【倹約家向け、自動車の賢い選び方】カーローンは危険!大衆車の中古車が一番お得な理由【節約】

⑤貧乏ごっこ - 2.倹約編

今回は、「倹約家向け、自動車の賢い選び方」について書いていきます。

あくまで、倹約家である私の個人的な意見です。
車に興味がない私にとって、「車はただの移動手段」です。

「ただの移動手段」として車を購入する場合、
自動車を選ぶ重要ポイントは下記2点だと考えています。

①カーローンは組まない(身の丈に合わない車は買わない)
②大衆車の中古車を狙う(3年落ちくらい)

私はカーローンを組まず、大衆車の中古車を購入しました。
購入前は「新車が良いなぁ」と思うこともありましたが、この買い物をして本当に良かったと思っています。

・車に興味がなく、車は「ただの移動手段」だと思っている人
・倹約家で、車を少しでも安く購入しようとしている人
・カーローンを組もうか悩んでいる人
・中古車を買おうか悩んでいる人

必見です。

本記事の構成は、下記目次の通りです。

車が大好きな人は、こだわるのもアリ

はじめに:車の購入に対する3つの価値観

車を購入する際に一番大切なのは、
「自分の価値観を知ること」だと考えています。

車の購入に対する価値観は、下記3つです。
①消費:「車はただの移動手段」という価値観
②浪費:「車は贅沢をするもの」という価値観
③投資:「車はお金を生み出すもの」という価値観

まずは自分の価値観を知り、
自分の価値観に沿って自動車を購入することが非常に重要です。

案外、周りの人間の価値観に流されてしまう人が多いものです。
周りの人間に流されたり、自分の価値観を見失ったりしないよう気を付けましょう。

3つの価値観について、これより詳しく解説します。

①消費:「車はただの移動手段」という価値観

私もこの価値観で、車に興味がありません。
「車はただの移動手段」という価値観です。

よって、車の購入は「消費」だと考えています。
移動手段としての最低限の機能を持てば、それでOKという考え方です。

本記事は、この価値観の人向けの内容となっています。

周りの人間の価値観が「浪費」「投資」であったりすると、
つい流されて、(自分の意に反する形で)少し良い車を買ってしまいそうになると思います。

しかし、ブレることなく貫いていきましょう。

私の経験上、質素倹約は命を救います。
どうしても辛くなったときに、「働かなくても良い」という選択肢を獲得できるからです。
自分の価値観に沿わない浪費は避け、しっかりと貯蓄に回していきましょう。
参考:【うつ病は甘え?】知らぬ間にうつ病になっていた元社畜からのアドバイス

②浪費:「車は贅沢をするもの」という価値観

車が好きで仕方ない人の中には、「車は贅沢をするもの」という価値観の人もいます。
「趣味=車」のような人たちです。

この価値観の人は、移動手段としての最低限の機能だけでは物足りないと考えます。
「新車が良い」「少しでも良い車が欲しい」「少しでも快適なオプションを付けたい」と、「消費」の枠を大きく超える金額を出して車を購入します。

この価値観の人にとっては、贅沢な車が人生のQOL(生活の質)をあげるので、「浪費」という表現は適切でないかもしれません。
しかし、移動手段としての最低限の機能を超えた部分は贅沢であるため、今回は「浪費」であると考えます。

「車は贅沢をするもの」と割り切って高い車を購入しているのであれば良いですが、
もしも誰かと張り合ったり、見栄を張ったりして
必要以上に高い車を購入している人がいれば要注意です。

参考:【見栄っ張りに注意!】欲は身を滅ぼすという話【破産を招く愚かな思考】

他人の価値観に流されてしまっている人がいれば、今すぐ見直しましょう。

③投資:「車はお金を生み出すもの」という価値観

お金持ちの中には、車を投資対象と見て「車はお金を生み出すもの」という価値観の人もいます。
お金持ちは高級車を資産と考え、実際にうまく運用している人もいます。

しかし、素人が手を出すべきものではありません。
この手の詐欺に騙される人が大量に発生しています。

最近大きなニュースになりましたが、
詐欺まがいなカーシェア投資もあったので注意してください。

投資していた被害者は600人を超えると言われており、若者が中心に狙われていました。
「投資必勝法」や美味しい話はありません。騙されないように気をつけましょう。
参考:【靴磨きの少年の話】主人公補正に注意!謙虚にならないと騙される!【詐欺被害者の共通点】

