【お金の失敗から立ち直る】お金の後悔を解消する方法【サイドFIREの葛藤】

⑥哲学者ごっこ

今回は、
「サイドFIREの葛藤:お金の後悔を解消する方法」についてまとめていきます。

私は30代前半で4,000万円の資産を作り、
サイドFIREのような生活をしています。

サイドFIRE生活の中では、
様々な悩みや葛藤があります。

悩みや葛藤は割とネガティブなものですが、
私なりにそれらをポジティブに転換しています。

・お金の失敗から立ち直りたい人
・あらゆる後悔を解消したい人
・これからサイドFIREやFIREを目指す人

必見です。

サイドFIREへ向けた予習として参考にしたり、
共感していただけると嬉しいです。

〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人

〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。

〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ

本記事の目次は下記の通りです。

お金の失敗から立ち直り、お金の後悔を解消する方法

お金の失敗は、
大きな後悔を生みます。

そして、
立ち直るまでに時間がかかります。

一度立ち直ったと思っても、
時間が経ってから急に思い出して後悔の念に苛まれることも多々あります。

私も4,000万円の資産を作る過程で約2,000万円のお金を取りこぼしており、
後悔の念に苛まれ続けてきました。

何度も「過去に戻りたい」と願っては、
切ない夢を見続けました。

しかし、
ここ最近になって上手く受け入れることができ、
立ち直ることが出来ています。

お金の失敗から立ち直りたい人へ、
私なりの「お金の後悔を解消する方法」を紹介したいと思います。

※お金に限らず、あらゆる後悔に応用可能です

「お金の失敗から立ち直り、お金の後悔を解消する方法」を4つ挙げ、
それぞれについて詳しく解説していきます。

あくまで私の経験に基づく考えですが、
参考にしていただけると幸いです。

思い切って後悔の書き出しをする

お金の失敗は大きな後悔を生むため、
目を背けたくなるものです。

私もほんの少し向き合っただけで立ち直った気になり、
その後は目を背け続け、
出来るだけ考えないようにしてきました。

しかし、
立ち直った気になっただけでした。

目を背け続けることによって、
「時間が経ってから急に思い出して後悔の念に苛まれる」という現象が発生します。

まるで弱い抗生剤(抗菌薬)のように、
細菌を中途半端に攻撃してしまうことにより、
より強力な耐性菌が生み出されてしまったかのようです。

耐性菌はとてもしぶとく、
そしてしつこい性質を持ちます。

私の中の耐性菌は夜に悪さをすることが多く、
布団の中で叫びたくなることがよくありました。

最強の抗生剤を用いて、
除菌が完了するまで徹底的に攻撃しなければなりません。

そこで最強の抗生剤としておすすめなのが、
思い切って後悔の書き出しをすることです。

私はサイドFIRE達成後、
「お金の後悔」に苛まれることが増え、
全てを取り返したい気持ちに駆られることが多々ありました。

そこで、
思い切って全ての後悔を書き出してまとめることにしました。

※「サイドFIRE達成までに逃した約2,000万円」は下記記事でまとめています

正直「後悔の書き出し」はとても億劫な作業であり、
数字が増えるたびに嫌な気分になり、
最終的な「2,000万円」という数字を見たはかなりショックでした。

最強の抗生剤だけあり、
副作用にも注意が必要です。

この当時の資産は約4,000万円だったので、
「3分の1のチャンスを失ってきた」ということになります。

ここに書ききれなかった細かい後悔を含めれば、
もっと高額になります。

しかし、
最強の抗生剤によるショックを受けただけではまだ甘く、

ここで終えては今後も耐性菌に苛まれる運命です。

もう少し徹底的に攻撃しなければなりません。

戻りたい過去へタイムスリップしてみる

「お金の後悔」を書き出すだけでなく、
もう少し傷をえぐる必要があります。

戻りたい過去へタイムスリップし、
全ての「お金の後悔」を回想し、

シミュレーションしてみることをおすすめします。

徹底的に考え、
行動を分析してみるということです。

お金の失敗・お金の後悔で
「戻りたい過去」があると思います。

私の場合は「社会人スタート時」でした。

私は社会人になった時、
完全なるゼロから始まりました。

「与えない教育」を受けたため、
貯金は学生時代の年金や免許合宿代などで全て使い果たし、
奨学金は借りていなかったので(圧倒的感謝)、
完全なるゼロスタートでした。

前述の「お金の後悔」も、
社会人になった後の後悔ばかりが浮かび、

それをまとめ上げる形になりました。

そのため、
お金の失敗・お金の後悔で、
私の「戻りたい過去」は常に「社会人スタート時」だったのです。

2015年4月、
希望と不安に満ちた新生活のスタート時、
初めての一人暮らしの部屋・ベランダで快適さを噛みしめた日、
特別な体験だったため今でも「鮮明に蘇る感覚」が残っています。

