【オルカン信者は出世しない】投資関連のポジショントークから学べる事【思考停止】

④投資家ごっこ

今回は、
『「オルカン信者は出世しない」のポジショントークから学べる事』について書いていきます。

少し前ですが、
NewsPicksのYouTube動画で話題になった内容です。

「オルカン信者は思考停止」というタイトル、
「オルカン信者は出世しない」というサムネはとてもインパクトがあり、
多くの人の興味そそり物議を醸しました。

インデックス投資信者であり、
オルカン信者でもある私が思ったことを、

まとめていきます。

〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人

〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。

〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ

本記事の構成は、下記の通りです。

NewsPicksのYouTube動画について

NewsPicksのYouTube動画について、
まずはご自身で視聴して欲しいと思います。

※自分で見て、自分なりに考える事に意味があります

私もYoutubeに上がっているこの「無料部分」のみ視聴したので、
登場人物3名の主張について要約します。

岡元 兵八郎さん
マネックス証券 チーフ外国株コンサルタント)

オルカン辞めちゃった。

オルカンは素晴らしいが、
私が作った「SNE指数」の方が素晴らしい。

奥野 一成さん
(農林中金バリューインベストメンツ常務取締役、最高投資責任者)

まずは入金力を上げるということが大事で、
自分の価値を上げることが大切。

インデックス投資は学びにならず、
オルカンだけやってると(そういう消極的なマインドであると)出世できない。

個別投資が一番勉強になる。

井村 俊哉さん
(Zeppy CEO、投資家、億り人、元お笑い芸人)


個別株投資をやった方がお金持ちになれる。

自分はオルカンを買わない。
(※本編に続く様子)

この動画を見て思った事について、
解説していきたいと思います。

「オルカン信者は出世しない」から学べること

NewsPicksのYouTube動画
オルカン信者は出世しない」から学べることについて4つ挙げ、
それぞれについて詳しく解説していきます。

「釣りタイトル」「メディアの煽動」に注意

動画を見てまず最初に思ったのが、
「釣りタイトル」疑惑です。

課金をしていないのでこの動画の本編は見ていませんが、
無料部分だけ見て「釣りタイトル」の匂いがプンプンします。

このような投資関連の情報においては、
「釣りタイトル」「メディアの煽動」に注意が必要です。

2024年7月現在、
SBI証券において一番売れている投資信託は「オルカン」です。

※楽天証券においては2位

新NISAも追い風となり、
インデックス投資が確実に国民に浸透し、

「オルカン信者が大量発生している」という現状があります。

そんな状況下で、
「オルカン信者は思考停止」

「オルカン信者は出世しない」という、
「多くの人の目を惹くタイトル」をつける事にいやらしさを感じました。

現に、
タイトルだけ見て「ディスられている」と感じた多くオルカン信者が怒ったり、

さらにそれを煽るような「ポジションを持つ人達」が入り乱れ、
NewsPicksの思う壺というわけです。

かくいう私も、
このような記事を書いている時点で、
「踊らされている」と言えます。

大事なことなので2回言いますが、
このような投資関連の情報においては、
「釣りタイトル」「メディアの煽動」に注意が必要です。

メディアも、
出来るだけ多くの人に「見て欲しい」のです。

「オルカン信者は出世しない」はポジショントークである

本編も見ずに「釣りタイトル」と疑ってしまいましたが、
この動画の本編において「タイトル通りの議論」が白熱して行われたこととします。

動画本編では演者3名が、
「オルカン信者は思考停止」
「オルカン信者は出世しない」と、
オルカン信者をぶった斬っているとしましょう。

もし「釣りタイトル」でない場合、
「オルカン信者は出世しない」はポジショントークである

という事実を知らなければなりません。

演者3名の肩書は下記の通りです。

岡元 兵八郎さん
マネックス証券 チーフ外国株コンサルタント)

奥野 一成さん
(農林中金バリューインベストメンツ常務取締役、最高投資責任者)

井村 俊哉さん
(Zeppy CEO、投資家、億り人、元お笑い芸人)

3名の大きな共通点は、
「売るものを持っている」という点です。

すなわち、
「ポジションを持つ人達」です。

そんな人たちがフラットな目線で投資界隈を見ようとも、
ある程度のバイアスがかかり、
「完全なるフラット」にはなれないのです。

「オルカン」「S&P500」などのインデックス投資が市民権を得ると、
アクティブ投資の需要が減ってしまいます。

そんな時にモロに大きな打撃を受けるのは、
「売るものを持っている」「ポジションを持つ人達」です。

当たり前のことですが、
「オルカン信者は出世しない」は、

「ポジションを持つ人達」によるポジショントークであるということを知ることが大切です。

「売るものを持っている」「ポジションを持つ人達」も、
出来るだけ多くの人に「買って欲しい」のです。

本当の意味での「思考停止」とは何か?

