今回は、
「サイドFIREの葛藤」についてまとめていきます。
「サイドFIREの葛藤」の総集編です。
私は30代前半で4,000万円の資産を作り、
サイドFIREのような生活をしています。
サイドFIRE生活の中では、
様々な悩みや葛藤があります。
その悩みや葛藤について多くの記事を書いたので、
今回はまとめていきます。
悩みや葛藤は割とネガティブなものですが、
私なりにそれらをポジティブに転換しています。
これからサイドFIREやFIREを目指す人、
必見です。
サイドFIREへ向けた予習として参考にしたり、
共感していただけると嬉しいです。
※各項目について別記事で詳しく書いているので、
それぞれの記事を読んでください。
〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人
〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。
〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ
本記事の構成は、下記の通りです。
- サイドFIRE生活における悩み・葛藤
- サイドFIREの葛藤
- 【過去の後悔】「強くてニューゲーム」は強くなった証
- 【本当の自由】選択肢が多すぎて自由の刑に処せられる
- 【圧倒的時間不足】他人を応援するほど、人生は長くない
- 【適切な準備】FIREには旬がある!お金の貯めすぎに注意
- 【金は命より重い】経済的余裕がチャレンジ精神を削ぐ?
- 【危機感持てって】「悪い安心感」により、本気になれない
- 【豊かさと貧しさ】貧すれば鈍する 鈍すれば窮す 窮すれば通ず
- 【相対的にお金が減る】お金が増えなくなる苦痛
- 【現状維持は衰退】滲み出る「老後感」との向き合い方
- 【社会不適合者】FIREとは、自由であり孤独である
- 【準備が一番楽しい現象】燃え尽き症候群を防ぐ方法
- 【FIREは引退?】FIREをバカンスとして楽しむ方法
- 【生殺与奪の権】人生の主導権を握る難しさ
- 【中途半端を許せるか】「蛹状態」を受け入れる勇気
- まとめ:サイドFIRE仲間を募集
サイドFIRE生活における悩み・葛藤
サイドFIREを達成するまでには、
10年単位の長い時間がかかります。
その準備の中で、
私も「サイドFIRE生活」について妄想を膨らませてきました。
しかし、
実際にやってみなければ見えてこないことが多々あります。
そして、
その中には想定しなかったような「葛藤」がありました。
葛藤とは、
「心の中の健全な対立と自我の尊重、攻守での対話」のことをいいます。
サイドFIREには長い準備が必要なので、
理想と現実とのギャップも発生しやすいと思います。
「燃え尽き症候群」とも似ているかもしれません。
自由な時間が増えたからこそ、
哲学的な思考をする機会が増え、
そのことも要因の1つだと思います。
この「サイドFIREの葛藤」シリーズでは、
いろんな感情をできる限り言語化しました。
「エアプ」ではない、
リアルな「サイドFIREの葛藤」をお届けできればと思います。
サイドFIREの葛藤
【過去の後悔】「強くてニューゲーム」は強くなった証
「強くてニューゲーム」とは
→人生に置き換えると「記憶や財産などを引き継いだまま、生まれた時に戻る」
「強くてニューゲーム」ばかり考えてしまう理由
①圧倒的魅力とロマンがあるから
→神童のような「チート感」、脆さや儚さも含めて魅力に溢れている
②後悔は必ず発生するから
→無限に存在する世界線の中、「今の世界線が一番」と言い切るのは非常に難しい
③スタート時よりは強くなったから
→実は「自分の能力を肯定している」という側面もある
「強くてニューゲーム」から解放される方法
①「強くてニューゲーム」は、強くなった証である
→「強くなった証」に強烈なスポットライトを当て、今ここを生きる
②あえて後悔の書き出しをする
→欠けているものを認識することで「強くなった証」に強烈なスポットライトを当てる
③楽しいゲームの本質は「弱くてニューゲーム」である
→「弱くてニューゲーム」の方がよっぽど健全であり、楽しいゲーム
【本当の自由】選択肢が多すぎて自由の刑に処せられる
「自由の刑に処せられている」哲学者サルトルの言葉
