【悪徳業者を潰した話】解説6:悪徳業者を潰して得られたモノ10選、悪徳業者への感謝【投資必勝法】

②悪徳業者の手口:解説

2021.7.3追記 Youtubeに動画をアップしました。

【投資必勝法/詐欺】解説6:悪徳業者を潰して得られたモノ10選、悪徳業者への感謝【全6編】

解説5:悪徳業者を潰す具体的な方法、悪徳業者が嫌がること の続き

この記事では、
『悪徳業者を潰して得られたモノ10選』『悪徳業者への感謝』について解説します。

悪徳業者を潰した話 全8話を読んでからの方が分かりやすいので、
先にそちらを一読いただければ幸いです。

下記について、順に解説していきます。

はじめに:悪徳業者がなければ今の私は居ない

第八章:行政・報道機関への情報提供、祝・行政処分の終わりにも書きましたが、
私は悪徳業者の存在に感謝しています。

本当はこんなことを言ってはいけませんが、
今は悪徳業者に対し、感謝の気持ちしかありません。

ダサくて無気力な人生を送り、
何の取り柄もなかった私を大きく変えてくれたからです。

私は20歳になるまで、
生きる希望も目標もありませんでした。

ただ毎日を適当に過ごし、
何かに打ち込むこともせず、
ビビリなのでグレることもなく、
全てが中途半端でした。

一方、親友である佐々木は勉強ができ、
コミュニケーション能力が高く、友達もとても多く、とんでもない行動力がありました。
そのため、大学生活はとても楽しそうで、毎日が充実し、キラキラしていました。

そんな親友を近くで見て、羨むだけの人生でした。
佐々木のことは尊敬していたので、その姿をポジティブに捉えていましたが、
他の『努力している人間』に対しては妬み、僻むことも多々ありました。

いや、
ずっと他人のことを観察し、
今の冴えない自分と比較し、
他人を妬み、僻むことばかりしていました。

そして、そんなことで貴重な時間を浪費し続けていました。

他人の足を引っ張り、自分の人生を生きていないクソ野郎でした。

いや、実際は妬んで僻むだけで、他人の足を引っ張ることすらできていませんでした。
本当に、何もない人生でした。

そんな私自身は、
「いつか変わってやる」という強い思いを心の奥に抱えながら、
「本当の自分はまだこれからだ」という気持ちに希望を持ち、
決して変わることなく、ずっと仮の人生を生きていました。

