今回は、
「LeanFIREで月12万円のベーシックインカムを作るメリット」についてまとめていきます。
私は30代前半で4,000万円の資産を作り、
サイドFIREのような生活をしています。
しかし、
4ヶ月ほど労働から離れた生活をし、
このままFIRE出来ることに気が付きました。
思ったより生活費はかからず、
質素倹約が前提の「LeanFIRE」であれば十分可能です。
今回は、
「LeanFIRE」のメリットについて詳しく解説していきます。
※あくまで個人的な経験に基づく私見ですが、リアルな経験を経験できればと思います
・LeanFIREに興味がある人
・LeanFIREのメリットを知りたい人
必見です。
〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人
〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。
〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ
本記事の目次は下記の通りです。
30代前半・資産4,000万円でFIRE可能な理由
前回の記事で、
「30代前半・資産4,000万円でFIRE可能な理由」についてまとめました。
※以下、要点を抜粋して記載します
LeanFIREに必要な最低金額は4,000万円!
→4ヶ月ほど労働から離れた生活をしても資産は増えた
30代前半・資産4,000万円でFIRE可能な理由
①NISA枠1,800万円を全てオルカンで埋める
→月6万円のベーシックインカムを獲得
②特定口座でも1,800万円を運用
→月6万円のベーシックインカムを獲得
③月12万円のベーシックインカムで生活
→「資産形成の過程で質素倹約に努めてきた人」であれば余裕
④400万円は「余白」として自由に
→10%程度の「余白」も精神衛生上必要不可欠
資産4,000万円あれば、
LeanFIRE可能です。
月12万円のベーシックインカムを自分で作ってしまえば、
余裕で生きていけます。
しかし、
私はこの生活を長く続けるつもりはありません。
「LeanFIRE」は、
「必要最低限の”一人”の生活」を保障するだけのものです。
ここには、
結婚や出産(子育て)などの大きなイベントは加味されていません。
「必要最低限の”一人”の生活」に甘えても良ければ、
人生に付加価値を見出して結婚や起業などにチャレンジする選択肢もあります。
「LeanFIRE」は最高のベーシックインカムであり、
「働かなくても良い」という選択肢を獲得しただけです。
「必要最低限の”一人”の生活」の保障を獲得した後、
「LeanFIRE」達成後の人生に関しては、
無限大の可能性があると考えています。
これは人生においてかなり大きなメリットだと思うので、
ここで共有します。
LeanFIREで月12万円のベーシックインカムを作るメリット
「LeanFIREで月12万円のベーシックインカムを作るメリット」を5つ挙げ、
それぞれについて詳しく解説していきます。
「必要最低限の”一人”の生活」が保障される
前述の通り、
LeanFIREで月12万円のベーシックインカムを作ることができれば、
「必要最低限の”一人”の生活」が保障されます。
これに全力で甘えるという選択肢を取ることもでき、
その場合は「残りの人生の時間」を全て自分のために使うことが可能です。
若ければ若いほどその恩恵は大きくなり、
体力や気力がある時に「自由な時間」を獲得する意義は計り知れません。
質素倹約が前提ではありますが、
田舎で「自給自足」という選択肢や、
賃貸を解約して貧乏旅に出る選択肢もあると思います。
「必要最低限の”一人”の生活」の中にも、
思ったより多くの選択肢があるのです。
しかし、
これは独身が前提であり、
「味気ない」というデメリットがあります。
若ければ若いほど、
その味気なさに嫌気が差してくるでしょう。
しかし、
月12万円のベーシックインカムが精神衛生上大きな役割を担い、
「働かなくて良い」という選択肢を獲得したことに大きな意義があるのです。
「働かなくて良い」の魔力
「働かなくて良い」という選択肢には、
大きな魔力があります。
「働くこと」に対する選択権が自分にあることを意味し、
それはまるで「生殺与奪の権」「人生の主導権」を完全に手中に収めたようなものです。
逆に、
「生活のための労働」から解放されなければ、
60歳まで「生殺与奪の権」「人生の主導権」を手にすることが出来ません。
そして、
60歳で「生殺与奪の権」「人生の主導権」を手にしても、
それはあまりにも遅すぎるのです。
自転車操業のように、
その日暮らしのように、
ラットレースのように、
「働かなくては生きていけない状況」は控えめに言って地獄だと思います。
そのような状況では、
職を選ぶ権利がない弱者に成り下がり、
経営者に足元を見られ、
「条件の悪い仕事しか選択できない」という悪循環に陥り、
ますます抜け出せなくなる人も出てくるでしょう。
「生殺与奪の権」「人生の主導権」を握るということは、
自分の人生を生きるということです。
「生殺与奪の権」「人生の主導権」を他人に握られるということは、
他人の人生を生きるということです。
こんなにも分かりやすい天国と地獄はなく、
「働かなくて良い」の魔力だと考えています。
全ての「労働」が「娯楽」に変わる
月12万円のベーシックインカムによって、
「必要最低限の”一人”の生活」が保障され、
「働かなくて良い」という選択肢を獲得すれば、
「やりたいこと」に自由にチャレンジすることが可能となります。
そのチャレンジの中において、
「働かなくて良いのに働く」という、
「究極の贅沢」とも呼べる選択肢を取ることも可能です。
おそらく、
若ければ若いほどそのチャレンジをすることになるでしょう。
そして、
「働かなくて良いのに働く」という選択肢は、
全ての「労働」が「娯楽」に変わることを意味します。
これはかの有名な「メキシコの漁師の話」における、
