今回は、
「高い初任給を狙うメリットとFIRE戦略」について書いていきます。
最近、
「初任給バブル」とも言うべく、
初任給の引き上げが話題になっています。
私は薬剤師でしたが、
初任給は35万円と比較的高い方でした。
※元々初任給が高い業界です
高い初任給はFIRE達成の鍵となり、
私のFIRE達成においても大きな原動力となりました。
FIREしたいのであれば、
初任給にこだわる事をお勧めします。
本記事では、
高い初任給を狙うメリットと戦略について詳しく解説していきます。
・就職先に悩んでいる人
・出来るだけ早くFIREしたい人
必見です。
〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人
〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。
〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ
本記事の目次は下記の通りです。
はじめに:初任給バブルとは?
最近、
「初任給バブル」とも言われるほど、
企業が初任給を引き上げる流れが加速しています。
背景には、
人材不足や優秀な若手の確保競争があり、
特に外資系企業やIT・医療系などの業界では、
高い初任給が当たり前になりつつあります。
一方で、
日本の年功序列や終身雇用は崩壊しつつあり、
「初任給は低くても徐々に上がる」という従来のキャリアパスは通用しなくなっています。
当たり前の話ですが、
「初任給バブル」は「年功序列の崩壊」とセットです。
※「年功序列における昇給」が「初任給」に充てられる
だからこそ、
初任給にこだわることが重要であり、
FIREを加速させる鍵となります。
本記事では、
なぜ初任給がFIREにおいて重要なのか、
そして高い初任給を得るための具体的な戦略について解説していきます。
高い初任給を狙うメリットとFIRE戦略
初任給が高いとFIREが近づく理由
FIRE達成の鍵は、
「いかに早く資産形成を始められるか」
「いかに早く元本を大きくするか」です。
至極当然の話ですが、
初任給の高さが重要になる理由を3つ挙げます。
投資のスタートが早まる(複利効果)
資産運用の世界では、
「時間」は最強の武器となります。
例えば、
年利5%で運用した場合、
毎月5万円投資すると、
20年後に2,000万円を超えます。
月給5万円の差は、
20年で2,000万円以上の差になるのです。
初任給が高いほど、
若い時の投資余力が増え、
FIRE達成が加速します。
貯蓄の基礎ができる
高い初任給を得れば、
生活コストを抑えながら貯蓄を進めやすくなります。
間違っても、
調子に乗って生活水準を上げてはいけません。
生活水準を上げず、
固定費を抑えるだけで、
他の人に圧倒的な差をつけることが可能です。
私は月の手取りが30万円〜60万円でしたが、
月6万円の生活を続けて資産を形成しました。
※下記記事で詳しく解説しています
生活水準を上げず、
初任給から資産形成を始めれば、
FIRE達成しない方が難しいかもしれません。
転職市場での価値が高まる
最初の給与は、
その後の転職時の給与交渉にも影響を与えます。
「前職の年収」は大きな基準となるため、
最初の年収が高ければ高いほど、
その後のキャリアアップの可能性も広がります。
これからの時代、
初任給にこだわらなければ人生の難易度が非常に高くなってしまうかもしれません。
人生の難易度を下げるためにも、
初任給は非常に重要です。
20代のスタートダッシュが重要な理由
これまで挙げてきた内容を基に、
「20代のスタートダッシュが重要な理由」を考えていきます。
FIREを目指すなら、
20代のうちに資産形成を加速させることが極めて重要です。
なぜなら、
「20代で出来た差はなかなか埋まらない」という、
「逆転しづらい構造」があるからです。
30代以降はライフイベント(結婚・出産・住宅購入など)で貯蓄ペースが落ちやすくなり、
それに付随して人生の自由度が下がり、
人生の選択肢がガクッと減ります。
また、
前述の通り、
若いうちに投資を始めた人ほど複利の恩恵を受け続け、
時間経過によりその差は開き続ける一方であり、
それを縮めることは非常に困難です。
そして、
20代で築いたスキルや経験が、
後々のキャリアと自分の価値を決めることとなります。
さらに重要なのは、
「初任給バブル」は「年功序列の崩壊」とセットであることです。
「初任給バブル」の恩恵を受けても受けなくても、
「年功序列の崩壊」により”給与上昇が期待できない現実”が待ち受けています。
「最初の数年は低年収でもいい」
「年収よりもやりがいだ!」と考えるのは、
もはや時代遅れの価値観です。
能力が正当に評価されていれば、
年収は必ず付いてきます。
”やりがい搾取”が横行する社会であり、
搾取されないよう気をつけなければなりません。
「初任給バブル」の恩恵を受けなければ、
薄給に苦しみ続ける可能性が一気に高まります。
これからの時代は、
「いかに20代でスタートダッシュを決められるか」がますます重要となり、
FIRE成功の鍵になるのです。
高い初任給を得るための戦略
では、
具体的にどうすれば高い初任給を得られるのか?