→「自由とは、選択肢が多いことだ」は誤りであった
選択肢と自由について
①マシュマロテストの再現実験
→選択肢が少ないこと、特に「選択肢が1つしかない」というのは言うまでもなく地獄
②ジャムの法則(ジャム理論)
→選択肢が多すぎるのも問題であり、人生における自由度が高すぎるのも問題
③7±2の選択肢がベスト
→常に7±2(5~9)個くらい持っておくことが、幸せに生きるコツ
④医療における選択
→パターナリズムとインフォームド・チョイスの中間のインフォームド・コンセントが最適
⑤「自分の人生の主導権を握っている」という感覚が超重要
→「コントロール感」が重要であり、生殺与奪権だけは死守する必要がある
「自由の刑」を打破する方法
①若いうちは出来る限り選択肢を増やす
→人生の主導権を握るため、人生の可能性を広げるため、まずは選択肢を増やす
②要らない選択肢を潔く捨てる
→選択と集中により、人生は豊かになる
③自分にとって「適切な選択肢の数」を保ち続ける
→「選択肢が1つしかない地獄」も「自由の刑」も回避できたら理想的
【圧倒的時間不足】他人を応援するほど、人生は長くない
人生100年時代は、長く、短い
無為に過ごすには長すぎる
→寿命が延びることが地獄となるケースもある
有為に過ごすには短すぎる
→時間が有限だからこそ「自由の刑」に処せられる
他人の人生を応援するほど、人生は長くない
①圧倒的時間不足
→明らかに100年では足りない
②まずは他人より自分にフォーカスを当てるべき
→無意識に「他人の時間」を生きている人は要注意
③自分の人生を生きるのに精一杯
→自分と自分の周りのごく一部の人間の幸せに注力することが現実的
【適切な準備】FIREには旬がある!お金の貯めすぎに注意
FIREの旬とは?
①「少し早いくらい」がちょうど良い
→あれこれ考えている間に行動し、旬の初期を狙う
②熱があるうち・ワクワクするうち
→長期戦であるからこそ、自分の感情のチェックも重要
③最低金額のクリア直後
→先に退職時期などを決めてから逆算し、スケジュール立てて実行すると良い
お金の貯めすぎでFIREの旬を逃すことのデメリット
①楽しさが半減する
→「時間の経過」や「資産額の変化」による価値観の変化を安く見積ってはいけない
②純粋に、無駄に歳を取る
→「自由」は、若いうちに手にした方が価値が高い
③余剰資金は「無駄な延命」へと繋がる
→時には「諦める」ことも大切であるため、次のチャレンジへの遅延にも繋がる
【金は命より重い】経済的余裕がチャレンジ精神を削ぐ?
「経済的余裕」が生み出すポジティブな面
①命を救う力を持つ
→「金は命より重い」という言葉は、あながち間違いではない
②人生の選択肢が増える
→「働かなくても良い」「自分のやりたい仕事を選べる」という最強の選択肢
③新しいチャレンジの機会が増える
→問題は、「このチャレンジの機会をどう活かしていくか」
「経済的余裕」がチャレンジ精神を削ぐ理由
①ベーシックインカムがあるから
→3,000万円の資産があれば、月10万円のベーシックインカムがあるも同然
②チャレンジしなくても生きていけるから
→「チャレンジしなくても生きていける環境」で一歩踏み出すことが難しい
③現状維持バイアスに負ける
→「チャレンジしたい」よりも「失いたくない」が上回る
【危機感持てって】「悪い安心感」により、本気になれない
「悪い安心感」により、本気になれない
「良い安心感」から「悪い安心感」に変わる時
→ある一定の「経済的余裕」のレベルを超えた時に変化する
「悪い安心感」が厄介な点
→「良い安心感」と同様ポジティブに受け入れることができ、識別が難しい
「悪い安心感」を打破し、本気になる方法
①「良い危機感」を持つ
→「経済的余裕」を持ったまま「良い危機感」を持ち続けるのは非常に難しい
②「経済的余裕」を捨てる
→「いつでも使える現金」は極力「引き出すのが面倒な株」に変換する
③貧にして楽しむ
→目の前の「貧乏ごっこ」を楽しむことで、ハングリー精神を芽生させる
【豊かさと貧しさ】貧すれば鈍する 鈍すれば窮す 窮すれば通ず
「貧すれば鈍する 鈍すれば窮す 窮すれば通ず」について
→ネガティブから入り、最終的にポジティブで終わる、後味の良い言葉
そもそも「貧すれば鈍する」は正しいのか?
