今回は、
「サイドFIREの葛藤:自由を手に入れる最適なタイミング」についてまとめていきます。
私は30代前半で4,000万円の資産を作り、
サイドFIREのような生活をしています。
サイドFIRE生活の中では、
様々な悩みや葛藤があります。
悩みや葛藤は割とネガティブなものですが、
私なりにそれらをポジティブに転換しています。
・FIREの旬(最適なタイミング)が知りたい人
・これからサイドFIREやFIREを目指す人
必見です。
サイドFIREへ向けた予習として参考にしたり、
共感していただけると嬉しいです。
〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人
〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。
〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ
本記事の目次は下記の通りです。
FIREの旬、「最適なタイミング」
FIRE(Financial Independence, Retire Early)は、
人生の自由を手にする選択肢として注目されています。
しかし、
FIREには「旬」、
つまり最適なタイミングがあります。
FIREの本質は、
「Financial Independence(経済的自由)」だけでなく、
「Retire Early(早期リタイア)」にあるのです。
遅い時期に経済的自由を達成しても、
それはただのFI(経済的自由)でしかありません。
FIREを実現するタイミング次第で、
人生の満足度は大きく変わります。
そして私は、
自分の経験から「30代」がFIREのベストタイミングだと考えています。
本記事では、
なぜ「30代」が最適なのか、
その理由を紐解きながら、
30代でFIREを実現することで得られる具体的なメリットを解説していきます。
30代がFIREのベストタイミングである理由
「30代がFIREのベストタイミングである理由」について、
20代と40代を引き合いに出して順に解説していきます。
20代では早すぎる理由
以下の理由より、
20代では早すぎると考えています。
圧倒的な経験値不足
社会人としてのスキルや知識が十分に育つ前にFIREすると、
次のステージにおける選択肢を狭めるリスクがあります。
若い頃の経験や失敗が、
後々の人生における価値を大きく高める財産になることは誰もが知る事実です。
そもそも「大卒で8年足らずでFIRE」というのは現実的ではありませんし、
起業や投資で一発当てることにも再現性がありません。
FIREを急ぐあまり、
倫理に反する詐欺まがいのビジネスに手を出し、
取り返しのつかない許されない失敗を犯すリスクもあるでしょう。
社会経験が浅い状態でのFIREは、
能力不足により柔軟性のある生き方を見つけにくいというデメリットがあります。
自己投資の黄金期
20代は新しいことに挑戦し、
成長を楽しむ時期です。
会社というのは、
成長フェーズを楽しむのに最適な場所だと考えています。
特に多くの人が新卒入社する大企業であれば、
出世が一番の自己投資となり、
それを経験せずに会社(成長の場)を手放すのは勿体無いです。
お金をもらって貴重な勉強が積めるため、
焦って辞める理由は見当たりません。
高速出世をして管理職を経験することにより、
普通のサラリーマン人生40年の経験を数年で経験することができます。
※「出世のすすめ」については下記記事でまとめています
FIREを急ぐことにより、
「自己投資の黄金期」を見逃す可能性があるので注意が必要です。
資産が非常に脆い
20代では資産形成期間が限られ、
複利効果を最大限活かすのが難しいです。
それ故に、
起業でも投資でも、
ギャンブル性の高いものに頼る必要が出てきます。
運よくギャンブルに勝っただけの資産形成には、
もちろん再現性がありません。
そして、
そのような棚ぼた的な資産は「非常に脆い」のが大きな問題です。
「資産の安定性」が「資産形成期間」に比例することは、
宝くじ当選者が転落していく人たちの多さからも明らかでしょう。
また、
資産形成期間が短い場合、
暴落を一度も経験していない可能性も高く、
メンタルも「非常に脆い」というリスクもあります。
再現性の高いインデックス投資で確実に資産形成することが、
「強い資産」を作る鍵となるでしょう。
40代では遅すぎる理由
以下の理由より、
40代では遅すぎると考えています。
体力と気力の低下
新しい挑戦を始める体力や気力が、
著しく低下する可能性があります。
趣味や冒険に費やす時間が減り、
せっかく手にした「自由」を活かしきれない恐れがあるのです。
これはFIRE後の活動の幅が狭まることを意味します。
