【学生納付特例制度】未納は危険でリスク大!国民年金保険料を追納した方が良い理由【節税】

⑤貧乏ごっこ - 2.倹約編

今回は、「国民年金保険料を追納した方が良い理由」について書いていきます。

「追納すべきか?追納しないべきか?問題」については、様々な議論が起こっています。
特に「学生納付特例制度」を使っていた人は、社会人になってから迷う人が多いと思います。

私は、国民年金保険料を追納した方が良いと考え、社会人2年目の時に全額追納しました。

本記事では、追納しないリスクを挙げ、「追納した方が良い理由」について解説します。
※「学生納付特例制度の追納」についてが主題です

・学生納付特例制度の分を追納しようか迷っている人
・追納しないデメリットやリスクを知りたい人
・追納をしばらく放置している人

必見です。

本記事の構成は、下記目次の通りです。

はじめに:年金を払いたくない人の心理

「年金を払いたくない」と思ったこと、一度はあると思います。

正直、私もあります。

数ある年金の中でも、
「学生納付特例制度を利用した追納分」の憎たらしさはNo.1だと思います。

奴らは忘れた頃に、割と大きい金額でやってきます。

私も社会人生活をスタートさせようとワクワクしていた時、
学生納付特例制度を利用した追納分約55万円の存在を思い出しました。

※丸3年分の保険料

・・・社会人生活の開始早々、出鼻を挫かれた気分でした。

「猶予(義務ではない)」という性質も厄介で、
自分で考えなければなりません。

約55万円という大金を追納をする状況になった時、急に抵抗感が出てきました。

そして、
「これは追納すべきなのか?」
「もしかして、払わなくても大丈夫・・・?」

という疑問にぶち当たりました。

正直なところ、
払わなくて良いのであれば、払いたくありませんでした。

「払わないことによるデメリット」を中心に考え、
「払うことで得られるメリット」と比較していきました。

理系出身で社会保障制度や税金についてほとんど無知だった私も、自分なりに勉強しました。

その結果、追納することを決めました。
「払った方が良い」と結論付けた理由を、解説していきます。

督促状が来るわけでもなく、
「猶予」という性質なのが悩ましい

国民年金保険料を追納した方が良い理由

国民年金保険料を追納した方が良い理由は大きく2つあります。
それぞれ大切なポイントなので、それぞれについて詳しく解説します。

①受給額が減っても、年金が破綻することはない

まず、「追納しても、もし50年以内に年金が破綻したらただの損だ」と考えました。
そう考えて追納を迷っている人も多いと思います。

国民年金の制度上、将来受け取れる金額が減る可能性は非常に高いです。
しかし、破綻すること(完全に0になること)はほとんどあり得ません。

破綻するのは、年金を納付する人がゼロになり、財源が完全に枯渇した時です。

現状、日本の人口の大半を占めるサラリーマンは、厚生年金という名の下、強制的に徴収(源泉徴収)されています。
そもそも、「未納を選択できるのは少数派です。

年金が破綻するような時は、世界中の機能が完全に麻痺しているような時でしょう。

私が年金を受給する50年以内にそれが起こる可能性は限りなく低いと考えました。

②税金の控除があり、実質かなりの割引となる

次に、「払ったところで、損しないのか?」と考えました。
払うのであれば、将来的に損したくないものです。

国民年金保険料を追納する時に大きなメリットとなるのが「節税効果」です。

国民年金保険料の追納額は控除の対象となり、大きな「節税効果」を生みます。
実質かなりの割引となり、総合的に見てお得となることを知りました。

※細かい計算は、個人の追納額と年収によるのでここでの説明は省きます。
分かりやすい解説サイトがあるので、ご確認ください。

また、微々たる金額ではありますが、国民年金保険料はnanacoで支払うことでポイント還元を受ける事ができます。
nanacoを使った賢い納付方法については、過去記事に詳しく書いています。興味がある人は読んでみてください。
参考①:【税金を賢く支払う】nanacoがApple Payに対応!メリット&デメリット【ゆるいポイ活】
参考②:【税金の賢い支払い方法】自動車税はPayPayやnanacoで支払う【※nanacoは注意】

税金や国民年金保険料の支払いでnanacoを使いたい場合は、還元率1.2%のリクルートカードがおすすめです。

なお、リクルートカードを発行する場合、「週末狙い+ポイントタウン経由」で約1万円分もお得にゲットする事ができます。発行する際は、必ず確認してください。
参考:【リクルートカード発行前に見て!】週末狙い+ポイントタウン経由で約1万円分お得にゲットする方法【ゆるいポイ活】