「オルカン信者は思考停止」
「オルカン信者は出世しない」と、
オルカン信者がぶった斬られた時、
「思考停止」とは何か?じっくり考える必要があります。

確かに、
オルカン1本で積立設定をすることは、
「思考停止」とも言えるかもしれません。

色々と考えて頻繁に取引をし、
アクティブ投資を繰り返している人は、
「思考停止」しているようには見えません。

しかし、
本当の意味での「思考停止」とは、
「オルカンで脳死で積立投資をすること」ではなく、
「メディアやポジションを持つ人達に簡単に扇動される人」ではないでしょうか?

この世界に「投資必勝法」は存在しません。

そんな中、
「勝者のゲーム」として勝率が高いのが、
オルカンをはじめとした「インデックス投資」です。

自分の信念を持ち、
積極的に「オルカン信者」となったのであれば、
決して「思考停止」ではありません。

メディアやポジションを持つ人達に煽動されることなく、
その方針を守り続けることこそが「思考」です。

また、
私は私の信念を貫き、
投資で労力を割かないぶん本業にコミットし、
20代でスピード出世しました。

※「オルカン信者は出世しない」に反する1例です

一方、
「メディアやポジションを持つ人達に簡単に扇動される人」になってしまっては、
「投資必勝法」を売り付ける詐欺師に騙されてしまうでしょう。

「思考停止」についてじっくり考え、
本当の意味での「思考停止」にならないよう注意してください。

こういう時こそ握力が試されている

最後に、
「こういう時こそ握力が試されている」と、

この状況を俯瞰して見ることが大切だと思います。

メディアやポジションを持つ人達に煽動されることなく、
「自分の投資方針」を守り続けることが一番重要であることは明らかです。

自分のにぎっている綱を離さないことが大切で、
その握力を弱めてはなりません。

その試練がやってきたということです。

「投資必勝法」は存在しませんが、
コロコロと投資方針を変えることは「投資必敗法」です。

今後も、
定期的に仮想通貨・ビットコインバブルなどにより、
メディアやポジションを持つ人達に煽動が頻繁にやってきます。

特に、
暴落時に不安を煽ったりする人間には要注意です。

その中には、
「ポジションを持つ人たち」が大量に存在し、
ただ面白がっている愉快犯も混じっています。

暴落の不安にもブレない、
強い心が必要です。

そういう時に負けてしまわないよう、
投資関連の情報に対する耐性をつけていきましょう。

まとめ:投資関連の情報の取り扱いには注意!

以上、
『「オルカン信者は出世しない」のポジショントークから学べる事』についてでした。

まとめです。

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NewsPicksのYouTube動画について
→自分で見て、自分なりに考える事に意味がある

「オルカン信者は出世しない」から学べること
 ①「釣りタイトル」「メディアの煽動」に注意

 →「多くの人の目を惹くタイトル」をつける事にいやらしさを感じる
 ②「オルカン信者は出世しない」はポジショントークである
 →「売るものを持っている」「ポジションを持つ人達」の発言である
 ③本当の意味での「思考停止」とは何か?
 →「メディアやポジションを持つ人達に簡単に扇動される人」が危険
 ④こういう時こそ握力が試されている
 →特に、暴落時に不安を煽ったりする人間には要注意

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メディアのあり方や、
「ポジションを持つ人達」について言及してきました。

私自身、
投資をはじめてから5年近く経ちますが、
徐々に握力が強くなってきたことを実感しています。

「インデックス投資一本でいく!」と決意して以降、
最初の頃はネガティブな情報に負けそうになったため、
情報を遮断した時期もありました。

当時はコロナショックであり、
悲観的な情報が蔓延し、
不安を煽るような情報ばかりでした。

結果論ですが、
そのような情報を無視し、
脳死でインデックス投資の分散積立を愚直に続け、
本当に良かったと思っています。

本当の意味での「思考停止」とは、
「オルカン信者」ではなく、
「メディアやポジションを持つ人達に簡単に扇動される人」だと強く思います。

情報に弱い時期は、
「情報を遮断する」というのも有効な手段です。

投資関連の情報の取り扱いには注意が必要で、
向き合い方を考えていく必要があります。

少しでも参考にしていただけると幸いです。

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