【他力本願】専業主婦希望がむかつく、甘いと言われる理由【サイドFIREの葛藤】

⑥哲学者ごっこ

今回は、
「サイドFIREの葛藤:専業主婦希望がむかつく、甘いと言われる理由」についてまとめていきます。

私は30代前半で4,000万円の資産を作り、
サイドFIREのような生活をしています。

サイドFIRE生活の中では、
様々な悩みや葛藤があります。

悩みや葛藤は割とネガティブなものですが、
私なりにそれらをポジティブに転換しています。

・専業主婦希望の人(他力本願な人
・専業主婦希望がむかつく、甘いと思っている人
・これからサイドFIREやFIREを目指す人

必見です。

サイドFIREへ向けた予習として参考にしたり、
共感していただけると嬉しいです。

〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人

〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。

〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ

本記事の目次は下記の通りです。

専業主婦希望は他力本願である

前回の記事で、
「サイドFIREの葛藤:FIREが結婚の難易度を上げる理由」についてまとめました。

※以下、要点を抜粋して記載します

FIRE達成後の結婚について
→LeanFIRE達成後の人生に関しては、無限大の可能性がある

FIREが結婚の難易度を上げる理由
 ①「専業主婦希望」等の他力本願に当たりやすい

 →「専業主婦希望」という他力本願な姿勢を示すことに反吐が出る
 ②「お金の価値観」のフィルターで絞ると対象が激減
 →対象が1〜2%に激減してしまうイメージ
 ③「お金の価値観」が合う人は、だいぶ癖が強い
 →質素倹約や稼ぐ力が強い分、ネジが外れている傾向が強い
 ④「投資」の概念が違うと根底から覆る
 →「お金の価値観」や「他の価値観」をクリアしても最後まで油断できない

「FIREが結婚の難易度を上げる理由」の冒頭で、
『「専業主婦希望」等の他力本願に当たりやすい』という理由を挙げました。

これは、
マッチングアプリで「結婚したら仕事を辞めたいです」等と書くような、
「専業主婦希望」から大量のいいね!が届いた経験から学んだことです。

FIRE達成直前の年収が高めの時だったため、
金目当ての「他力本願」にしか見えず、
苛立ちすら覚えました。

約3ヶ月使って228件のいいね!がきましたが、
そのうち体感100件くらいは「専業主婦希望(他力本願な人)」で、

まるで意味がない数字でした。

「専業主婦希望」と検索すると、
「むかつく」「甘い」などとネガティブワードが並び、
世間からも嫌われているようです。

それも当然の話で、
ジェンダーレスの推進など、

時代の移り変わりにおいて、
専業主婦自体が淘汰されるべき存在です。

そして私事ですが、
幼少期の経験から「専業主婦」には深い想いがあり、

資産形成の過程でその気持ちが余計に強くなった背景があります。

「むかつく」や「甘い」などの簡単な言葉では片付けず、
この感情についてもっと深く考えて言語化し、

まとめていきたいと思います。

専業主婦希望がむかつく、甘いと言われる理由

「専業主婦希望がむかつく、甘いと言われる理由」を5つ挙げ、
それぞれについて詳しく解説していきます。

あくまで私の経験に基づく私見ですが、
リアルな経験をお伝えできればと思っています。

自力で「働かなくて良い」選択肢を獲得するには圧倒的な努力が必要

まず大前提として、
自力で「働かなくて良い」選択肢を獲得するには、

圧倒的な努力が必要だということを理解しなければなりません。

日本国民には「教育」「勤労」「納税」の三大義務が課せられており、
単身で生きていくには常に「勤労」と「納税」が必要になります。

また、
「4つの助(自助・互助・ 共助・公助)」という考え方があり、

基本的には「自助」がベースです。

自ら働いて自らの生活を支え、
自らの健康は自ら維持するという原則になります。

※それでも難しい場合は互助→共助→公助へ移行

国民の大義務である「勤労」と「納税」から逃れるには、
基本的には自力で何とかしなければなりません。

その選択肢の1つとして、
短期間でたくさん「勤労」をし、
短期間でたくさん稼いでたくさん「納税」し、
FIREする(普通の人より早く引退する)という方法があります。

しかし、
これは簡単なことではありません。

私もこれまでの9年間、
社畜時代には筆舌に尽くし難いパワハラや理不尽を受け、
過労死レベルの932連勤をして躁鬱病を発症し、
その結果やっと手にしたサイドFIRE(LeanFIRE)です。

