今回は、
「サイドFIREの葛藤:30代の1,000万円 vs 老後の5,000万円」についてまとめていきます。
私は30代前半で4,000万円の資産を作り、
サイドFIREのような生活をしています。
サイドFIRE生活の中では、
様々な悩みや葛藤があります。
悩みや葛藤は割とネガティブなものですが、
私なりにそれらをポジティブに転換しています。
・若い時のお金の価値を知りたい人
・これからサイドFIREやFIREを目指す人
必見です。
サイドFIREへ向けた予習として参考にしたり、
共感していただけると嬉しいです。
〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人
〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。
〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ
本記事の目次は下記の通りです。
FIREとは「若い時の時間」を買うこと
過去の記事で、
『FIREとは「若い時の時間」を買うこと』についてまとめました。
※以下、要点を抜粋して記載します
無料コンテンツで時間の価値が下がる理由
→無料コンテンツに搾取されれば、FIREも台無し
FIREとは「若い時の時間」を買うこと
①「老後の時間」を買っても意味がない
→お金の心配がなくなった頃には、時間を持て余す
②「若い時の時間」の圧倒的価値
→「お金は少なくても若く健康な今」の方が人生の可能性は広がる
③「若い時の時間」を買う複利効果
→新たな経験や成長のチャンスが生まれ、人生そのものが豊かになる
「いつか自由になる」のではなく、
「今を自由に生きる」 ための選択こそがFIREの本質であり、
人生の最適化につながります。
「若い時の時間」を買うことは、
最も合理的な手段です。
「老後のために準備する時間」を減らし、
「今を楽しむ時間」に変えていくことが重要だと思います。
そして、
「若い時の時間」と同じように、
「若い時のお金」の価値は非常に高いです。
具体的な数字を用いると、
30歳の時点で1,000万円を持っていたとしたら、
それを60歳まで資産運用すれば5,000万円に増やせる可能性が十分あります。
つまり、
「今ある1,000万円」は、
「30年後の5,000万円」と同じくらいの価値があるとも言えるのです。
さらに重要なのは、
お金の価値は「額面」だけで決まるものではないということです。
30代の1,000万円は、
老後の5,000万円よりも人生を豊かにする可能性が高いと思います。
本記事では、
その理由を具体的に考えていきたいと思います。
30代の1,000万円 vs 老後の5,000万円
複利効果:30年で5倍に増える
30歳の1,000万円を、
インデックス投資で資産運用することを考えます。
現実的な利回り年5〜6%で運用した場合、
30年後に5,000万円にすることが可能です。
・年5%で運用 → 30年後に約4,300万円
・年6%で運用 → 30年後に約5,700万円
つまり、
30歳で1,000万円持っているということは、
60歳時点で5,000万円持っているのと同じであり、
等価と言うことが出来ます。
まず「5,000万円あれば老後は安心」です。
それ以上に、
30歳の1,000万円は、
その後の長い人生の安心を生み出す原資になり得ます。
若いうちの1,000万円は、
ただの「お金」にとどまらず、
「未来の可能性」そのものです。
「若い時のお金の価値」は額面以上
お金は「いつ獲得するか」で、
その価値が大きく変わります。
30代の1,000万円には、
次のようなメリットがあります。
・気力や体力や健康があるからこそ、お金を使って最大限の経験ができる
・新しい挑戦(転職・起業・留学)に活かせる
・早めに投資することで、さらに大きなリターンを生む可能性がある
30代で1,000万円あれば、
数年間の「先取りFIRE」を経験することもでき、
その間に新しいスキルを身につけることが可能です。
また、
30代で1,000万円あればコーストFIREを達成したことになるため、
「今後の収入は全て使い切ってOK」という選択を取ることもできます。
※「コーストFIRE」については下記記事で詳しく解説しています
多くの選択肢があり、
その価値を最大化することが可能です。
60歳になって5,000万円を手にしても、
「健康や行動力の面で、やりたいことが制限されてしまう」可能性があります。
つまり、
「若い時に獲得する1,000万円」は、
額面以上の価値を持つのです。
「お金を増やす」より「使うタイミング」が重要
「資産を最大化すること」は、
多くの人にとって重要な目標です。
しかし、
FIREの本質は「お金を最大化すること」ではなく、
「人生の自由度を最大化すること」 であることを忘れてはいけません。
貯めることが目的ではなく、
適切なタイミングで使うことが大事です。
60歳時点で大金があっても、
それを十分に楽しめるとは限りません。
「お金」と「時間」をバランスよく使うことで、
幸福度は最大化します。
もし、
FIREを目指すなら、
「いくら持っているか」だけでなく、
「いつ、どう使うか?」を意識するべきです。
まとめ:「30代の1,000万円」は「老後の5,000万円」を凌駕する
以上、
「サイドFIREの葛藤:30代の1,000万円 vs 老後の5,000万円」についてでした。
まとめです。
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FIREとは「若い時の時間」を買うこと
→「若い時の時間」と同じように、
「若い時のお金」の価値は非常に高い
30代の1,000万円 vs 老後の5,000万円
①複利効果:30年で5倍に増える
→年5〜6%で運用した場合、30年後に5,000万円にすることが可能
②「若い時のお金の価値」は額面以上
→多くの選択肢があり、その価値を最大化することが可能
③「お金を増やす」より「使うタイミング」が重要
→「いつ、どう使うか?」を意識するべき
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「30代の1,000万円」は「老後の5,000万円」を凌駕すると考えています。
額面上は等価ですが、
その価値を最大化することが可能だからです。
若い時の1,000万円は、
体力・行動力・経験の機会を最大化します。
FIREの本質は、
「お金の最大化」ではなく「人生の選択肢の最大化」にあります。
「老後の5,000万円」を大切にするよりも、
「30代の1,000万円」をどう活かすかを考えた方が、
より自由で豊かな人生を歩むことができると思います。
少しでも参考にしていただけると幸いです。
その他、
「サイドFIREの葛藤」シリーズの記事を沢山書いています。
※是非読んでみてください
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