学生納付特例制度の場合、最悪のリスクは回避できている

追納しないデメリットやリスクについてですが、
学生納付特例制度を使って「猶予」を受けている場合、「最悪のリスク」は回避できています。

これがまた悩みの種になりますが、学生納付特例制度の非常にありがたい側面なので解説します。

※もしも学生納付特例制度の申請をしていない場合は、「猶予」ではなく完全な「未納」となります。
フリーターなどで普通に「未納」してしまっている人たちと同様に「最悪なリスク」があるので、
いますぐ行動しましょう。 → ねんきんネット

学生納付特例制度は、「最悪なリスク」を回避してくれている

①障害基礎年金の存在(障害を負った時のリスクに備える)

②遺族基礎年金の存在(死亡した時のリスクに備える)

2つまとめて紹介します。

国民年金の役割は、一般的な認識の「老後の生活を支える年金(老齢基礎年金)」だけではありません。

少子高齢化の影響から「老後の生活を支える年金」へのネガティブなイメージは強いですが、国民年金の持つ顔はそれだけではないので注目すべきです。

あまり考えたくない話ですが、
怪我や病気などが原因で一定の障害が残ってしまった時には「障害基礎年金」が、
万が一死亡した時には、その人に生計を維持されていた遺族に「遺族基礎年金」が支給される側面も持ちます。

自分の身や自分の家族の身を守るために「障害基礎年金」や「遺族基礎年金」はとても大切です。

誰にも障害を負うリスク・死亡するリスクはあります。
それに対する補償がある社会保障制度はとてもありがたいです。

そして、「未納」であれば「障害基礎年金」や「遺族基礎年金」が受けられない「最悪のリスク」を抱えてしまいます。

しかし、学生納付特例制度を使って「猶予」を受けている場合、この「最悪なリスク」は回避できています。

ありがたいことに「猶予」の期間は受給資格期間に含まれることとなっており、
「障害基礎年金」や「遺族基礎年金」は受給資格期間だけに依存します。

納付額には依存しないので、追納したところで万が一の時の受給額が変わるものではありません。

この「猶予」の特別待遇により、追納を悩む人も多いと思っています。

まとめ:自分の頭で考え、納得して納付することが一番大切

以上、「国民年金保険料を追納した方が良い理由」についてでした。

まとめです。

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はじめに:年金を払いたくない人の心理
 →払わなくて良いのであれば、払いたくない

国民年金保険料を追納した方が良い理由
 ①受給額が減っても、年金が破綻することはない

  →私が年金を受給する50年以内に破綻する可能性は限りなく低い
 ②税金の控除があり、実質かなりの割引となる

  →「節税効果」により、お得に納付することができる

学生納付特例制度の場合、最悪のリスクは回避できている
 ①障害基礎年金の存在(障害を負った時のリスクに備える)
 ②遺族基礎年金の存在(死亡した時のリスクに備える)

  →「猶予」は「未納」と違い、受給資格期間に含まれる
   追納したところで、この2つには影響しない

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これまで書いてきた通り、
私は自分なりに調べて総合的に考え、納得して追納することを決めました。

自分の頭で考え、納得して納付する事が一番大切だと考えています。

学生納付特例制度の分を追納しようか迷っていてこの記事にたどり着いた人や、
未納のデメリットやリスクを知りたくてこの記事にたどり着いた人は大丈夫だと思います。

すでに調べて行動し、考えているからです。
このまま後悔しない選択をしてください。

一方、
追納をしばらく放棄していて、なんとなく「ヤバイんじゃないか?」と思い出し、この記事にたどり着いた人は危険だと
思います

猶予は10年までです。
そろそろ本気出して考えてください。

おそらく今この時も「加算額」がかかっています。
1年経過するごとに月々数十円〜数百円なので、それほど大きなものではありませんが、無駄な出費は少しでも減らしたいところです。

なお、「学生納付特例制度の追納分」に悩んでいる人の中には、
「なんで親が払ってくれなかったんだ!」と、親を憎む人もいるかもしれません。

しかし、「親が払ってくれなかった」という他責思考はやめた方が良いです。
私は自分で追納し、勉強をし、本当に良かったと考えています。

「親ではなくて本人が追納すべき」については、別の記事で詳しく書いています。
興味がある人は是非読んでみてください。
参考:【学生納付特例制度】大学生の国民年金保険料は親が払う方がお得?本人に追納させるべき理由【節税】

また、追納するのであれば社会人2年目以降にする方が圧倒的にお得です。
別記事で詳しく書いているので、実際に納付することを決めた人は、是非読んでみてください。

参考:【学生納付特例制度】国民年金保険料の追納は社会人2年目がお得?急ぐと後悔する理由【節税】

税金や国民年金保険料の支払いでnanacoを使いたい場合は、還元率1.2%のリクルートカードがおすすめです。

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参考:【リクルートカード発行前に見て!】週末狙い+ポイントタウン経由で約1万円分お得にゲットする方法【ゆるいポイ活】

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