今回は、
「ホームレス生活のメリット」について書いていきます。
本記事における「ホームレス生活」とは、
「家賃を払う住居を持たない生活」を指すこととします。
特定の住居を持たず、
各地を転々とする生活のことです。
私は約1年8ヶ月、
ホームレス生活を送っていた時期がありました。
※2020年〜2021年のコロナ全盛期
結論から言うと、
私にとってホームレス生活を選んだことは正解でした。
そのため、
今回はホームレス生活を布教したいと思います。
本記事では、
私のホームレス生活の経験と、
そこで得られた教訓について詳しく書いていきます。
・ホームレス生活(家を持たない生活)をしてみたい方
・より自由な生き方がしたい方
・家(住居)や家具家電が邪魔だと思い始めた方
必見です。
〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人
〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。
〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ
本記事の構成は、下記目次の通りです。
はじめに:私がホームレス生活をするようになった経緯
私がホームレス生活をするようになったきっかけは、
「病気による退職」です。
5年間の社畜生活を経て、
躁鬱病の「酷いうつ状態」となり、
退職を余儀なくされました。
別記事で詳しく書いていますが、
私は社畜だった5年間、
田舎と地方都市の賃貸アパートで暮らしていました。
田舎と地方都市は東京と比べて家賃が非常に安く、
2LDKで家賃6万円(駐車場代込み)でした。
会社の家賃補助も手厚く、
自己負担1万円で住めていたため、
かなり固定費削減が出来ていました。
物価も安く、
資産形成をするのに最適な環境でした。
しかし、
精神を病み、
仕事を辞めることとなり、
家賃補助の恩恵を受けられなくなりました。
そこで、
家具家電とともに、
住居も手放してみることにしました。
仕事を辞めてからの約1年8ヶ月、
休養しながら全国を転々として暮らしていました。
心安らぐ絶景を求め、
ゆっくりと日本中を回りながら車中泊生活をしたり、
たまに贅沢なホテル暮らしをしたり、
姉の育児を手伝うために実家暮らしをしたり、
田舎の空き家で原始的なサバイバル生活をしたり、
ヒモニート生活をしたりしました。
全国各地の絶景に触れることで、
精神状態はかなり改善しました。
また、
「どこでも生きていける」という自信がつき、
生命力が上がりました。
なお、
私のホームレス生活の肝は車でした。
車を所有することで非常にコスパの良い生活が実現できました。
車がなければ膨大な費用がかかる生活となるため、
どこかに定住して家賃を払った方が経済的だと思います。
私のホームレス生活について、
これより詳しく書いていきます。
ホームレス生活:車中泊旅の記録
ホームレス生活で、
車で日本を二周(沖縄、離島を除く)しました。
※2020年〜2021年、コロナ全盛期でどこもガラガラでした
流石に全市町村制覇はできていませんが、
時間があったので下道でゆっくり移動し、
かなり隅々まで回りました。
良い景色・絶景を求め続けたこの旅は、
抗うつ効果が非常に高かったです。
常用していた薬よりも効果的だったかもしれません。
なお、
旅中のガソリン代は月約2万円でした。
※平均実燃費21.8km/Lのヴィッツ、レギュラーガソリン
ほぼ全て車中泊だったので、
家賃2万円で旅をしていたイメージです。
また、
ニートなので「高速道路・有料道路は使ってはいけないルール」を課していました。
(しまなみ海道や瀬戸大橋、明石海峡、関門海峡などを除く)
オススメスポットの写真を掲載していきます。
北海道せたな町:太田神社
日本一参拝が難しいと言われる神社。
危険な崖を伝って登り、頂上から見る景色は最高。
北海道釧路郡釧路町:尻羽岬
北海道の岬はほとんど回ったが、個人的にここが優勝。
青森県十和田市:奥入瀬渓流
あたり一面この景色。
こんなに綺麗な緑は見たことがない。
栃木県那須塩原市:木の俣渓谷と木の俣園地
こんなに綺麗な川は見たことがない。
福井県大野市:黒谷の防雪壁
まるで進撃の巨人。
雪崩で多くの人が亡くなった悲しい過去があります。
岡山県倉敷市
とても綺麗な町。
このような”おしゃれ”が町中に散らばっている。
山口県美祢市:別府弁大池
とても綺麗な池。
肉眼で見た方が綺麗に見える(気がする)。
徳島県三好市:天空の村・かかしの里
かかしが住む村。夜中に遭遇したらちびる。
奥祖谷二重かずら橋とセットでオススメ。
福岡県久留米市:慈母大観音
巨像恐怖症にはたまらない場所(怖いもの見たさ)。
鹿児島県指宿市:山川製塩工場跡
夕陽と煙の相性が抜群で、綺麗。
ホームレス生活の主な居住地 6選
私のホームレス生活の主な居住地を6つ挙げ、
それぞれについて説明します。
車
旅の間はほとんど車中泊をしていました。
全国各地の銭湯・健康ランドに行き、
サウナで心を整えてから車で寝る日々でした。
「車中泊にあまり向かない」と言われるトヨタ・ヴィッツですが、
このように後部座席をフラットにして布団を敷けば問題なく寝れます。
私がホームレス生活を行なっていたのは2020年〜2021年でコロナ全盛期でしたが、
