【自意識過剰】自分が思っているほど他人は自分を気にしていない の罠【サイドFIREの葛藤】

②貧乏ごっこ

今回は、
「サイドFIREの葛藤:自分が思っているほど他人は自分を気にしていない の罠」についてまとめていきます。

私は30代前半で4,000万円の資産を作り、
サイドFIREのような生活をしています。

サイドFIRE生活の中では、
様々な悩みや葛藤があります。

悩みや葛藤は割とネガティブなものですが、
私なりにそれらをポジティブに転換しています。

・他人の目が気になってしまう人
・これからサイドFIREやFIREを目指す人

必見です。

サイドFIREへ向けた予習として参考にしたり、
共感していただけると嬉しいです。

〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人

〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。

〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ

本記事の目次は下記の通りです。

「自分が思っているほど他人は自分を気にしていない」は諸刃の剣

「自分が思っているほど他人は自分を気にしていない」という言葉は、
多くの人にとってポジティブに働く良い言葉だと思います。

私も毎日が憂鬱だった学生時代から、
この言葉には何度も救われてきました。

そして、
社会のレールから外れ、

「サイドFIRE」という選択肢を取ることが出来たのも、
間違いなくこの言葉の影響があります。

しかし、
社会のレールから外れてから思考し、
「自分が思っているほど他人は自分を気にしていない」という言葉のネガティブな面にも目がいくようになりました。

「自分が思っているほど他人は自分を気にしていない」という言葉は諸刃の剣だと考えています。

これより、
ポジティブな面とネガティブな面を挙げ、
それぞれについて詳しく解説していきます。

ポジティブな面

ポジティブな面について2つ挙げ、
それぞれについて詳しく解説します。

自意識過剰の治療薬となる

まず分かりやすいのが、
自意識過剰の治療薬となるというポイントです。

自意識過剰の治療薬としてこの言葉が生まれた説も濃厚だと思います。

特に思春期は他人の目が気になり、
自意識過剰になりがちです。

「自分が他人の目にどう映っているか気になってしまう病気」にかかってしまっていた人も多く存在すると思います。

そんな人にとって、
「自分が思っているほど他人は自分を気にしていない」という言葉は救いとなり、
よく効きます。

私もこの言葉に最初に出会った時は、
自意識過剰の治療薬として上手く服用でき、

ほんの少し心が楽になった記憶があります。

今思い返すと笑い話ですが、
学生時代の私は人前に立つのが怖い小心者で、
一時期赤面症だった時もありました。

「発表」という言葉が一番嫌いなくらい、
人前に立つことを恐れていました。

それは自意識過剰であったことが原因でした。

成長する上で様々な経験を積み、
「自分が思っているほど他人は自分を気にしていない」という言葉が真であることを身をもって学ぶにつれ、
恐れることは無くなりました。

他人の目を気にせず行動できる

「他人の目」というものは、
行動の抑止力となります。

「これをやったら皆に批判さるかな・・・」

「これをやったら皆にどう思われるかな・・・」

こういった思考は、
他人の目を気にしているからこそ、

脳内で渦巻きます。

他人の目が、
錨のような役割を果たすことは多々ある現象です。

「自分が思っているほど他人は自分を気にしていない」という事実を知れば、
その錨が解かれてフットワークが軽くなります。

この言葉は、
行動力を取り戻す上でも重要な役割を担うと考えています。

ネガティブな面

ポジティブな面について解説しました。

ポジティブな面に反し、
「自分が思っているほど他人は自分を気にしていない」という言葉を盲信しすぎる危険も存在します。

ネガティブな面について2つ挙げ、
それぞれについて詳しく解説します。

他人の目をガン無視する姿勢は敵を作る

「自分が思っているほど他人は自分を気にしていない」という言葉により、
自意識過剰が無くなり、
他人の目を気にせず行動できるようになります。

これ自体はとても良いことであり、
行動力がつくことによって失敗も成功も積み重ねることができ、
人生が充実したものとなるでしょう。

しかし、
ある程度成功体験を積んでしまうと、
「他人の目を気にするなんて馬鹿だ」と、