高い初任給を得るための戦略を3つ挙げ、
それぞれについて詳しく解説します。
業界・企業選びを徹底する
初任給は業界ごとに大きく異なります。
初任給バブルから縁遠い斜陽業界で戦うのは、
控えめに言って無理ゲーです。
大学入学前の人は学部選びを慎重に行い、
大学生は業界研究を徹底しましょう。
例えば、
以下の業界は初任給が高い傾向にあります。
・外資系企業(コンサル、IT)
→初任給50万以上もあり
・医療専門職(医師・薬剤師など)
→薬剤師でも初任給30万以上
・ITエンジニア(プログラマー、データサイエンティスト)
→初任給30万以上
初任給バブルが起こっている業界・企業を選ぶだけで、
簡単に1,000万円単位の差を生み出します。
慎重に選ぶ事をお勧めします。
スキルアップを怠らない
高収入が得られる資格やスキルを20代前半までに身につけることが重要です。
医療専門職の資格が分かり易いですが、
それ以外にもプログラミング技術や言語であったり、
初任給および20代の給与に好影響を与えるスキルを身につけなければなりません。
これらの資格・スキルがあれば、
新卒から高い初任給を獲得しやすくなり、
たとえ新卒就活で失敗しても”第二新卒”でロンダリングの可能性に繋げることが出来ます。
給与交渉を行う
最近増えてきているようですが、
交渉次第で初任給が上がるケースもあるようです。
特に外資系企業やスタートアップでは、
複数の内定を取得して条件交渉を行ったり、
自身の市場価値をデータで示し条件を上げることが可能な企業もあります。
新卒就活で納得のいく初任給が得られなかった場合、
前述のスキルアップを行いつつ、
職場で”圧倒的な成果”を残すしかありません。
そして、
職場で給与交渉を行うか、
転職でロンダリングすることをお勧めします。
その際、
転職エージェントで市場価値を確認し、
その内定を基に直接応募するのが効果的です。
※「転職エージェントの活用方法」に関しては下記記事で詳しく解説しています
もし転職エージェントで思うような「市場価値」が得られなければ、
言い逃れができない「完全なる実力不足」です。
自らの慢心を猛省し、
謙虚になって本気で自己研鑽を行い、
スキルアップあるのみだと思います。
まとめ:初任給を最大化することが、FIREを加速させる
以上、
「高い初任給を狙うメリットとFIRE戦略」についてでした。
まとめです。
ーーーーーーーーーー
はじめに:初任給バブルとは?
→「年功序列の崩壊」とセットで訪れたムーブメント
高い初任給を狙うメリットとFIRE戦略
・初任給が高いとFIREが近づく理由
①投資のスタートが早まる(複利効果)
②貯蓄の基礎ができる
③転職市場での価値が高まる
・20代のスタートダッシュが重要な理由
→20代のうちに資産形成を加速させることが極めて重要
・高い初任給を得るための戦略
①業界・企業選びを徹底する
②スキルアップを怠らない
③給与交渉を行う
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「初任給バブル」は、
「年功序列の崩壊」とセットで訪れたムーブメントです。
初任給を最大化することが、
FIREを加速させます。
逆に、
初任給バブルに乗り遅れることは、
人生の難易度が上がることを意味します。
「初任給バブル」の恩恵を受けても受けなくても、
「年功序列の崩壊」により”給与上昇が期待できない現実”が待ち受けているからです。
最後に、
本記事の重要ポイントを振り返ります。
・初任給バブルの時代だからこそ、最初の給与にこだわるべき
・高い初任給は、FIREを加速させる「資産形成のスタートダッシュ」になる
・20代のスタートダッシュがFIRE成功の鍵
・高い初任給を得るためには、業界選び・スキルアップ・給与交渉が重要
全て、
至極当然の話です。
「FIREを目指すなら、まずは支出を抑えること」と言われますが、
「収入を最大化すること」も同じくらい重要です。
特に、
初任給の高さはその後のキャリアにも大きく影響を与えます。
これから就職する人、
転職を考えている人、
特にFIREに興味がある人は、
初任給(および20代の給与)を最大化する戦略をぜひ取り入れてみてください。
少しでも参考にしていただけると幸いです。
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