【マルチタスクから卒業】シングルタスクのメリット【「今ここ」を生きる】

⑥哲学者ごっこ

今回は、
『シングルタスクで「今ここ」を生きることのメリット』について書いていきます。

私は20歳になるまで、
全てが中途半端な無気力人間でした。

マルチタスク人間で、
常に雑念に支配され、
全てが中途半端でした。

とにかく何もやる気が起きず、
何も行動しないクズでした。

私が生まれ変わることが出来た最大の要因は、
マルチタスクから卒業し、

シングルタスクで「今ここ」を生きることが出来るようになったからです。

本記事では、
『シングルタスクで「今ここ」を生きることのメリット』について書いていきます。

・集中力がない人
・将来への「ぼんやりとした不安」が拭えない人
・何もやる気が起きない人

必見です。

もしかしたら、
上記症状や悩みは、
マルチタスクが原因かもしれません。

〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人

〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。

〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ

本記事の構成は、下記目次の通りです。

マルチタスクのデメリットと解決策

前記事で、
「マルチタスクのデメリットと解決策」についてまとめています。

気になる方は、
ぜひ読んでみてください。

・マルチタスクのデメリット
 ①圧倒的非効率

  →タスク切り替えの度に無駄な時間が発生し、非効率に
 ②集中力の低下

  →タスク切り替えで脳が疲弊し、集中力が低下する
 ③慢性的なストレス

  →「タスクの先延ばし」と「ぼんやりとした不安」によるストレス

・マルチタスクの解決策
 ①マルチタスクをあきらめること
  →「マルチタスクは不可能である」という真実を受け入れる
 ②タスクの切り替え頻度を最小限にする

  →シングルタスクで一点集中するため、スマホを封印し外部連絡を遮断する
 ③「今ここ」を生きること

  →「タスクの先延ばし」と「ぼんやりとした不安」を排除する

マルチタスクは神経学的に不可能であることが分かっています。

そして、
マルチタスクの正体は、
「シングルタスクの連続」です

私はデメリットの多いマルチタスクから脱し、
シングルタスクで「今ここ」を生きるようになって人生が好転しました。

そのことについて、
詳細に解説していきます。

マルチタスクは生産性を下げ、集中力も奪った挙句、
慢性的なストレスも抱える

シングルタスクで「今ここ」を生きることのメリット 4選

私がマルチタスクを卒業し、
シングルタスクで「今ここ」を生きるようになって変化したことを4つ記載していきます。

コンプレックスや雑念が消え、確実に前進できる

マルチタスクに支配されていた昔の私は、
とにかく「雑念」が多い人間でした。

常に意識が分散しており、
「将来への不安」に支配され、
あれこれ考え、

妄想し、
何も行動しない「無駄な時間」を過ごしていました。

これには、
コンプレックスの存在もありました。

常に自分と他人(または理想的な自分)を比較し、
細かいことに執着し、
一人で悶々としていました。

シングルタスクで「ここ」を生きるようになり、
そのような雑念は排除することが出来るようになりました。

自分の今やるべきことに没頭すれば、
細かい雑念や不安、
他人との比較など、
どうでも良くなります。

私は普段瞑想をしませんが、
「今ここ」を生き、

何かに没頭することで、
瞑想と同様の効果が得られていると思っています。

とにかく、
常に「今の自分よりも一歩前進すること」に集中しています。

他人と比較することなく、
とにかく自分が前進すること

この重要なミッションを実現させるためには、
今「この瞬間」に命をかけ、
ここ」を全力で生きることが最も大切だと考えています。

人生100年時代がやってきますが、
人生は思っているより短いものです。

何かと自分を比較している暇などありません。

そして、
他人を僻んだり、
他人の足を引っ張ることは最も無駄な行動です。

逆も然り、
「あなたが想像しているより、他人はあなたに興味がありません」。

「他人の目」や「世間体」を気にするのもナンセンスです。

時間は有限です。

自分の問題に専念しなければなりません。

「今ここ」を生きることで、
過去や未来に執着せず、
確実に前進することが出来るようになります。

