬉しいです。

〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人

〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。

〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ

本記事の目次は下記の通りです。

お金の攻撃力と守備力

FIREという言葉が広まる中で、
FIREは「攻め」の戦略なのか、
それとも「守り」の戦略なのか、
という議論が発生します。

若くして仕事を辞め、
自由を手にするのは大胆な「攻め」の戦略にも見えます。

一方、
資産を守りながら慎ましく暮らす姿は「守り」の戦略にも見え、
まさにディフェンシブな生き方です。

特にサイドFIREは、
完全なリタイアではなく、
収入を維持しながら生活するスタイルであり、
「攻守のバランス」がより求められます。

本記事では、
お金の攻撃力と守備力に焦点を当て、
早期リタイアを成功させる攻めと守りの戦略を考えていきます。

FIRE=「攻め」か?

仕事を辞め、
事業や資産運用などで自由を得る行為は大胆な「攻め」の戦略でもあります。

収入の柱を増やすこと、
投資による資産増加を狙うことは「攻め」の姿勢です。

・会社員という安定を捨てる決断:一般的なキャリアのレールから外れる行為は、大胆な「攻め」の一手といえる

・投資や副業など、能動的に収益を得るスタイル:株式投資・不動産投資・ビジネスなど、FIRE達成後も収益を生み出す動きは「攻め」の要素が強い

自由な時間を活かして新しい挑戦をする:学び直し・起業・旅・趣味の追求など、人生をより豊かにする行動は、ある種の「攻め」のライフスタイル

つまり、
「FIRE=攻め」と考えるならば、
それは「自由を得るために、自ら選択し、挑戦し続ける生き方」と言えます。

FIRE=「守り」か?

FIREは支出を抑え、
資産を長持ちさせる「守り」の戦略でもあります。

会社員を辞めることでストレスやリスクを軽減して安全な生活を確保する側面もあり、
リスク回避のための資産分散など「守り」に徹した生き方です。

・資産を守りながら生活する発想:FIREの基本は資産を「守り」、持続可能な生活を送ること

・生活コストの最適化:固定費を抑え、ミニマルな生活を送るのは「守り」のスタンス

・リスク管理の徹底:資産配分の分散、現金比率の調整、安全資産の確保など「守り」の戦略は欠かせない

つまり、
「FIRE=守り」と考えるなら、
それは「お金を減らさず、リスクを抑えながら自由を維持する戦略的な生き方」と言えます。

早期リタイアを成功させる攻めと守りの戦略

もちろん、
前述の「攻め」と「守り」のバランスを取ることが重要となります。

攻めすぎても、
守りすぎても、
充実したFIRE生活を送ることはできません。

どちらに偏っても、
FIRE失敗のリスクが高まります。

攻めすぎるとリスクが高まる

FIRE達成前後どちらにおいても、
積極的にリスクを取る姿勢は資産の増加につながる可能性があります。

しかし、
攻めすぎると大きな落とし穴にはまる危険があります。

例えば、
「FIRE後も投資で資産を増やし続けるべきだ」と欲張り、
株式100%のポートフォリオを維持し続けた場合、
市場の暴落に直面すると大きな損失を被ることになります。

十分な資産があったとしても、
その暴落で資産の多くを失ってしまえば、
FIRE失敗に陥る可能性もあります。

また、
事業や副業に積極的に取り組むことは人生の充実度を高める要素になり得ますが、
過度に攻めの姿勢を取りすぎるのは危険です。

事業に全力投球しすぎて精神的に疲弊したり、
失敗によって資産を減らしてしまったりすれば、
せっかくのFIRE生活が台無しになりかねません。

攻める姿勢は重要ですが、
「どこまでリスクを許容するのか」を慎重に見極めることが不可欠です。

守りすぎると機会を失う

逆に、
「資産を減らしたくない」と過度に守りに入ると、
せっかくのFIRE生活が窮屈でつまらないものになってしまう可能性があります。

例えば、
「資産を減らしたくないから投資はせず、現金に全額退避させる」という選択をすると、
インフレの影響で資産の実質価値が目減りするリスクが高まります。

特に長期のFIRE生活を考えた場合、
リスク資産を完全に避けることは、
将来的に資産が目減りするリスクと表裏一体です。

さらに、
「守ること」にこだわりすぎると、
新しい挑戦やチャンスを逃すことにもつながります。

例えば、
新しいスキルを学ぶための自己投資や、
人とのつながりを広げるための活動を避けてしまうと、
人生の充実度が大きく損なわれる可能性があります。

FIREは「自由を得るための手段」であるはずなのに、
過剰な守りによって自ら自由を制限してしまうことになりかねません。

まとめ:FIREは「攻守のバランスを取るゲーム」

以上、
「サイドFIREの葛藤:早期リタイアを成功させる攻めと守りの戦略」についてでした。

まとめです。

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お金の攻撃力と守備力
 ・FIRE=「攻め」か?

 →自由を得るために、自ら選択し、挑戦し続ける生き方
 ・FIRE=「守り」か?
 →
お金を減らさず、リスクを抑えながら自由を維持する戦略的な生き方

早期リタイアを成功させる攻めと守りの戦略
 ・攻めすぎるとリスクが高まる
 →
「どこまでリスクを許容するのか」を慎重に見極めることが不可欠
 ・守りすぎると機会を失う

 →過剰な守りによって自ら自由を制限してしまう

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FIREは「攻守のバランスを取るゲーム」です。

攻めすぎると資産を減らすリスクが高まり、
守りすぎると機会を逃し、
いずれにしても人生の満足度が低下してしまいます。

攻守ともに万全なFIREとは、
「攻撃力(収入を増やす力)」と「守備力(資産を長持ちさせる力)」をバランスよく備えた状態を指します。

個々の状況(リスク許容度など)に応じ、
攻める部分と守る部分を適切に配分するのが重要ですが、
最適解を見つけて実行するのは難しいです。

私もサイドFIREとLeanFIREの狭間にいますが、
バランスを取る難しさを痛感しています。

サイドFIREは強制的に「攻め」の要素が残りますが、
LeanFIREになると「攻め」の要素を維持するのが非常に難しいです。

同じように、
どうしても「守り」に偏ってしまう人が多いのではないでしょうか。

どちらかに偏るのではなく、
「攻守ともに万全」な状態を目指すことで、
持続可能で柔軟なFIREが実現可能となります。

そして、
自由を維持し続けることこそが真のFIREです。

少しでも参考にしていただけると幸いです。

その他、
「サイドFIREの葛藤」シリーズの記事を沢山書いています。

※是非読んでみてください

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