今回は、
「社畜・管理職のサボり術:アリバイメールでド派手にサボる方法」について書いていきます。
これまでの記事で、
「出世のすすめ」として、
若いうちに出世することのメリットについて書いてきました。
真面目に仕事をし、
出世した後も管理職として責任を持って仕事することが大切です。
しかし、
社畜としてずっと真面目に働きすぎるのは良くありません。
仕事のパフォーマンスを維持するためにも、
息抜きやサボりも同じくらい大切です。
特に、
タイムカードを捨てて残業代という概念がなくなった管理職にとって、
「サボり術」は必要不可欠なスキルとなります。
私の経験をもとに、
「社畜・管理職のサボり術」を紹介していきます。
〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人
〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。
〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ
本記事の構成は、下記の通りです。
アリバイメールとは?
アリバイメールとは、
私が勝手に呼んでいる言葉で、
造語です。
「仕事をしているアリバイ」を作るためのもので、
優雅にサボっている時に社内の人間に送るメールのことを表します。
「社畜・管理職のサボり術」の必須ツールです。
出張の多い管理職や営業職やリモートワークなど、
ある程度仕事の自由度が高い人向けのサボり術になります。
特に、
場所に囚われない仕事で効果を発揮します。
私は管理職時代、
全社の集計作業が毎日必須だったため、
1日最低30分は必ず稼働する必要があり、
実質932連勤をしていました。
そんな社畜生活中、
サボりがなければやっていけませんでした。
アリバイメールを使い、
月に2〜4回は盛大にサボっていました。
※半日〜丸一日
私が行ってきたサボり内容をざっと挙げると、
下記の通りです。
・採用懇親会の前日や翌日、実家に帰省して丸一日姪っ子と遊ぶ
・京都出張で朝一だけアポイントあり、その後半日以上観光
・近畿出張の後、四国をドライブ(淡路島〜瀬戸大橋)
※自家用車で移動し出張に関わった部分だけ経費精算
・学会発表の前日と翌日、フルで観光
※両日とも学会会場に足は運び、関係者に挨拶
・地方出張の翌日、近くの健康ランドで丸一日リフレッシュ
・地方出張の行きや帰り道、山奥をドライブしてクワガタ観察
・地方出張の行きや帰り道、SAやPA・道の駅巡りをして超ゆっくり帰る
アリバイメールにはいくつかの条件やコツがあるので、
本記事を通して詳しく解説していきます。
アリバイメールの条件
アリバイメールには適した条件があります。
快適なサボり時間を過ごすために、
適切なアリバイメール選びをすることも大切です。
アリバイメールの条件について6つ挙げ、
それぞれについて詳しく解説していきます。
多くの管理職と直属の上司&部下に共有するメール
まず、
アリバイメールは「共有の範囲」が大切なので、
アリバイメールとして採用するメールを吟味していきましょう。
アリバイメールは、
「仕事をしているアリバイ」を作るメールです。
つまり、
周囲へ「仕事をしているアピール」をするメールとなります。
共有する範囲が狭くては、
アピールが弱くて十分な効力を示しません。
共有する範囲が広すぎても、
ツッコミや返信に追われる可能性があるため注意が必要です。
※ツッコミや返信に追われると、サボりでなくなるため
多くの管理職と直属の上司&部下に共有するものが望ましく、
社内全体に共有するものなどは避けたほうが無難です。
「共有の範囲」のちょうど良い、
適切なメールを選定していきましょう。
議論が生まれにくいメール
アリバイメールは、
「仕事をしているアリバイ」を作り、
「サボるため」のメールです。
そのメールの共有によって新たな仕事が生まれてしまっては、
その存在意義が揺らぎます。
アリバイメールは、
ツッコミや返信に追われるような内容ではいけません。
つまり、
議論が生まれにくいメールが望ましいです。
誰かの返信が前提にあるような、
問題提起をするような重要度の高いメールではなく、
ただの「報告メール」などが望ましいです。
