【FIRE達成後の結婚】FIREが結婚の難易度を上げる理由【サイドFIREの葛藤】

今回は、
「サイドFIREの葛藤：FIREが結婚の難易度を上げる理由」についてまとめていきます。

私は30代前半で4,000万円の資産を作り、
サイドFIREのような生活をしています。

サイドFIRE生活の中では、
様々な悩みや葛藤があります。

悩みや葛藤は割とネガティブなものですが、
私なりにそれらをポジティブに転換しています。

・FIRE達成後に結婚することを考えている人
・これからサイドFIREやFIREを目指す人
必見です。

サイドFIREへ向けた予習として参考にしたり、
共感していただけると嬉しいです。

〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人

〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。

〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし（基本社宅で自己負担小）、負債ゼロ

本記事の目次は下記の通りです。

FIRE達成後の結婚について
FIREが結婚の難易度を上げる理由
まとめ：FIRE達成後の結婚は、弱くてニューゲームである

FIRE達成後の結婚について

前回、
「LeanFIREで月12万円のベーシックインカムを作るメリット」についてまとめました。
※以下、要点を抜粋して記載します

30代前半・資産4,000万円でFIRE可能な理由
→「LeanFIRE」達成後の人生に関しては、無限大の可能性がある

LeanFIREで月12万円のベーシックインカムを作るメリット
　①「必要最低限の”一人”の生活」が保障される
　→「残りの人生の時間」を全て自分のために使うことが可能
　②「働かなくて良い」の魔力
　→「生殺与奪の権」「人生の主導権」を完全に手中に収めたようなもの
　③全ての「労働」が「娯楽」に変わる
　→「働かなくて良いのに働く」という「究極の贅沢」とも呼べる選択肢
　④DINKsはヌルゲー（※相手による）
　→余剰資金が増えてより自由度が増す
　⑤出産・子育ての難易度もガクッと下がる
　→家庭内に「パートに出て働いてくれている人」が２人居るのと同じ

私はサイドFIREのような生活をしていますが、
ここ４ヶ月ほどは全く働いておらず、
LeanFIREを達成していることに気が付きました。

LeanFIRE達成後の人生に関しては、
無限大の可能性があると考えています。

「必要最低限の”一人”の生活」が保障されているため、
「働かなくて良い」状態を手にし、
「労働」ではなく「娯楽」で楽しく稼ぎ、
「結婚」や「出産（子育て）」などの大きなイベントにも対応可能です。

そこで、
「FIRE達成後の結婚」について真面目に考えてみることにしました。

あくまで私の経験に基づく私見ですが、
リアルな経験をお伝えできればと思っています。

FIREが結婚の難易度を上げる理由

早速ですが、
「FIRE達成後の結婚」について真面目に考えた結果、
「FIREは結婚の難易度を上げる」という結論に至りました。

実際は考えるまでもなく、
これまでの経験で何となく分かっていたことを再認識したまでです。

「FIREが結婚の難易度を上げる理由」を４つ挙げ、
それぞれについて詳しく解説します。

「専業主婦希望」等の他力本願に当たりやすい

「FIRE達成後の結婚」を目指す場合、
もちろんFIRE達成前から相手を探し始めることとなります。
※常時探しているとも言えます

過労死レベルで働いていれば疎かになってしまいますが、
職場で出会いがなくてもマッチングアプリで何とかなる時代です。

FIRE達成前のバリバリ働いている時期は年収も高いので、
相手に困ることはまずないと思います。

中肉中背でZIP！のパーソナリティー（イケメンとは言い難い）に似ていると言われる私でも、
大手マッチングアプリを約３ヶ月使い、
228件のいいね！を貰いました。

しかし、
問題なのはその質です。

確か最初の１ヶ月で150件以上のいいね！を貰いましたが、
そのほとんどが「お金の価値観」が全く合わない「対象外」でした。

しかもプロフィールに「結婚したら仕事を辞めたいです」等と書くような、
「専業主婦希望」の類いの他力本願に当たることが非常に多く、
苛立ちすら覚えました。

収入が高い時はこうなりがちだと思います。

なお、私の母もずっと「専業主婦」でした（癌という止むを得ない事情もあった）。
愛するパートナーに「専業主婦」という選択肢を与えることができる経済力のある人間は、とても素敵だと思います。
私もそんな父の姿を見て、仕事を頑張ってきました。

「専業主婦」を否定しているわけではなく、
心身ともに健康で働くことが出来るくせに、「専業主婦希望」という他力本願な姿勢を示すことに反吐が出るという話です。

※この件に関しては別記事で詳しくまとめました

また、
他力本願なDINKs希望に会ったのも記憶に新しいです。
※「マッチングアプリで他力本願なDINKs希望に会った話」については下記記事にまとめています

その後、
プロフィールに「※専業主婦希望はお断り」と書いた結果、
その日を境に露骨にいいね！が激減していくさまはとても面白かったです。

「お金の価値観」のフィルターで絞ると対象が激減

もらったいいね！のほとんどが「お金の価値観」が全く合わない「対象外」でしたが、
中には良い人も”それなり”に居て、
「お金の価値観」が合いそうな人に自分からいいね！をしてマッチングすることも”それなり”にありました。

