今回は、
「太平洋側から日本海側に移住して後悔した話」について書いていきます。
私は太平洋側出身で、
社会人になってから実家を出て一人暮らしを始めました。
「全国どこでも良い」と希望を出した結果、
北陸三県に配属され、
日本海側で生活をスタートさせました。
寒くなり始めるこの季節になると、
日本海側の恐ろしい冬を思い出します。
雪は覚悟していたので、
正直大したことはなかったです。
一度豪雪も経験しましたが、
想定の範囲内でした。
「冬の日照時間の少なさ」が地獄でした。
私はもともと冬季うつ病の気がありましたが、
後に発症した酷い鬱状態の原因の1つだと考えています。
「冬の日照時間の少なさ(地獄)」を知らずに日本海側に移住するのはおすすめできないので、
今回は私の後悔を書いていきたいと思います。
・北陸三県、日本海側への移住を検討している人
・太平洋側の冬晴れが当たり前だと思っている人
必見です。
本記事の構成は、下記目次の通りです。
はじめに:自然豊かで快適な田舎生活のスタート
某年4月、
私の日本海側での新生活がスタートしました。
都会の喧騒から離れ、
自然豊かで空気も綺麗で素晴らしい環境でした。
春は緑が多く、
素晴らしい陽気で楽しかったです。
梅雨も水が豊かで、
山奥の迫力のあるダムや雨が似合う公園があり、
楽しかったです。
夏は一番最高で、
棚田の絶景や、
平地では全く見られないミヤマクワガタにも出会うことができ、
とても楽しかったです。
秋が来るまでは、
「なんて素敵な土地なんだろう」と思っていました。
そして、
冬も正直楽しみでした。
私は雪があまり降らない地域で生まれ育ったので、
「雪=珍しく楽しいもの」だったためです。
12月に入り雪が降り始め、
太平洋側では決して見られない幻想的な景色がとても綺麗で、
雪自体は楽しむことができました。
雪は良かったのですが、
「冬の日照時間の少なさ」が地獄でした。
これに毎年苦しめられることとなります。
日本海側の地獄「冬の日照時間の少なさ」
私は太平洋側の冬しか知りませんでした。
太平洋側の冬は毎日のように綺麗に晴れていて、
日の出から日の入りまでは日照時間が確保されています。
しかし、
日本海側の冬は別世界でした。
日本海側の冬は毎日のように「鉛色の曇り空」に覆われており、
日照時間がほとんどなく、
気が滅入りました。
冬に入ってから不調の日が多くなり、
休みの日も活動的になりません。
鉛色の曇り空の写真を載せたいと思ったのですが、
全く残っていません。
写真好きな私が写真を全く撮らなかったことが、
その地獄を物語っています。
日本海側では、
冬季の日照時間の短さから「冬季うつ病」の人が多いと聞きます。
私ももともとその気があったので、
改めて日照時間の大切さを身をもって体感しました。
治療:太平洋側に逃げて日光浴
私はすぐに体調の異変に気づき、
早期に対策を取りました。
日本海側に居たらいつまで経っても日光浴ができないので、
冬は事あるごとに太平洋側に逃げて日光浴をしていました。
「冬季うつ病」に対抗するためには、
絶対に日光浴が必要です。
冬は月に1ー2回は必ず帰省し、日光浴
帰省費用の会社補助もあったため、
冬は頻繁に太平洋側にある実家に逃げました。
社会人1年目の12月に帰省した時、
これまで当たり前だと思っていた冬晴れの素晴らしさを初めて知りました。
土日の2日間、
朝日から夕日までずーっと日光を浴び続け、
晴天の中を散歩をして生き返った事を鮮明に覚えています。
それから毎年、
12月から3月頃までは日光浴のために帰省をしていました。
そうでもしなければ、
本当にやっていけませんでした。
出張を利用して日本海側から離れる
管理職になってからは実家に帰ることが少し難しくなりましたが、
その代わりに自由に仕事を設計しやすかったので、
出張を利用して冬は出来るだけ太平洋側から離れていました。
東京・名古屋・大阪は冬は晴ればかりなので、
本当に最高でした。
日光浴により生き返りました。
仕事も合間でできる限り外を歩き、
車移動の時は車の中で日光浴をしながら昼寝をし、
常に日光を浴びるようにしていました。
日本海側に居ると鉛色の曇り空で滅入るので、
出来る限り東京・名古屋・大阪へ行きました。
冬は月の半分以上を太平洋側で過ごし、
ずっと出張していたため、
光熱費がほとんどかかりませんでした。
このような日光浴の対策をしなければ、
もっと早く酷い鬱状態になっていたと思います。
自由に仕事を組める環境でいて良かったです。
頑張って出世して良かったと思える瞬間でした。
「もし日本海側で結婚をして家庭を持ち、
家でも建ててしまっていたら・・・」
と思うとゾッとします。
日本海側は春と夏と秋は素晴らしいのですが、
冬は本当に過酷でした。
日本海側への移住を検討している人は、
この「冬の日照時間の少なさ」という地獄の側面も頭に入れておいてください。
まとめ:日照時間に影響を受けやすい人は、日本海側への移住に注意!
以上、「太平洋側から日本海側に移住して後悔した話」についてでした。
まとめです。
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はじめに:自然豊かで快適な田舎生活のスタート
→春、夏、秋までは最高だったが・・・
日本海側の地獄「冬の日照時間の少なさ」
→太平洋側の冬と日本海側の冬は別世界
日本海側の冬は毎日のように鉛色の曇り空に覆われており、
日照時間がほとんどなく、地獄
治療:太平洋側に逃げて日光浴
①冬は月に1ー2回は必ず帰省し、日光浴
→これまで当たり前だと思っていた冬晴れの素晴らしさを初めて知った
②出張を利用して日本海側から離れる
→東京・名古屋・大阪は冬晴ればかりなので、本当に最高
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日本海側の「冬の日照時間の少なさ」の地獄について書いてきましたが、
人によってはメリットもあります。
日本海側では冬場も乾燥することがなく、
太平洋側で悩まされていた「冬季の乾燥肌問題」は全く起こりませんでした。
女性には非常に優しい環境かもしれません。
当たり前の話ですが、
旅行するのと1年中住むのでは全く違います。
私も47都道府県を制覇したのち、
「どこに住んでも大丈夫」と思い込んで日本海側に飛び込みましたが、
痛い目を見ました。
特に日照時間問題は想定の範囲を超えがちだと思うので、
太平洋側から日本海側に移住する場合は注意して下さい。
その他、
暑さや寒さ、
降水量などの要素も事前に調べておくべきだと思います。
個人的に、
田舎暮らしをするのであれば、
まずは東京や埼玉の山奥で試してみるのが良いと思います。
田舎で空気が綺麗なのに、
冬場は晴れが多く、
都心にも近いです。
私はこのような経験をし、
家を買うのはリスクが大きすぎると思うようになりました。
一箇所に一生定住するイメージはどうしても浮かびません。
「不自由さ」と「息苦しさ」しか感じません。
日本海側に家を買わなくて本当に良かったと思っています。
少しでも参考にしていただけると幸いです。
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