今回は、
「サイドFIREの葛藤：FIREには旬がある！お金の貯めすぎに注意」についてまとめていきます。
私は30代前半で4,000万円の資産を作り、
サイドFIREのような生活をしています。
サイドFIRE生活の中では、
様々な悩みや葛藤があります。
悩みや葛藤は割とネガティブなものですが、
私なりにそれらをポジティブに転換しています。
・FIREまでの準備に不安を感じている人
・これからサイドFIREやFIREを目指す人
必見です。
サイドFIREへ向けた予習として参考にしたり、
共感していただけると嬉しいです。
〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人
〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。
〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし（基本社宅で自己負担小）、負債ゼロ
本記事の構成は、下記の通りです。
FIREの旬とは？
私は、
私自身の経験から、
FIREやサイドFIREには旬があると考えています。
食べ物の旬のように、
「一番脂が乗っていて美味しい時期」があって、
その時期を逃すと途端に（痩せ細ったりして）美味しくなくなってしまったりします。
※症例数１の話なので、
異論があれば教えてください。
また、
食べ物の旬とは違い、
FIREやサイドFIREの旬は「季節」のような循環性を持ちません。
旬は１度しかなく、
来年の旬を待つようなことができないため、
FIREやサイドFIREというのは儚く切ないものです。（？）
また、
FIREやサイドFIREというものは、
準備に時間がかかるものです。
準備期間が長いからこそ、
タイミングを掴むのが難しいという問題もあります。
今回は、
FIREやサイドFIREは適切な準備をして「旬を逃さないこと」が大切であり、
「準備をしすぎて旬を逃すこと」がとても勿体ないという話をしたいと思います。
そんな「FIREやサイドFIREの旬」について３つ挙げ、
それぞれについて詳しく解説していきます。
「少し早いくらい」がちょうど良い
何事にも言える話ですが、
心配性の人ほど準備に時間をかけてしまうものです。
かくいう私も割と準備に時間をかけるタイプで、
サイドFIREも準備をしすぎて旬を逃した経験があります。
FIREやサイドFIREの準備に関しては、
「少し早いくらい」がちょうど良いです。
「少し見切り発車くらい」がちょうど良いです。
何事にも言えることですが、
あれこれ考えている間に、
行動してしまった方が良いです。
儚くて短いホタルの旬に向けて、
少し早い季節からスタンバイするようなイメージです。
たとえ少し準備不足であっても、
ちゃんと準備を積み重ねてきたのであれば「誤差の範囲」でしょう。
そんな誤差であれば、
準備不足も「楽しいハンデ」に変換可能だと思います。
旬の「初期」を狙っていきましょう。
熱があるうち・ワクワクするうち
FIREやサイドFIREに対する「熱」と「ワクワク」は必須条件です。
FIREやサイドFIREは長期戦なので、
お金を増やしていく過程で「熱」が冷めることもあります。
その時は、
一旦立ち止まって今後のビジョンを考え直したほうが良いかもしれません。
心の奥底では、
別の道を求めている可能性もあります。
また、
FIRE後やサイドFIRE後の生活をイメージしたとき、
「ワクワク」よりも不安や雑念が占拠してくることもあるでしょう。
その時は、
その不安や雑念を徹底的に排除すべきだと思います。
不安や雑念に支配されていては、
楽しくありません。
そんな具合に、
長期戦であるからこそ、
自分の「熱」や「ワクワク」の感情を定期的にチェックしていく必要があります。
至極当然の話ですが、
「熱」も「ワクワク」もピークの状態で、
FIREやサイドFIREに入っていけることが理想です。
最低金額のクリア直後
結局のところ、
FIRE達成の目標で定めた「最低金額」をクリアしたらすぐ実行するのが望ましいと考えています。
そうすれば、
自ずと上記の「旬の初期」「熱があるうち」「ワクワクするうち」を叶えることが可能です。
私の場合、
サイドFIREには「3,000万円」が必要だと試算しました。
しかし、
3,000万円達成時のタイミングも悪く、
そのままダラダラと１年２ヶ月も仕事を続けてしまいました。
その結果、
資産は4,000万円に達し、
かなり余裕のあるサイドFIRE生活が可能となりました。
十分すぎるほどの準備期間を過ごした結果、
「サイドFIREの旬」を逃した感が否めません。
１年２ヶ月の間に熱も冷めかけ、
ワクワク感も薄れてきていました。
その「熱」や「ワクワク」のリカバーに奔走し、
なんとかサイドFIREの楽しい日々を送る手筈を整えましたが、
やはり最低金額のクリア直後にFIREやサイドFIREへ突入するのがベストだと思います。
難しいことと思いますが、
最終盤に入った際、
先に退職時期などを決めてから逆算し、
スケジュール立てて実行していくと良いと思います。
少しくらい足りなくても、