車生活はコロナ禍における最強のソーシャルディスタンスでした。
車生活については別記事で詳しく書いています。
空き家
私は空き家を所有しているため、
たまにサバイバル生活を行いました。
電気・ガス・水道がありませんが、
原始的で健康的な生活でした。
旅の拠点にもできたため、
重宝していました。
空き家生活については、過去記事に詳しく書いています。
快活CLUB(ネットカフェ)
ネットカフェ・漫画喫茶はホームレス生活の定番ですが、
私は「快活クラブ一択」でした。
シャワーも無料の店舗が多く、
ドリンクバーもソフトクリームも無料なので、
快活クラブが最強だと思っています。
参考:【貧乏旅行におすすめ】シャワーと朝食を合わせて180円!快活CLUBタイムアタック【ゆるいポイ活】
「8時間ナイトパック」が税込1,540円程度で良心的な店舗が多く、
かなりお得なのでたまに使っていました。
※今は結構値上がりしています・・・
カラオケルームのフラットがオススメです。
平日の夜中はガラガラなことが多く、
防音で静かに熟睡できます。
※週末は割高なので平日の利用に限ります
また、モーニングも無料で朝の6時〜10時半までフライドポテトと食パンが食べ放題です。
→フライドポテトの提供は終わっているようです
ホテル
贅沢として、
旅の期間は10日に1回程度ホテルを利用していました。
社畜生活で出張続きだったので、
じゃらんポイントが10万ポイントほど貯まっていました。
それを消費していたので、
0円で20泊ほど出来ました。
(1泊平均約5,000円)
GOTOトラベルを使い、
贅沢する日もありました。
コロナ禍だったせいか、
広い部屋に案内されることも多く、
かなりお得でした。
社畜生活でポイントが貯まっている方は、
こういう時に使うことをオススメします。
※私の会社では黙認されていましたが、
出張で手に入るポイントやQUOカードの取り扱いにはご注意下さい。
実家
実家に住む姉の育児の手伝いをしながら、
実家に住む時期もありました。
姉の第三子出産があり、
姉の入院期間に約1ヶ月ほど上の子たちの母親がわりを行いました。
しかし、
義兄も居るので必要以上の長期滞在は正直気を遣います。
長期滞在は気を遣うという方は、
Win-Winな関係を保つために平日の育児の手伝いを率先してやることをオススメします。
甥っ子や姪っ子とも仲良くなれるため、
一石二鳥です。
ヒモ
世間的にはあまり好まれない生き方なので、
多くを語るのは避けますが、
私にとっては大切な生き方でした。
私は社畜時代、
管理職としてプライドを持って仕事をしている一方、
「無駄なプライド」に支配されていました。
「多くの金を稼ぐこと」が正義で、
「年収」が人間の価値だと思っていた時期すらありました。
何も生産しない「ニート」という存在も毛嫌いし、
「主夫」という新しい生き方にも賛同できませんでした。
そんな偏った考えを持っていた私が、
これまで散々毛嫌いしていた「ニート」にならざるを得なくなった時、
最初は現実を受け入れられませんでした。
「車中泊旅」も、
正直なところ「現実逃避」しているだけでした。
そして、
女性に面倒を見てもらい、
ヒモニートとして「自分はクズだ」と開き直って生きることは、
「無駄なプライド」から解放されることに繋がりました。
これまで他人に頼る事を知らない人生でしたが、
他人に頼る事を学び、
スッと心が軽くなりました。
「無駄なプライド」に支配されて困っている方は、
敬遠せずにやってみて下さい。
心が楽になると思います。
まとめ:ホームレス生活のメリット
以上、
私のホームレス生活について書いてきました。
まとめです。
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はじめに:私がホームレス生活をするようになった経緯
→退職をきっかけに住居を手放し、ホームレス生活へ
ホームレス生活:車中泊旅の記録
①北海道せたな町:太田神社
②北海道釧路郡釧路町:尻羽岬
③青森県十和田市:奥入瀬渓流
④栃木県那須塩原市:木の俣渓谷と木の俣園地
⑤福井県大野市:黒谷の防雪壁
⑥岡山県倉敷市
⑦山口県美祢市:別府弁大池
⑧徳島県三好市:天空の村・かかしの里
⑨福岡県久留米市:慈母大観音
⑩鹿児島県指宿市:山川製塩工場跡
ホームレス生活の主な居住地 6選
①車
②空き家
③快活CLUB(ネットカフェ)
④ホテル
⑤実家
⑥ヒモ
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私にとってホームレス生活を選んだことは正解でした。
全国各地の絶景に触れることで、
酷いうつ状態はかなり改善しました。
また、
「どこでも生きていける」という自信がつき、
生命力が上がりました。
ヒモニートを経験し、
「無駄なプライド」を捨てることもできました。
私はホームレス生活を経て、
「家は不要かもしれない」と考えはじめています。
私はゆるいミニマリストだと思っていましたが、
「家を捨てる」という究極のミニマリストかもしれません。
正直、
特定の住居がなくても生きていけます。
必死にがんばらなくても、
人生なんとかなるものです。
精神を病んだ時こそ、
ホームレス生活はおすすめです。
参考にしていただければ幸いです。
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