シングルタスクにより、心が整う

圧倒的結果を出し、信頼される

前述の通り、
マルチタスクは圧倒的非効率で、
集中力も低下し、
慢性的なストレスも抱えます。

私も、
何も結果を出せない「無気力な時間」を過ごしていました。

マルチタスクから卒業しようにも、
「常に多数のタスクを要求される組織で働く以上、シングルタスクは他人への誠意に欠けるし現実的ではない」

と考える人も居るかもしれません。

しかし、
実際はシングルタスクの方が他人へ迷惑をかけず、
誠意ある仕事になります。

私の昔の職場には、
あれもこれも手を出す「やりたがり」なマルチタスクの同僚が居ました。

彼は俗に言う「イエスマン」で、
仕事を断ることを知りませんでした。

話しかけられればすぐに自分の仕事の手を止め、
誰の話もしっかり話を聞くような、
とても「いい人」でした。

しかし、
そんな彼の評価・信頼はボロボロでした。

任された全ての仕事に中途半端に手をつけるだけで、
何も結果が残せていなかったのです。

「色々手はつけたけど、何も成果を生み出さない」日々を送っていました。

効率の悪いマルチタスクであり、
他人に迷惑をかけ、
誠意に欠ける仕事でした。

話しかけられたときにすぐに自分の仕事の手を止めるのも、
注意が散漫になっていただけでしょう。

そんな彼に仕事を任せた側にも問題はありますが、
彼がすぐに降格したことは言うまでもありません。

シングルタスクは、
決して「仕事を減らしてサボる」ということではありません。

下記3点を上司や同僚に常に共有し、
シングルタスクで仕事を行うだけで、
確実に結果を残すことが出来るようになります。

①1つずつの仕事に完全に集中して対応していくこと(シングルタスク宣言)

②今集中している仕事

③これからの仕事の優先順位

実際に、
私はこの仕事のやり方で圧倒的結果を残し、

信頼を勝ち取り、
管理職に出世しました。

騙されたと思ってやってみて下さい。

※「出世のすすめ」は下記記事にまとめています

真に覚醒し、「我慢の時間」が減る

私が好きな、
漫画「カイジ」の利根川の名言があります。

そこから一部抜粋します。

30になろうと40になろうと奴らは言い続ける………
自分の人生の本番はまだ先なんだと……!

「本当のオレ」を使ってないから今はこの程度なのだと……
そう飽きずに言い続け…結局は…老い………死ぬっ……!

その間際いやでも気付くだろう…
今まで生きてきたすべてが丸ごと「本物」だったことを…!

人は……仮になど生きていないし仮に死ぬこともできぬ
当然だ………問題は……その当然に気が付いているかどうか…………

真に覚醒してるかどうかだっ……!

この言葉は、
20歳になるまでの私のことをそのまま表しています。

いつも「人生の本番はまだ先」だと信じ、
「本気を出せばいつでも成功できる」と信じていました。

冴えない日々を送りつつ、
「いつでもひっくり返せる」と、
本気で信じていました。

私はくすぶり、
霧に包まれた人生の中で、
完全に「仮」の状態で生きていました。

大学のカリキュラムを、
決められた通りに受けているだけのつまらない人生でした。

しかし、
そのつまらない現状を打破するような行動は一切起こさず、
だらだら過ごす毎日でした。

その後、
私は20歳の時に人生のどん底に落ち、
「真に覚醒」する事ができました。

生命の危機も迎えることで、
人生の時間全ては「本番」であると自覚し、

ここ」を生きることができるようになったのです。

「今ここ」に強烈なスポットライトを当てれば、
「今ここ」の本番しか見えなくなります。

過去も未来も、
後悔も不安も、
仮の人生も、

全て見えなくなります。

つまり、
過去にも未来にも、
仮の人生にも執着することがなくなります。

仮の人生などありません。

人生は常に本番です。

また、
人生に「我慢の準備期間」など要りません。

準備期間も全て「人生の本番」であり、
全て楽しまなければ損です。

準備期間は、
「結果を得るために我慢する時間」に成り下がりがちですが、
「ワープして飛び越えたくなるような我慢の時間」に支配され続ける人生は苦行でしかありません。

もしも、
人生が「ワープして飛び越えたくなるような我慢の時間」に支配されているようであれば、
「今ここ」を生きるのは非常に難しいでしょう。

もしも、
月曜日から金曜日までの労働時間が、
「我慢の準備期間」になっているようであれば超要注意です。

労働時間は常に上の空で、
週末や退職後のことなど考え、
「仮の人生」を生きているのではないでしょうか?