重要な価値観が合うことの意味は大きく、
「お金の価値観」のフィルターで絞ることにより、
「凄く気が合う人」に出会えるという大きなメリットもあります。

しかし、
「お金の価値観」のフィルターで絞ることにより、
対象が１〜２％に激減してしまうイメージです。

対象数を50分の１や100分の１に減らし、
「自ら可能性を狭めている」と言うことも出来るでしょう。

そもそもの話ですが、
「お金の価値観」で絞ることは「最善」ではないのかもしれません。

「お金の価値観」のフィルターで絞らなければ、
その対象は爆増し、
新たな価値観に触れることで人生の可能性が広がります。

余計なことを一切考えずに、
「可愛い」だけで選ぶことができれば、
そんなにラクはものはないでしょう。

しかし、
それでも「お金の価値観」を簡単に譲ることは出来ません。

「FIRE後の結婚」を考えている人なら共感してくれると思いますが、
私にとっては超重要な価値観です。

前述の通り、
少数でも「凄く気が合う人」に出会えるという大きなメリットもあり、
選択肢が多過ぎるのも逆に「自由の刑」に処せられるので、
「最善」ではなくとも１つの正解であることには違いありません。

この拭い切れない「お金の価値観」というフィルターが、
「FIRE後の結婚」の難易度を上げると考えています。

「お金の価値観」が合う人は、だいぶ癖が強い

「お金の価値観」が合い、
「凄く気が合う人」に出会っても、
必ずしも上手くいくわけではありません。

「お金の価値観」が合う人は、
だいぶ癖が強いからです。

そもそもの話ですが、
FIREに共感してくれる人は変な人が多いと思います。

FIREコミュニティのオフ会に参加した際も、
それを強く感じました。
※「FIRE仲間を作ることが難しい理由」については下記記事で詳しく解説しています

「普通の人生」から外れているのだから、
当たり前の話だと思います。
※もしくはその予備軍

「お金の価値観」が合う人は、
質素倹約や稼ぐ力が強い分、
ネジが外れている傾向が強く、
「他の価値観」で付いていけないことが多々ありました。

気が合うからこそ、
これが大きなジレンマとなります。

付き合う前の関係性で何故か激怒されて謎の説教をされたり、
付き合ってから癖の強すぎる本性を知ることもありました。

かくいう私も、
癖が強いと思われている可能性が高く、
もう少し寛大になってお互いに歩み寄るべきなのかもしれません。

「投資」の概念が違うと根底から覆る

「お金の価値観」が合うという大きなハードルを超え、
「他の価値観」をクリアしても、
最後まで油断できないのが大きな問題です。

付き合った段階で、
お互いの「投資・資産運用情報」を赤裸々に教え合うことは「困難を極める」と思っています。

いくら金融リテラシーが高くてお金の話にもオープンでも、
お金の話は結局シビアであり、
最後の壁を突破することはかなり難しいです。

そして、
証券口座を見せ合うなど御法度です。
※この問題をクリア出来る人がいたら切実に教えて欲しい

真実を確かめようがないため、
口先で「インデックス投資をやっている」と言っていても、
実際はギャンブル性の高い投資をやっていることもあります。

私も少し結婚を意識し始めた頃、
いよいよお互いの「投資・資産運用情報」という最後の壁を突破するタイミングで、
その事実を知ったことがありました。

「お金の価値観」が合ったとしても、
「投資」の概念が違うと、
根底から覆ってしまいます。

確かにビギナーズラックなどがあり、
アクティブ投資が「序盤の資産」を増やすことに貢献してくれたこともあったようです。

しかし、
その後は負けが重なり、
塩漬けとなり損切りできない銘柄も多数抱えている状況でした。

「二人の将来のために」と話し合いましたが、
お互いに譲ることができず、
ここで価値観が合わずにダメになりました。

私にはギャンブル依存症にしか見えず、
「これだったら投資も何も知らない人に０から教えた方が良いかな」等と本末転倒なことを思い、
その後迷走し、
今に至ります。

まとめ：FIRE達成後の結婚は、弱くてニューゲームである

以上、
「サイドFIREの葛藤：FIREが結婚の難易度を上げる理由」についてでした。

まとめです。

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FIRE達成後の結婚について
→LeanFIRE達成後の人生に関しては、無限大の可能性がある

FIREが結婚の難易度を上げる理由
　①「専業主婦希望」等の他力本願に当たりやすい
　→「専業主婦希望」という他力本願な姿勢を示すことに反吐が出る
　②「お金の価値観」のフィルターで絞ると対象が激減
　→対象が１〜２％に激減してしまうイメージ
　③「お金の価値観」が合う人は、だいぶ癖が強い
　→質素倹約や稼ぐ力が強い分、ネジが外れている傾向が強い
　④「投資」の概念が違うと根底から覆る
　→「お金の価値観」や「他の価値観」をクリアしても最後まで油断できない

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FIRE達成後、
ベーシックインカムというアドバンテージを受け、
人生の難易度はガクッと下がります。

それに反し、
FIRE達成後、
拭い切れない「お金の価値観」のフィルターというハンデを受け、
結婚の難易度は上がります。

簡単な言葉で雑に片付けると、
お金や経験を積み上げ過ぎた結果、
「理想が高くなる」とも言えるでしょう。

FIRE達成で人生が振り出しに戻る感覚もあるので、
「弱くてニューゲーム」という表現がしっくりくるかもしれません。

大きなハンデを背負った難易度が高い新しい人生を、
ここからやり直すイメージです。

そう考えると、
何だか楽しめそうだと思います。

楽しいゲームの本質は、
「強くてニューゲーム」とは真逆の「弱くてニューゲーム」に違いありません。

「ギャンブルをやるくらいなら、投資も何も知らない人に０から教えた方が良いかな」等と本末転倒なことを思う今日この頃ですが、
試行錯誤をしながら楽しんでいこうと考えています。

少しでも参考にしていただけると幸いです。

次回、
本文中で少し触れた「専業主婦」について記事にまとめたいと思います。
↓