この手の投資は素人が手を出すべきではありません。
純資産1億円以上のお金持ちになったあとに、娯楽でやるのが良いと思います。

素人はインデックス投資から始めましょう。
参考:【勝者のゲーム】インデックス投資こそ、FIREへの近道【投資の王道】

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以上、3つの価値観について紹介しました。

私は車に対して「消費」の価値観ですが、この価値観を押し付けるつもりはありません。

しかし、本来は「消費」の価値観であるのに、
「浪費」や「投資」目的になっている人が結構多いと思います。

なお、「浪費」「投資」の価値観である人を否定するつもりは一切ありません。

ここから先の本題は、「消費」の価値観の人向けの内容となっているので、
「消費」の価値観の人は読み進めてください。

まずは自分の価値観を知りましょう

倹約家の私が買った車

私は6年前、トヨタ・ヴィッツの3年落ちの中古車を60万円で一括購入しました。
友人の伝でかなり安くしてもらい、大満足な買い物で、今も乗り続けています。

私と同水準の給料を貰っている先輩・同僚たちは、何故か示し合わせたようにレクサス等を購入していたいました。
普通の車なのに、好奇な目で見られることもありました。

しかし、私は自分の価値観を貫き、この選択をして本当に良かったと思っています。

余談①:カーナビ無しの、より安いモデル

私の車は少し訳ありで、カーナビがついていません。

車購入の際にいくつか候補があった中、
カーナビ有りよりもカーナビ無しの方が3〜5万円安くなっていました。

私は迷わずカーナビ無しの、より安いモデルを選択しました。

購入から6年間、普段使いのタブレット端末にGoogle Mapでナビを入れてますが、困ったことはほとんどありません。
無事に日本一周旅も行えたので、問題ないと思っていただいて大丈夫です。
具体的な方法については、別記事で詳しく書く予定です。

参考:【日本一周旅も可能】カーナビは不要!タブレット端末+Google マップで十分!【節約・倹約】

余談②:レクサスを買う先輩・同僚たち

私は就職してから地方都市に転居しましたが、価値観が合わない人が本当に多かったです。
どうも、地方都市の人たちは「新築マイホーム」や「高級車」への憧れが強い傾向にあるようです。

私と同水準の給料を貰っている先輩・同僚たちは、何故か示し合わせたようにレクサス等を購入していました。

3年くらいしっかり貯蓄し、一括で購入するならまだしも、
多くの人が入社1年以内にローンを組んで購入していました。

しかも、それに加えて20代のうちに「新築マイホーム」を購入する人も多く居ます。

正直、価値観が違いすぎて理解できませんでした。

私は流されませんでしたが、「多数者効果」で流されてしまう人も絶対に居ると思います。
見栄っ張りの輪の中に入らないよう、本当に気をつけてください。

参考:【悪徳業者を潰した話】解説1:後出しマルチの手口、洗脳の心理テクニック【投資必勝法DVD】

私の貯蓄が1,500万円くらいだった頃、
900万円のレクサスに乗っている先輩に「なんでレクサス買わないの??」と本気で不思議がられました。

また、別のレクサス乗りの先輩に「20代で金を使い切らない奴は馬鹿だ!」と飲み会の場で2時間くらい無駄な説教(?)を受けたこともあります。

私は新車のレクサスを現金一括で2〜3台買うことができますが、
価値観が違うので、トヨタ・ヴィッツで十分です。

「買えるけど買わない」が一番の贅沢だと思っています。

倹約家向け、自動車の賢い選び方 2つのポイント

倹約家向けの自動車の賢い選び方について、2つのポイントをそれぞれ解説していきます。

冒頭にも記載した通り、下記2点です。
①カーローンは組まない(身の丈に合わない車は買わない)
②大衆車の中古車を狙う(3年落ちくらい)

