【他責にするな】現代の日本に生まれたら人生余裕な理由【サイドFIREの葛藤】

⑥哲学者ごっこ

今回は、
「サイドFIREの葛藤:現代の日本に生まれたら人生余裕な理由」についてまとめていきます。

私は30代前半で4,000万円の資産を作り、
サイドFIREのような生活をしています。

サイドFIRE生活の中では、
様々な悩みや葛藤があります。

悩みや葛藤は割とネガティブなものですが、
私なりにそれらをポジティブに転換しています。

・全てを日本や時代のせいにしている他責思考な人
身近に他責思考な人が居て困っている人
・これからサイドFIREやFIREを目指す人

必見です。

サイドFIREへ向けた予習として参考にしたり、
共感していただけると嬉しいです。

〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人

〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。

〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ

本記事の目次は下記の通りです。

現代の日本に生まれたことは、幸運でしかない

前回、
「FIRE出来たのは運が良かっただけかもしれない」という記事を書きました。

※以下、要点を抜粋して記載します

人生は実力か?運か?
→この問いは非常に難しい

FIRE出来たのは運が良かっただけかもしれない理由
 ①この時代に生まれたおかげで生きてこれた

 →この時代だから30代まで生きることが出来た
 ②日本の社会保障制度のおかげで成長できた
 →「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を守られてきた
 ③少子高齢化のおかげで競争が緩かった
 →単純にライバルが少なく、団塊の世代に比べるとイージーモード
 ④ゆとり教育のおかげでストレスが少なかった
 →詰め込み教育であれば、おそらくストレスより学力は下がっていた
 ⑤デフレ時代(円高)のおかげで節約できた
 →お金のない学生からすればかなりありがたい環境だった
 ⑥終身雇用崩壊のおかげで上手く出世できた
 →完全な実力社会により飛び級の出世が可能
 ⑦成熟した投資環境のおかげでコスパの良い投資ができた
 →現在は手数料が激安でコスパの良い投資をすることが可能
 ⑧コロナのおかげで投資を始めることができた
 →未曾有の事態で自分を見つめ直し、投資に踏み切ることが出来た
 ⑨インフレ時代(円安)のおかげで資産が増加した
 →ドル建てインデックスファンドの価値が上がり、資産が増加した
 ⑩多様性社会のおかげでFIREを選択できた
 →ニートでも何でも、許される時代になったのはありがたい

「人生は実力か?運か?」
この問いは非常に難しいと思います。

人生を振り返ってみたところ、
「FIRE出来たのは運が良かっただけかもしれない」と気付かされました。

全て、
現代の日本の「おかげで」生きてきたことに間違いありません。

しかし、
同じキーワードを用いて、
「おかげで」ではなく「せいで」という言葉を使う人をよく目にします。

「時代のせいで」
「日本のせいで」
「少子高齢化のせいで」
「ゆとり教育のせいで」
「デフレのせいで」
「終身雇用崩壊のせいで」
「投資環境のせいで」
「コロナのせいで」
「インフレのせいで」
「多様性社会のせいで」

このように何でも他責にし、
「自分の人生が上手くいかないのは運が悪かっただけかもしれない」と願う人も存在するのです。

私も20歳になるまではずっとそんな感じで、
卑屈で冴えない人生を送っていました。

12年勤務して手取14万円、
「日本終わってる」なんていう他責人間も居ました。

日本が終わっている、
そんな訳がありません。

現代の日本に生まれたことは、
幸運でしかありません。

今回は、
そのことについてまとめていきたいと思います。

現代の日本に生まれたら人生余裕な理由

「現代の日本に生まれたら人生余裕な理由」を3つ挙げ、
それぞれについて詳しく解説していきます。

あくまで個人的な経験に基づく、
個人的な考えです。

「生存権」を尊重されている「最高の環境」

もしも、
戦国時代や食糧難の時代に生まれたら、
時代のせいにできるでしょう。

もしも、
飢餓に苦しむ国や治安の悪い国に生まれたら、
国のせいにできるでしょう。

しかし、
現代の日本は「最高の環境」が整っています。

素晴らしい社会保障制度を有する日本に生まれ、
「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を守られて生きてきたはずです。