その場合、
すぐに労働環境を変えることをおすすめします。

私はサイドFIREという選択肢を取り、
自由に生きることにしました。

真に覚醒し、
「我慢の時間」から解放されています。

ちなみに、
サイドFIREの準備期間は、
「我慢の時間」ではなく「遠足の準備」です。

このことについても、
今後詳しく記事にまとめています。

また、
真に覚醒し、
「今ここ」を生きることで、
人生の目的も明確になります。

そして、
常にその目的に向かって楽しく生きることが出来るようになるため、
「我慢の時間」も激減することでしょう。

勤務中、週末や退職後のことを考え出したら危険

「自分の時間」と自由が増える

前述の通り、
どんな天才にもマルチタスクは不可能であり、
人間はシングルタスクしかできません。

よって、
「今ここ」に出来ることは1つしかありません。

その当たり前の事実を知ることで、
私の心はスッと楽になりました。

どんな人間にも時間は平等に与えられています。

一生という限られた時間の中、
ひたすらに「1つのことに集中し続ける」しかありません。

天才たちも、
一年のうちに1つや2つのことを極めるので精一杯です。

それは、
「余計なことや苦手なことに構っている時間はない」
ということを意味すると考えました。

昔の私は、
無能なくせに、
身の丈に合わないほど、
膨大な選択肢を持ちすぎていました。

実存主義者のサルトルが言った
「我々は自由の刑に処せられている」
という言葉にとても共感します。

目に入ってくる「天才たちの持つ才能」に憧れ、
全てが羨ましくなり、
欲しくなってしまう病気でした。

「今ここ」に集中することが出来ず、
雑念に支配されていたため、
他人の才能に嫉妬し、

「あの才能もこの才能も欲しい」と無い物ねだりが止まりませんでした。

SNSの発展により、
「隣の芝が青い世界」から、
「隣の芝が”近くて”青い世界」になったのも大きな要素だと思います。

当時の私のような人、
たくさんいると思います。

嫌でも目に入ってくる、
「羨ましい世界」に心を支配されてはいけません。

私も情報に支配され、
自分が何をすべきか分からず、
常に気が散っている状態でした。

そんな状況なので、
全く行動が起こせず、
「自分の人生」を生きていませんでした。

シングルタスクで「今ここ」を生きるようになってからは、
そのような「雑念」を排除することが出来ました。

他人の才能に嫉妬する時間は、
人生から葬り去りました。

※まだ完璧ではありませんが

余計なことや苦手なことに構う時間も出来る限り排除し、
あえて選択肢を減らすことで、
「自分の時間」を生きることに繋がりました。

自分の信念を持って社畜生活から脱出し、
今はずっと手にしたかった「本物の自由」を手にしています。

自分が何をすべきかは、
「子供の頃に熱中していたこと」「時間を忘れて夢中になった経験」にヒントがあると考えています。

当然、
それは人それぞれ異なります。

「何をやることで時間を忘れることが出来ているか?」

自分の胸に手を当てて考えることで、
自分が「ここ」で集中すべきことが見えてくると思います。

私も以前は身の丈に合わない膨大な選択肢を持ち、
「自由の刑」に処せられていました。

雑念が消えなかったのもそのせいです。

「今ここ」を生き、
「自分の時間」を生きることで、

「本物の自由」を手にしました。

とにかく、
天才でも凡人でも、
「いまここ」に出来ることは1つしかありません。

今を全力で楽しむには、
一点集中・一点突破あるのみです。

目の前の1つのことに集中するのみ

まとめ:「今ここ」を生きることは、自分らしく幸せに生きること

以上、
『シングルタスクで「今ここ」を生きることのメリット』についてでした。

まとめです。

ーーーーーーーーーー

・マルチタスクのデメリットと解決策
 →マルチタスクは不可能、「シングルタスクの連続」である

・シングルタスクで「今ここ」を生きることのメリット 4選
 ①コンプレックスや雑念が消え、確実に前進できる

  →過去や未来に執着せず、確実に前進することが出来る
 ②圧倒的結果を出し、信頼される

  →仕事の効率が上がり、誠意のある仕事となる
 ③真に覚醒し、「我慢の時間」が減る

  →「ワープして飛び越えたくなるような我慢の時間」を人生から排除する
 ④「自分の時間」と自由が増える

  →天才でも凡人でも、「今ここ」に出来ることは1つしかない

ーーーーーーーーーー

私は意図的にマルチタスクを卒業したわけではありません。

人生のどん底を味わうという、
荒治療によりマルチタスクを卒業しました。

その後、
自己啓発本や哲学書などの読書を通じて理解を深め、
過去の行動からの変化を分析しました。

個人的な意見ですが、
ほとんどの自己啓発本の答えは、

『シングルタスクで「今ここ」を生きること』だと考えています。

※別の記事で詳しくまとめています

驚くほど多くの先人たちが、
『シングルタスクで「今ここ」を生きること』を推奨しています。

私は、
この生き方は「自分らしく幸せに生きること」に繋がると考えています。

あらゆる雑念を排除し、
自分の生きる道が明確になり、
真に覚醒することで確実に前進することができ、
その結果がさらなる好循環を生みます。

マルチタスクで悩んでいる方は、
是非参考にしてみて下さい。

今に集中し、
少しでも前進していきましょう。

ベストセラー書籍について

シングルタスクを学ぶにあたり、
おすすめの本があります。

是非、
この本を読んでみて下さい。

本記事では、
私目線で切り取った情報のみを載せ、
アレンジしています。

当然のことですが、
個人の価値観により、
人それぞれ重要な情報は異なります。

自分の頭で考え、
自分の人生を生きるためにも、
是非手にとって読んでみて下さい。

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