【真理】わずかしか持たない者ではなく、多くを望む者が貧しいのである【サイドFIREの葛藤】

⑥哲学者ごっこ

今回は、
「サイドFIREの葛藤:わずかしか持たない者ではなく、多くを望む者が貧しいのである」についてまとめていきます。

私は30代前半で4,000万円の資産を作り、
サイドFIREのような生活をしています。

サイドFIRE生活の中では、
様々な悩みや葛藤があります。

悩みや葛藤は割とネガティブなものですが、
私なりにそれらをポジティブに転換しています。

・資産が増えても幸福度が上がらない人
・これからサイドFIREやFIREを目指す人

必見です。

サイドFIREへ向けた予習として参考にしたり、
共感していただけると嬉しいです。

〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人

〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。

〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ

本記事の目次は下記の通りです。

「富」と「幸福度」は比例しない

「お金があれば幸せになれる」

これは、
誰もが一度は抱く幻想です。

確かに、
最低限の生活を送るため、

お金は必要です。

しかし、
一定の水準を超えると「収入」と幸福度は比例しなくなり、

頭打ちになるという研究結果があります。
※諸説あり※下記記事で詳しく解説しています

実際にFIREを達成し、
「資産」と幸福度の相関にも同様のことが言えると感じています。

一定の水準を超えると「資産」と幸福度は比例しなくなり、
頭打ちになるということです。

そして、
下記のセネカの言葉があり、
この言葉が真理だと思います。
※ユリウス=クラウディウス朝時代のローマ帝国の政治家、哲学者、詩人

わずかしか持たない者ではなく、多くを望む者が貧しいのである

お金をたくさん持っていても、
それ以上を求め続ければ、
永遠に満たされることはありません。

多くを望む者の心は、
ずっと貧しいままです。

逆に、
わずかしか持たなくても、

少しのもので満足できる人は、
すでに豊かなのです。

どうすれば「満たされた生き方」ができるのか、
改めて考えたいと思います。

「メキシコの漁師」の話

この問いに対するヒントとして、
「メキシコの漁師の話」を引用します。

※下記記事でも詳しく解説しています

ある日、
MBAコンサルタントがメキシコの小さな村に旅行に来ました。

そこで、
のんびりと魚を釣って過ごす漁師に話しかけます。


MBAコンサルタント:「君はなぜ、もっとたくさん魚を獲らないんだ?」

漁師:「家族が食べる分と、少し売る分があれば十分さ。」

MBAコンサルタント:「もっと働けば、船を増やして、いずれは大きな会社を作れるぞ。」

漁師:「で、それから?」

MBAコンサルタント:「そうすれば莫大な富を得て、最終的には早期リタイアできる。」

漁師:「それって今の俺と同じ生活じゃないか?」

この話が示すのは、
「最終的に求めているものは、すでに手に入っているかもしれない」ということです。

人は「もっと稼がなければ」と考えがちですが、
実際には今あるもので十分に幸せを感じることも可能なのです。

本当に大切なのは「欲望のコントロール」

FIREやサイドFIREを達成すると、
「次はどうすればいいんだろう?」と迷うことがあります。

このとき重要なのは、
「さらにお金を増やすこと」ではなく、
「欲望をコントロールすること」です。

もし、
「もっとお金が欲しい」

といった欲求に振り回され続ければ、
いくら資産を増やしても貧しいままであり、

そこにゴールはありません。

特に「資産を5,000万円(1億円)の大台に乗せたい」
という”潜在的な欲求”に注意が必要です。

この”潜在的な欲求”も、
完全アウトだと思います。

私も無意識に「いつ5,000万円の大台に乗るかな・・・」と思い、
数字に支配されていた時期がありました。

自由を手にしたにも関わらず、
稼ぐことや資産に囚われてかなりモヤモヤしていました。

一方、
「今あるもので満足する」という意識を持てば、
すでに豊かな状態にあることに気づくことが出来ます。

私も”潜在的な欲求”を手放し、
稼ぐことや資産から解放され、

かなり楽になりました。

つまり、
貧富を決めるのは「持っているお金の量」ではなく、
「欲望の大きさ」 なのです。

「幸福度」と大きな関係があるのは、
収入や資産などの「富」よりも「欲望」に違いありません。

まとめ:幸福とは「選択」である

以上、
「サイドFIREの葛藤:わずかしか持たない者ではなく、多くを望む者が貧しいのである」についてでした。

まとめです。

ーーーーーーーーーー

「富」と「幸福度」は比例しない
 「メキシコの漁師」の話

 →最終的に求めているものは、すでに手に入っているかもしれない

本当に大切なのは「欲望のコントロール」

→「幸福度」と大きな関係があるのは、
収入や資産などの「富」よりも「欲望」

ーーーーーーーーーー

「お金があれば幸せになれる」という考え方は、
私たちを「もっと稼がなければ」「もっと資産を増やしたい」という思考に縛り付けます。

しかし、
実際には「どれだけ持っているか」よりも、

「どれだけ満足できるか」が幸福の鍵です。

・欲望をコントロールすれば、すでに豊かであることに気づける

・「今、すでに幸せ」と思えた瞬間に、FIREの本当の価値が見えてくる

・幸せとは、環境ではなく「選択」によって生まれるもの

FIREを達成すれば、
メキシコの漁師と同じ「自由」を手にすることが出来ます。

自由をどう楽しむかは、
個々の「選択」次第です。

そして、
その選択が幸福度を左右すると考えています。

少しでも参考にしていただけると幸いです。

その他、
「サイドFIREの葛藤」シリーズの記事を沢山書いています。

※是非読んでみてください

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