【トネガワの格言】カイジから学ぶ、悪徳業者に引っかからないマインド

③『正義の味方ごっこ』の裏話

はじめに:カイジの利根川(トネガワ)について

前回記事からの続きなので、
先に前回記事から読んでいただけますと幸いです。

参考:【格言が嫌い】私が唯一「大好きな格言」

この記事では、カイジの利根川の格言を引用し、
悪徳業者に引っかからないマインドについて解説していきたいと考えています。

前記事で紹介した
「一生迷ってろ…!そして失い 続けるんだ…貴重な機会(チャンス)をっ!」
以外にも、カイジの作中には良い格言があります。

今回は二つ紹介しますが、
どちらも格言にしてはかなり長文です。

どちらもとても痛快で、素晴らしい言葉です。

しかし、前記事でも書いた通り、
このような格言は「薬」にもなれば、「毒」にもなります。

解釈次第では危険な思考に陥るので、
注意点も説明します。

それでは、いきましょう。

カイジ:利根川(トネガワ)の格言

人生の本番は「今」!真に覚醒しろ!

鉄骨の橋で、ギブアップ宣言をした債務者を前にした言葉

ギブアップ……?
真剣勝負にそんなものあるか……プロレスじゃあるまいし……バカどもがっ………!
わしのように生きるか死ぬかの修羅場を潜ってきた人間からすると
奴らの精神はまるで病人………並の治療では……
救われぬほど心性が病んでいる
その病気とはつまり…
どんな事態に至ろうと……とことん真剣になれぬ…という病だ
自分が特別な存在であることは人間なら当たり前だが…………
奴らはあまりにそれに溺れすぎ……
自分の空想と現実をごちゃまぜにする甘ったれだ……
いつだって……許されると思ってる……
借金を踏み倒そうと…………あるいは………
極論……人を殺した…としてもだ……
自分は悪くない 自分は許される なぜなら……
今起こった事態はあくまで「仮」で…
本当のオレのあずかり知らぬこと…そう考えるからだ…
嘘じゃない……その証拠に今日これほど明々白々赤裸々に…命懸けの勝負敗北は死だと伝えているのに……
連中はそれを自分の都合で勝手に勝手にねじ曲げる………
気が変わればリセットできるくらいの勝負に自分で作り変えてしまうんだ…つまり…
真剣ではないのだ…!
奴らにとってこの絶体絶命の橋ですら真剣になれぬ戯言……
言うなら架空の勝負…本当ではない……だから電流を切れだの……ギブアップだのと口走る…
都合が悪くなればおりるのだ…根っこが腐っているとしか言いようがない
通常奴らは…生涯その「仮」から目が覚めない……!
愚鈍に………寝たいだけ寝て……不機嫌に起き出し……
半ば眠っているような意識で日々を繰り返す
退屈を忌み嫌いながら その根本原因病理にはほおかむり
少し熱心になる時間といったら
ケチな博奕やどーでもいい女を追いかけまわす時ぐらい………
なぜそんなくそ面白くもない気分で……この人生の貴重な1日1日を塗り潰せるか……というと…
いつもどんな時も現実奴らにとって「仮」だからだ
つまり偽物……現実(こんなもの)が……
自分の本当であるはずがない………奴らはそう思いたいんだ……ゆえに……
30になろうと40になろうと奴らは言い続ける………
自分の人生の本番はまだ先なんだと……!
「本当のオレ」を使ってないから今はこの程度なのだと……
そう飽きずに言い続け…結局は…老い………
死ぬっ……!
その間際いやでも気付くだろう…今まで生きてきたすべてが
丸ごと「本物」だったことを…!
人は……仮になど生きていないし仮に死ぬこともできぬ 当然だ………
問題は……その当然に気が付いているかどうか…………
真に覚醒してるかどうかだっ……!
それがこの世で成功するか否かの最初の分かれ道 しかし……
奴らはそれを初っ端から勘違いしてるから能力以前にダメなのだ………
そう考えればこの橋は荒療治だが奴らが生まれ変わるいい契機(きっかけ)かもしれぬ
この修羅………死と相対した本当の「生」を突破できれば………
目覚めるかも……頭の霧が晴れる……!
「再生」の扉が開くっ…!