①「豊かさ」「経済的余裕」も、鈍する要因となる
→経済的余裕がチャレンジ精神を削ぐ
②貧乏をすればハングリー精神が芽生える
→「豊かさ」「経済的余裕」は「悪い安心感」を生む
③「貧にして楽しむ」という言葉もまた正しい
→ポジティブに捉えるべき言葉
「鈍すれば窮す」を否定することは難しい
①「愚鈍であること」を肯定することは難しい
→結果論を無条件で肯定するのは、あまりにも無責任
「窮すれば通ず」は非常に脆く危険
①「一発逆転」の圧倒的脆さ
→人生に一発逆転は不可能であり、他力本願思考は絶対に成功しない
【相対的にお金が減る】お金が増えなくなる苦痛
サイドFIRE後のお金事情
①お金は減らない
→お金を減らすことよりも、増やすことの方が簡単
②お金が増えなくなる苦痛
→お金が増える速度は「サイドFIRE達成前」と比較し「雲泥の差」
③相対的にお金が減る
→「労働収入を得ている別の世界線」に想いを馳せると、相対的にお金が減る
「相対的にお金が減る」葛藤と向き合う方法
①「お金が減らない世界線」に強烈なスポットライトを当てる
→数千万円の資産とセルフベーシックインカムを作った過程を褒める
②「サイドFIREには旬があること」を自覚する
→FIRE達成の目標で定めた「最低金額」をクリアしたらすぐ実行するのが望ましい
③「自由な時間を買っている」と開き直る
→30代後半の1年間は、1,000万円かけてでも買う価値は十分にある
【現状維持は衰退】滲み出る「老後感」との向き合い方
「現状維持は衰退」という正論
→サイドFIRE生活でもぶち当たる壁
FIREから滲み出る「老後感」
→ネガティブで衰退の匂いがする「老後感」はとても厄介
「現状維持は衰退」や「老後感」との向き合い方
①FIREではなくサイドFIREを選択する
→妥協でも下位互換でもなく、積極的選択になる
②「自ら選択した」と強く自覚することが重要
→「人生の主導権を握ること」を強烈に自覚することができる
③新しいことにチャレンジし続ける
→ジャネーの法則に逆らい続けることが、いつまでも若くいる秘訣
【社会不適合者】FIREとは、自由であり孤独である
FIREとは、自由であり孤独である
自由と孤独は仲良しでニコイチ
→自由であるから孤独であり、孤独であるから自由である
「普通の人生」から外れた責任
→圧倒的マイノリティであり、孤独であることは当然の話
自由と孤独のバランスを取る方法
①FIREではなくサイドFIREを選択する
→妥協でも下位互換でもなく、「積極的選択」になる
②自分に適切なバランスを知り、調節する
→どの程度の孤独を許容し、どの程度の自由を手にするか
③「普通の人生」から外れることをポジティブに捉える
→マイノリティになるのは、思っているよりも難しいこと
【準備が一番楽しい現象】燃え尽き症候群を防ぐ方法
「遠足当日」よりも「遠足の準備」の方が楽しい現象
→「燃え尽き症候群」が引き起こしている
燃え尽き症候群を防ぐ方法
①「目標達成後の世界」を美化しすぎない
→「世界を変えてやる」と意気込むほど、大きく落胆する
②「やりたいこと」を先送りしすぎない
→準備期間であっても、今も充実させ、今を楽しむべき
③FIREではなくサイドFIREを選択し、慣らす
→妥協でも下位互換でもなく、「積極的選択」になる
【FIREは引退?】FIREをバカンスとして楽しむ方法
FIREは「引退」?そもそも「引退」とは何か?