世間的にはFIREと呼ばれるかもしれませんが、
これではただのFI(経済的自由)でしかありません。
制限が増え、柔軟性が低下する
子育てや住宅ローンなどの負担がピークに達する時期であり、
経済的にも時間的にも自由が制限される場面が増えます。
40代に入ってしまうとライフプランの修正が難しいこともあり、
柔軟性も低下してしまうのです。
さらに介護などの責任が重なれば、
FIRE生活の自由が著しく制限されることは避けられません。
失敗からの回復力が弱まる
40代以降の失敗は、
30代までの失敗と比べて回復までの時間がかかります。
FIREにも失敗のリスクがあることを忘れてはいけません。
前述の通り、
体力も気力も柔軟性も低下してしまえば、
株価の大暴落があった時の経済的回復力も弱まることは明らかです。
再就職も難しくなり、
路頭に迷う可能性も否定できません。
30代でFIREすべき理由
以上述べてきた通り、
20代では早すぎであり、
40代では遅すぎるのです。
以下の理由より、
30代がFIREのベストタイミングだと考えています。
体力・気力・経験のバランスが最高
30代になれば十分な社会経験があり、
必要なスキルや知識が整っています。
そして、
十分な体力があり、
挑戦するエネルギーがみなぎっている時期です。
体力・気力・経験のバランスが最高だと考えています。
つまり「自由を最大限に楽しめる時期」であり、
FIREを思う存分満喫できることを意味します。
人生設計の柔軟性が高い
30代は子育てや新しいキャリアの選択肢を視野に入れつつ、
計画を調整できる時期です。
家族や仕事に対する自由度がまだ高く、
人生設計の柔軟性が高いと言えるでしょう。
子育てやキャリア転換も視野に入れた計画が可能であることは、
「時代の変化に対応できる強さ」です。
その自由度の高さは精神安定剤としても機能し、
趣味や旅行や自己実現などのバランスを含め、
FIRE後の「自由時間」をアクティブに楽しめる時期だと言えます。
強い資産が築ける
10年近くの時間をかけ、
再現性の高いインデックス投資などにより築いた資産は、
胸を張って「強い資産」と言えるでしょう。
ギャンブル性の高い投資に手を染めることなく、
20代からの積み重ねで「資産運用の基盤」ができていることは確実に武器になります。
また、
10年近く投資をしていれば一度は暴落を経験しているため、
メンタルも強化されているでしょう。
さらに、
これからの長い人生において複利効果を最大限に享受することが可能であり、
逆にゼロで死ぬことが難しくなるかもしれません。
まとめ:「30代FIRE」の魅力と行動のすすめ
以上、
「サイドFIREの葛藤:自由を手に入れる最適なタイミング」についてでした。
まとめです。
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FIREの旬、「最適なタイミング」
→FIREを実現するタイミング次第で人生の満足度は大きく変わる
30代がFIREのベストタイミングである理由
・20代では早すぎる理由
圧倒的な経験値不足
自己投資の黄金期
資産が非常に脆い
・40代では遅すぎる理由
体力と気力の低下
制限が増え、柔軟性が低下する
失敗からの回復力が弱まる
・30代でFIREすべき理由
体力・気力・経験のバランスが最高
人生設計の柔軟性が高い
強い資産が築ける
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30代でFIREする意味は非常に大きく、
30代は自由を手に入れるための黄金期だと考えています。
FIREの本質は、
「自由を得る」だけでなく、
その自由を最大限活用するための能力とタイミングが重要です。
30代は人生を再設計する絶好のタイミングであり、
それに向けた最適な準備と行動が未来を豊かにします。
今20代の人は、
FIREに向けた準備を確実に進め、
「早ければ早いほど良い」という幻想に騙されて”FIREタイムアタック”に参加しないよう気を付けてください。
”FIREタイムアタック”は、
フルマラソン参加者が「最初の1,500m」のタイムを競うレースに巻き込まれているのと同じであり、
無意味であるどころかその後のマラソン(人生)に悪影響を及ぼします。
”FIREタイムアタック”に参加することは、
倫理に反する詐欺まがいのビジネスやギャンブルに手を出す可能性を高め、
FIREと無縁の人生を送るリスクを高めるでしょう。
今30代の人は、
一歩ずつ確実に進み、
頑張りましょう。
少しでも参考にしていただけると幸いです。
その他、
「サイドFIREの葛藤」シリーズの記事を沢山書いています。
※是非読んでみてください
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