【監督かプレイヤーか】ポケモンとドラクエから学ぶFIRE人生戦略【サイドFIREの葛藤】

⑥哲学者ごっこ

今回は、
「サイドFIREの葛藤:ポケモンとドラクエから学ぶFIRE人生戦略」についてまとめていきます。

私は30代前半で4,000万円の資産を作り、
サイドFIREのような生活をしています。

サイドFIRE生活の中では、
様々な悩みや葛藤があります。

悩みや葛藤は割とネガティブなものですが、
私なりにそれらをポジティブに転換しています。

・FIRE人生戦略に悩んでいる人
・これからサイドFIREやFIREを目指す人

必見です。

サイドFIREへ向けた予習として参考にしたり、
共感していただけると嬉しいです。

〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人

〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。

〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ

本記事の目次は下記の通りです。

ポケモンとドラクエから学ぶFIRE人生戦略

人生において、
自分がどのように役割を果たすかを考えるとき、
「ポケモン」と「ドラクエ」という二つのゲームが象徴的な例となります。

それぞれ違う面白さと魅力があり、
2つを分ける一番大きな要素は”戦い方”です。

ポケモン:監督者として”戦闘には加わらない”合理的な戦法

ドラクエ:自ら”戦闘に加わり”、自己効力感を得る挑戦的な生き方

ご存知の通り、
ポケモントレーナーは戦闘に加わることがなく、
ドラクエの主人公は自ら戦闘に加わります。

これはまるで、
「金持ち父さん、貧乏父さん」における、
”ES vs BI”の対立構造を象徴していると考えました。

”ES vs BI”の対立構造:左右を隔てる大きな壁がある

労働収入を得るE(従業員)およびS(自営業者)はドラクエ、
権利収入を得るB(ビジネスオーナー)およびI(投資家)はポケモンです。

左右を隔てる大きな壁があり、
BおよびIの立場に居る人間は、

”自分が乗り越えてきた壁”を美化する傾向があると感じます。

もちろんそこを上手く行き来できる素晴らしい人間も存在し、
その”柔軟性”に活路があると考えています。

過剰に持ち上げられて賛美されるポケモンは本当に正しいのか、
この二つのゲームスタイルを人生にどう活かすか、
またその選択がFIREにおいてどのように機能するのかを掘り下げていきます。