①カーローンは組まない(身の丈に合わない車は買わない)

倹約家はカーローンを組むべきでありません。
「車はただの移動手段」で、「消費」という価値観であれば尚更です。

私は、「現金一括で買えないものは身の丈に合わない」と考えています。

身の丈にあったものを、現金一括で買うのが一番です。

以下、3つの理由に分けて解説します。

カーローンは金利が低いが、紛れもない負債

いくらカーローンの金利が低いからといって、負債であることに変わりがありません。
当然でが、「借りない」が一番です。

「新築マイホームの闇」ほどではありませんが、
ローンを組む以上、家同様に車も負債であることを自覚しなければなりません。

参考:【新築マイホーム信仰の闇】持ち家派vs賃貸派の不毛な議論【結論:人それぞれ】

負債を持つと、人生の自由度が著しく低くなります。
労働から解放されなくなり、FIREは遥か彼方へ遠のきます。

参考:【新しい時代(人生100年時代)の生き方】経済的自立と早期退職、FIREという選択肢について(後編)

FIREも視野に入れている倹約家も多いでしょう。
そういう志の高い人ほど、負債を作ることはおすすめしません。

高級車を持つと、維持費もかなり高くなる

カーローンを組むほどの買い物となると、高級車や新車になると思います。

高級車や新車は維持費もかなり高くなり、購入後にもじわじわ金銭的ダメージが効いてきます。

カーローンを組んで高級車や新車を購入する場合、
自動車保険の車両保険をつける必要性が非常に高くなります。
安い中古車と比べて、年間数万円の差が発生し続けることを意味します。
参考:【自動車保険】実は車両保険は不要かも!?車両保険に入る必要がない理由【倹約・節約】

また、レクサスはハイオク仕様が多いです。
燃費も悪く、ハイオクなので、ガソリン代もじわじわ効いてきます。

さらに、高級車であれば屋根付きの車庫を借りたりする人もいるようです。
盗難防止のためにオプションを付けたりしなければならず、このような細かい雑費も無視できません。

車をお得に買いたい場合、維持費のことも考える必要があります。
「高級車や新車は維持費がかなり高くなる」という事実を知らなければなりません。

そもそもガソリン車は落ち目

そもそもの話になりますが、
この時代に高級なガソリン車を新車で購入することがナンセンスだと考えています。

参考:【新しい時代(人生100年時代)の生き方】経済的自立と早期退職、FIREという選択肢について(前編)

時代も移り変わり、ガソリン車の規制強化が進んでいます。
それに伴い、テスラなどの電気自動車(EV)メーカーの台頭が目覚ましいです。

将来的に撤廃される可能性の高いガソリン車を高額で買っても、売りたい時に引き取り先がなくなることも想定されます。
リセールバリュー(一度購入したものを販売する際の、再販価値)は超安価になるか、逆に廃棄処分料などが発生する可能性すらあるでしょう。

電気自動車(EV)を手にするまでは、価格の落ちた中古のガソリン車を一括購入する方が賢い手段であると言えます。

そもそも使用頻度がよほど高くなければ、カーシェアなどで済ませる等、所有しない選択肢を優先すべきでしょう。

ローンは人生の自由度を奪うので、危険!

②大衆車の中古車を狙う(3年落ちくらい)