「メキシコの漁師」と「MBAコンサルタント」の対比と似ていると考えています。
生きるために「労働」としての釣りをしなければならない「メキシコの漁師」と、
別に釣れなくても良い「娯楽」としての釣りをする「MBAコンサルタント」の対比です。
※「メキシコの漁師の話とサイドFIRE」については下記記事で詳しく解説しています
「必要最低限の”一人”の生活」が保障されているため、
稼ぐ必要のない「労働」であり、
これはもはや「娯楽」と呼ぶべきではないでしょうか。
働きたい時に働きたいだけ働き、
1つの職場に固執する必要もなく、
強制感も全くありません。
初期費用がかかるようなハイリスクな事業には注意が必要ですが、
LeanFIREには400万円の「余白」もあるため、
その資金で起業も可能です。
ある意味時代に見合った働き方でもあり、
「多様性」や「働き方改革」も今後大きな追い風となるでしょう。
全ての「労働」が「娯楽」に変わるというのは、
人生において大きなインパクトを与えると考えています。
DINKsはヌルゲー(※相手による)
そんな中で、
「結婚」や「出産(子育て)」などの大きなイベントについて考えてみると、
まず「結婚」に関してはヌルゲーだと思います。
もちろん相手にもよりますが、
同水準のパートナー※を選ぶことができれば、
DINKs(結婚しても子どもがいない夫婦)はヌルゲーです。
※圧倒的少数ですが、一定数存在します
月12万円のベーシックインカムが2馬力になれば、
月24万円のベーシックインカムに強化されます。
結婚や同棲には「1人あたりの固定費削減」というメリットがあるため、
1人あたりの固定費は80%程度に減ると考えられます。
そうなれば、
余剰資金が増えてより自由度が増すということです。
なお、
資産を全く持たないような「他力本願なDINKs希望」には注意が必要であり、
しっかり相手を選ぶ必要があります。
※「マッチングアプリで他力本願なDINKs希望に会った話」については下記記事で詳しく解説しています
出産・子育ての難易度もガクッと下がる
「結婚」はヌルゲーでも、
「出産(子育て)」に関してはヌルゲーと言い切ることは出来ません。
「出産(子育て)」に関しては、
「難易度がガクッと下がる」ということだけは断言できます。
子供の数や、
前述の「娯楽」による稼ぎの金額にもよりますが、
夫婦で「完全なるLeanFIRE」を続けることは難しいでしょう。
それでも、
前述の「同水準のパートナー」を前提に考えると、
月24万円のベーシックインカムがあれば、
家庭内に「パートに出て働いてくれている人」が2人居るのと同じことです。
4人で家計を支えるようなものであり、
これはかなり心強いことだと思います。
もし「同水準のパートナー」が難しくとも、
月12万円のベーシックインカムがあれば、
「パートに出て働いてくれている人」が1人居るのと同じことであり、
3人で家計を支えるようなもので心強いことです。
一般的な家庭に比べ、
「出産(子育て)」の難易度がガクッと下がることは間違いありません。
なお、
私もそうですが、
結婚して子供ができた時はまたバリバリ働くと思います。
LeanFIREを達成できるような人であれば、
5年で資産を2,000万円くらい増やすことが可能です。
※これまでやってきたことを踏襲すれば良い
しかもそれは私一人の労働収入(+質素倹約)だけで達成できる数値であり、
ここに「共働き」というオプションも上乗せされます。
さらに、
その期間のベーシックインカム(月12〜24万円)の取り崩しを止めれば、
複利効果で資産は膨らみ続けてさらなる好循環です。
「妻子のために5年だけ社畜を頑張る」といった選択肢をとることも可能であり、
「交互に働いて交互に家事をする」という選択肢もあり、
ぶっちゃけどうにでもなると考えています。
まとめ:月12万円のベーシックインカムがあれば何でも出来る
以上、
「LeanFIREで月12万円のベーシックインカムを作るメリット」についてでした。
まとめです。
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30代前半・資産4,000万円でFIRE可能な理由
→「LeanFIRE」達成後の人生に関しては、無限大の可能性がある
LeanFIREで月12万円のベーシックインカムを作るメリット
①「必要最低限の”一人”の生活」が保障される
→「残りの人生の時間」を全て自分のために使うことが可能
②「働かなくて良い」の魔力
→「生殺与奪の権」「人生の主導権」を完全に手中に収めたようなもの
③全ての「労働」が「娯楽」に変わる
→「働かなくて良いのに働く」という「究極の贅沢」とも呼べる選択肢
④DINKsはヌルゲー(※相手による)
→余剰資金が増えてより自由度が増す
⑤出産・子育ての難易度もガクッと下がる
→家庭内に「パートに出て働いてくれている人」が2人居るのと同じ
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LeanFIREのメリットを挙げましたが、
「月12万円のベーシックインカムがあれば何でも出来る」とも言えます。
「必要最低限の”一人”の生活」が保障されているため、
「働かなくて良い」状態を手にし、
「労働」ではなく「娯楽」で楽しく稼ぎ、
「結婚」や「出産(子育て)」などの大きなイベントにも対応可能です。
正直LeanFIREもサイドFIREもほぼ一緒ですが、
いずれにしても「攻守共に万能」だと思います。
月12万円のベーシックインカムによる申し分のない「守備力」があり、
自由な時間で「攻撃力」を磨いて発揮することが可能です。
LeanFIRE達成までは少し大変ですが、
出来るだけ若い時に自由を手にし、
楽しい人生を送る人が増えることを願っています。
少しでも参考にしていただけると幸いです。
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