①古い時代の「引退」
→「教育→労働→引退」の「3ステージモデル」の終着地点
②新しい時代の「引退」
→マルチステージモデルにおける「バカンス」「休憩」といったニュアンス
「引退」ではなく「バカンス」「休憩」として楽しむ方法
①ゼロからリスタートできる能力をつける
→いつでもどこでも再雇用され、そこで活躍する能力が必要不可欠
②ゼロからリスタートできる資格を手に入れる
→「資格に生かされる」から「資格を生かす」に進化させる必要がある
③3,000万円以上の資産を自分で作る
→最低でもサイドFIREする資金が必要
【生殺与奪の権】人生の主導権を握る難しさ
生殺与奪の権とは?人生の主導権とは?
①生殺与奪の権を失う地獄
→誰かや何かにコントロールされ、生殺与奪の権まで奪われてしまう地獄
②生殺与奪の権を得る天国
→自分の人生をコントロールしているということ
生殺与奪の権・人生の主導権を握る方法
①「生活のための労働」から解放される
→100万円貯めて「働かなくても生きていける状況」を作る
②価値観の合う人間を見定める
→「親ブロック」「嫁ブロック」を回避する
③負債を作らない
→「複利を敵に回す」のではなく、逆に「複利を味方につける」
【中途半端を許せるか】「蛹状態」を受け入れる勇気
「蛹状態」とは何か?
サイドFIREは、まさに「蛹状態」である
→圧倒的な脆さ故に、「中途半端」なイメージが非常に強い
中途半端な「蛹状態」を受け入れる方法
①完璧主義や「0か100思考」を捨てる
→満点を目指すのではなく、自分で定めた妥協点(合格点)を目指す
②「エポケー 」という概念を取り入れる
→「中途半端であること」を開き直るために重要な概念
③「期間限定」と割り切る
→しっかり羽化して成虫になるため、短期集中的に取り組む
まとめ:サイドFIRE仲間を募集
以上、
「サイドFIREの葛藤」についてでした。
まとめです。
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サイドFIRE生活における悩み・葛藤
→実際にやってみなければ見えてこないことが多々ある
サイドFIREの葛藤
【過去の後悔】「強くてニューゲーム」は強くなった証
【本当の自由】選択肢が多すぎて自由の刑に処せられる
【圧倒的時間不足】他人を応援するほど、人生は長くない
【適切な準備】FIREには旬がある!お金の貯めすぎに注意
【金は命より重い】経済的余裕がチャレンジ精神を削ぐ?
【危機感持てって】「悪い安心感」により、本気になれない
【豊かさと貧しさ】貧すれば鈍する 鈍すれば窮す 窮すれば通ず
【相対的にお金が減る】お金が増えなくなる苦痛
【現状維持は衰退】滲み出る「老後感」との向き合い方
【社会不適合者】FIREとは、自由であり孤独である
【準備が一番楽しい現象】燃え尽き症候群を防ぐ方法
【FIREは引退?】FIREをバカンスとして楽しむ方法
【生殺与奪の権】人生の主導権を握る難しさ
【中途半端を許せるか】「蛹状態」を受け入れる勇気
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気になった記事があれば、
是非読んでみてください。
※追加があれば、随時更新していきます
少しでも共感していただけると幸いです。
サイドFIRE仲間を募集しているので、
メッセージいただけると嬉しいです。
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