できる限り平和な内容が望ましく、
炎上が起こりそうな内容は避けていきましょう。
部署間の対立が発生しそうな仕事は、
アリバイメールに不向きです。
自分の部署を守るためにも、
真面目に仕事をする日に集中して行いましょう。
作品(添付資料)のある、労力が分かりやすいメール
アリバイメールは、
受け取った側がある程度「作業時間が推測できる」内容が望ましいです。
作品(添付資料)があれば、
メールを送る直前まで作業をしていた感が暗に伝わります。
そして、
その作品(添付資料)のクオリティに応じて、
どれくらいの時間をかけたか無意識のうちに推測することとなります。
作品(添付資料)のあるアリバイメールは、
仕事の労力(作業時間)を暗に伝えることが可能です。
前述の通り、
ただの「報告メール」でも構いませんが、
アリバイメール全てを「報告メール」で満たすのは難しいと思います。
そこでお勧めなのが、
作品(添付資料)に対する「添削依頼メール」です。
作品(添付資料)が付くことにより、
極めて定量的なメールに化けます。
期日に余裕のある「添削依頼メール」ほど、
アリバイメールに向いているものは無いでしょう。
私の場合、
作品(添付資料)に対する「添削依頼メール」を共有し、
「※ご意見ご要望があれば、明日の12時までに返信お願いいたします」
と断りを入れていました。
これにより、
ツッコミや返信に追われる時間を明日の午後に繰り越すことができ、
その当日の自由は確保されたも同然です。
※よほどの誤植や炎上がない限り
労力もアリバイもアピールしつつ、
ツッコミや返信を回避することが非常に重要です。
1時間から2時間で仕上がる仕事
作品(添付資料)により、
暗に労力(作業時間)を伝えることが大事であると解説しました。
その労力(作業時間)についてですが、
アリバイメール1通あたり、
1時間から2時間のレンジに合わせることをお勧めします。
私の経験上、
「1時間から2時間の価値のある仕事」で、
「アリバイメール1通」作るのがちょうど良いです。
30分の価値のあるアリバイメールでは短すぎであり、
8時間勤務で丸一日サボる場合、
アリバイメールを16通も作る必要があります。
アリバイメールが増えれば増えるほど、
アリバイメールを送信する手間も、
ツッコミや返信に追われるリスクも高まってしまいます。
また、
3時間以上の価値のあるアリバイメールだと1日2〜3通となり、
メール送信頻度が流石に少なすぎてアリバイのアピール力に欠けます。
アリバイメールはアリバイを証明するためのメールなので、
ある程度の頻度で存在をアピールする必要があるのです。
1時間から2時間のレンジに合わせることで、
8時間勤務であればアリバイメールを4〜8通作ることにより、
丸一日サボりを実現することができます。
ツッコミや返信に追われるリスクも抑えることができ、
程よく存在感もアピールできるため、
アリバイメールの最適は1時間から2時間のレンジだと考えています。
慣れ親しんだルーティンワーク
アリバイメールに採用するのは、
「慣れ親しんだルーティンワーク」が望ましいです。
ルーティンワークは期日が明確に決まっており、
ゆとりを持って取り組めるものがほとんどだと思います。
「5日後に丸一日サボる!」と決めた後、
期日を逆算して4〜8通ほどのアリバイメールを仕込むのはわりと簡単です。
逆に「単発の仕事」は期日に余裕がなかったり、
ツッコミや返信に追われるリスクも未知数のため、
アリバイメールには不向きです。
スケジュール上で「このルーティンワークをやる日です」と宣言し、
ルーティンワークのメールを集中して送信する日を作るのが効果的です。
ルーティンワークは出張先でも移動中でも出来るので、
誰にも合わない日にこなしていても不自然ではありません。
ルーティンワークのメールであれば、
受け取り手も慣れ親しんでいるため、
ツッコミや返信に追われるリスクも低くなります。
また、
ルーティンワークは時短が可能であり、
慣れれば慣れるほど、
アリバイメール作成に時間がかからなくなります。
上司や周りの人間に、
「今日はいつものルーティンワークを集中してこなしている日なんだな」
と思われることが大切です。
アリバイメールでド派手にサボる方法
