今回は、
「サイドFIREの葛藤:金持ちになれない・つまらないインデックス投資のデメリット」についてまとめていきます。
私は30代前半で4,000万円の資産を作り、
サイドFIREのような生活をしています。
サイドFIRE生活の中では、
様々な悩みや葛藤があります。
悩みや葛藤は割とネガティブなものですが、
私なりにそれらをポジティブに転換しています。
・お金持ちになれないつまらないインデックス投資に嫌気がさしている人
・これからサイドFIREやFIREを目指す人
必見です。
サイドFIREへ向けた予習として参考にしたり、
共感していただけると嬉しいです。
〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人
〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。
〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ
本記事の目次は下記の通りです。
インデックス投資は勝者のゲーム
数多くの書籍でも語られている通り、
「長期」「積立」「分散」の原則を守ったインデックス投資は、
「勝者のゲーム」とも呼ばれる投資の王道です。
下記2冊はお勧めです。
↓
そして、
FIRE達成に向けた戦略としても十分に使える投資法です。
私もサイドFIRE達成までインデックス投資を行ってきました。
「サイドFIRE達成に向けた資産運用の重要ポイント」については、
下記記事で詳しく解説しています。
※要点を一部抜粋し、掲載します
↓
サイドFIRE達成に向けた資産運用の重要ポイント 5選
①「投資の王道は非常に退屈である」という現実を知ること
②出来る限り若いうちから投資を始め、時間を味方につけること
③自分の頭で考え、手数料・コストを最小限にすること
④自分の目的に沿ってブレずに運用を続け、欲をかかないこと
⑤基本ほったらかし、1年に1回だけ見直す
結果として、
私もインデックス投資開始後に資産が2倍速で増えました。
※下記記事で詳しく解説しています
しかし、
そんなインデックス投資にもデメリットがあります。
もちろん、
そんなネガティブな側面にも目を向けなければなりません。
そして、
自由な時間が手に入り、
余剰資金が大きくなるほど、
このデメリットに苛まれることとなります。
私もサイドFIRE生活を開始し、
自由な時間が増え、
余剰資金が大きくなって以降、
葛藤する日々を送っています。
元々理解していたつもりのデメリットですが、
そのデメリットを痛感することとなりました。
今回は、
サイドFIRE生活で強く感じている「インデックス投資の葛藤」についてまとめたいと思います。
インデックス投資のデメリット
インデックス投資のデメリットは下記2つです。
①金持ちになれない
②つまらない
それぞれについて、
現在私が強く感じている葛藤について詳しく解説していきます。
※あくまで個人的な意見です
金持ちになれない
インデックス投資で「金持ち」になるのは難しいです。
正確に言うと、
インデックス投資で「金持ち」になるには膨大な時間が必要となります。
長い時間をかけてゆっくり金持ちになる
インデックス投資は、
長い時間をかけて複利効果を味方にすることで、
将来的に金持ちになることは可能です。
しかし、
あまりにも時間がかかるため、
その道中で葛藤が生じます。
私もインデックス投資開始後に資産が2倍速で増えましたが、
たかが「貯金の2倍速」でした。
「貯金の10倍速」や「貯金の100倍速」は無理ゲーであり、
短期間で金持ちになることは難しいです。
しかも、
株価がかなり好調な時期であったため、
今後もこの勢いが続くことを期待するのはかなり危険でしょう。
期待すべきはせいぜい利回り年5〜10%程度であり、
決して欲張ってはいけません。
これがインデックス投資を選んだ宿命です。
金持ちに近づいている実感がない
インデックス投資により、
ゆっくり金持ちに近づくことは可能です。
しかし、
「金持ちに近づいている実感がない」という問題もあります。
再投資で複利効果を獲得するが故に、
含み益で評価額が増えるだけであり、
実際にお金が入るわけではありません。
私が今の生活を「サイドFIREごっこ」と呼んでいるのも、
この実感のなさに由来します。
含み益というものはまるで幻想のようなものであり、
暴落により本当に幻想と化してしまうかもしれません。
実際に手にするまでは、
油断ならないものです。
そんな実感のなさにも、
モヤモヤする日々が続きます。
インデックス投資は絶対に一番になれない
そんな中、
「インデックス投資は絶対に一番になれない」という問題がやってきます。
これは「分散」を選んだ宿命です。
インデックス投資は多くの会社に分散投資するため、
飛び抜けた成果を残すことは不可能であり、
絶対に一番になることはできません。
そのため、