※上記でカイジの利根川の名言を引用しています。長くなるので、別途、記事を書きました。
参考:【トネガワの格言】カイジから学ぶ、悪徳業者に引っかからないマインド

そして、
私が20歳の誕生日を迎える少し前に、母親が亡くなりました。

また、それから一年も経たずに、親友から詐欺の勧誘を受けます。

立て続けに起こった、人生最悪な出来事により、
私はどん底に突き落とされました。

当時は本当に苦しかったです。

しかし、
こんなに苦しく、辛いことがなければ、私は変わることは出来ませんでした。

人間は、極限状態にならなければ変わることは出来ません。

私にとっては、
この人生最悪な状況こそが、最高の薬でした。

第四章:被洗脳者の目、脱洗脳の苦悩に記載したとおり、
失うものも何もなかったため、
人生を変える決意をし、
悪徳業者を潰すことにしました。

そして、
悪徳業者を潰し、
私は生まれ変わり、大きく成長することができました。

おそらく、潰すことが出来なくても、
『正義の味方ごっこ』を行う過程だけでも大きく成長できたと思っています。

「チャレンジしたこと」が人生を変えたと思っています。

悪徳業者によって苦しい思いをしている人へ、
絶望の淵にいて人生最悪な状況にいる人へ、
今から伝えることが希望になれば良いなと思います。

それでは、1つずつ紹介します。

悪徳業者を潰して得られたモノ10選

友情、信頼関係

親友との友情は一度は諦めかけました。
しかし、困難を乗り越えることで本物の友情を手に入れることが出来ました。


『悪徳業者を潰す』という大きな目標に向かい、連日連夜必死になって話し合い、
少しだけ喧嘩もしながら問題解決した日々も財産です。

また、多くの説得現場に出向き、友情の修復や決裂を目の当たりにし、
手遅れな内部者を目の当たりにすることで、友情の在り方についても考えさせられました。

昔は『友達の少ない自分』が嫌で、恥ずかしく思い、
友達の多い人を妬み、僻んでいました。
自分と他人を比較しまくりでした。

しかし、『友人は量より質である』『他人と比べることは無意味である』という、
当たり前の事実に気づくことができ、比較の呪縛からも解かれ、
自分らしく生きることができるようになりました。

ストイック

完全に、やる気スイッチが入りました

何に対しても中途半端であった私に、
とてつもないストイックさが眠っていたことに気づき、大きく生まれ変わりました。

「何かに熱中することはとても気持ちが良い」ということを思い出し、
大学の卒業研究もストイックにこなし、
新規化合物を15個生み出し、卒業論文は260ページ超の大作を書くなど、
その後の人生でもすぐに応用することが出来ました。

※ストイック病は大きな副作用あり、注意!
社会人になり、ますますストイックに頑張りすぎた結果、病みました。

現在はストイックになりすぎないよう、何事も「ゆるく」をテーマにして中和しています。

この内容について、別途、記事にまとめました。興味がある方は読んでみて下さい。
参考:【副作用あり、注意!】『中途半端人間』から『ストイック病患者』へ変貌した男の話

行動力

まるで行動力がなかった私でしたが、
『正義の味方ごっこ』では、最初から最後まで、
自分がやってきたとは思えぬ様々な行動に踏み切る事が出来ました。

行動することにより、大きな経験を積む事ができ、その都度大きな学びを得るため、
さらに新しい行動に踏み出したくなるという好スパイラルが生まれました。

『努力の美学』を知る事が出来たため、
その後の人生は行動力+ストイックで好転することとなります。

知識(法律+犯罪心理)

法律や心理学など、私にとって新しい分野を勉強し、
新しい知識を習得しました。

説得現場では得た知識をアウトプットしまくっていたので、完全に知識が定着しました。

これを勉強にも応用し、
その後の勉強の際はインプットだけでなくアウトプットも得意になったため、
大学の成績も向上し、薬剤師国家試験も余裕で一発合格できました。
※大学2年までの成績は最悪で、やる気もなく、勉強は嫌いでした。

また、新しい分野を勉強することの楽しさも知り、
それまで全く習慣になかった読書も習慣化することとなります。


さらに、法律制度が不完全である事実を学び、
『世の中は不完全である』という思考を手に入れ、メンタルも強化されました。
参考:【理不尽に立ち向かう】悪徳業者を潰すために必要な「世の中は不完全なものである」という思考

金融リテラシー

投資と投機の違いも知らないようなレベルでしたが、
『投資必勝法DVD』を扱う悪徳業者だったので、投資についても最低限の勉強をしました。

元々、私は病的な倹約家であったので、
これを機にさらに堅実となり、資産運用も行うことで、
社畜生活5年で2000万円の資産を築き、30歳でサイドFIREのような生活ができるようになりました。

参考:【貧乏ごっこ】社畜生活5年で2000万円の資産を作った男の倹約術シリーズ

また、『見栄を張ってブランド品を見せびらかし、破滅していった内部者』を反面教師にし、
モノを断捨離し、ゆるいミニマリストになったことも経済的余裕を生みました。

参考①:【見栄っ張りに注意!】欲は身を滅ぼすという話【破産を招く愚かな思考】
参考②:【必要最低限のモノで暮らす】自由を手にする『ゆるミニマリスト』のすすめ【節約・倹約】

コミュニケーション能力

元々は軽いコミュ障で、対人関係は苦手で、人を避けている人生でした。
『正義の味方ごっこ』で初対面の人間を説得するのはかなりスキルが必要だったので、
コミュニケーション能力は劇的に向上しました。

