【理不尽に立ち向かう】悪徳業者を潰すために必要な「世の中は不完全なものである」という思考

③『正義の味方ごっこ』の裏話

この記事では、
『悪徳業者および法律に向き合う際に大切な考え方』についてお伝えします。

解説2:後出しマルチの違法性の冒頭に少し記載した内容です。

・法律・制度の曖昧さを知り、悩んでいる方
・悪徳業者、詐欺師の悪事が許せない方

必見です。

本記事の構成は、下記目次の通りです。

はじめに:この世の中は理不尽である

悪徳業者や詐欺師と向き合い、法律の勉強をする際、
必ず理不尽な気持ちになると思います。

「なぜ、こんなにも明らかな『悪』が野放しにされているのか?」
「今すぐに取り締まれない法律が憎い」

と、やり場のない怒りに苛まれることと思います。

私もそうでした。本当にイライラしました。

そんな理不尽に悩んでいる時、読んで欲しい内容です。

私は、『正義の味方ごっこ』をする上で、
その理不尽に立ち向かうための1つの答えを導き出しました。

その結論は、題名にもある通り、
「世の中は不完全なものである」と割り切ることです。

詳しく説明をするため、今日は、2つの話をします。

2つの話

「世の中は完全なものである」と信じていた幼少期

おてんとうさま

私は幼少の頃、
「世の中は完全なものである」と信じていました。

両親や親戚の大人、幼稚園の先生はロボットのように正確で、常に正しい存在。

「おてんとうさまが見ているよ」
「悪いことをすると、おまわりさんが来るし、必ずバチが当たるよ(地獄に行っちゃうよ)」

など、多くの大人たちから繰り返し繰り返し教えられる言葉を信じ、
「絶対に悪いことをしてはいけない」と思い、
アリさんも踏まないように細心の注意を払って歩く。

そんな日々を生きていました。

無宗教であったため、神という概念は薄く、
大人たちから教えられることを元に、私の頭の中で漠然とした世界が構築されます。

私の頭の中で構築されたのは、
『おてんとうさま』と『おまわりさん』が、
この『完全な世の中』を整備している世界でした。

『完全な世の中』なので、
『おてんとうさま』が万事をプログラミングしているかのように、
ありとあらゆる物事は、まるで運命が決められたかのように、
緻密に計算された通りの『完全な未来』に向けて動いていく。

