今回は、
「社畜・管理職のサボり術:アリバイメールのデメリット」について書いていきます。
「アリバイメールでド派手にサボる方法」について、
過去の記事で詳しく解説しました。
社畜・管理職にお勧めのアリバイメールですが、
数多くのメリットがある反面、
デメリットもあります。
アリバイメールと上手く付き合っていくためには、
デメリットについても知る必要があります。
今回はそのデメリットについて、
詳しく解説していきます。
〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人
〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。
〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ
本記事の構成は、下記の通りです。
アリバイメールのデメリット 5選
早速、
アリバイメールのデメリットを5つ挙げ、
それぞれについて詳しく解説していきます。
バレるリスク
当然ですが、
アリバイメールでサボることに関して、
バレるリスクがあります。
「サボりのスリル・背徳感」として、
アリバイメールのメリットとしても紹介しましたが、
社畜にとっては「死」を意味することもあります。
特に、
「アリバイメールの誤送信」には色々なリスクがあります。
明らかな「未来の文言」が組み込まれていたり、
意味不明なタイミングで送信してしまったら、
アリバイメールの存在自体がバレます。
※私はやらかした経験はありませんが、常にリスクは考えていました
アリバイメール活動存続の危機であり、
今後のサボり人生に悪雲が立ち込めます。
さらに、
後日の1〜2時間の自由も失うことを意味するので悲惨です。
※私は3回ほどシンプルな誤送信を行い、自由な時間を3〜6時間ほど失いました
必ず、
「送信」ではなく「保存」をして下さい。
※慣れない頃は誤って送信しがちです。
常にアリバイメールの終焉と隣り合わせである緊張感があり、
スリルとして楽しむには少し刺激が大きすぎるかもしれません。
また、
上司からの「今どこにいる?」の圧倒的恐怖です。
「今どこにいる?」に対する返答で、
決して挙動不審になってはいけません。
事前に出張先等でルーティンワークの仕事をしていることは告げていると思いますが、
観光地などに出ている時はヒヤッとするものです。
電話に出る時も、
騒々しい場所で出るのはリスキーです。
出張先での出来事に対する多少の誤魔化しはバレないので、
上手く返答することが大切です。
「思ったより時間がかかり、たった今京都での○○の案件が終わり、本日は遅くなるのでルーティンワークをしつつ直帰する予定です」など、
サボっていても少し忙しいフリをし、
新しい仕事を振られないようにする必要があります。
上司の「今どこにいる?」には、
いつでもどこでも上手く返答できるように準備しておきましょう。
誤魔化しが効かず、
新しい仕事を振られた場合は潔くサボりを中断し、
残っているアリバイメールは後日のサボりに繰り越すべきです。
全てがバレて今後のサボり人生が終焉を迎えることのないよう、
上手く立ち回る必要があります。
100%休むことはできない
上記の通り、
バレるリスクと上司からの「今どこにいる?」の圧倒的恐怖と隣り合わせであるため、
サボっていても100%休むことはできません。
また、
アリバイメールの「送信予約」は禁忌であり、
常に送信の手間は外せず、
常にメールは確認する必要があります。
送信済みのアリバイメールのフォローなどにも手間がかかり、
アリバイメールの整合性を常に考える必要があり、
仕事のことは頭の片隅に残る状況です。
結局は少しだけ仕事をしており、
心は100%休まることはありません。
私の体感、
アリバイメール発動時に休んでいる感覚は80%くらいで、
頭と心の奥で20%は働いています。
しかし、
社畜で80%休めるだけでも上出来だと思います。
サボりのスリル・背徳感もあるため、
バレたら終わるという危機感が、
今を充実させてくれます。
捉え方次第だと考えています。
未来を生きてしまう
アリバイメールとは、
未来の自由を得るために、
未来の仕事を先取りすることです。
ここにも、
良い面と悪い面が存在します。
アリバイメールのメリットとして、
「余裕が生まれる」をあげました。
アリバイメールは仕事を一歩リードしていることを証明し、
アリバイメールの総量は仕事の「余裕」「ゆとり」を表し、
スタンバイしているアリバイメールの数が自分のHPのようなイメージでした。
そんな「余裕」の持つ魔力に魅せられ、
「余裕」を獲得することの意味合いが強くなり、
アリバイメール作りの比重が上がっていく段階があります。
仕事の時間軸が、
先取りの先取りへ、
先取りの先取りの先取りへと、
徐々に未来に移行していくイメージです。
「余裕」があるのは当たり前となり、
その「余裕」を広げるために、
さらなる「余裕」を作るために、
目先の「余裕」を失うイメージです。
「余裕」ありきの、
「余裕」を作るためのラットレースともいえると思います。
自分で書いていてもよく分からなくなりますが、
こんな感じで、
仕事の時間軸がよく分からなくなるフェーズが必ずやってきます。(多分)
ある日、
アリバイメールを使ってサボっている日の午後、
次のサボりの日に向けてアリバイメールを作っていた時間がありました。
自分でも、
意味不明でした。
先の仕事ばかり考えていて、
「今を生きていない」も同然でした。
結局、
アリバイメールとは、
幸せの先延ばしなのかもしれません。
これは、
資産運用や自己投資などにも共通する「未来への投資」であり、
人生における様々な事象でも言えることだと思います。
