今回は、
「サイドFIREの葛藤:普通の人生は諦めた?難しい無理ゲーの活路」についてまとめていきます。
私は30代前半で4,000万円の資産を作り、
サイドFIREのような生活をしています。
サイドFIRE生活の中では、
様々な悩みや葛藤があります。
悩みや葛藤は割とネガティブなものですが、
私なりにそれらをポジティブに転換しています。
・普通の人生への憧れがある人
・普通の人生を諦めたくない人
・これからサイドFIREやFIREを目指す人
必見です。
サイドFIREへ向けた予習として参考にしたり、
共感していただけると嬉しいです。
〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人
〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。
〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ
本記事の目次は下記の通りです。
FIREを目指し、普通の人生への憧れが増す
「普通の人生」とは、
実に定義が難しいと思います
個人の価値観によっても異なり、
個々が思い浮かぶ「普通の人生」を統一させることは難しいでしょう。
ここでは出来る限り一般的な考えに近づけ、
昭和終盤〜平成序盤生まれの人たちにとっての「普通の人生」について考えていきます。
※「一般的な考え」の定義も難しいですが、
キリがないので割愛します。
クレヨンしんちゃんの野原家
私と同世代(昭和終盤〜平成序盤生まれ)にとって、
「クレヨンしんちゃんの野原家」がステレオタイプの家族であり、
「普通の人生」と呼ぶことが出来ると思います。
クレヨンしんちゃんの連載開始が今から30年以上前の平成初期、
ちょうど平成バブル期であったことも考慮すると、
これが「一昔前の普通の人生」として捉えることもできます。
【クレヨンしんちゃんの野原家の4要素】
・マイホーム持ち
・自家用車持ち
・妻と2人の子供
・ペット
しかし、
これを令和において「普通」と捉えると、
話が厄介になります。
この件については、
『理想の家庭「野原家」の難易度が高い理由』として別記事にまとめています。
※下記記事
もはや、
「普通の人生」の域を出て、
難易度の高い「理想の家庭」であると言えます。
昭和〜平成の時代に「普通」とされていた生活は、
令和に入り「普通」ではなくなってきています。
しかし、
今の30代にとっては、
幼少期から植え付けられた「普通の人生」であり、
「理想の家庭」に変わりありません。
私にとっても、
野原家はいつまで経っても「普通の人生」であり、
憧れる1つの「理想の家庭」です。
野原家と同様にお茶の間に大きな影響を与えてきた「サザエさんの磯野家」や「ちびまる子ちゃんのさくら家」に比べれば、
拡大家族(複合家族)ではなく核家族である時点で、
いささか手の届きそうな「普通の人生」と言えると思います。
そのため、
本記事ではクレヨンしんちゃんの野原家を「普通の人生」として話を進めます。
FIREは普通の人生から外れるということ
「普通の人生」や「一般的な考え」の定義付けから苦労した通り、
VUCA時代を迎えて目まぐるしい価値観の変化が起こっています。
多様性が尊重され、
「普通の人生」もますます多様化していくでしょう。
前述の通り、
「普通の人生」を歩むことが難しくなるのも当然の話です。
そんな中、
若いうちに経済的自由を求めてFIREを目指すということは、
自ら「普通の人生」を捨てることを意味します。
※よほどの資産家でない限り
「レールから外れた人生」とも呼べるでしょう。
「クレヨンしんちゃんの野原家の4要素」に関しても、
FIREにとっては天敵とも言えます。
【クレヨンしんちゃんの野原家の4要素】
・マイホーム持ち
・自家用車持ち
・妻と2人の子供
・ペット
FIREを選択した時点で、
普通の人生から外れる決断をしたと同義です。
私も人生における一番重要な価値観が「自由」であると気づき、
その決断をしました。
そして、
自由を得るために捨てた「普通の人生」は、
たまに思い出しては憧れる存在となりました。
私の姉も弟も、
ここで言う「普通の人生」に近い人生を歩んでいます。
定期的に目に入るその姿は、
やはり憧れます。
もちろん、
私にとって重要な「自由」をいくらか失い、
家庭に関する煩わしい問題も多々発生することでしょう。
それでも、
正直憧れてしまうものです。
この憧れはサイドFIRE生活に入ってからますます強くなり、
つまりは「無い物ねだり」ということだと思います。
しかし、
ただの憧れではありません。
捨てたと言っても「一時的に」捨てただけであり、
レールから外れたと言っても「一時的に」外れただけです。
と、
私は思っているので、
詳しく解説していきます。
普通の人生は諦めた?難しい無理ゲーの活路
私は「普通の人生」を諦めたわけではありません。
若いうちに経済的自由を手に入れるために、
普通の人生を「一時的に」捨て、
「一時的に」レールから外れただけです。
確かに、
一時的とはいえ捨ててしまい、
レールから外れてしまったため、
ここから挽回するのは難しい無理ゲーかもしれません。
しかし、
それでも「普通の人生」を諦めることなく、
その難しい無理ゲーへの活路を見出していこうと思います。
「普通の人生(難しい無理ゲー)の活路」を3つ挙げ、
それぞれについて詳しく解説していきます。
30代前半はまだまだ若い
私は普通の人生から「一時的に」離れたことにより、