悪いことをし、その歯車を狂わせるようなことがあれば、
『おまわりさん』が絶対に許してくれない。

私は常に『おてんとうさま』に監視されているため、
若干の窮屈さを感じる中、その完全な世の中に平和を感じ、
安心して生きていました。

ある日、
三輪車でカマキリを踏み潰してしまった弟を見て、
弟の運命を案じ、泣きました。

このような小さな生殺ですら、法律などで完全に整備されており、
『おてんとうさま』からの報告を受けた『おまわりさん』も絶対に見逃さないと思ったからです

純粋に、そう信じてきっていました。

教育って怖いですね。

ホリエモンも言う通り、学校は洗脳機関です。
幼い頃の教育は何よりも効果的です。


そんな幼少の頃は、
パトカーの音と救急車の音、消防車の音(それぞれの区別は出来ていなかった)がとても怖かったのを覚えています。

『おてんとうさま』と『おまわりさん』が出動する、
めちゃくちゃ重大な違反事件が起こったサインだと思っていました。

成長するにつれて、
徐々に現実を知っていきますが、
それでもなお、「おてんとうさまが見ている」という漠然とした考えは残り続けます。

人にはそれぞれ権利があり、
ある程度の自由はあるものの、
悪いことをすれば、必ずその制裁を受けると信じていました。

そのおかげか、
万引きなどをする同級生を横目に、
私は一回もグレることはなく、成人することができました。

法律もかなり完全に近いものであると信じていたため、
悪いことはしないよう生きていました。

そして、
『正義の味方ごっこ』で悪徳業者に立ち向かう上で、
初めて法律(特定商取引法)を勉強します。

その時、
大きな衝撃を受け、
その『完全な世の中』を壊さなければならなくなりました。

次に、その話をしたいと思います。

「世の中は不完全なものである」と割り切ることの重要性

おまわりさん

私は『正義の味方ごっこ』で悪徳業者に立ち向かい、法律を勉強する上で、
「世の中は不完全なものである」と割り切ることが非常に重要であるという結論に至りました。

この考えは、
世の中の理不尽に立ち向かうために必要不可欠でした。

大前提として、日本は法治国家です。
法治国家である以上、法律が大きな力を持っています。

しかし、
実際の法律はとても曖昧でした。

私が昔思い描いていた、『完全な世の中』とは大きくかけ離れていました。
幼少期に比べて地位が暴落していた『おまわりさん』も、ますます頼りになりません。

勉強を進めていくにつれ、
法律の持つ『曖昧さ』『不完全さ』といった性質に驚愕し、
様々な場面で多用される『グレーゾーン』の意味を理解しました。

私が潰した悪徳業者も、
その白とも黒とも言い切れない、『グレーゾーン』を突いていました。

※潰されている以上、「グレーゾーンはアウトである」と理解して頂ければ幸いです。

『人の権利、自由』を守るために、曖昧な領域が多すぎるのです。
この『曖昧さ』『不完全さ』は、私たちの自由も守っている側面もあるでしょう。
私も、自由が好きな人間です。

しかし、
明らかに他人を陥れるような馬鹿馬鹿しい商売についてはもっと厳しく規制し、
真っ当な商売の利益を守る必要があると強く思っています。

まるで、
法律を作る人間が責任逃れをしているかのように、
白or黒の明言を避けているように見えます。

法律というものはとても曖昧なもので、「あとはあなた達で解釈してね」というメッセージで溢れています。

しかし、
悪徳業者や詐欺師など、頭の悪い連中には正しく解釈できるわけがないのです。

私は社会人になってからも、医療分野の法律を学び、
地方厚生局担当者と話をする機会が多くありましたが、
こちらも全く同じで、不完全です。

故意かどうかは置いておいて、
曖昧な解釈により、不当な診療報酬・調剤報酬を受ける医療機関も蔓延っています。

弁護士がわちゃわちゃ議論をし、儲かる理由も分かりました。

そのような現実を知り、
その理不尽に対するどうしようもない怒りで、
やるせない気持ちでいっぱいになっていたある時、
私は「世の中は不完全なものである」と割り切ることとしました。

そう割り切った途端、
不思議と心がスッキリしました。

なんだか気持ちが急に楽になり、
普段からもっともっと肩の力を抜いて『自由』に生きても良い気がしてきます。

ちょっと悪いこと(悪徳業者を騙し返す等)をしてでも、
なりふり構わず『自由』に行動し、
悪徳業者の『自由』を奪ってやろうと思いました。

これまで、ちょっと真面目に生きすぎていました。
私自身が、『完全な世の中』から解放され、『自由』を手にした瞬間でした。

そして、吹っ切れた私は悪徳業者を潰す活動を開始し、無事に成功させることができました。

まとめ:肩の力を抜いて、もっと自由に生きる

以上、『悪徳業者および法律に向き合う際に大切な考え方』についてでした。

まとめです。

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はじめに:この世の中は理不尽である
 →明らかな『悪』が野放しされていたり、理不尽な事が多い

2つの話
「世の中は完全なものである」と信じていた幼少期

 →「おてんとうさま」と「おまわりさん」がいて、
  悪事は許されない世界であると信じて疑わなかった
「世の中は不完全なものである」と割り切ることの重要性

 →『人の権利、自由』を守るために、曖昧な領域が多すぎる
  理不尽で不完全な世界であることを割り切れば、自由になる

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悪徳業者や詐欺師に対して真面目に向き合うと、
必ず、理不尽に感じる時が来ます。

世の中の法律や制度が理不尽だと感じる時があれば、
あまり真面目に考え過ぎず、
「世の中は不完全なものである」と割り切ってみてください。

悪徳業者の『自由』を奪うのも、あなたの『自由』です。
『不完全な世の中』で、もっともっと『自由』に生きて良いのです。

世の中は『おてんとうさま』によってプログラミングされているのではなく、
自分の選択により切り開き、
多くの物事を自由に作り変えることができます。

身軽になったあなたは、きっと成功するでしょう。

あなたの行動を応援しています。

追伸

悪徳業者が行政処分を受けるのを目の当たりにした結果、
やっぱり、
『おてんとうさま』はひっそりと存在すると思ってしまいます。

詐欺など、
他人を陥れる悪いことはしない方がいいです。

おてんとうさまが見ているよ。

神奈川県横須賀市

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