【FIREは資本主義ありき】資本主義社会が永遠に続くことを願う問題点【サイドFIREの葛藤】

今回は、
「サイドFIREの葛藤：資本主義社会が永遠に続くことを願う問題点」についてまとめていきます。

私は30代前半で4,000万円の資産を作り、
サイドFIREのような生活をしています。

サイドFIRE生活の中では、
様々な悩みや葛藤があります。

悩みや葛藤は割とネガティブなものですが、
私なりにそれらをポジティブに転換しています。

・資本主義社会が永遠に続くことを願っている人
・これからサイドFIREやFIREを目指す人
必見です。

サイドFIREへ向けた予習として参考にしたり、
共感していただけると嬉しいです。

〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人

〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。

〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし（基本社宅で自己負担小）、負債ゼロ

本記事の目次は下記の通りです。

FIREは資本主義社会ありき
資本主義社会が永遠に続くことを願う問題点
まとめ：「資本主義社会が永遠に続く」は希望的観測でしかない

FIREは資本主義社会ありき

当たり前の話ですが、
FIREというものは、
資本主義社会ありきです。

お金に絶対的な価値があるからこそ成り立つものであり、
これからも資本主義社会が続くという前提で存在する生き方です。

私もそれを信じており、
「資本主義社会前提の人生設計」、
つまりは「お金ありきの人生設計」を立てています。

FIREを目指すかどうかに関わらず、
日本国民全員が「お金ありきの人生設計」を立てていると言っても過言ではありません。

その中でも特にFIREを目指す人たちは「資本主義社会が永遠^※に続く」と信じ、
そこにベットしているということになります。
※少なくとも自分が生きている間は

資本主義社会が続く限り、
「ｒ（資本収益率〉＞ｇ（経済成長率）」が成り立ちます。

世界経済が成長することに期待し、
インデックス投資等を行い、
自分でベーシックインカムを作ることは正しい行動でしょう。

しかし、
資本主義社会が根底から崩れたら世界は一変し、
FIREという概念も終わりです。

サイドFIRE生活をする中、
経済の勉強をすればするほど、
その不安は拭いきれないものとなりました。

今後必ず向き合わなければならない課題であるため、
ここで一度真面目に考えてみることにします。

資本主義社会が永遠に続くことを願う問題点

まず最初に、
私の中に存在する「資本主義社会が永遠に続くことを願う思考」から目を背けないことにします。

前述の通り、
私にとって資本主義社会が終わることは「不安」であり、
ネガティブな感情であることは否定できません。

FIREは資本主義社会ありきなので、
資本主義社会が根底から崩れてしまうのは、
正直困るのです。

しかし、
あまり大声で言うことは出来ません。

資本主義社会の問題点を知っているので、
心のどこかできっと後ろめたさや葛藤があるのです。

本記事では、
資本主義社会が永遠に続くことを願うことの根本的な問題点について考え、
その後ろめたさや葛藤の正体を解明していきたいと思います。

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早速、
「資本主義社会が永遠に続くことを願う問題点」を３つ挙げ、
それぞれについて詳しく解説していきます。

自己中心的な思考である

まず最初に、
資本主義社会が永遠に続くことを願うことは、
「自分さえ良ければ良い」という自己中心的な思考と言わざるを得ません。

資本主義社会に多くの問題点があることを理解しながらも、
逃げ切りを図りたいということです。

資本主義社会の問題点を知れば知るほど、
永遠に続くことを願うことには後ろめたさや葛藤が生まれることでしょう。
※私のこの状況です

もちろん、
資本主義社会が根底から覆るようなことが起これば、
それは理不尽極まりないことです。

これまでの努力が全てチャラになり、
皆が横並びになってスタートラインから「ヨーイドン」だなんて、
あってはならないことだと思います。

資本主義社会を守りたいのは、
自分の資産を守りたいのと同じことです。

たとえ自己中心的な思考であっても、
自分の努力の成果（資産）を死守したいのは、
当たり前の心理だと思います。

しかし、
自分の努力の成果（資産）を過信しすぎるのは危険だと考えています。

謙虚さを欠く

資本主義社会が根底から覆ることは、
確かに理不尽極まりないことです。

もしも資本主義社会から真新しい経済社会に移行することがあれば、
「資本主義社会におけるお金のアドバンテージ（もしくはハンデ）は引き継がれるべき」と考えるのが自然であり、
そうでなければ戦争が起こると思います。