これは、『正義の味方ごっこ』をする前までの私のことを示しており、
初めて耳にした時は冴えない人生を送っている最中で、ハッとさせられました。

20歳になるまでの私は、
いつも「人生の本番はまだ先」だと信じ、
本気を出せばいつでも成功できると信じていました。

完全にくすぶり、
私は霧に包まれた人生の中で、完全に「仮」の状態で生きていました。

大学のカリキュラムを、
決められた通りに受けているだけのつまらない人生でした。

しかし、
そのつまらない現状を打破するような行動は一切起こさず、
だらだら過ごす毎日でした。

そして、
悪徳業者を潰すと決心をした時、
この言葉が頭をよぎりました。

これが「真に覚醒」するチャンスだと思い、
この格言を原動力にしました。

私はこの格言を「薬」として服用することに成功しました。

その後、悪徳業者と本気で向き合い、
『正義の味方ごっこ』をすることで、
「真に覚醒」する事ができました。

この人生は全て「本番」であると自覚し、
「いまここ」を生きることができるようになりました。

他の記事でも書く予定です。
参考:【シングルタスク】「いまここ」を生きる=自分らしく幸せに生きる

利根川さんの言う通り、
まるで頭の中の霧が晴れるような感覚でした。

しかし、
この格言は「毒」にもなるでしょう。
かなり追い込まれた人間に取っては、
「一発逆転」にすがる思考となりうると考えます。

私が潰した悪徳業者にも、
「一発逆転」を狙う被害者が多く居ました。
「投資必勝法DVD」という商品だったため、元々ギャンブル好きが多かったようです。

但し、
投資と投機(ギャンブル)は全く違います。

投機(ギャンブル)や一発逆転劇には再現性が全くありません。
「運」に全てを委ねている以上、足元をすくわれて敗者となるでしょう。

投資必勝法DVDにおいて「一発逆転」を狙った被害者も、
存在するわけのない「一発逆転」を狙う隙を突かれたのです。

カイジが兵藤会長にくじ引きで負けた時の言葉も引用します。

勝つことは偶然じゃないっ…!
勝つ者は勝つべくして勝っているのだっ…!
オレは甘えていたっ…!
まるでなってなかった…
勝つ道…
勝つ力をまるで築かず…
ただ徒に闘い…
負けを重ねていた…
当然だ…負けて当然…
「勝つ」ってことはもっと具体的な行為の延長線にある
確実な未来…
必然…当たり前のことなんだっ…!

勝つために、
運や他人にすがってはいけません。

『投資必勝法』など、
『他人が作ったモノに賭けること』は挑戦でも何でもありません。
他力本願になることなく、自分の人生は自分の手で切り開いて下さい。

参考:【絶対に成功しない人間の特徴】他力本願のくそったれ思考

常に自分の頭で考え、自分の足で行動し、
「真に覚醒」して生きてください。

帝愛の黒服たち

2000万円は大金!手に入れるには命を張る以外にない!

落ちたら死ぬ橋を渡ること(だけ)で1000万円を手にしようとする債務者に向けて

想像してみろ。エリートと言われる人達の人生を。
小学中学と塾通いをし、常に成績はトップクラス。
有名中学、有名進学校、一流大学と、受験戦争に勝ってやっと一流企業に入っても、待っているのは出世競争。
仕事第一と考え、上司に諂い、取引先におべっか。
毎日律儀に会社に通い、残業をし、そんな生活を10年余り続けて、30第半ば40、そういう歳になってようやく蓄えわれる金額が1000万2000万という金なんだ。
わかるか!
2000万は大金!大金なんだ!
それに比べてお前らはなんだ!?
必死に勉強したわけでもなく、懸命に働いたわけでもない。
何も気づかず、何も絶えず、何も乗り越えず、ダラダラ過ごし、やった事と言えば、ほんの10数分の余興。
なめるな!!
あんなもので2000万という大金が手に入るか!
それでも手に入れたい。どうしても手に入れたい。となったらこれはもう、命を張る以外にない!
さあ目を覚ませ!

これは、悪徳業者の被害者にも良く伝えていた言葉です。
これも「一発逆転」思考をぶった斬ってくれています。

「他人が作った投資必勝法DVDに全てを懸ける」という他力本願な思いで行動し、
「勇気を出して大金を他人に懸けた」というたった1つの勇気だけで、
「全てが報われる」と思っているその根性が腐っているという話です。

思考停止で悪徳業者の口車にのせられ、
思考停止したまま言われるがまま投資をし、
大金が手に入ると思ったら大間違いです。

厳しいですが、
これが現実です。

それなりの給料をもらい、しっかり倹約すれば、
30歳(5年の社畜生活)で2000万円の資産を作ることが可能です。
平均的な給与でも、5年で1000万円なら十分再現性があると思います。

私の体験については今後記載する予定なので、良かったら読んでください。
参考:【貧乏ごっこ】社畜生活5年で2000万円の資産を作った男の倹約術

まとめ

共に格言というより、素晴らしい演説ですね。
私はカイジの作品自体が大好きです。
また、スピンオフの「トネガワ」と「ハンチョウ」も大好きです。

ギャンブルという題材を使いながら、
一発逆転を狙うことの馬鹿馬鹿しさを教えてくれるカイジ、
とても良い教科書だと思います。

本当におすすめです。

山形県米沢市

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