自力で「働かなくて良い」選択肢を獲得するには、
圧倒的な努力が必要なのです。

また別の選択肢として、
「圧倒的な美貌(+若さ)」を売りにして、
「桁違いの大金持ち」の玉の輿に乗る方法もあります。

圧倒的な美貌やプロポーションを保つための努力はもちろん、
整形などの選択肢も含めた経済的な努力、
時には筆舌に尽くし難いことに手を出す人もいるかもしれません。

「圧倒的な美貌」もなく、
「桁違いの大金持ち」とは掛け離れた「一般的な男性」に対して、
「専業主婦希望」と発することは場違い極まりないという話です。

どの道を通るにしても、
自力で「働かなくて良い」選択肢を獲得するには圧倒的な努力が必要であり、

「専業主婦希望」は「甘い」と言わざるを得ないのです。

「専業主婦の年収は1,000万」の嘘と見通しの甘さ

これまでは「自力で」という、
「自助」に関して論じてきました。

「自助」で論じ過ぎるのは流石に乱暴なので、
家族でお互いに助け合う「互助」について考えていきます。

※同居する家族が「互助」と呼ぶかは微妙ですが、便宜上「互助」とします

もちろん、
夫婦はお互いに助け合う「互助」の上で成り立ちます。

ここで重要なのは、
「お互いに助け合う」という言葉を体現し、

「平等を実現する」ことです。

「専業主婦希望」は浅はかであり、
そこへの見通しが非常に「甘い」と考えています。

流石に居ないとは思いますが、
「専業主婦の年収は1,000万」という、

トンデモ理論を持ち出す人もいるかもしれません。

この数字自体が突っ込みどころ満載であり、
今更突っ込む必要はないでしょう。

ここで大事なのは、
「お互いに助け合う」という「互助」に基づけば、

立場は「交代可能」ということになります。

それでこそ、
「平等を実現する」と言えるのです。

「専業主婦希望」にも外で年収1,000万を稼ぐ能力があり、
専業主婦と専業主夫を一定期間毎に交代できるのであれば文句はありません。

むしろウェルカムであり、
理想的な「互助」の形といえるでしょう。

私自身、
料理も含めた家事全般をこなすことができ、
姪っ子の母親代わりをした時期もあるのでオムツ交換も可能で、
実際に専業主夫のようなヒモニート生活を経験したこともあります。