アリバイメールの条件について理解していただいたと思います。
次は「アリバイメールでド派手にサボる方法」について、
3段階に分けて詳しく解説していきます。
アリバイメールの作成
まず、
集中してアリバイメールを作成します。
基本的に、
普段の仕事の合間や、
始業前・終業後に行うこととなります。
ここでバレないよう注意が必要です。
この段階でバレるリスクとしては、
「アリバイメールの誤送信」や「アリバイメール作成が見つかること」です。
「アリバイメールの誤送信」には色々なリスクがあります。
※保存するはずが、その場で送信してしまうミスのこと
明らかな「未来の文言」が組み込まれていたり、
意味不明なタイミングで送信してしまったら、
アリバイメールの存在自体がバレます。
※私はやらかした経験はありませんが、常にリスクは考えていました
アリバイメール活動存続の危機であり、
今後のサボり人生に悪雲が立ち込めます。
さらに、
後日の1〜2時間の自由も失うことを意味するので悲惨です。
※私は3回ほどシンプルな誤送信を行い自由な時間を3〜6時間ほど失いました
必ず、
「送信」ではなく「保存」をして下さい。
※慣れない頃は誤って送信しがちです。
「アリバイメール作成が見つかること」は、
通常の仕事の合間にアリバイメールを作成している時に発生しうる話です。
授業中に「内職」がバレた時のような空気になると思います。
※私はアリバイメール作成がバレたことはありません
できれば仕事の合間にアリバイメールを作成したいものですが、
全てを仕事の合間にこなすのは困難です。
アリバイメール作成は、
始業前・終業後にずれ込むこともありますが、
後日の自由を手にするためには止むを得ない代償だと思います。
※そもそも、管理職には残業という概念がないので始業も終業もありませんが
また、
前述の通りルーティンワークは時短が可能であり、
1〜2時間の価値のあるアリバイメールも、
最終的には30分程度で作成することができるようになります。
仕事の当事者以外は、
その仕事の労力ことを過大評価してくれる傾向にあると思います。
ルーティンワークをダイナミックに時短できていたとしても、
そのことは口外せずに自分の中だけに留めることをお勧めします。
その余裕や余力を隠すことが、
社畜生活を生き抜く上で重要だと考えています。
ド派手にサボる日のスケジュール調整
サボりたい日に照準を合わせて努力し、
仕事の期日も鑑みて、
アリバイメールを積み重ねていきましょう。
8時間分のアリバイメールが作成できた場合、
丸一日分の自由を手にしたことを意味します。
なお、
丸一日サボるとはいえ、
「向こう1ヶ月、アポイントが全くない日が存在しない!」なんてこともあるでしょう。
それを逆手に取るのも大いにアリです。
特に、
出張の前後でサボるのがお勧めです。
私は実家の近くに出張に出た時や、
京都出張の前後などでよくサボりました。
採用の仕事に呼ばれて学生との懇親会に参加し、
その前後で実家に帰って姪っ子と遊ぶのが至高でした。
また、
京都出張の前後で空いている平日を狙い、
ゆっくり京都観光をしたりしました。
「夜の会食のためだけ」に地方都市へ出張した時も大チャンスでした。
同行する上司の送迎などがある時は少しダルいですが、
基本的に送迎さえ終えれば自由の身です。
丸一日完全にサボるのは難しくとも、
自分の好きな場所や観光地などで上手く時間調整をすれば、
良い息抜きやリフレッシュになります。
サボりたい日に照準を合わせ、
アリバイメールを仕込んでいきましょう。
アリバイメールは1〜2時間おきに手動送信
サボる当日、
「ド派手にサボる」といっても、
決して油断をしてはなりません。
アリバイメールをじっくり選定し、
ツッコミや返信に追われるような内容を避けているとはいえ、
アリバイメールの内容に対して鋭いツッコミを受けたり、
炎上したりする可能性はゼロではありません。
アリバイの整合性を保つために、
アリバイメールの「送信予約」は禁忌です。
確かに、
「送信予約」は便利であり、
サボる時は仕事のことを忘れたいので使いたくなります。
しかし、
何も考えずに1〜2時間おきに4〜8通の送信予約を設定することのリスクは非常に大きいです。
例えば、
午前中に送信したアリバイメールが炎上してしまい、