また、被害者の心理的なケアについても多くの時間を割くことで、
傾聴能力も向上しました。

プレゼン能力

昔は人前に出るのが大嫌いでした

『正義の味方ごっこ』で限られた時間の中で効率的に説得を行うため、
行政機関や報道機関へ正確な情報提供を行うため、
いつも完璧なプレゼンが求められました。

最終的にはかなり完璧に近い形で説得を行うことができ、
通算の説得成功率は91%でした(50勝5敗)。
※比較対象がないので、なんとも言えない数字です。

昔は人前に出るプレゼンが大の苦手でしたが、
それも得意となり、学会発表や社内研修の講師も楽しくこなせるようになりました。

また、文章を書くのも得意となり、このブログの開設にも繋がりました。

PDCAの習慣

『悪徳業者を潰す』という難題に立ち向かうため、
活動の最中は行動分析や自己分析を行い、
常にPDCAを回して活動を行っていました。

『正義の味方ごっこ』の説得のクオリティが上がったのは、
説得のたびに改善し続けたPDCAサイクルの賜物です。


その分析の中で、
自分の弱さや改善点を知り、成長を実感する事もありました。

時間をかけて準備のできるプレゼンはすぐに得意になっても、
準備できていない想定外の事態に対してのアドリブ力が圧倒的に足りず、
当初は誤魔化すような返答も出来ないレベルでした。

「もっと頭の回転が早くなりたい」と裏技ばかり探して試行していましたが、
これに関しては、『知識』と『経験値』を地道に積み、
対応できる範囲を増やすしかないということを学びました。

健康への意識

この活動で徹夜が続き、勉強も疎かに出来なかったため、
2011年春の健康診断に3回引っかかり、自分の限界と健康の有難さを再認識しました。
尿潜血が続き、精密検査まで受けましたが、原因は分からず、
確実に疲労とストレスでした。

以降、かなり健康的な生活に変わりました。
睡眠時間は毎日6時間はとるよう心がけ、
適度な筋トレと運動も行い、
飲料による糖質を一切取らないようにしています(水かお茶、ブラックコーヒーのみ。お酒はウーロンハイなど)。

おかげで、今は健康体です。
※一時期、仕事のやりすぎでメンタルは崩しました。

人生最悪を乗り切る経験

人生最悪の状況を乗り切る経験をし、その方法を学びました。

本当にしんどい時にオススメの思考法について、別記事にまとめます。
こちらも参考にしてみて下さい。
参考:【人生を充実させる】「バタフライエフェクト」思考【死生観/死恐怖症/死と向き合う】

のちに社会人になってメンタルを崩した時も、同じように対応しました。

まとめ:人間万事塞翁が馬

予期せぬ場所に、宝が眠っています

以上、悪徳業者を潰して得られたモノ10選になります。

まとめです。

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①友情、信頼関係
②ストイック
③行動力
④知識(法律+犯罪心理)
⑤金融リテラシー
⑥コミュニケーション能力
⑦プレゼン能力
⑧PDCAの習慣
⑨健康への意識
⑩人生最悪を乗り切る経験

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とにかく、
行動しなければ、辛い状況は何も変わりません。

行動すれば、私のように生まれ変われる可能性があります。

人生最悪な状況が、自分にとって最高の薬になることがあります。
人生最悪だった頃の過去の私が、この記事を読んだら、びっくりして気絶すると思います。

過去の自分に向けて一言伝えるのなら、
「人間万事塞翁が馬」です。

このことわざの意味を載せておきます。

「人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)」
人生における幸不幸は予測しがたいということ。幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、安易に喜んだり悲しんだりするべきではないというたとえ。

今、人生最悪な状況にある人は、
「人間万事塞翁が馬」という言葉を忘れないでください。

誰とも比較せず、あなたが今よりも少しだけ前に進めばそれだけで良いです。
今より一歩前に進むため、今日も行動しましょう。

解説編 完

熊本県水俣市

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