今回は、
「墓じまいと永代供養の手順と費用相場」について書いていきます。
私は約3年前に、
「管理できていない親戚のお墓」の墓じまいと永代供養を行いました。
実際に墓じまいと永代供養を行った経験から、
実施の流れや実際にかかった費用について詳しく解説していきます。
・墓じまいと永代供養を検討中の方(リアルな費用が知りたい方)
・お墓の管理や墓参りができなくなってきた方
・「お墓を持つ」という常識に疑問を抱いている方
必見です。
私の実体験1例の紹介ですが、
参考にしていただけると幸いです。
〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人
〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。
〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ
本記事の構成は、下記目次の通りです。
行政手続き代行をしてくれる「墓じまいパック」がおすすめ!
「墓じまいと永代供養の注意点」については、
前回の記事を確認してください。
墓じまいには煩わしい「行政手続き」が必要となりますが、
これを自分で行うにはお墓のある市町村へ何度も足を運ばなければなりません。
私のようにお墓が遠くにある場合、
その往復の交通費もバカになりません。
そんな煩わしい「行政手続き」も代行してくれて、
費用も抑えられる「墓じまいパック」をおすすめします。
墓じまい業者の中で、
私が資料請求を行い、
見積もりをとった2社を紹介します。
まごころ価格ドットコム
お墓のミキワ
私は上記2社で資料請求を行い、
それぞれに電話相談を行い、
見積もりをとりました。
どちらも親身になって話を聞いてくれ、
様々な疑問を解消することができました。
それぞれのお墓の状況において最善策は異なりますので、
まずは資料請求をし、
電話相談することをおすすめします。
私は2社を比較し、
まごころ価格ドットコム様に申し込みしました。
2社には大きな差はありませんでしたが、
選んだ理由は主に下記2つです。
①価格が安かった
②LINEで簡単に相談できた
「①価格が安かった」について、
基本料金の価格を比較すると、
お墓の大きさによって2社の優劣は異なります。
私の先祖のお墓の大きさは3~4㎡未満でした。
この大きさのお墓の場合、
まごころ価格.comの方が料金は安かったです。
※後述しますが、この基本料金に加えて各種費用が別途かかります。
正確なお墓の広さはわからないと思うので、
2社でしっかり見積もりをもらうことをおすすめします。
また、
「②LINEで簡単に相談できた」については非常に便利なサービスでした。
気軽に相談でき、
様々な不安や疑問を解消することができたのでとても助かりました。
実際にかかった費用:476,700円(税込)
①墓じまい業者に払った費用:326,700円(税込)
基本料金:283,800円(税込)
お骨あげ:4,400(税込)※2名分は無料、4名分のため2名分の費用
解体費用:34,200(税込)
遺骨郵送:4,400(税込)※永代供養先への郵送
②お寺に払った費用:150,000円(税込)
永代供養費:100,000円(税込)
閉眼供養+離檀料:50,000円(税込)
合計(①+②):476,700円(税込)
合計50万円かかりませんでした。
大きな出費ではありますが、
10年間無駄に払い続けた「無駄な管理費・お布施」の総額より少ないです。
長い目を見て、
「今後の無駄な出費」をなくすことができたのは大きいと考えています。
内訳について、
「①墓じまい業者に払った費用:326,700円(税込)」
「②お寺に払った費用:150,000円(税込)」
に分けて解説します。
墓じまい業者に払った費用:326,700円(税込)
事前にお墓の状態を全て確認してもらい、
326,700円(税込)の事前見積もりをいただいていました。
その中で、
「お墓解体の際、一般的な基礎でなく、鉄筋の量が多い場合や石塔が地中にある場合などは追加料金が発生する可能性がある」という話を聞いていたため、
少し不安がありました。
しかし、
一般的な基礎であったため、
事前見積もり通りの費用で完了しました。
煩わしい行政代行料金は基本料金の中に入っており、
永代供養先への遺骨の郵送までやってくれたため、
とても助かりました。
お墓まで足を運ぶ交通費や手間を考えると、
個人的には費用対効果が非常に良かったと考えています。
お寺に払った費用:150,000円(税込)
私のお寺の場合、
永代供養費は10万円、
閉眼供養と離檀料を合わせて5万円で実施していただきました。
この金額は大体相場通りですが、
正直かなり渋られました。
私は、
「年5万円以上の無駄に管理費とお布施を10年間払ってきた」
「相場以上の金額は出さない」