他人の目をガン無視する姿勢をとってしまうことがしばしばあります。

そして、
「自分を貫く」などの綺麗な言葉を使い、
その姿勢を正当化しようとします。

私もその節があり、
仕事でもプライベートでも、
他人の目をガン無視し、

なりふり構わない時期がありました。

私の経験上、
「自分が思っているほど他人は自分を気にしていない」という言葉を美化しすぎるのは危険です。

自分が思っている「ほど」他人は自分を気にしていない という言葉の通り、
思っているほどは気にしていなくとも、
全く気にしていないわけではありません。

他人の目を敵対視したり、
ガン無視する姿勢を貫く場合、
無駄に敵を作るだけで損をすることがあります。

本人にその気はなくとも、
「他人の目を見ることが出来ない自己中人間だ」とレッテルを貼られ、
「視野が狭い奴だ」と誤解を受けることがあります。

※私も経験があります

本人にその気はなくとも、
「他人の意見を取り入れない人間だ」とレッテルを貼られ、
「謙虚さに欠ける傲慢野郎だ」と誤解を受けることがあります。

※私も経験があります

「そんな他人からの誤解こそ、無視すべきだ!」という意見はもっともだと思いますが、
少し冷静になった方が良いと思います。

「自分を貫く」ことは大切ですが、
ガン無視する姿勢は行儀が良くないため、
適度に他人の目を見渡す余裕を持ち、
謙虚さを忘れないことをお勧めします。

自己開示ができなくなり、孤独が深まる

「自分が思っているほど他人は自分を気にしていない」という言葉を美化しすぎると、
周りの人間の存在が鬱陶しくなることがしばしばあります。

「親ブロック」や「嫁ブロック」などの分かりやすいブロックに限らず、
「他人に冷めた目で見られているような感覚(暗に否定されるような感覚)」がブロックとして働くことがあります。

たとえ暗に否定されるような感覚であっても、
自分の行動は否定されたくないものです。

私はこの「暗に否定されるような感覚」「ぼんやりとしたブロック」に耐え難くなることがあり、
前述のとおり他人の目をガン無視する姿勢を貫くこと多々ありました。

また、
ガン無視せずとも、
自己開示を避けることがかなり増えました。

そもそも他人の目に触れない手段として、
「具体的な行動を開示しない」という方法です。

そうすることで、
「暗に否定されるような感覚」「ぼんやりとしたブロック」を味わう必要がありません。

しかし、
自己開示を避けることも当然良くないことで、
密度の濃い関係を築くことが出来なくなり、
孤独が深まります。

その結果、
かなり多くの人と疎遠になったと思っています。

※きっとそのほかの要素も大きいですが

失った人間関係に後悔はありませんが、
他人との距離感に関してはかなり難しい問題だと感じています。

まとめ:少しくらいは他人の目を気にして、見回した方が良い

以上、
サイドFIREの葛藤:自分が思っているほど他人は自分を気にしていない の罠」についてでした。

まとめです。

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「自分が思っているほど他人は自分を気にしていない」は諸刃の剣
◆ポジティブな面
 ①自意識過剰の治療薬となる

 →「自分が他人の目にどう映っているか気になってしまう病気」を治す
 ②他人の目を気にせず行動できる
 →行動力を取り戻す上でも重要な役割を担う
◆ネガティブな面
 ①他人の目をガン無視する姿勢は敵を作る

 →「視野が狭い奴だ」「謙虚さに欠ける傲慢野郎だ」などの誤解を受ける
 ②自己開示ができなくなり、孤独が深まる
 →密度の濃い関係を築くことが出来なくなり、多くの人と疎遠になる

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「自分が思っているほど他人は自分を気にしていない」は諸刃の剣だと思います。

確かに行動力を取り戻す上で重要な役割を担い、
成功する可能性も高めることでしょう。

しかし、
あまり美化しすぎると失うものもあります。

ポジティブな面とネガティブな面を知り、
バランスよく取り入れることが大切です。

私は過去の行動を少し反省し、
これからは少しくらいは他人の目を気にして、
周りを見回していこうと考えています。

「自分を貫く」ことは大切ですが、
ガン無視する姿勢は行儀が良くないため、
適度に他人の目を見渡す余裕を持ち、
謙虚さを忘れないことをお勧めします。

その他、
「サイドFIREの葛藤」シリーズの記事を沢山書いています。

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