そこに対する返信が求められている中、
昼すぎのアリバイメールがしれっと送信されてしまえば、
相当まずい事態になります。
のんきに観光して、
のんきにご当地料理を食べている間にそんなことが起こってしまっては、
なんとも滑稽な話です。
「ド派手にサボる」といっても、
定期的なメールチェックだけは怠ってはいけません。
面倒ですが、
アリバイメールは1〜2時間おきに手動送信し、
その都度送信済みのアリバイメールのケアをする必要があります。
先陣を切ったアリバイメールにツッコミが来たり、
返信が求められるようなことがあれば、
その都度返信していきます。
私は1〜2時間おきの適切な時間にアラームをかけ、
下書き保存したメールを社用スマホから送信していました。
※当然オックロック(10:00、12:00、14:00等)は避けて適当な時間に送信していました
また、
作品(添付資料)に重大な誤植や炎上があれば早めに修正する必要があるため、
常に社用PCも持ち歩く必要がありました。
サボる場合、
100%心を休めることは出来ませんが、
このようなリスク管理は重要です。
なお、
作品(添付資料)の作成日時に関してですが、
細かい部分は気にしなくて大丈夫だと思います。
特にPDF化した資料は「資料を完成させた時間」として伝わりやすいので、
調査されれば数日前に作られた資料であること、
アリバイメールであることがバレてしまいます。
一時期、
このリスクを考え、
作品(添付資料)の作成日時も気にしてしまい、
メール送信直前に作品(添付資料)をわざわざ上書き保存してPDF化することを徹底していましたが、
杞憂でした。
みんな、
そこまで気にしている暇はありません。
あなたも、
他人が作った作品(添付資料)の作成日時を確認したことはないと思います。
そこまで徹底する必要はなく、
もっと気楽にサボっていきましょう。
まとめ:アリバイメールは管理職に必要不可欠なツール
以上、
「社畜・管理職のサボり術:アリバイメールでド派手にサボる方法」についてでした。
まとめです。
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アリバイメールとは?
→「社畜・管理職のサボり術」の必須ツール
アリバイメールの条件
①多くの管理職と直属の上司&部下に共有するメール
→アリバイメールは「共有の範囲」が大切
②議論が生まれにくいメール
→新たな仕事が生まれてしまっては、その存在意義が揺らぐ
③作品(添付資料)のある、労力が分かりやすいメール
→作品(添付資料)に対する「添削依頼メール」が最強
④1時間から2時間で仕上がる仕事
→アリバイメールを4〜8通作って丸一日サボるのが最適
⑤慣れ親しんだルーティンワーク
→ルーティンワークは時短が可能でアリバイメール作成も容易
アリバイメールでド派手にサボる方法
①アリバイメールの作成
→バレないよう注意し、出来るだけ時短で作成
②ド派手にサボる日のスケジュール調整
→出張の前後でサボるのがお勧め
③アリバイメールは1〜2時間おきに手動送信
→整合性を保つため、アリバイメールの「送信予約」は禁忌
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アリバイメールは、
過酷な管理職に必要不可欠なツールだと思っています。
管理職には残業という概念がなく、
働き放題です。
上手くサボっていかなければ、
社畜生活を長く続けることは困難です。
ずっと真面目に社畜を続けていくと、
相当なストレスがたまります。
アリバイメールを使ってかなりサボっていた私でさえ、
管理職は2年半しか続きませんでした。
アリバイメールがなければ、
もっと短命だったと思います。
「器用にサボる能力」は、
現代社会においてかなりの重要スキルだと考えています。
みなさまが疲れすぎないように、
少しでもこの「アリバイメール」を参考にしていただけると幸いです。
アリバイメールにはメリットとデメリットが存在します。
この後、
「メリット」と「デメリット」について分けて記事を書く予定です。
それぞれ併せて読んでいただけると嬉しいです。
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