「生存権」を尊重され、
医療も福祉も衛生も教育も完璧に整備されています。

病気になったり失業したりして生活に困る場合、
生活に必要最低限の費用が国や自治体などから支給され、
生活保護や自己破産という制度もあります。

むしろ、
これは「日本のせい」と他責にするような弱者ほど、

大きな恩恵を受けているということです。

諸説ある「年収800万以下は社会のお荷物」という言葉を借りると、
「日本のせい」と他責にするような人間は、

ほぼ100%社会のお荷物でしょう。
※一定水準の年収に達するまで、納税額よりも享受できるサービスの方が大きいという話

年収800万円を稼いだことのない人間は、
謙虚にならなければなりません。

「報われすぎてる」のに、
「報われていない」と勘違いするセンサーは、

流石にヤバいと思います。

こんなにも素晴らしい時代に、
こんなにも素晴らしい国に生まれることができ、
とても幸運だったと思うべきです。

少し勉強すれば勝てる

そして、
「日本のせい」と他責にするような人間が多いこともあってか、
現代の日本では少し勉強すれば勝てる環境にあります。

2022年に実施された「社会生活基本調査」によると、
社会人の勉強時間は平均1日13分であり、
「勉強していない」が52.6%だったと報告されています。

また、
2024年の最新の調査によると、
漫画や雑誌を除く本(電子書籍を含む)を「読まない」と答えた人は62.6%だったとのことです。

つまり、
少し勉強をするだけで日本の上位47.4%に入り、
少し読書をするだけで日本の上位37.4%に入ることが出来ます。

がっつり頑張れば、
平均値や中央値を凌駕することができると思います。

これは国力の大きな低下に繋がり、
若者を中心にSNSで時間を浪費してバカになっていることも由々しき問題です。

特にTiktokは害でしかないので、
今すぐ禁止すべきだと考えています。

※下記記事で詳しく解説しています

それだけライバルのレベルが低いことになり、
平均年収以上を稼ぐことはかなり簡単な環境だと思っています。

少しの努力で相対的に金持ちになれるという意味でも、
現在の日本に生まれたことは幸運でしかありません。

社会不適合者が生きやすい時代

最後に、
「日本のせい」と他責にするような人間ほど、

社会不適合者ほど、
生きやすい環境になっている事実に気づかなければなりません。

多様性社会が訪れて様々な生き方が肯定され、
終身雇用と年功序列の崩壊によって「誤魔化し」が効くようになりました。

特に終身雇用と年功序列の崩壊は、
社会不適合者である私にとって幸運でした。

「大転職時代」が訪れ、
1つの会社に長居できない社会不適合者が目立たなくなり、
履歴書の「傷」という概念も薄くなります。

そして、
終身雇用と年功序列の崩壊により、
完全な実力社会がやってきました。

私も運よくその波に乗ることができ、
これまでのルールの枠を超えて飛び級の出世を達成しました。

そのおかげで、
効率よく資産形成できたことは言うまでもありません。

「10年は現場に居なければ一人前になれない」など、
まるで”寿司職人”のような古臭いルールが存在していましたが、
その方が異常だったと思います。

※「社会不適合者が生きやすい、誤魔化しが効く素晴らしい時代」については下記記事で詳しく解説しています

そんな堅苦しい時代が終わり、
社会不適合者こそ生きやすい時代が訪れているのです。

多様性が尊重される時代に移り変わり、
ニートでも何でも許される時代になったおかげで、
私も現在ニートをしています。

良い時代に生まれ、
良い時代に育ったことを、

幸運に思わなければなりません。

まとめ:他責思考は百害あって一利なし

以上、
「サイドFIREの葛藤:現代の日本に生まれたら人生余裕な理由」についてでした。

まとめです。

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現代の日本に生まれたことは、幸運でしかない
→「日本終わってる」なんて訳がない

現代の日本に生まれたら人生余裕な理由

 ①「生存権」を尊重されている「最高の環境」

 →他責にするような弱者ほど、大きな恩恵を受けている
 ②少し勉強すれば勝てる
 →平均年収以上を稼ぐことはかなり簡単な環境
 ③社会不適合者が生きやすい時代
 →堅苦しい時代が終わり、誤魔化しが効く素晴らしい時代へ

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他責思考は百害あって一利なしです。

松下幸之助が採用面接で言ったとされる、
「”自分は運がいい”と思える前向きな考えができる人がふさわしい」という言葉はその通りだと思います。

確かに、
「自分は運が悪い」という他責思考で、
現実逃避するのは簡単なことです。

私も20歳になるまではずっとそんな感じで、
卑屈で冴えない人生を送っていました。

しかし、
その積み重ねの先には更なる絶望と破滅の未来しかありません。

「せいで」という言葉を「おかげで」に変え、
全てが幸運であることに気が付いて欲しいと思います。

そこから全てが好転し始めるはずです。
※私もそうでした

逆に、
「せいで」という言葉を使い続けることは本当に危険なことだと思います。

次回、
「他責思考がめちゃくちゃ危険な理由」について書いていきます。

その他、
「サイドFIREの葛藤」シリーズの記事を沢山書いています。

※是非読んでみてください

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