【日本脱出】日本経済への不安を払拭する方法【サイドFIREの葛藤】

⑥哲学者ごっこ

今回は、
「サイドFIREの葛藤:日本経済への不安を払拭する方法」についてまとめていきます。

私は30代前半で4,000万円の資産を作り、
サイドFIREのような生活をしています。

サイドFIRE生活の中では、
様々な悩みや葛藤があります。

悩みや葛藤は割とネガティブなものですが、
私なりにそれらをポジティブに転換しています。

日本の未来に希望を持てない人
・これからサイドFIREやFIREを目指す人

必見です。

サイドFIREへ向けた予習として参考にしたり、
共感していただけると嬉しいです。

〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人

〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。

〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ

本記事の目次は下記の通りです。

現代日本はマイナスサムゲーム?

前回の記事で、
「現代日本はマイナスサムゲーム?」についてまとめました。

※以下、要点を抜粋して記載します

現代日本はマイナスサムゲーム説
 ①戦後日本のプラスサムゲームからのリバウンド

 →戦後復興期の希望に満ちた時代とは大きく対照的
 ②敗戦国の十字架
 →
国民全体に潜在的な「敗者の記憶」を植え付けている
 ③戦勝国アメリカとの対比

 →歴史的背景だけでなく、文化や国民性の違いも影響している

「現代日本マイナスサムゲーム説」は、
戦後日本のプラスサムゲーム、
戦勝国アメリカのプラスサムゲームと比較することで強調されます。

日本がこのマイナスサムゲームから抜け出すためには、
経済の構造改革だけでなく、
「敗戦国の十字架」と向き合うことが必要です。

比較しないことも手段の1つですが、
目を背けることでは「将来が明るくない」という感覚を払拭することには繋がりません。

過去の歴史を尊重しつつも、
それに囚われすぎない心の在り方が求められます。

本記事で、
この「マイナスサムゲーム」の現状を踏まえた具体的な解決策として、
「日本経済への不安を払拭する方法」を考えていきます。

日本経済への不安を払拭する方法

「日本経済への不安を払拭する方法」を4つ挙げ、
それぞれについて詳しく解説していきます。

下記4つです。

住む場所の柔軟性:「日本脱出」という選択肢
資産の分散化:脱「日本円依存」
③日本の強みを再発見:ネガティブの再評価
④不安を払拭:メンタルアプローチ

住む場所の柔軟性:「日本脱出」という選択肢

日本批判が起こる際、
咄嗟に挙げられるのは「日本脱出」だと思います。

2ちゃんねる創業者のように、
「節税」などの名目のもと、
物理的な「リスクヘッジ」として海外移住を検討するのも一つの方法です。

しかし、
成功者ではない多くの人にとって、
それは現実的ではありません。

完全移住だけでなく、
多拠点生活や「半年だけ滞在」など柔軟なスタイルを夢見ることです。

しかし、
多くの人にとって現実的ではなく、
果たせぬ夢で終わります。

「日本脱出」は、
ほんの一握りの人間の不安を払拭する手段でしかありません。

凡人がただただ日本を批判し、
出来もしない「日本脱出」を口にしてしまうことは避けるべきです。

資産の分散化:脱「日本円依存」

「マイナスサムゲーム」である日本経済に対し、
集中投資するリスクは非常に大きいです。

正当なリスク分散の手段として、
脱「日本円依存」が現実的な第一選択となります。

「集中投資」とは、
日本株や不動産を持つだけでなく、
日本円を基軸とした生活や将来設計全般を指します。

日本円を使って暮らし、
日本で年金を納め、
日本の不動産を所有し、
日本で生きているだけで日本への集中投資が過ぎるのです。

円安進行時に輸入品価格が高騰するなど為替リスクも高く、 
年金制度の持続可能性に対する懸念もあります。

資産を多様化することで、
日本経済が不安定な状況に陥った場合でもダメージを軽減できます。

集中投資を少しでも緩和するために株式投資を行い、
