【FIREを決意した理由】死を意識して気づいた「時間の価値」と後悔しない生き方【メメント・モリ】

⑥哲学者ごっこ

今回は、
『死を意識して気づいた「時間の価値」と後悔しない生き方』について書いていきます。

「メメント・モリ(Mémento-Mori)」は、
ラテン語で「自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな」といった意味を持つ言葉です。

※本記事では「死を想え」に統一して記載します

私は身近な人の死と真剣に向き合い、
薬剤師として在宅医療の現場で300名以上の死に触れ、
メメント・モリの教訓を得ました。

そして、
その経験で「時間の価値」を知り、
FIREを決意しました。

今回は、
そのことについて詳しく解説したいと思います。

・「時間の価値」を深く考えず、時間を浪費している人
・若いうちにFIREしたい人

必見です。

〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人

〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。

〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ

本記事の目次は下記の通りです。

在宅医療の現場で感じたメメント・モリの教訓

前回の記事で、
「在宅医療の現場で感じたメメント・モリの教訓」についてまとめました。

※以下、要点を抜粋して記載します

メメント・モリ:「今ここ」を生き、人生を充実させる思考
→死への「適切な恐怖」で「今ここ」を生きること

在宅医療の現場で感じたメメント・モリの教訓

 ①「植物状態」で5年間生き延びた祖父

 →有意義に生きる時間はあまりにも短い
 ②一番身近な母親の死

 →この人が存在するうちにしか伝えることが出来ないこと
 ③在宅医療で触れた300名以上の死

  ・死の受容の中にある「後悔」
  ・進化学的には「いつ死んでもおかしくない」
  ・「最後の足跡」を考える

死を想うこと、
メメント・モリは、
「今この瞬間をどう生きるか」を考えさせてくれる大切な教えです。

死を意識することは、
より良く生きるための道しるべとなります。

だからこそ、
「死」を遠ざけるのではなく、
時折立ち止まって考えてみることが大切です。

私は多くの死に触れ、
死と真剣に向き合った結果、
一旦FIREすることにしました。

本記事では、
そのことについて詳しく解説していきます。

死を意識して気づいた「時間の価値」と後悔しない生き方

死を意識して気づいた「時間の価値」と後悔しない生き方について、
3つの話に分けて解説します。

死と真剣に向きあって学んだこと

詳しくは前回の記事で書きましたが、
死と真剣に向きあって学んだことは数多くあります。

特に重要なポイントは下記のとおりです。

「有限性の自覚」:人生は想像以上に短い
 ・祖父の植物状態の5年間で「生」と「死」について考えさせられた
 ・母親の死により「今しかできないこと」を痛感した

「後悔の声」から考える人生設計
 ・最期の言葉に多かったのは、「もっと〇〇すればよかった」
 ・後悔のない人生は滅多にない

死を目の当たりにすることで、
「時間の有限性」と「人生の優先順位」について、
深く考えざるを得なくなりました。

「人は必ず死ぬ」と頭で理解しているつもりでも、
それを本当の意味で実感することは難しいです。

私は在宅医療の現場で、
日々「人生の最期」を迎える人たちと接しました。

特に印象に残ったのは、
「使いきれないほどの資産はあるけど使う時間も体力もない」
「働きすぎて家族との時間を持てなかった」

と語る人たちでした。

お金を貯めることだけを優先しすぎると、
いざ「自由な時間」を手にした時には、
すでに体が動かず、
やりたいことができない状態になっているケースが非常に多いのです。

「自由な時間」には、
間違いなく旬があります。

この現実を目の当たりにし、
私は「後悔しない生き方」を真剣に考え始めました。

「時間の価値」を見つめ直す

死を意識したとき、
人生において最も貴重なのは「時間」だということを、

痛いほど思い知りました。

お金は取り戻せますが、
時間は二度と戻りません。

この事実に直面すると、
「今の時間をどう使うか?」という問いが、
極めて重要になります。

・将来のためにお金を貯めるのも大切だが、それが目的になっていないか?

・「やりたいことをやるのは定年後」では、本当に間に合うのか?

・「今」大切な人と過ごし、「今」好きなことをすることこそ、最優先ではないか?

「死の視点」から見た、
”人生における真の優先順位”を考えなければなりません。

私の場合、
「若いうちに自由な時間を得ること」が最優先事項だと
確信し
FIREについて真剣に考え始めました。

FIREとは、
単なる「労働の放棄」ではなく、
「時間の使い方を主体的に選ぶ」ことです。

 「後悔しない生き方」を模索し、
「時間の価値」を見つめ直した結果、
FIREに行き着く人も多いのではないでしょうか。

FIREを決意した理由

また、
「時間の価値」を見つめ直す時に誰もが直面するのが、
「今を楽しむべきか、それとも将来に備えるべきか」という問題だと思います。

・好きなことをやりながら生きるのが理想

・でも、将来のために備えておかないと不安

・かといって、今を犠牲にしすぎると後悔するかもしれない

このバランスをどう取るかは、
人それぞれの価値観に委ねられるでしょう。

しかし、
「いつ死んでも後悔しない生き方」 を基準に考えれば、
自然と各々の人生の答えは見えてくると思います。

私はFIREを目指す上で、
「資産1億円以上を目指す必要はない」と判断しました。

将来のことを過剰に不安視し、
「必要以上にお金を貯めても意味がない」と考えたからです。

「いつか」に備えるのではなく、
「今」どう生きるかが重要です。

「いつ死ぬか分からない」なら、
やりたいことを先延ばしにしてはいけません。

そして、
資産3,000万円〜4,000万円で切り上げ、
30代前半でサイドFIREやLeanFIREをすることを決意しました。

これは、
若い時の「最も貴重な時間」を買ったようなものです。

死を想い、
「今しかできないこと」に目を向けたとき、
私は一旦FIREをして人生の時間をより主体的に使おうと決意しました。

まとめ:死を意識し「本当にやりたいこと」を見つける

以上、
『死を意識して気づいた「時間の価値」と後悔しない生き方』についてでした。

まとめです。

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在宅医療の現場で感じたメメント・モリの教訓
→「今この瞬間をどう生きるか」を考えさせてくれる大切な教え

死を意識して気づいた「時間の価値」と後悔しない生き方

 ①死と真剣に向きあって学んだこと

 →「自由な時間」には、間違いなく旬がある
 ②「時間の価値」を見つめ直す
 →
人生において最も貴重なのは「時間」
 ③FIREを決意した理由

 →30代前半のFIREで、若い時「最も貴重な時間」を買った

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死を遠いものとして捉えるのではなく、
時折立ち止まって死を想い、
「今」を見つめることが大切です。

「今日が人生最後の日だったら、どう生きるか?」

スティーブ・ジョブズの真似をし、
この問いを持ち続けることで、
人生の選択は自然とクリアになります。

FIREとは、
「逃げ」でも「贅沢」でもなく、
より良く生きるための一つの手段です。

大切なのは、
死を意識しながら「本当にやりたいこと」を見つけ、
今この瞬間を大切にすることだと考えています。

「本当に大切なことは何か?」

死を想う事で自問自答し、
少しでも行動に移すきっかけになれば嬉しいです。

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