【夢のリスク】夢がギャンブルに似ている理由【サイドFIREの葛藤】

今回は、
「サイドFIREの葛藤：夢がギャンブルに似ている理由」についてまとめていきます。

私は30代前半で4,000万円の資産を作り、
サイドFIREのような生活をしています。

サイドFIRE生活の中では、
様々な悩みや葛藤があります。

悩みや葛藤は割とネガティブなものですが、
私なりにそれらをポジティブに転換しています。

・夢を諦めきれない人
・これからサイドFIREやFIREを目指す人
必見です。

サイドFIREへ向けた予習として参考にしたり、
共感していただけると嬉しいです。

〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人

〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。

〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし（基本社宅で自己負担小）、負債ゼロ

本記事の目次は下記の通りです。

夢は非常に厄介な存在
夢がギャンブルに似ている理由
まとめ：夢を諦めるにはどうすべきか

夢は非常に厄介な存在

前回の記事で、
「夢が非常に厄介な存在である理由」についてまとめました。
※以下、要点を抜粋して記載します

はじめに：夢（Dream）とは何か
→まるで「現実とは異なる次元に存在するもの」を総称する

夢が非常に厄介な存在である理由
　①Everything is made from a dream（夢からすべてが生まれる）
　→まさに「諸刃の剣」であり、人類を救うことも滅ぼすことも可能
　②「夢の大義名分」による破壊と正当化
　→「夢」は時に、人を盲目にし、他者を踏みにじる言い訳にもなる
　③「夢を追うフリ」という無敵の護身術
　→夢を盾にすれば、厳しい現実から逃れることができる
　④「夢」はビジネスの道具になる
　→「夢を持たせ、諦めさせないことで利益を得る仕組み」が存在