少し歳をとってしまいました。
しかし、
20代は過ぎ去ってしまったものの、
まだ30代前半です。
少子高齢化が進む今の日本において、
30代前半はまだまだ若いことを実感する日々です。
FIRE関連のコミュニティに参加しても、
一定の目標を達成している中ではほぼ最年少であり、
大半が40代以降の方々でした。
30代後半でもまだ若いと思います。
30代であれば、
ここからどうにでも人生を作っていくことが出来ます。
たとえ難しい無理ゲーでも、
諦めるには早すぎます。
20代の経験値でぶっちゃけどうにでもなる
20代は過ぎ去りましたが、
ただ無為に過ぎ去ったわけではありません。
自分なりに全力で努力して仕事に打ち込み、
筆舌に尽くし難い理不尽も経験して結果を残し、
その対価として自由を手に入れました。
平均値や中央値をガン無視をして、
圧倒的な経験を積んできた自信があります。
※「平均値や中央値を無視すべき理由」は下記記事で解説しています
ここであえて平均値や中央値を引き合いに出すと、
60代の平均貯蓄額は二人以上の世帯で1,819万円・中央値は700万円だそうです。
つまり、
「普通の人生」では定年までの約40年間で作る資産の約2倍を、
たった9年で達成したということになります。
5年で「普通の人生」の40年分くらい働いたと言えるほど、
実際に経験値を積みました。
FIREを目指す方達なら、
平均値や中央値を無視し続け、
同じように経験を積み重ねてきたと思います。
「普通の人生」が難しい無理ゲーであることは、
「お金の問題」が一番かもしれません。
しかし、
それは20代で作った資産と経験値によって一掃することが可能です。
私の場合は社会不適合者を拗らせてしまったので、
「会社に属する」という形で社会復帰するのは少し難しいかなぁ、
と考えることもあります。
それでも、
これまでの経験値を活かせば、
5年で2,000万円くらいは資産を増やす自信があります。
しかもそれは私一人の労働収入(+質素倹約)だけで達成できる数値であり、
結婚したら「共働き」というオプションもあります。
「妻子のために5年だけ社畜を頑張る」
といった選択肢をとることも可能です。
もちろん、
資産のおかげで複利効果を味方にすることができ、
自由な時間で事業にチャレンジする選択肢もあります。
経験値も味方にし、
「普通の人生」は今からでも十分作っていけると考えています。
20代を死ぬ気で頑張り、
経験を積み重ねてきて良かったと痛感しています。
まとまった自由な時間がある
前述の通り、
「お金の問題」への不安も心配も全くありません。
「普通の人生」が難しい無理ゲーである第二の理由として、
「時間の問題」が挙げられると思います。
仕事に追われて自分の時間を捻出できないとなれば、
時間はあっという間に溶けてなくなり、
「普通の人生」を考える余裕すら無くなってしまいます。
しかし、
これもサイドFIRE生活をすることで一瞬で解決です。
何に追われるでもなく、
自由な時間でじっくり思考し、
今後の人生について吟味することが出来ます。
30代前半でまとまった資産と時間があり、
立ち止まって人生を見つめ直す時間を作ることは、
「お金の問題」も「時間の問題」もクリア出来ていることを意味します。
よって、
「普通の人生」は選択肢の1つでしかないとも言えるかもしれません。
かなり強気なポジティブ思考ですが、
たとえ難しい無理ゲーだとしても、
選択肢の1つでしかないのです。
選択肢が多すぎて、
逆に「自由の刑」に処せられてしまいますが、
それはそれで楽しんでいこうと思います。
※「自由の刑」については下記記事でまとめています
まとめ:難しい無理ゲーこそ、神ゲーである
以上、
「サイドFIREの葛藤:普通の人生は諦めた?難しい無理ゲーの活路」についてでした。
まとめです。
ーーーーーーーーーー
FIREを目指し、普通の人生への憧れが増す
・クレヨンしんちゃんの野原家
→幼少期から植え付けられた「普通の人生」であり「理想の家庭」
・FIREは普通の人生から外れるということ
→自ら「普通の人生」を捨て、ルートから外れることを意味する
普通の人生は諦めた?難しい無理ゲーの活路
①30代前半はまだまだ若い
→30代であれば、どうにでも人生を作っていくことが出来る
②20代の経験値でぶっちゃけどうにでもなる
→「お金の問題」は20代で作った資産と経験値によって一掃
③まとまった自由な時間がある
→サイドFIRE生活で立ち止まって人生を見つめ直すことが可能
ーーーーーーーーーー
「普通の人生」を「難しい無理ゲー」と称しましたが、
最終的にはかなりヌルゲーのように表現してしまいました。
しかし、
実際はやはり「難しい無理ゲー」だと思います。
相手ありきの話であり、
選択肢が多すぎる「自由の刑」は決断力を奪います。
また、
まだまだ若いとはいえ、
20代を仕事に捧げた分、
理想が高くなっていることも否めません。
「普通の人生」はそこに至るまでに色々な問題があるので、
やはり「難しい無理ゲー」です。
しかし、
「難しい無理ゲー」こそ、
神ゲーだと思います。
気合を入れ直して、
この「難しい無理ゲー」と向き合っていこうと考えています。
その他、
「サイドFIREの葛藤」シリーズの記事を沢山書いています。
※是非読んでみてください
↓
↓こちらもおすすめ↓
・貧乏ごっこの概要
・お金の後悔シリーズ
・ゆるいポイ活
・サイドFIREの概要
・サイドFIREの達成戦略
・9年で4,000万円作った過程
コメント