その「鮮明に蘇る感覚」を頼りに、
なんとか戻れぬものかと何度も願いました。

当時の株価と今の株価を見比べるたびに、
当時の為替と今の為替を見比べるたびに、
なぜ一刻も早く投資をしなかったのかと恨みました。

経済成長も円安も、
「冷静に考えれば未来が読めるだろ!」と思えてしまう不思議です。

しかし、
戻りたい過去へタイムスリップし、
徹底的に考えて行動を分析してみると、
過去の自分を過大評価していることに気が付きます。

極論、
全てこの自分が選択してきた積み重ねなのです。

明らかな失敗は大いに反省し、
たらればを徹底的に排除した結果、
「そんなものか」と落ち着くと思います。

私は「節約は60点で良い」というルールを決め、
自分なりに浪費もしてやり込まないように心がけてきました。

資産4,000万円に至る過程で、
たらればを除いても「2,000万円を取りこぼした」という事実は変わりません。

しかし、
結果として67点です。

※4,000万円/6,000万円

つまり合格です。

2,000万円を取りこぼした後悔はありますが、
合格点は取れています。

私は戻りたい過去へタイムスリップしてみた結果、
「取りこぼした2,000万円」よりも「獲得した4,000万円」にスポットライトを当てることが出来ました。

「お金の後悔」を前向きに捉えるところまで来れば、
もう一歩だと思います。

未来からタイムスリップしてみる

「お金の後悔」を書き出し、
戻りたい過去へタイムスリップすることでだいぶ傷をえぐりました。

そのまま、
「戻りたい過去へタイムスリップ」の延長で、
「未来からタイムスリップしてみること」をおすすめします。

数年後の未来から現在へタイムスリップすることをシミュレーションしてみるということです。

私は戻りたい過去へタイムスリップしてみた結果、
過去の私が下した選択も「あながち間違いではなかった」と肯定できるようになりました。

インデックス投資を選んだことで、
「後悔」以外のストレスはなく、
不安で眠れないことはなく、
平穏に過ごすことができたことは間違いありません。

同様に、
未来の自分も現在の自分を肯定せざるを得ないと思います。

今後も、
「今ここ」の積み重ねで自分の運命が決まり、
「今ここ」の選択により世界線が少しずつ分岐していくということです。

未来を考えることは死を想うことでもあり、
「今ここ」を生きることにつながると考えています。

※下記記事で詳しく解説しています

「お金の後悔」を前向きに捉え、
現在の自分も肯定することができれば、
今後の人生がより充実すると思います。

ハンデを楽しむ(弱くてニューゲーム)

最後の仕上げですが、
「ハンデを楽しむ」ことをおすすめします。

「お金の失敗」「お金の後悔」を、
むしろ楽しんでしまうということです。

「お金の後悔」を前向きに捉え、
現在の自分も肯定することができれば、

これも十分可能だと思います。

そもそも過去を後悔し、
「過去に戻りたい」と願うことは、
「強くてニューゲーム」を求める人間の弱い心理だと考えています。

※「強くてニューゲーム」に関しては下記記事で詳しく解説しています

しかし、
「強くてニューゲーム」はかなりのヌルゲーであり、
やり甲斐のないクソゲーです。

そんなチート機能があっては、
人生は楽しくありません。

人生は、
未来が予測できず、
難易度が高いからこそ楽しいのです。

楽しいゲームの本質は、
「強くてニューゲーム」とは真逆の「弱くてニューゲーム」だと思います。

ハンデがあるくらいがちょうどいいので、
是非ともくれてやりましょう。

「お金の失敗」「お金の後悔」も人生を楽しむためのハンデと捉え、
最高のエンタメとして楽しむことができれば、
最高の人生になります。

ここまで来れば、
最強の抗生剤を用いた徹底的な攻撃は完遂され、
除菌が完了したと言い切れると思います。

まとめ:人生はエンタメであり、楽しまなければ損

以上、
「サイドFIREの葛藤:お金の後悔を解消する方法についてでした。

まとめです。

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お金の失敗から立ち直り、お金の後悔を解消する方法
 ①思い切って後悔の書き出しをする

 →目を背けたくなる億劫な作業こそが良い薬になる
 ②戻りたい過去へタイムスリップしてみる
 →「お金の後悔」を前向きに捉えることができる
 ③未来からタイムスリップしてみる
 →現在の自分を肯定することができる
 ④ハンデを楽しむ(弱くてニューゲーム)
 →楽しいゲームは「強くてニューゲーム」とは真逆の「弱くてニューゲーム」

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「お金の失敗」「お金の後悔」という、
目を背けたくなるようなものと本気で向き合うことが重要です。

中途半端に向き合い、
下手な攻撃を打つことでしぶとい耐性菌に長年苛まれることとなります。

最強の抗生剤を用いて徹底的に攻撃し、
除菌が完了するまでやり切ることをお勧めします。

それにより、
「お金の後悔」を前向きに捉え、
現在の自分も肯定することができ、
ハンデも楽しむことができれば圧倒的勝利です。

これは他のあらゆる後悔にも応用できると思います。

かなり強い抗生剤なので、
副作用には注意しつつ、
今後も応用していこうと考えています。

人生はエンタメであり、
楽しまなければ損です。

少しでも参考にしていただけると幸いです。

その他、
「サイドFIREの葛藤」シリーズの記事を沢山書いています。

※是非読んでみてください

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