ポケモン:自分を守る合理的な戦法

ポケモンの戦闘スタイルは、
自分が直接戦わずにトレーナーとしてモンスターに指示を出す形です。

これを人生に当てはめると、
次のような特徴に繋がります。

ビジネスオーナーや投資家の合理性:成果を最大化する戦略として機能する

自分を傷つけないための策:自分と戦闘を切り分ける手法で、傷を負うリスクを回避できる

予防線としての活用:トラブルや挫折から自分を守る予防線として機能する

他責への切り替え:戦闘の失敗や課題をモンスターに転嫁でき、自分の人格と結果を切り分けることが可能

この戦法は、
リスクを最小化しながら結果を追求する”現代的な合理性”を象徴しています。

自由競争の資本主義社会の中において、
間違いなく1つの正解です。

ところが、
心の奥底では「ずるい」と感じる葛藤も伴います。

ポケモントレーナーの立場(ビジネスオーナーや投資家)を獲得するためには、
血の滲むような努力が必要です。

※親ガチャSSRを除く

しかし、
その努力を過大評価してはいけません。

現場を知らないビジネスオーナー
「従業員」という名のポケモンの気持ちを汲み取らないポケモントレーナーは、
信頼を勝ち取ることが出来ません。

投資家(FIRE達成者)は「株」や「不動産」という名のポケモンをこき使い、
ろくに社会貢献をせずにあぐらをかいていれば世間からバッシングを受けます。

ポケモントレーナーはパーティーの王様であり、
ポケモンを奴隷のように扱うことが可能です。

しかし、
当たり前の話ですが、

美味しいところだけを享受することは許されないのです。

ポケモントレーナーの立場を獲得しても、
ポケモンの気持ちに寄り添い、
かつて経験した”ドラクエの戦い方”を忘れてはいけません。

ドラクエ:戦闘に加わる自己効力感

※ドラクエ7までの知識で書きます

ポケモンと対照的に、
ドラクエの戦闘スタイルでは自らが戦闘に加わります。

ドラクエ1のようなソロプレイにおいては、
次のような特徴を持ちます。

全て自己責任:仲間がいないため、失敗も成功も全て自分に帰属する

孤独:徹底的に自分と向き合い、内省する

ドラクエ2以降のようなチームプレイにおいては、
次のような特徴を持ちます。

チームプレイの重要性:仲間を得ることで、限界を超えた成果を得られる可能性が広がる

馬車の概念:休息を取りながらチーム全体で戦略的に進めることが可能

自己効力感:自ら戦闘に加わることで、達成感や自己成長を実感できる

このスタイルは、
自分の力を信じ、
”挑戦し続ける生き方”を象徴しています。

ドラクエ1はまるで駆け出しの自営業者であり、
常に自分の力が試され、
魔物と1対1の対決は”自分との戦い”を象徴しているとも言えるでしょう。

ドラクエ2以降のチームプレイはまるで従業員であり、
「さくせん」によって戦い方が変わります。

「いのちだいじに」や「ガンガンいこうぜ」は、
主人公を含めて各々が選択に責任を持って戦闘に加わる形であり、
現代で推進される”自由な働き方”の象徴とも言えるでしょう。

フリーランスなどの柔軟性のある働き方、
「会社」という媒体を介さない繋がりもこれに含まれると思います。

「めいれいさせろ」は、
主人公がパーティー全体の指揮を取る形であり、
「会社」における管理職の象徴であると言えるでしょう。

そして、
ビジネスオーナーや投資家(FIRE達成者)が歩み寄れば、
この姿になることが出来ます。

”ES vs BI”の対立構造の大きな壁に割って入り、
架け橋になる可能性を秘めるということです。

ドラクエの「めいれいさせろ」は、
ビジネスオーナーや投資家(FIRE達成者)のあるべき姿と言えるかもしれません。

まとめ:ポケモンとドラクエを使い分けることが重要

以上、
「サイドFIREの葛藤:ポケモンとドラクエから学ぶFIRE人生戦略」についてでした。

まとめです。

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ポケモンとドラクエから学ぶFIRE人生戦略
①ポケモン:自分を守る合理的な戦法

 →リスクを最小化しながら結果を追求する”現代的な合理性”を象徴
②ドラクエ:戦闘に加わる自己効力感
 →自分の力を信じ、”挑戦し続ける生き方”を象徴

ーーーーーーーーーー

ポケモンとドラクエ、
どちらのスタイルも一長一短があります。

FIRE達成後の人生においても、
以下のように使い分けることが重要です。

リスク回避が必要な局面ではポケモン:合理性と安全性を重視した選択

挑戦が求められる局面ではドラクエ:自ら戦闘に加わり、自己効力感を得る選択

もしかしたら、
ビジネスオーナーや投資家(FIRE達成者)は、
まるで王様のようなポケモントレーナーであることを鼻にかけ、
「ドラクエ」を軽視している気持ちがあるかもしれません。

”ES vs BI”の対立構造:左右を隔てる大きな壁がある

その背景には、
”「ドラクエ」を卒業するために頑張ってきた”という強い思いもあるでしょう。

しかし、
高い合理性の裏には、
挑戦力を欠くというデメリットもあります。

また、
傲慢なポケモントレーナーとなりあぐらをかいていては、
いつかポケモンたちに一揆を起こされるかもしれません。

ポケモントレーナーは、
”自分が乗り越えてきた壁”を必要以上に美化することなく、
壁を行き来する柔軟性を持つことが重要であると考えました。

人生は、
ポケモンの合理性とドラクエの挑戦性の間で揺れ動きます。

重要なのは、
自分の状況や価値観に応じ

スタイルを柔軟に使い分けることです。

どちらを選ぶにしても、
自分自身で選択し、
その選択に責任を持つことで、
より豊かな人生を送ることができるでしょう。

そういう意味では、
ESBIを全て行き来しやすく、

特にEを蔑ろにしない「サイドFIRE」という生き方が活躍するかもしれません。

少しでも参考にしていただけると幸いです。

次回の記事では、
ゲーム繋がりで『ゲームの「収集・交換・育成・対戦」から学ぶFIRE戦略』についてまとめていきます。

その他、
「サイドFIREの葛藤」シリーズの記事を沢山書いています。

※是非読んでみてください

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