【資産2,000万円で起こる変化】資産に命を救われる、老後不安ゼロ【サイドFIRE】

②貧乏ごっこ

今回は、
「資産2,000万円達成で起こる変化」について書いていきます。

私は30代前半で資産4,000万円、
サイドFIREのような生活を送っています。

これまでの資産形成にあたり、
1,000万円ごとのポイントで「どのような変化があったか?」まとめています。

順番に読んでいただければと思います。

①資産1,000万円で起こる変化:???
②資産2,000万円で起こる変化:「資産に命を救われる、老後不安ゼロ」 ←本記事
③資産3,000万円で起こる変化:???
④資産4,000万円で起こる変化:???

症例数1の個人的な話ですが、
資産形成の参考にしていただけると幸いです。

〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人

〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。

〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ

資産2,000万円までの道のり

資産ゼロ&負債ゼロだった社会人1年目から、
サイドFIRE達成(資産4,000万円)までの9年間の道のりについては、
下記記事で詳しくまとめています。

私が資産2,000万円を達成したのは、
社会人5年目の終わり頃、

働き始めて丸5年で達成しました。

蓄財の手段は、
ほとんど「貯金」のみでした。

ひたすら貯金して、
達成した形です。

「貯金」のみで資産2,000万円達成

私は5年間社畜生活をしており、
仕事が最優先で、
「投資」に関しては後手に回し続けてしまいました。

実際には入社時から企業型DC、
社会人5年目の終わり頃に当時のつみたてNISAを開始しました。

しかし、
元本はたかが知れており、
当時は運用益も無視できるような小さな金額だったため、
実質「貯金」のみでの達成でした。

資産1,000万円→2,000万円は、
約28ヶ月で達成したため、
単純計算で毎月約35万円は貯金していたことになります。

仕事は順調でしたが、
管理職(管理監督者)になったことで、
年収は929万円から756万円までじわじわと減り、
「残業代」という概念のない生活で理不尽の多い生活でした。

※自ら望んだ道であり、後悔はありません。

出世により年収が大幅に下がったにも関わらず、
「投資」というチートを使わなかったにも関わらず、
貯蓄スピードは上がっていきました。

その背景には、
「数字に現れない出世のメリット」が隠れています。

出世による給与減 vs 数字に現れない出世のメリット

前述のように、
出世により「残業代」という概念がなくなり、
「働き放題」となった上に年収が173万円も下がるという理不尽を経験しました。

それでいて、
なぜ蓄財スピードが上がっていったのか?

その背景には、
下記のような「数字に現れない出世のメリット」があったためです。

【数字に現れない出世のメリット

・出張の毎日で光熱費が激安(ほぼ基本料のみ)

・「出張の日当」+「ホテルの朝食」で食費はほぼゼロ

・会食などで食費が経費で済むことも多い

・出張費の立て替えでクレカ利用分等のポイントが貯まる

生活費は極限まで削ることができ、
社宅は月1万円の負担で済んでいたため、
月35万円でも全く無理のない蓄財ペースでした。

※ほぼホテル暮らしだったので、
社宅も解約したいレベルでした(笑)

出世により給与も上がるような優良企業であれば、
「給与増」×「経費増」により資産は拡大していくことでしょう。

とにかく、
私は出世を全力で推奨します。

20代のうちに出来る限り出世し、
視野を広げ、

視座を高くし、
「社会の闇」を知り、
理不尽を含めた多くの経験を積むことをお勧めします。

ある程度の年収は大切ですが、
目先の年収(残業代)よりも、
得られる経験の方が重要です。

「残業代」とタイムカードを捨て、
経験を積んでいきましょう。

出世に関しては、
「出世のすすめ」シリーズとして、
別記事でたくさん書いていく予定です。

そして、
「残業代」とタイムカードを捨て、
「働き放題」となった私には、

「お金を使う暇がない」という側面もありました。

「お金を使う暇がない」ジレンマ

社畜で過労の日々を送っていたため、
「お金を使う暇がない」という状況が蓄財を後押ししました。

ルーティーンワークとして会社全体の重要な集計・報告作業があり、
帰省したときでも休暇の旅行先でも毎朝30分〜1時間は必ず仕事をしていたので、
管理職時代は実質932連勤でした。