ドル建ての米国株や全世界株の資産を持つことが有効な手段です。

※「日本株を買わない人の心理を解説」については下記記事で解説しています

「日本円」という固定観念から離れ、
資産運用の国際的視点を持つこと自体も有効です。

また、
世界を知ることが、
日本を知ることにつながります。

日本の強みを再発見:ネガティブの再評価

日本以外への投資を行う過程で、
海外の良いところ・悪いところがよく見えてくると思います。

それにより、
日本の強みを再発見、
ネガティブの再評価することに繋がります。

ネガティブな要素を過度に強調しないことの重要性が分かり、
日本に投資するメリットが見えてくるでしょう。

日本の強みとして、
世界でもトップクラスに安全な「治安」、
質が高くコスパの良い「医療」、
深い歴史・食・四季折々の美しい「文化」が挙げられます。

また、
ムーンショット型研究開発事業に期待するのもアリでしょう。

それにより、
日本の経済リスクを過大評価せず、
強みを再評価することでバランスを保つことが可能です。

これらを再確認することで、
「日本脱出」など非現実的な妄想に逃げるのではなく、
「日本に留まる選択肢」のメリットに気づくことが出来る
思います。

不安を払拭:メンタルアプローチ

最後に、
不安への向き合い方そのものを見直すことが重要です。

具体的には以下のような方法が効果的です。

・情報過多を防ぐ:ネガティブな報道に振り回されず、多角的な視点で情報を集める

・行動による安心感:分散投資や生活設計の見直しを行い、行動がもたらす安定感を得る

・楽観的視点:リスクを認識しつつも、「今できる最善」を追求する

そもそも、
「日本経済への不安」は「過度な不安」かもしれません。

情報過多で、
無意識のうちにネガティブな情報ばかり集め、
悲劇のヒロインのような状態になっている可能性もあります。

バイアスにまみれた「過度な不安」に対する処方箋として、
書籍「FACT FULNESS(ファクトフルネス)」がおすすめです。

「世界は良くなっている」という事実を知ることで、
日本経済への不安はある程度払拭できると思います。

まとめ:「日本脱出」以外の方法を使い、「日本脱出」する

以上、
「サイドFIREの葛藤:日本経済への不安を払拭する方法」についてでした。

まとめです。

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現代日本はマイナスサムゲーム?
→過去の歴史を尊重しつつも、
それに囚われすぎない心の在り方が求められる

日本経済への不安を払拭する方法

 住む場所の柔軟性:「日本脱出」という選択肢
 →ほんの一握りの人間の不安を払拭する手段でしかない
 ②資産の分散化:脱「日本円依存」
 →
正当なリスク分散として、現実的な第一選択となる
 ③日本の強みを再発見:ネガティブの再評価
 →
「日本に留まる選択肢」のメリットに気づくことが出来る
 ④不安を払拭:メンタルアプローチ

 →「世界は良くなっている」という事実を知る

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ただただ日本を批判することは簡単ですが、
そこには何の生産性もありません。

そういう類の人が口にしがちな「日本脱出」は、
極論かつ非現実的です。

日本に対して「過度な不安」を抱くことなく、
「マイナスサムゲーム」の中にポジティブな選択肢を見つけることが重要であると考えました。

日本経済のリスクを無視せずに正面から向き合いつつ、
対策を講じることで不安を軽減し、
より豊かな選択肢を持つ生活が可能です。

そして、
「日本脱出」という乱暴な方法に頼らず、
日本の強みを活かしつつ柔軟な生き方を模索する姿勢が重要となります。

「日本脱出」以外の方法を使い、
「日本脱出」と同じ効果を獲得することが、
未来への安心感をもたらすでしょう。

少しでも参考にしていただけると幸いです。

その他、
「サイドFIREの葛藤」シリーズの記事を沢山書いています。

※是非読んでみてください

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