「今」と「未来」のバランスは難しいです。
良くも悪くも、
「余裕」との付き合い方は非常に難しいと考えています。
「余裕」が生み出す過剰な負荷
前述の通り、
アリバイメールが生み出す「余裕」の魔力に魅せられると、
「余裕」のループに陥ります。
その「余裕」のループが生み出す大きな負の側面があり、
私はその罠にハマりました。
仕事に「余裕」があるが故に、
常に涼しい顔をしているが故に、
過剰な負荷を課せられるターゲットになりがちです。
私の場合はそれが顕著に表れてしまい、
退職した同僚の仕事も任せられ、
最終的には3人分の仕事を負うこととなりました。
2人分の仕事までは、
なんとか「余裕」を持ってこなし、
アリバイメール作成により月に2〜4回のサボりを実現していました。
※半日〜丸一日のサボり
むしろ、
「2人分の仕事をしている」という大義名分のもと、
抱えている仕事量も多いため、
「仕事量のカモフラージュ」「仕事量の誤魔化し」が容易でした。
また、
すでに過剰な仕事をしているため、
他の同僚からの目も優しく、
私の仕事量を過大評価してくれていました。
そんな中でアリバイメールを繰り出しつつ、
「余裕」のループにハマって「余裕」を持って仕事を続けていたため、
上司に「コイツはまだまだ大丈夫だ」と思われてしまったようです。
3人分の仕事を抱えてからは、
控えめに言って「地獄」でした。
そもそも、
内示で「昇格」ではなく、
「同役職での仕事量増大」を告げられた時、
モチベーションも大きく下がっていました。
「1人分→2人分は2倍であり、2人分→3人分は1.5倍であるから…まぁなんとかなるでしょ」
というバカなことを一瞬でも思い、
仕事を断らなかった自分を恨み続けました。
当たり前の話ですが、
そんな単純な計算ではありませんでした。
2人分→3人分は、
1人分→2人分の100倍の重荷がありました。
人間にはキャパがあり、
そのキャパの限界を迎えるタイミングで突然「地獄」が訪れます。
私にとってのキャパは、
2人分→3人分の間に存在していました。
一気に「余裕」がなくなり、
アリバイメールが一切作れなくなりました。
このような過剰な負荷がのしかかるリスクはが高まるため、
アリバイメールを作れるほどの「余裕」があったとしても、
「余裕」を表に出さないことを強くお勧めします。
「できないフリ」をするのも、
管理職・社畜にとっての重要スキルです。
負荷に脆くなる
前述の通り、
私に課せられた負荷は「3人分の仕事」という過剰な負荷ではありました。
しかし、
上司には「まだまだ大丈夫だろう」と思われた負荷量です。
何故、
客観的評価に反し、
私がこの負荷に耐えられなかったのかを考えました。
その一因として、
アリバイメールで「余裕」をキープし続けることで、
完全に成長が止まっていたことが挙げられます。
私はアリバイメールで常に「余裕」を作り続け、
その習慣が完全に身についていました。
正直、
「サボる」ということの優先度が上がっており、
今の仕事に対して100%の力が出せていませんでした。
仕事の時間軸が徐々に未来に移行していくイメージで、
どんどん未来の仕事に分散し、
目の前の仕事に真剣になれていない状態です。
アリバイメールのメリットにも挙げた通り、
この「余裕」やゆとりは間違いなく重要です。
しかし、
100%の力を出さずに惰性で仕事をしていた結果、
目の前の仕事に真剣に向き合うこともなく、
仕事に対する訓練が進まぬまま、
自分自身のキャパが天井を迎えていたと思います。
まるで、
筋トレで常に50%の負荷をかけ続けているようなものでした。
そんなゆるい筋トレでは、
筋繊維は壊れることもなく、
筋肉が肥大することもありません。
「余裕」を優先にした代償とも言えます。
キャパが天井を迎え、
負荷に脆いが故に、
過剰な負荷に対してはあまりにも無力だったと痛感しています。
アリバイメールは、
「成長を放棄した証」でもあるかもしれません。
自分自身の成長のためにも、
乱用には注意が必要です。
まとめ:アリバイメールは諸刃の剣である
以上、
「社畜・管理職のサボり術:アリバイメールのデメリット」についてでした。
まとめです。
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アリバイメールのデメリット 5選
①バレるリスク
→上司からの「今どこにいる?」の圧倒的恐怖
②100%休むことはできない
→結局は少しだけ(20%くらい)仕事をしている
③未来を生きてしまう
→仕事の時間軸がよく分からなくなるフェーズがやってくる
④「余裕」が生み出す過剰な負荷
→「できないフリ」をするのも、管理職・社畜にとっての重要スキル
⑤負荷に脆くなる
→「余裕」をキープし続けることで成長が止まり、負荷に脆くなる
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アリバイメールのデメリットについて5つ挙げて、
詳しく解説してきました。
アリバイメールには多くのデメリットがあり、
ネガティブな側面に敬遠した人もいるかもしれません。
しかし、
一方でアリバイメールにはメリットも同数の5つ存在します。
それらメリットもそれぞれ大きなメリットです。
アリバイメールには、
メリットもデメリットもそれぞれ同じくらいあり、
諸刃の剣です。
取り扱い注意であり、
上手く付き合っていかなければなりません。
上手く付き合うことができれば、
管理職・社畜にとっては最強のツールとなります。
メリットもデメリットもしっかり学んだ上で、
活用していただけますと幸いです。
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