【黒い誘惑】被害者心理につけ込む二次被害(非弁行為)

③『正義の味方ごっこ』の裏話

今回は、
『被害者心理』『詐欺の二次被害(非弁行為)』についての話をしたいと思います。

はじめに:2つの黒い誘惑

『正義の味方ごっこ』をしていると、
黒い誘惑がやってきます。

私には、
下記2つの黒い誘惑がやってきました。

①悪徳業者を作る
②被害者心理につけ込む二次被害(非弁行為)

『①悪徳業者を作る』については、前回の記事で詳しく記載していますが、
『正義の味方ごっこ』の活動の最中に「悪徳業者の悪事を全て暴いて潰すよりも、悪徳業者を作る方が簡単なのでは?」
ということに気付いてしまいました。

当時、『ただの薬学生』であった私に簡単に全貌を暴かれてしまった間抜けな悪徳業者とは違い、
『引き際』を計算し、がっぽり稼ぎ、逃げ切る自信がありました。

『おてんとうさま』が見ているのでやりませんが、
私の中に悪徳業者を作る自信が生まれてしまいました。
※『おてんとうさま』については下記記事に記載しています。
参考:【理不尽に立ち向かう】悪徳業者を潰すために必要な「世の中は不完全なものである」という思考

それを完全マニュアルにしましたので、前回の記事も是非ご覧ください。
参考:【完全マニュアル】誰でも出来る!投資教材詐欺(後出しマルチ)で5億円売り上げる方法!

この記事では、
『②被害者心理につけ込む二次被害(非弁行為)』
について、私の体験を基に説明します。

被害者心理を学ぶ上でも、非常に重要なことです。

それでは、はじめます。

『正義の味方ごっこ』をしていると、
黒い誘惑がやってくる、、、!

被害者心理につけ込む二次被害(非弁行為)

私は『正義の味方ごっこ』における被害者の説得活動で、
被害者の返金手続きのサポートも行っていました。

とはいっても、
管轄の市町村区の消費者センターに行くよう促し、
悪徳業者との『絶縁および返金』を要求する通知書の作成の手助けをするだけです。

『正義の味方ごっこ』自体は、
一人での活動で、誰にも見られない、何からも縛られない、自由な活動でした。

定期的に被害者からニーズがあり、
でも、報酬をもらうわけでもなく、義務感もない。
完全なボランティアでした。

当時は大学生だったので、
本業の研究と勉強も疎かにできないので、
ストイックにやりすぎることのないよう、気をつけていました。

自分が活動できる時間に、『正義の味方ごっこ』に出向いて、
映画やドラマの主人公になった気分で、他者の人生の分岐点に立ち合い、
感謝の言葉をたくさん受け、良い気持ちになって帰ってきて、元気になる。

私自身が元気をもらう側面も大きかったので、
研究に行き詰まっている時に活動をして、元気になって、
勉強に行き詰まっている時に活動をして、元気になって、
その繰り返しでした。

TwitterのDMなどで連絡をくれた相談者や被害者たちは、
みんな揃って、『喉から手が出るほど』私の持つ情報と経験を欲していました。
私も親友から勧誘を受けた際、藁にもすがる気持ちで半年間、
インターネットで検索をかけ続けていたので、その気持ちは痛いほど分かります。

そして、
活動をする中で知ってしまいましたが、
被害者の必死な気持ちにつけ込むことはとっても簡単です。

情報提供する際に、
被害者から「その情報はいくらでしょうか?」と聞かれたことが、
2度ありました。

被害者の返金要求が通り、
悪徳業者から返金が得られたあと、
その一部を私に渡そうとしてきた被害者が、
2名居ました。

そういう行動を取られた時、
被害者の弱点を知り、とても悲しくなり、
被害者心理につけ込む詐欺の二次被害が無くならない理由を知りました。

私は仏ではないため、
そのような被害者からの完全なる善意に対し、
全く心が揺るがなかったわけではありません。

正直に白状しますが、
『断らなければお金が得られる状況』が連続してやってきた時、
「もらってもいいんじゃないか?」
と考えてしまった瞬間があります。

嫌なことがあってネガティブになる時など、
これまでの活動に費やしてきた時間や労力を思い返し、
「仕事に見合った対価が欲しい」と思う時もありました。

天使と悪魔の葛藤

しかし、
それは非弁行為に該当する可能性が高いため、絶対NGです。

弁護士法第72条〉
弁護士又は弁護士法人でない者は、報酬を得る目的で訴訟事件、非訟事件及び審査請求、異議申立て、再審査請求等行政庁に対する不服申立事件その他一般の法律事件に関して鑑定、代理、仲裁若しくは和解その他の法律事務を取り扱い、又はこれらの周旋をすることを業とすることができない。

黒い誘惑に対し、
たった1ミリでも揺らいでしまった自分の心が怖くなり、
相談者および被害者に初めて接触する際、
最初の挨拶(メール文章および口頭)において下記を必ず伝えることにしました。

「まず、以下の確認をお願い致します。
確認していただいてから、情報提供に移ります。

一番最初に伝えておきますが、これから行う情報提供は完全なるボランティアです。
今後、私が金銭等の要求をすることは一切ございません。

弁護士でない人間が、報酬目的で消費者問題に介入することがあれば、
非弁行為とみなされ、2年以下の懲役か300万円以下の罰金が科される可能性があります。
(弁護士法第72条 参照)

被害者心理につけ込む、詐欺の二次被害が多発していますので、
報酬目的で近寄ってくる人間にはご注意ください。

私は悪徳業者と同類の犯罪者にはなりたくありませんので、
善意による金銭の受け取りも徹底してお断りさせていただきます。

また、私は弁護士のような仕事はできません。

悪徳業者相手との交渉が必要になりましたら、
弁護士に相談することをご検討下さい。」

(1)報酬は絶対に受け取らないこと
(2)詐欺の二次被害に気をつけること

上記2点についての説明を徹底して以降、
私にお金を払おうとする被害者は居なくなりました。

『不完全である』この世の中においては、
正義の味方で居ることで受ける恩恵よりも、
詐欺など悪いことをする人間が受ける恩恵の方が大きいかもしれません。

いつまでも『優しい国』『美しい国』でありたい日本は、
どんな悪人に対しても基本的人権を尊重しすぎるため、
『悪の権利、自由』を奪えません。

このような理不尽な現行制度を心から恨みました。

「詐欺ほど楽に稼ぐ手段はない」と本気で思っていました。

不完全な法律を逆手に取り、
詐欺の二次被害につけ込むことを生業にすれば、
一生困らず食っていく自信がありました。

『正義の味方ごっこ』で説得に出向いた際、
正義の味方である私は、
偉そうに、カッコつけて、
「日本を支えていくべき若者の未来を守らなければならない」
「一つでも多くの友情を守りたい」

などと語っていましたが、
そういう綺麗事を言って虚しく感じることがありました。

しかし、
地道に活動を続け、
報道機関や行政機関の担当者に出会い、
大きく変わりました。

そういう方に私の正義を肯定してもらい、
『おてんとうさま』と同じように監視されてるような気分にもなって、
黒い感情は綺麗に消え去りました。

もしも、
『正義の味方ごっこ』が、
行政処分という勝利の形で終わらず、
『正義は勝つ』ということを証明できなければ、
私は詐欺に手を染めていたかもしれません。

様々な意味で、
詐欺の二次被害は、
一次被害よりも恐ろしいです。

みなさまも、
詐欺の二次被害にはご注意ください。

黒い誘惑がやってきても、
しっかり打ち勝ってください。

福島県耶麻郡猪苗代町

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