と毅然とした対応を貫きましたが、
交渉が苦手な人の場合は言いくるめられて多めに支払ってしまうかも知れません。
お寺にとってはネガティブな交渉になるので、
交渉の場の雰囲気はあまり良くありませんでした(笑)
10年前から話を進めていたことも大きかったと思います。
やはり、
早い段階からお寺に墓じまい&永代供養の話はしておくほうが望ましいです。
墓じまい&永代供養の手順・流れ 7ステップ
実際の墓じまい&永代供養の手順・流れについて、
順番に解説します。
下記7ステップになります。
①関係する親戚全員の同意を得る
②お寺の同意を得る
③相見積もりを取る
④申し込み
⑤行政手続き:郵送対応
⑥解体実施(立会不要)
⑦永代供養
関係する親戚全員の同意を得る
一度お墓を壊してしまうと元どおりにできないため、
トラブルを避けるために関係する親戚全員の同意を得ることから始めましょう。
一人でも反対する人がいれば、
無理に実施しない方が望ましいです。
トラブルに発展する話がよくあるようです。
また、
費用の捻出の問題もあると思います。
私の父が全て負担するのは厳しかったため、
親戚と相談し、
費用を集めることもできました。
お寺の同意を得る
お寺へ墓じまい&永代供養を行うことの同意を得なければなりません。
これまでの関係を断つものになるので、
少し大変です。
法外な離檀料を求められたり、
離檀そのものを渋られることがあるようなので、
計画的に話を進めておいたほうが望ましいです。
また、
これまでのお寺が永代供養先として受け入れてくれる場合、
受け入れてもらうのが一番良いでしょう。
私の場合、
相場の範囲内である永代供養費は10万円、
閉眼供養と離檀料を合わせて5万円で受け入れてもらいました。
ぼったくられないよう、
事前に相場を知っておくことも大切です。
相見積もりを取る
2社以上の墓じまい業者に資料請求を行い、
それぞれで見積もりをもらうようにしましょう。
私は下記2社で見積もりを取り、
比較検討しました。
①まごころ価格.com
②お墓のミキワ
どちらも、
お墓の住所を教えるだけで現場確認し、
見積もりを出してくれました。
見積もりは無料なので、
まず見積もりを取りましょう。
「ぼったくり」回避のためにも、
相見積もりは必須です。
申し込み
見積もりを比較し、
1社に申し込みをしましょう。
申し込み後、
すぐに行政手続きの代行に動いてくれます。
お墓の解体は行政手続きの後になるので、
申し込みから全て完了するまでに1ヶ月半かかりました。
行政手続き:郵送対応
墓じまい業者が墓地管理者や管轄の市役所に連絡をし、
行政手続きを進めてくれます。
私は郵送により「改葬許可申請書」の記載を行うだけでした。
見本の添付もあり、すぐに記入可能でした。
解体実施(立会不要)
解体実施予定日の連絡があり、
その予定通りに解体実施が行われ、
完了報告が届きました。
立会は不要で、
墓じまい業者がスムーズに全て実施してくれました。
永代供養
墓じまい業者からお寺へ遺骨の郵送をしていただき、
そのまま永代供養墓地へ入りました。
「郵送」に抵抗があるかも知れませんが、
お寺とのやりとりも最低限で済み、
とても助かりました。
まとめ:墓じまい&永代供養は計画的に
以上、
「墓じまいと永代供養の手順と費用相場」について書いてきました。
まとめです。
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・行政手続き代行をしてくれる「墓じまいパック」がおすすめ!
①まごころ価格.com
②お墓のミキワ
・実際にかかった費用:476,700円(税込)
①墓じまい業者に払った費用:326,700円(税込)
②お寺に払った費用:150,000円(税込)
・墓じまい&永代供養の手順・流れ 7ステップ
①関係する親戚全員の同意を得る
②お寺の同意を得る
③相見積もりを取る
④申し込み
⑤行政手続き:郵送対応
⑥解体実施(立会不要)
⑦永代供養
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標準的な大きさのお墓(3~4㎡未満)で、
50万円以下で墓じまいと永代供養を実施できました。
100万円以上かかるようであれば、
「ぼったくり」にあっているかもしれません。
2社以上の墓じまい業者に見積もりを取り、
相場を知った上で、
「ぼったくり」にあわないよう気を付けてください。
また、
強欲な坊主にも注意してください。
法外な離檀料を請求されないよう、
早いうちから墓じまい&永代供養を行う意思を伝えておくことをおすすめします。
今後、
お墓を持たない選択を選ぶ人はどんどん増えることでしょう。
少しでも参考にしていただけると幸いです。
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