誤差範囲なので問題ありません。
旬を逃すよりはだいぶ良いでしょう。
お金の貯めすぎでFIREの旬を逃すことのデメリット
私自身がサイドFIREの旬を逃した経験から、
「お金の貯めすぎでFIREの旬を逃すことのデメリット」について３つ挙げ、
詳しく解説していきます。
楽しさが半減する
私の場合、
「サイドFIREを達成したらやりたいこと10選」のようなモノを作成していました。
これはモチベーションにもなりましたし、
「熱」や「ワクワク」を保つ上でも重要なモノでした。
しかし、
旬を逃してしまうとその魔力は効果を成さなくなります。
それなりにタイムラグも発生しているため、
その内容にも「古臭さ」を感じてしまうのです。
また、
資産が増えると自由度も選択肢も変わり、
やりたいことも変わってきたりします。
私は、
「時間の経過」や「資産額の変化」による価値観の変化を安く見積もっていました。
「サイドFIREを達成したらやりたいこと10選」などを作るのも良いですが、
「熱」や「ワクワク」があるときに手にしなければ効力を失います。
純粋に、無駄に歳を取る
旬を逃すことで、
余計な準備をした分だけ、
シンプルに歳を取ります。
私は１年２ヶ月、
無駄に準備をすることで歳を取りました。
たかが１年２ヶ月、
されど１年２ヶ月です。
白髪も増えたり、
「熱」や「ワクワク」が冷めるほどに精神的に落ち着いたりしました。
「自由」は、
若いうちに手にした方が価値が高いです。
若いうちの自由を手にするために、
これまで頑張ってきたはずだと思います。
FIRE達成直前の最後の最後に、
少しだけ逆走するのは勿体ありません。
躊躇なく、
全力疾走でゴールテープを駆け抜けましょう。
最も価値の高い自由を手に入れるためにも、
旬を逃さないほうが良いです。
余剰資金は「無駄な延命」へと繋がる
「資産3,000万円でサイドFIREする！」
「資産6,000万円でFIREする！」
このような目標を決めた場合でも、
旬を逃して準備をしすぎてしまえば、
「余剰資金」が発生します。
例えば、
私の場合は3,000万円の目標に対して4,000万円の資金を作り、
1,000万円は「余剰資金」となります。
この「余剰資金」が、
有益なモノをもたらしてくれると思ったら大間違いです。
ほんの少しの「安心感」がもたらされるかもしれませんが、
この「安心感」ですら「悪い安心感」としてマイナスに働き、
チャレンジ精神を削ぐことの方が多いと思います。
※別記事でまとめていきます
そして、
さらに問題なのはサイドFIREやFIRE失敗したときに、
「無駄な延命」へと繋がることです。
サイドFIREやFIREは、
正直やってみなければ分からない点も多くあります。
価値観やライフスタイルの変化により、
3,000万円でサイドFIREできなかったり、
6,000万円でFIREできなかったりすることもあるでしょう。
そんな時は、
早めに「諦める」という選択肢もあり、
次の道へ進む勇気も大切です。
本来は次の道へ進むべき事例でも、
余剰に用意した資産のせいで「無駄な延命」をすることとなり、
次のチャレンジへの遅延にも繋がります。
そういった意味でも、
「余剰資金」は作らず、
当初の目標金額で見切りをつけることが大切だと考えています。
まとめ：FIREの旬は短く、一度しかやってこない
以上、
「サイドFIREの葛藤：FIREには旬がある！お金の貯めすぎに注意」についてでした。
まとめです。
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FIREの旬とは？
①「少し早いくらい」がちょうど良い
→あれこれ考えている間に行動し、旬の初期を狙う
②熱があるうち・ワクワクするうち
→長期戦であるからこそ、自分の感情のチェックも重要
③最低金額のクリア直後
→先に退職時期などを決めてから逆算し、スケジュール立てて実行すると良い
お金の貯めすぎでFIREの旬を逃すことのデメリット
①楽しさが半減する
→「時間の経過」や「資産額の変化」による価値観の変化を安く見積ってはいけない
②純粋に、無駄に歳を取る
→「自由」は、若いうちに手にした方が価値が高い
③余剰資金は「無駄な延命」へと繋がる
→時には「諦める」ことも大切であるため、次のチャレンジへの遅延にも繋がる
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これまで書いてきた通り、
サイドFIREやFIREの旬は逃さないほうが良いです。
そして、
サイドFIREやFIREの旬は短く、
一度しかやってこないという特徴があります。
サンマの旬などとは違い、
毎年必ずやってくるモノではなく、
一度しかない儚くて切ないモノです。
そう考えると、
「今ここ」に集中して生きることができると思います。
旬を逃さぬよう、
自分の中の「熱」や「ワクワク」といった感情をじっくり観察し続け、
最低金額のクリア直後にサイドFIREやFIREを手にすることをお勧めします。
少しでも参考にしていただけると幸いです。
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