この世の中には「瞬間的に」インデックス投資を超える投資が大量に存在します。
ただの幸運が混じっていても、
ただの嘘松が混じっていても、
間違いなくインデックス投資は「瞬間的に」他の多くの投資に負けることは確かです。
それも、
毎日毎日、
圧倒的に惨敗します。
インデックス投資が利回り年5〜10%程度であるのに対し、
利回り年100%を超えるものもザラに存在するのです。
それはインデックス投資では叶えられない、
「貯金の10倍速」や「貯金の100倍速」、
それ以上の成果を簡単に実現できるかのように振る舞います。
そういう数字を目にすると、
嫌でも魅力的に映る時があり、
気が散ってしまいます。
余剰資金が大きくなるほど、
そのような誘惑に耐えることが大変です。
そして、
「長期」「積立」「分散」の原則を守ったインデックス投資が「とてもつまらないもの」と思えてきます。
つまらない
絶対に一番になれないインデックス投資は、
「瞬間的に」他の多くの投資に負け、
しかも毎日圧倒的に惨敗します。
他の多くの投資にボコボコにされるインデックス投資の姿を見続けてしまうと、
この投資戦略がつまらなく退屈に思えてきます。
刺激が足りない
インデックス投資は、
愚直に「長期」「分散」で「積み立てる」のみです。
基本ほったらかしで1年に1回だけ見直すであり、
タイミングを読むことも要しません。
「ほったらかし」で余計なストレスを抱えないことがインデックス投資のメリットですが、
それが裏目に出ることもあります。
「非常に退屈でつまらないもの」であり、
自由な時間が増えるほど、
刺激が足りないことを実感します。
私はギャンブルが大嫌いですが、
ギャンブルで一喜一憂している人を見て、
ごく稀に羨ましく思うことがあります。
一喜一憂という表現では生ぬるく、
狂喜乱舞とも言えるその姿は、
とても楽しそうです。
定期的にやってくる「仮想通貨バブル」などに躍らされてはいけないことを決心していましたが、
余剰資金があるとその決心が揺らぐ瞬間があります。
投資をしている実感がない
また、
インデックス投資には「投資をしている実感がない」という問題があります。
S&P500などの指数に投資する場合、
500社にわたって分散投資するため、
投資をしている実感が得られにくいというデメリットです。
株主優待もなければ、
配当もありません。
全て再投資に回すため、
お金の動きを意識すらしません。
個別株であれば「企業を応援している」という実感は強く、
競馬であれば「馬を応援している」という実感は強いでしょう。
インデックス投資では、
一喜一憂や狂喜乱舞とは無縁の、
さざなみのような静かな日々を過ごします。
自由な時間が増え、
余剰資金が大きくなるほど、
この日々がつまらなく思えてきました。
自由な時間が増えたことを生かして投資について勉強し、
「完全な余剰資金」で個別株を開始するのはアリだと考えているところです。
まとめ:自由な時間が増え、余剰資金が大きくなるほど葛藤する
以上、
「サイドFIREの葛藤:金持ちになれない・つまらないインデックス投資のデメリット」についてでした。
まとめです。
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インデックス投資は勝者のゲーム
→FIRE達成に向けた戦略としても十分に使える投資法
インデックス投資のデメリット
〈金持ちになれない〉
①長い時間をかけてゆっくり金持ちになる
→あまりにも時間がかかるため、その道中で葛藤が生じる
②金持ちに近づいている実感がない
→含み益というものはまるで幻想のよう
③インデックス投資は絶対に一番になれない
→「瞬間的に」他の投資に圧倒的に負ける
〈つまらない〉
①刺激が足りない
→ほったらかし投資は「非常に退屈でつまらないもの」
②投資をしている実感がない
→一喜一憂や狂喜乱舞とは無縁の、さざなみのような静かな日々
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今回挙げたデメリットは、
最初からわかっていたはずでした。
しかし、
実際にサイドFIREのような生活に入った結果、
このデメリットを痛感する日々を送っています。
やはり経験に勝るものはありません。
自由な時間が増え、
余剰資金が大きくなるほど、
この葛藤は増していくことが分かりました。
今のところギャンブルの誘惑に負けていませんが、
これからも自分の握る綱を離さず、
この握力を弱めないよう気を付けていかなければなりません。
インデックス投資をこのまま継続しつつ、
「完全な余剰資金」でやるのはアリだと思うので、
思いきり勉強して検討していこうと思います。
その他、
「サイドFIREの葛藤」シリーズの記事を沢山書いています。
※是非読んでみてください
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