今すぐ専業主夫になることができますが、
口が裂けても「専業主夫希望」だなんて言えません。

それは、
外で年収1,000万円稼ぐことの過酷さを知っているからです。

※年収1,000万円に届いたことはありません

その過酷さを知らないからこそ、
「専業主婦の年収は1,000万」というトンデモ理論を信じ、
「専業主婦希望」なんて見通しの甘いことを言うのでしょう。

心身ともに健康で働くことが出来る

「互助」に関して論じてきましたが、
これまではお互いに「心身ともに健康で働くことが出来る」という前提のもと話を進めてきました。

ところが、
人生には何が起こるか分かりません。

「心身ともに健康で働くことが出来る」という当たり前の幸せが崩れることもあり、
そこでお互いに助け合う「互助」がますます重要となります。

私事になりますが、
私の母はずっと「専業主婦」でした。

それは、
「癌」という止むを得ない事情があったからです。

15年ほどずっと癌と闘い続け、
常に「心身ともに健康で働くことが出来る」状態とは程遠い状態でした。

正直な話、
父に経済力がなければかなり大変な状況になっていたと思います。

母は母で、
体調が悪い中(辛いそぶりを一切見せることなく)、

一生懸命頑張って私たちを育ててくれました。

愛するパートナーに「専業主婦」という選択肢を与えることができ、
家族を守れる人間は、
とても素敵だと思います。

私もそんな父の姿を見て、
「自分もそうなりたい」と思い、
仕事を頑張って経済力をつけてきました。

なので、
「専業主婦」を否定しているわけではありません。

むしろ、
やむを得ない事情があればいつでも受け入れることができるよう、

FIREできるレベルまで資産形成を頑張ってきました。

しかし、
心身ともに健康で働くことが出来るくせに、
「専業主婦希望」という他力本願な姿勢を示すことには反吐が出ます。

「心身ともに健康で働くことが出来る」という幸せを知って欲しいです。

体調が悪い中(辛いそぶりを一切見せることなく)
一生懸命頑張って私たちを育ててくれた母の姿を思い出すと、

「働きたくても働けない」という心情があったと思うと、
余計に許せなくなります

「互助」のバランスを大きく崩す

私事で少しシリアスな話をしましたが、
この感動的とも呼べる「互助」の形は、
総合的に鑑みて決して良いものではありませんでした。

専業主婦は、
「互助」のバランスを大きく崩します。

昭和のステレオタイプ、
よく見る「亭主関白」をいとも簡単に実現させるのです。

私の両親も例に漏れず、
私はこのような両親の関係性が大嫌いでした。

明らかにパワーバランスが悪く、
父親に隷従するような母親の態度を見て胸が痛みました。

そして、
経済力はあるがモラハラ気質のある父親の姿を見て、
「自分にもその血が流れている」と思うと、
専業主婦を受け入れることに抵抗も生まれます。

一時的に専業主婦になるならまだしも、
死ぬまで永久に続くこの環境は地獄です。

※「熟年離婚」が問題になるのもよく分かります

これは、
外で年収1,000万円稼ぐことの過酷さを証明し、
「専業主婦の年収は1,000万」を論破することも意味すると考えています。

「互助」のバランスが大きく崩れ、
パワーバランスが悪くなるのも当然の話です。

私の母は、
たまにタウンワークを持って帰ってきていました。

ずっと「心身ともに健康で働くことが出来る」状態とは程遠い状態でしたが、
このパワーバランスを少しでも改善したかったのかもしれません。

私の母はやむを得ず専業主婦になった謙虚な人でした。

しかし、
傲慢で図々しい「専業主婦希望」は「亭主関白」を絶対に許さないでしょう。

権利ばかり主張し、
義務を果たさない姿が目に浮かびます。

「専業主婦希望」vs「亭主関白」は、
熟年離婚まで持つことなく、
超絶カオスな戦いになることでしょう。

容易に想像できますが、
これ以上言うのはやめておきます。

圧倒的な他力本願

ということで、
これまでの全てを総合し、

「専業主婦希望」は圧倒的な他力本願であるということです。

圧倒的な他力本願です。

この一言に尽きると思います。

私は一生懸命働いてきたパートナーに対して、
「もう十分働いたから少し休んでも良いよ」と声をかけ、

(一時的に)専業主婦になってもらうのが理想だと考えています。

他力本願で図々しい「専業主婦希望」は、
それに値しません。

ここまで読んでいただけたら、
流石に理解してもらえたと思います。

専業主婦というのは、
女性側から申し出るものではなく、
男性側から提案すべきものです。

※逆も然り

他力本願思考は絶対に成功しません。

今すぐ改めることをお勧めします。
※「絶対に成功しない!他力本願思考の末路」については下記記事で詳しく解説しています

まとめ:お互いに専業主婦(専業主夫)になれる関係が理想

以上、
「サイドFIREの葛藤:専業主婦希望がむかつく、甘いと言われる理由」についてでした。

まとめです。

ーーーーーーーーーー

専業主婦希望は他力本願である
→世間からも嫌われており、淘汰されるべき存在

専業主婦希望がむかつく、甘いと言われる理由

 ①自力で「働かなくて良い」選択肢を獲得するには圧倒的な努力が必要

 →FIREするにしても玉の輿に乗るにしても、圧倒的な努力が必要
 ②「専業主婦の年収は1,000万」の嘘と見通しの甘さ

 →お互いに外で年収1,000万を稼ぐ能力があれば問題なし
 ③心身ともに健康で働くことが出来る
 →やむを得ない事情があれば話は別
 ④「互助」のバランスを大きく崩す

 →昭和のステレオタイプ、「亭主関白」をいとも簡単に実現させる
 ⑤圧倒的な他力本願
 →専業主婦は、女性側から申し出るものではなく男性側から提案すべきもの

ーーーーーーーーーー

私はアンチ専業主婦ではありません。

アンチ「専業主婦希望」です。

母は専業主婦でしたし、
私自身が専業主夫のようなことをしていた時期もありました。

過去の経験から、
「専業主婦希望」は滅びて欲しいと思います。

ジェンダーレスの推進など、
時代の移り変わりにおいて、
専業主婦自体が淘汰されるべき存在です。

「互助」の理想像を描くのであれば、
お互いに専業主婦(専業主夫)になれる関係が理想に
違いありません

これぞジェンダーレスの究極体であり、
目指すべき形ではないでしょうか。

私自身も「互助」の理想像を目指し、
頑張っていきたいと思います。

少しでも参考にしていただけると幸いです。

その他、
「サイドFIREの葛藤」シリーズの記事を沢山書いています。

※是非読んでみてください

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・貧乏ごっこの概要

・お金の後悔シリーズ

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