新しい経済社会における、
「お金に代わる新しい基準」に変換できるようなシステムが必要です。

その時、
自分の努力の成果（資産）を過信していれば、
大変醜いことになるでしょう。

資産を過信することで傲慢になり、
「高レートでの変換」を求め、
「平等を重んじる社会主義的な経済社会」に猛反対する態度を取りかねません。

もちろん、
段階的に移行を行ってお金に半減期を設けるだとか、
移行に対する「相続税」のような手数料を設け、
現行の「お金」の価値を目減りさせて「格差是正」を行うのが自然な考えです。

そんな中で「高レートでの変換」を主張することは、
「格差是正」に猛反対するような醜い態度であり、
自己中心的かつ謙虚さに欠けると思います。

「真のお金の価値」は、
今ここに存在する数字で本当に間違いないのか、
剰余価値があって評価され過ぎているのではないか、
見直すべき段階なのかもしれません。

私自身も、
最近は「FIRE出来たのは運が良かっただけかもしれない」と考え直しています。
※下記記事で詳しく解説しています

自分の努力の成果（資産）を過信することなく、
「真のお金の価値」について考え、
さらに運の要素なども加味し、
謙虚になるべきだと考えています。

親ガチャ等による「理不尽な格差拡大」を助長する

そして、
ついでに「視野の狭さ」に対しても謙虚になるべきです。

この世の中には、
自分の努力の成果として資産を持つ人もいれば、
「親ガチャSSR」等で棚ぼたで資産を手にした無能もいます。

もし前者であれば、
視野を広くし、
後者の存在を忘れてはいけません。

もし後者であれば、
その資産はあなたの実力ではないので、
あなたには「資本主義社会が永遠に続くことを願う資格」はありません。
※ここでブラウザを閉じてください

資本主義社会が永遠に続くことを願う大きな問題点として、
こういった親ガチャ等による「理不尽な格差拡大」を助長することがあります。

資本主義社会が根底から覆ることによって、
理不尽な仕打ちを受ける人ばかりではありません。

「親ガチャSSR」等で棚ぼたで資産を手にした無能も一定数存在するので、
資本主義社会が根底から覆らないことこそが理不尽だ！
とも言えるでしょう。

「親ガチャSSR」等で棚ぼたで資産を手にした無能たちのせいで、
資本主義が嫌われて批判されていると言っても過言ではありません。

もちろん相続税を爆増させることにより、
「理不尽な格差拡大」に対する是正は推進されていくでしょう。

「親ガチャSSR」の無能たちを潰すためにも、
資本主義社会の終わりを受け入れるべきなのかもしれません。
※少し言葉がキツくなりましたが、私の近くにいた「無能な二代目社長」の影響が大きいです。下記記事で詳しく解説しています。

まとめ：「資本主義社会が永遠に続く」は希望的観測でしかない

以上、
「サイドFIREの葛藤：資本主義社会が永遠に続くことを願う問題点」についてでした。

まとめです。

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FIREは資本主義社会ありき
→資本主義社会が根底から崩れたら世界は一変し、FIREという概念も終わり

資本主義社会が永遠に続くことを願う問題点
　①自己中心的な思考である
　→資本主義社会を守りたいのは、自分の資産を守りたいのと同じこと
　②謙虚さを欠く
　→傲慢になり、「格差是正」に猛反対するような態度を取ってしまう
　③親ガチャ等による「理不尽な格差拡大」を助長する
　→「親ガチャSSR」等で棚ぼたで資産を手にした無能も存在する

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資本主義社会が永遠に続くことを願うことは、
あまり良くない思考および姿勢なのかもしれません。

もちろん、
これまでの努力がチャラになり、
皆が横並びになってスタートラインから「ヨーイドン」だなんて、
理不尽極まりないことです。

自己破産に対する「したもん勝ち」「ずるい」といった批判とも、
どこか似ている気がします。

しかし、
資本主義社会には大きな問題があることは確かであり、
見直されるべき時期に来ていることは確かでしょう。

特に親ガチャ等による「理不尽な格差拡大」は由々しき問題であり、
資本主義社会が根底から覆らないことこそが理不尽という説もあります。

そもそも、
「資本主義社会が永遠に続く」は希望的観測でしかありません。

FIREした後も油断することなく、
「資本主義社会への終わり」に備える必要があることを再認識したので、
今後しっかり考えていこうと考えています。

少しでも参考にしていただけると幸いです。

次回、
「相続税批判の問題点」について記事を書いていきたいと思います。
↓