これまで述べてきた通り、カーローンを使わず、身の丈にあった車を現金一括で購入するのがおすすめです。

そして、狙うのは「3年落ちくらいの大衆車の中古車」です。
とても綺麗な状態で、新車の半額程度で購入することができます。

以下、2つの理由に分けて解説します。

大衆車はリセールバリューが安い

ヴィッツやアクア、ノート、デミオなどの大衆車はリセールバリュー(一度購入したものを販売する際の、再販価値)は安価で、3年で半額程度になると言われています。

よって、新車で大衆車を買うと、3年で価値は半分程度になってしまいます。
これは賢い買い物とは言えません。

逆に、3年で半額程度に下がった車を購入するのが賢い買い物となります。

あまり古いものになると色々な不安があるので、
3年落ちくらいのものがおすすめです。

たくさん出回っているので、選びやすい

私は友人の伝で紹介してもらいましたが、
10台くらいの候補があり、納得して選択することができました。

今は便利なサイトもあります。
興味がある人は、お得な「3年落ちくらいの大衆車の中古車」を狙い撃ちして探してみましょう。

乗り換えたい人は、早いうちに

もし高級車や新車を購入してしまって後悔している人がいれば、
できるだけ早く乗り換えることをおすすめします。

今乗っている車は、基本的に「今」が一番価値が高く、
乗り換え先の車は、基本的にいつでも変わらない価格で買うことができます。

よほどのことがない限り、
今乗っている車は、じわじわと価値が落ちています。

廃車になるまで乗りつぶすのであれば良いですが、
いずれ売ることを検討しているのであれば、早い方が良いです。

今は便利なサイトもたくさんあります。
売却に興味がある人は、今乗っている車の価格を査定してみることをおすすめします。

70〜80社前後で一括査定できるこちらがおすすめです。

また、楽天ユーザーは、査定で楽天ポイントをもらえるこちらがおすすめです。

楽天Car 中古車無料一括査定

そして、乗り換え先も早めに探しておきましょう。
「3年落ちくらいの大衆車の中古車」がおすすめです。

もしも乗り換えを悩んでいるのであれば、まず調べて行動しましょう。
損をしないためにも、早めに知ることが大切です。

まとめ:倹約家にとって、大衆車の中古車が最適解となる

以上、「倹約家向け、自動車の賢い選び方」についてでした。

まとめです。

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はじめに:車の購入に対する3つの価値観
 ①消費:「車はただの移動手段」という価値観
 ②浪費:「車は贅沢をするもの」という価値観
 ③投資:「車はお金を生み出すもの」という価値観

→自分の価値観を知り、自分の価値観に沿って自動車を購入する

倹約家の私が買った車
→トヨタ・ヴィッツの3年落ちを60万円一括で購入
 余談①:カーナビ無しの、より安いモデル
  →タブレット端末+Google Mapで問題無し
 余談②:レクサスを買う先輩・同僚たち

  →どうしても価値観が合わない人は存在する

倹約家向け、自動車の賢い選び方 2つのポイント
 ①カーローンは組まない(身の丈に合わない車は買わない)
 ・カーローンは金利が低いが、紛れもない負債

  →負債を持つと、人生の自由度が著しく低くなる
 ・高級車を持つと、維持費もかなり高くなる

  →車両保険も外すことができず、維持費がかさむ
 ・そもそもガソリン車は落ち目

  →ガソリン車は将来的に撤廃される可能性が高い
 ②大衆車の中古車を狙う(3年落ちくらい)
 ・大衆車はリセールバリューが安い

  →3年で半額程度に下がった車を購入するのが賢い買い物
 ・たくさん出回っているので、選びやすい

  →選択肢が多いので、いつでも納得して選ぶことができる

乗り換えたい人は、早いうちに
 →車の価値はじわじわ落ちていくので、
  いずれ売ることを検討しているのであれば早い方が良い

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私は現在、車が必要なので所有しています。
お金をかけずに日本一周するには、やはり自家用車が最高でした。
参考:【車で貧乏旅行】日本国内のおすすめ観光スポット【良い景色/絶景】

しかし、最近は旅を休止しており、
維持費が高くてコスパが悪くなってきたので、「車を手放す」という選択肢も持っています。

下記ポイントを抑えて購入した60万円で買ったヴィッツも、6年以上しっかり働いてくれました。
①カーローンは組まない(身の丈に合わない車は買わない)
②大衆車の中古車を狙う(3年落ちくらい)

できれば廃車になるまで乗りつぶすつもりですが、もしかしたらその前に手放すかもしれません。

カーリースなども検討しながら、今後についてしっかり決めていきたいと思います。

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