今回は、
『「考える力」がない人はChatGPTを使ってはいけない』について書いていきます。
遅ばせながら、
私は先月からChatGPTを活用し始めました。
能力の高さにビビっています。
もっと早く活用すれば良かったと思う反面、
しっかりと「考える力」を養ってから活用して良かったと思う気持ちがあります。
「考える力」がないとChatGPTは逆効果となり、
それがChatGPT最大のデメリットになると考えているからです。
その理由について、
詳しく解説していきます。
・ChatGPTのデメリットを知りたい人
・ChatGPTをうまく活用できていない人
必見です。
〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人
〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。
〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ
本記事の目次は下記の通りです。
はじめに:ChatGPTは「考える力」を奪うのか?
ChatGPTは、
「考える力」を奪う可能性があると思います。
「考える力」がない人は、
使ってはいけません。
「努力革命 ラクをするから成果が出る! アフターGPTの成長術」という本にも記載がありましたが、
「80点まではAIがやってくれる」という言葉は正しいと思います。
ChatGPTが80点まで形を整えてくれて、
80点が「ゴール」ではなく「スタート地点」になるイメージです。
そして、
80点を100点に近づける作業には、
間違いなく「考える力」が必要となります。
そもそもの話ですが、
「考える力」がなければ0点から80点にすることが出来ません。
「考える力」がない場合、
自力が50〜70点止まりであり、
ChatGPTが叩き出す80点が自分の能力を超えてしまうのです。
これではChatGPTの言いなりとなり、
まるで意味がありません。
「ChatGPTを使う」ではなく、
「ChatGPTに使われる」と言えるでしょう。
「考える力」がない人はChatGPTを使ってはいけない理由
『「考える力」がない人はChatGPTを使ってはいけない理由』を2つ挙げ、
それぞれについて詳しく解説していきます。
ChatGPTは「考える力」を強化する道具ではない
まず、
ChatGPTは「考える力」を強化する道具ではありません。
「考える力」は、
ChatGPTに頼る以前に訓練して養うものです。
ChatGPTは「答え」をくれるが、「考える経験」はくれない
少し古い事例で例えると、
「電卓」を使うと素早く計算できるが、
使いすぎると暗算力が衰える現象と同じです。
ChatGPTも同じで、
「考えるプロセス」をすっ飛ばしてしまうことにより、
「考える力」は低下します。
自力で0点から80点を生み出す能力(「考える力」)が無いのであれば、
時間と労力をかけてそのための訓練を積まなければなりません。
「答え」ばかり求めていては、
「考える経験」は得られません。
暗算力が欠如しても大きな問題はありませんが、
「考える力」の欠如は死活問題です。
ChatGPTは「材料」しか提供しない
料理で言えば、
ChatGPTは食材を提供するが、
料理するのは自分です。
料理スキル(考える力)がないと、
どんな高級食材であっても美味しく仕上げることは出来ません。
例えば、
ChatGPTに「どうすれば成功する?」と聞いた場合、
大雑把に多数の成功事例を列挙してくれるでしょう。
当たり前の話ですが、
「自分にとっての成功」が分かっていなければまるで意味がありません。
ChatGPTを鵜呑みにすると、思考停止になる
ChatGPTはあくまで「過去のデータの集積」であり、
新しい発見をするのは人間の役割です。
「答えをもらう」のではなく、
「答えを組み立てる」ために使うべきです。
考えることを放棄し、
ChatGPTのことを鵜呑みにし続ければ、
思考停止の癖がつきます。
そうなればますます「考える力」が奪われ、
悪循環に陥るでしょう。
「考える力」がないと、ChatGPTは逆効果になる
「考える力」が無いということは、
派生して「質問力」や「情報を取捨選択する力」も欠如しています。
そのことにより、
ChatGPTが逆効果になる場面が訪れます。
「質問力」がなければ、得られる答えも薄っぺらい
「質問力」の欠如、
質問の質が低いとChatGPTの回答は薄っぺらくなります。
例えば、
「どうすればお金持ちになれますか?」などという質問ではなく、
「FIREを目指す場合、〇〇のリスクはどう考えるべき?」
「経済的自由を達成した人は、どんな思考のクセを持っている?」など、
その先の果てしない深堀りが必要です。
薄っぺらい回答をそのまま利用しては成長するわけがなく、
退化の一途を辿ることでしょう。
良い質問をするためには、
「考える力」が必須となります。
「情報を取捨選択する力」がないと、誤情報を信じるリスクがある
ChatGPTも、
間違えることがあります。
AIが幻覚を見ているかのようにもっともらしい嘘を出力するため、
「ハルシネーション(幻覚)」と呼ばれています。
「何が正しいか」を見極める力がなければ、
むしろ害になってしまうのです。
特に投資や健康に関する情報をそのまま信じることは危険であり、
重症化すれば陰謀論者になってしまうリスクもあります。
「本当に正しいのか?」と科学的根拠に基づいて考える習慣を身につけ、
「情報を取捨選択する力」を養うことが大切です。
「考える力」がないと、ChatGPTの使い方すら分からない
そもそも、
「考える力」がなければ、
ChatGPTの使い方すら分からないと思います。
もしかしたら、
存在すら知らないかもしれません。
「考える力」がない人はChatGPTを使ってはいけませんが、
ChatGPTに辿り付くことが出来ない人が多いと考えれば、
少しだけ安心です。
「AIに仕事を奪われる」という人もいるが、
実際には「AIをうまく使えない人が淘汰される」が正しいと思います。
まとめ:魚をもらうのではなく、魚の釣り方を覚える
以上、
『「考える力」がない人はChatGPTを使ってはいけない』についてでした。
まとめです。
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はじめに:ChatGPTは「考える力」を奪うのか?
→「ChatGPTを使う」ではなく、「ChatGPTに使われる」
「考える力」がない人はChatGPTを使ってはいけない理由
①ChatGPTは「考える力」を強化する道具ではない
・ChatGPTは「答え」をくれるが、「考える経験」はくれない
・ChatGPTは「材料」しか提供しない
・ChatGPTを鵜呑みにすると、思考停止になる
②「考える力」がないと、ChatGPTは逆効果になる
・「質問力」がなければ、得られる答えも薄っぺらい
・「情報を取捨選択する力」がないと、誤情報を信じるリスクがある
・「考える力」がないと、ChatGPTの使い方すら分からない
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本件は、
「魚をもらうのではなく、魚の釣り方を覚える」
という言葉に尽きると思います。
結局、
自分で釣り(思考)をしなければ、
釣りの能力(考える力)は向上しません。
ChatGPTは「質問の仕方」や「出てきた情報の活かし方」が鍵となります。
「考える力」がなければ、
「考える力」を奪われ、
「ChatGPTに使われる」運命です。
まだ未熟な学生が当たり前のようにChatGPTを活用することになれば、
国力の低下が進むと言っても過言ではありません。
「考える力」を十分に養った上で活用してほしいと願っています。
次回の記事では、
どうすればChatGPTで「考える力」を養っていけるかを考えていきたいと思います。
次回、
『ChatGPTを「考える力」を育てるツールにする方法』についてまとめていきます。
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