夢とは、
人を動かし、
社会を変え、
時に歴史をも動かす力を持ちます。

しかし、
それが「良い夢」であるか、
「悪い夢」になるかは、夢を追う人の在り方によるのです。

夢は非常に厄介な存在だと思います。

それは、
希望にもなり、
絶望にもなり、
破壊の言い訳にもなり、
搾取ビジネスの対象にもなり得るからです。

もちろん、
夢を持つこと自体は否定されるべきものではありません。

しかし、
夢に振り回されるのではなく、
「なぜそれを追うのか？」「誰のための夢なのか？」を問い続けることが、
本当に夢を叶えるためには不可欠なのかもしれません。

また、
夢はギャンブルにも似ていると考えました。

本記事では、
その理由について深堀りし、
まとめていきます。

夢がギャンブルに似ている理由

「夢がギャンブルに似ている理由」を５つ挙げ、
それぞれについて詳しく解説していきます。

リスクを取る必要がある

夢を叶えるためには、
何か（時間、労力、お金）を賭ける必要があります。

夢を叶えようとするならば、
ギャンブルの掛け金と同じように、
何かしらのリソースを「賭ける」必要があるのです。

例えば、
プロのスポーツ選手になりたければ、
膨大な時間を練習に費やし、
体力の限界まで挑戦し続けなければなりません。

起業を目指すなら、
資金や膨大な労力と時間を投入し、
成功の保証がない中で試行錯誤する必要があります。

まるでギャンブルのようであり、
何かを賭けなければ得るものはありません。

競馬やカジノでお金を賭けるのと同じように、
夢を追うことも「自分の人生の一部を賭ける行為」です。

もちろん、
夢を追わなければリスクを取る必要もありません。

しかし、
その代わりに「成功する可能性」もゼロになります。

夢を持つこと自体が、
すでに「賭け」なのかもしれません。

運の要素が大きい

成功と運は切っても切れない関係にあります。

どれだけ努力しても、
すべてが計画通りに進むとは限りません。

ビジネスやスポーツの世界では、
実力があってもタイミングや出会いによって運命が大きく変わることがあります。

「あと1年早くこのチャンスが来ていたら」
「もう少し違う場所で出会っていれば」など、
運の要素が関与するケースは非常に多いです。

ギャンブルにおいても、
イカサマがない限り、
どれだけ戦略を練っても最終的な結果は「運」に左右される部分が大きいと思います。

例えばポーカーのように技術が問われるゲームでも、
配られるカードが最悪であればなす術がありません。

夢を追うことも同じで、
努力でコントロールできる部分と、
運に左右される部分が共存しています。

「努力だけではどうにもならない」からこそ、
夢はギャンブル的要素を持つのです。

当たった時のリターンの大きさ

夢が叶えば、
大きな喜びが得られ、
人生を変えるほどのインパクトが与えられます。

まるで「ハイリスク・ハイリターン」の賭けです。

夢が実現した時の達成感や幸福感は計り知れません。

たとえば、
ミュージシャンを夢見ていた人がヒット曲を生み出し、
一気に成功を手にすることがあります。

起業家が長年の努力の末に事業を軌道に乗せ、
莫大な利益を得ることもあります。

こうしたケースは、
まさに「大当たり」に近いでしょう。

ギャンブルも同様で、
大きく賭ければそれだけ大きなリターンを得られる可能性があります。

夢を追うことは、
まさに「人生をかけた一世一代の賭け」とも呼ぶことが可能です。

私はまだ経験したことがありませんが、
夢が叶った瞬間はギャンブルの「大当たり」の興奮と似ていて、
半端ないドーパミンが放出されることでしょう。

期待値の低さ

夢を追うことは挑戦です。

しかし、
結果が確約されているわけではありません。

夢が大きければ大きいほど、
それを叶えることは想像以上に難しいのです。

例えば、
プロのアスリートや芸術家、
成功した起業家になれる確率は非常に低いです。

多くの人が夢を追いかける中、
実際に成功する人間はほんの一握りに過ぎません。

ギャンブルと同じくマイナスサムゲームであり、
成功者の裏には大量の屍^※が転がっているのは紛れもない事実です。
※賭けたもの（時間、労力、お金）の全て失った者、大きな負債を抱えた者

「愚か者に課せられた税金」と呼ばれる宝くじの期待値は40〜50％であり、
１等が当たる確率は雷に打たれる確率の８倍ほど難しいと言われています。

残念ながら、
夢を叶えることの期待値は、
宝くじよりも圧倒的に低いでしょう。

撤退戦略の難しさ

「どこで諦めるか」の判断が難しいことも、
ギャンブルによく似ています。

ギャンブルには「損切り」という概念があります。

負け続けた時、
どこで引くべきかを判断しなければなりません。

しかし、
多くの人は「もう少しで勝てるかもしれない」「ここまでリソースを費やしてきて諦められるか」と思い、
ズルズル続けてしまうのです。

夢を追うことも同じで、
「あと少し頑張れば叶うかもしれない」「今やめたらすべてが無駄になる」と考えてしまい、
なかなか撤退できません。

たとえば、
プロの道を目指していたけれど芽が出ず、
年齢的にも厳しくなってきたとき、
諦めるのはとても難しい決断でしょう。

もしかしたら、
「膨大な時間経過における自然消滅」、
貴重な時間の損失という最悪な末路を迎えるかもしれません。

「どこで夢を諦めるか」という判断は、
「どこでギャンブルをやめるか」という判断と酷似していると考えています。

まとめ：夢を諦めるにはどうすべきか

以上、
「サイドFIREの葛藤：夢がギャンブルに似ている理由」についてでした。

まとめです。

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夢は非常に厄介な存在
→希望にもなり、絶望にもなり、破壊の言い訳にもなり、搾取ビジネスの対象にもなり得る

夢がギャンブルに似ている理由
　①リスクを取る必要がある
　→何かを賭けなければ得るものはない
　②運の要素が大きい
　→最終的な結果は「運」に左右される部分が大きい
　③当たった時のリターンの大きさ
　→まるで「ハイリスク・ハイリターン」の賭け
　④期待値の低さ
　→実際に成功する人間はほんの一握りに過ぎない
　⑤撤退戦略の難しさ
　→「どこでギャンブルをやめるか」という判断と酷似している