マジで、
「お金を使う暇がない」状況でした。

「アリバイメール」を山ほど作り、
仕事をしてるフリして出張先で観光する等、
サボる時は思い切りサボりましたが、
それでも使う金額はたかが知れています。

※「アリバイメール」については後日記事にまとめる予定です。

サボる時も、
「出張の日当」で相殺され、
実質0円でサボれる日々でした。

良くも悪くも、
「お金を使う暇がない」ジレンマは、
多くの社畜が経験する道だと思います。

どうせなら、
このジレンマも味方にしていきましょう。

資産2,000万円達成で起こる変化

資産2,000万円を達成した時に起こった変化について、
2つ解説していきます。

①資産に命を救われる

前述の通り、
「残業代」とタイムカードを捨て、
「働き放題」となり、
「お金を使う暇がない」生活を送っていましたが、
その生活は長くは続きませんでした。

資産2,000万円達成して少し経った頃、
心身ともに限界を迎え、
躁鬱病の「酷いうつ状態」となり、
働けない状態となってしまいました。

限界を迎える少し前、
社会人になって丸5年経った時、
「もう少しだけ頑張ろう」と気持ちを新たに、

気合を入れ直していました。

5年で資産2,000万円を達成出来たため、
「7年半で資産3,000万円達成させてサイドFIREする」

という目標を立てました。

あと2年半だけ、
頑張るつもりでした。

しかし、
その時点でもう限界だったようです。

限界を迎えた時、
ものすごく葛藤しました。

このまま休むことが、
「逃げ」としか思えませんでした。

最初の頃は出世することがとても楽しく、
社員全員が目を通す書類などに「責任者」として自分の名が入っていることを誇りに思っていました。

会社に爪痕を残していく感覚、
会社を動かしている感覚が、
とても好きでした。

しかし、
終盤は自分の意図しない形で「責任者」となることが多く、
「責任者」であるはずの私が納得しない内容での社内連絡票の配信が増えていきます。

会議で論破できずに終わり、
そのまま私の名で責任を押し付けられた時の悔しさは、
今でも忘れられません。

元々500人ほどの管理をしていた中で、
別の職種の2,500人の管理も任され、
「自分でコントロールできない仕事」で満たされ、
完全なるキャパオーバーでした。

これまで残してきた爪痕や、
私がこの会社に在籍していたこと、
全てを消し去りたくなりました。

社内連絡票の私の名前を全て消してやろうと、
「共有データの抹消」を本気で計画した瞬間もありました。
※やらなくてよかったです

「自分には”人様の手を介した料理”を食べる資格がない」と本気で思い、
素材のままの食品ばかりを食べる日々を送りました。
(肉や野菜を蒸し、塩をつけるだけの食事)

「熊に襲われて左手の小指だけでも食われれば、復職せずにこのまま退職することができるかも」という意味不明なことを考え、
ツキノワグマが目撃された山奥まで何も持たずに歩いて行き、
一日中寝ていた日もありました。

そんなどん底の精神状態を救ってくれたのが、
資産2,000万円でした。

しばらくは目先の後悔しか考えられず、
「会社に在籍していた事実を抹消する方法」「会社から逃げる方法」、
「消えること」ばかり考えていました。

しかし、
ふとした瞬間、

視界がパッと広がり、
1つの事実に気がつきました。

2,000万円あれば、
しばらく何もしなくても生きていける。

質素倹約の貧乏ごっこをしていれば、
25年以上働かなくても大丈夫。

とにかく、
今は働かなくても大丈夫。

投資にシフトすれば、
さらにその期間は伸び続ける。

一生独身なら、
一生働かなくても生きていけるかもしれない。

思い切って「仕事を辞める」という選択肢を取ることが出来たのは、
資産2,000万円があったからです。

将来について悲観することなく、
冷静に考えることができ、
命が救われました。

大袈裟でもなんでもなく、
まとまった資産がなければ、
私は衝動的に自殺していたかも知れません。

②老後不安が無くなる

私が資産2,000万円達成した頃、
ちょうど「老後2,000万円問題」が話題になっている時期でした。

インパクトのあるその言葉は、
様々なニュースで取り上げられ、
一時期は相当盛り上がっていました。

不安に煽られる人が多くいる中、
私はそのコストをクリアしており、
逆にもの凄く安心していました。

2年半で老後2,000万円問題をクリアしてしまえば、
正直怖いものなしです。

老後不安は、
一切無くなっていました。

問題は「貯金」のみでここまできたことでした。

なお、
「投資する暇がない」というのは完全に言い訳で、
資産1,000万円段階から本格的に投資を始めるべきでした。

証券会社の開設や、
つみたて設定などは社畜の合間時間に絶対に出来た作業です。

投資の後悔については、
下記記事で詳しくまとめています。

まとめ:2,000万円あれば、ニートにもなれる

以上、
「資産2,000万円達成で起こる変化」についてでした。

まとめです。

ーーーーーーーーーー

資産2,000万円までの道のり
 「貯金」のみで資産2,000万円達成

  →毎月約35万円貯金
 出世による給与減 vs 数字に現れない出世のメリット

  →「経費増」により資産は拡大
 「お金を使う暇がない」ジレンマ

  →ほとんどお金を使わない生活が蓄財を後押しする

資産2,000万円達成で起こる変化
 ①資産に命を救われる

  →どん底の精神状態で「仕事を辞める」という冷静な選択が取れた
 ②老後不安が無くなる

  →2年半で老後2,000万円問題をクリア、怖いものなし

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繰り返しになりますが、
2,000万円は「命を救う力」を持っています。

それだけのインパクトがある金額だと、
本気で思っています。

ここまできたら、
本格的にサイドFIREが見えてきます。

「仕事を辞める」という選択肢が取れるのは、
自由な人生を歩む上でとても大切だと考えています。

「仕事を辞める」という選択をした私は、
その後1年8ヶ月間におよぶニート期間に入ります。

そのことは下記記事にまとめています。

その後、
その長い休息を経て、
「投資」という手段を仲間に加えて、
2,000万円から3,000万円へ向かいます。

そして、
「複利効果」の恩恵を受け、
ハイスピードで資産3,000万円を達成しました。

そのことについては、
次回の記事で詳しく書いていきます。

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