今回は、
「タバコとコーヒーの相性が悪い理由」について書いていきます。
「タバコとコーヒーは相性が良い」と思っている人が多いですが、
それは科学的に見れば勘違いです。
科学的には「カフェインの効果が弱くなる」という無駄を生み、
「口臭がうんこになる」というシンプルかつ大きな害もあり、
「タバコとコーヒーは相性が悪い」としか言いようがありません。
科学的根拠を交え、
薬剤師が詳しく解説していきます。
※少しだけ専門用語を用いますが、
出来る限り分かりやすく解説します。
・タバコとコーヒーの相性が良いと勘違いしている人
必見です。
〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人
〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。
〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ
本記事の目次は下記の通りです。
「タバコとコーヒーは相性が良い」という勘違い
「タバコを一服しながらコーヒーを飲むのが最高」
という言葉を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
そして、
実際に「タバコとコーヒーは相性が良い」と思い、
セットで嗜んでいる人も多いでしょう。
この組み合わせは一見、
リラックスや集中力アップのための「黄金コンビ」と思われがちです。
しかし、
このイメージは完全な誤解です。
むしろ、
この二つをセットで嗜むことは科学的に愚かな行動であり、
損失でしかありません。
以下では、
なぜタバコとコーヒーが相性が悪いのか、
その理由を具体的に解説します。
タバコとコーヒーの相性が悪い理由
「タバコとコーヒーの相性が悪い理由」を2つ挙げ、
それぞれについて詳しく解説していきます。
カフェインの効果が弱くなる
タバコは、
体内の酵素「CYP1A2」の活性を強くする作用があります。
この酵素はカフェインの代謝を担うもので、
タバコを吸うことにより、
カフェインが体内で分解されるスピードが大幅に速くなります。
もちろん個人差もありますが、
タバコの影響により「CYP1A2」の活性が6倍上昇した※という報告もあります。
※引用
その結果、
せっかくコーヒーで摂取したカフェインによる「十分な効果」がまるで得られなくなるのです。
タバコを吸うことにより、
本来得られる覚醒効果や集中力アップが「無駄」になります。
「コーヒーやエナジードリンクが全然効かない」と思っているのであれば、
その感覚は正しいです。
もし非喫煙者の何倍もコーヒーやエナジードリンクを飲んでいるのであれば、
それが「無駄」を証明しています。
しかも、
2倍や3倍では全く足らず、
6倍近く飲まなければならないとなれば、
もはや意味不明です。
もちろん、
コーヒーの「味」を楽しむのであれば(代謝の観点からは)問題ありません。
しかし、
「眠気覚し」目的でカフェインを摂取するのであれば、
タバコのせいでコーヒーもエナジードリンクも存在意義を失ってしまいます。
代謝の観点からはナンセンスであり、
タバコ片手にコーヒーやエナジードリンクを飲んでいる姿は滑稽としか言いようがありません。
タバコ代だけでなく、
「眠気覚し」として効果を成さないコーヒー代も、
「CYP1A2」に抗うように追加投入されたエナジードリンク代も、
全て無駄だと思います。
また、
禁煙時には「カフェイン中毒」に注意が必要です。
禁煙する場合、
タバコの影響で元気になっていた「CYP1A2」が急に弱くなり、
カフェインの代謝が急激に悪くなることで体にカフェインが残りやすくなります。
その結果、
カフェインの副作用としてめまい、動悸、興奮、不安、震え、不眠などが起こり、
「カフェイン中毒」に陥るリスクがあります。
この辺りも理解し、
タバコと共にコーヒーの量も減らしながら禁煙することをお勧めします。
口臭がうんこ
前項でコーヒーの「味」を楽しむことを一部肯定しましたが、
「味」を楽しむことにも大きな問題があります。
タバコとコーヒーの組み合わせがもたらす最大の問題は、
その「臭い」かもしれません。
タバコは口腔内の唾液分泌を抑え、
口内が乾燥しやすくなります。
乾燥した口内は細菌が繁殖しやすい環境を作り出し、
さらにタバコ自体の臭いが混じることで、
極めて不快な口臭が生じます。
そこに加えてコーヒー特有の強い臭いが作用し、
結果として「口臭がうんこのようになる」と形容されるほどの悪臭を発します。
これは周囲の人々に多大なる迷惑をかけ、
知らぬ間に喫煙者の印象を大きく損ねている可能性があります。
私も大嫌いで、
そのうんこ臭はすぐに分かります。
近くに居るだけで不快なレベルです。
まとめ:タバコをやめてコーヒーをもっと楽しむ選択
以上、
「タバコとコーヒーの相性が悪い理由」についてでした。
まとめです。
ーーーーーーーーーー
「タバコとコーヒーは相性が良い」という勘違い
→この二つをセットで楽しむことは、科学的に愚かな行動
タバコとコーヒーの相性が悪い理由
①カフェインの効果が弱くなる
→タバコを吸うことにより、カフェインの代謝が速くなる
②口臭がうんこ
→周囲の人々に多大なる迷惑をかける
ーーーーーーーーーー
「タバコとコーヒーは最高の組み合わせ」というのは、
科学的に見れば完全な思い込みです。
実際には、
タバコはカフェインの効果を弱めるだけでなく、
非常にきつい口臭の原因となり、
害悪しかありません。
一方で、
タバコをやめることで「眠気覚し」として十分な効果を発揮し、
コーヒー本来の風味を最大限に楽しむことができます。
これを機に、
「タバコを吸いながらコーヒーを飲む」という習慣を見直してみてはいかがでしょうか。
※臭いが本当にきついので、切実に辞めてほしいです
タバコは健康への直接的な害はもちろん、
間接的にカフェインの過剰摂取に繋がれば肝臓へ悪影響を与える可能性もあります。
タバコ代に限らず、
タバコのせいで無駄に消費されるコーヒー代もエナジードリンク代も、
全て無駄でしかありません。
コーヒーの香りと味を純粋に楽しむ生活は、
健康的かつ経済的であり、
一石二鳥だと思います。
少しでも参考にしていただけると幸いです。
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