【資産1,000万円で起こる変化】自信がつき、お金の不安が消える【サイドFIRE】

②貧乏ごっこ

今回は、
「資産1,000万円達成で起こる変化」について書いていきます。

私は30代前半で資産4,000万円、
サイドFIREのような生活を送っています。

これまでの資産形成にあたり、
1,000万円ごとのポイントで「どのような変化があったか?」まとめています。

順番に読んでいただければと思います。

①資産1,000万円で起こる変化:「自信がつき、お金の不安が消える」 ←本記事
②資産2,000万円で起こる変化:???
③資産3,000万円で起こる変化:???
④資産4,000万円で起こる変化:???

症例数1の個人的な話ですが、
資産形成の参考にしていただけると幸いです。

〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人

〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。

〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ

資産1,000万円までの道のり

資産ゼロ&負債ゼロだった社会人1年目から、
サイドFIRE達成(資産4,000万円)までの9年間の道のりについては、
下記記事で詳しくまとめています。

私が資産1,000万円を達成したのは、
社会人3年目の時、

働き始めて約2年8ヶ月が経過した時でした。

※記憶は曖昧ですが、寒い時期だったのを覚えています

蓄財の手段は、
「貯金」のみでした。

ひたすら貯金して、
達成した形です。

「貯金」のみで資産1,000万円達成

当時は投資に手を出しておらず、
毎月「余ったお金」を貯金して積み重ねていました。

1,000万円までは約32ヶ月で達成したため、
単純計算で毎月約31万円は貯金していたことになります。

仕事は順調で、
年収は450万円から929万円まで増加しており、
管理職に出世する直前は「残業代」で荒稼ぎしていました。

最大で手取り64万円の月もあり、
社宅は月1万円の負担で済んでいたため、
全く無理のないペースで、
かなり無駄遣いも多い生活でした。

今思えば、
お金の後悔ばかりです。

特に「投資していなかったこと」は本当に悔やますが、
それには1つ理由がありました。

それは、
「学費を払ってくれた父親に一刻も早く1,000万円を返す」

という目標があったからです。

「3年以内に1,000万円貯めて父親に返す」という目標

最初に貯める1,000万円は、
私にとっては「父に返すお金」だったため、
「投資に回して厄介なことになるのを避けたい」という気持ちもありました。

私は父から「与えない教育」を受けましたが、
学費は全て賄ってもらいました。

6年制の薬学部に進み、
他の4年制大学と比較して「余分」な2年分は奨学金を借りようと思い提案しましたが、
却下されました。

6年間で約1,000万円の学費を払ってもらい、
奨学金なしで卒業させてもらえたことを有り難く思うと同時に、
「負い目」がありました。

そのため、
「3年以内に1,000万円貯めて父親に返す」という目標を密かに掲げ、

その目標だけは死守しようと努力していました。

そして、
1,000万円を達成した私は、
カッコつけて「これまでありがとう、学費分
全部返すよ」と父に報告しました。

その結果、
「絶対に受け取らない」「将来、自分の子供に使ってやれ」と言われました。

カッコつけの息子と、
カッコつけの父親でした。

加えて、
父子あるあるだと思いますが、
ディスコミニケーションの極みです。

私も「1,000万円を返す宣言」をしていなかったですし、
お金に関するコミュニケーションは一切取っていませんでした。

私が勝手に目標を掲げ、
密かに頑張ってきたことです。

確かに、
父はちょうど定年退職をし、
退職金がたんまり入っていた時期でもありました。

色々な意味で、
1,000万円は本当に不要だったんだと思います。

それでも、
「返す意思」と「誠意」を示せたのは本当に良かったと思っています。

私の「負い目」を清算でき、
大きな達成感もあり、

妙にスッキリしました。

奨学金つもり貯金で「負い目」を清算

私は約1,000万円の学費を親に払ってもらい、
薬剤師という資格を取り、
効率的に稼がせてもらったという自覚はあります。

資格がなければ、
2年8ヶ月で1,000万円を貯めるのは難しかったと思います。

「ずるい」と言われても仕方ありません。

学費を全額払ってもらえた私は非常に恵まれており、
そのことに感謝しつつも、
ずっと「負い目」を感じていました。

世の中には、
6年制の薬学部に行かせることが出来ない家庭も多いことも知っています。

しかし、
私の周りの友達もそうだったように、
奨学金をマックスで1,008万円借りることで、
誰でも実現できることでもあります。

勉強に関しては、
正直な話、
少し本気を出せば誰でも取れる資格です。

最大かつ唯一の問題が、
「学費の工面」だと思います。

親の資金がなくても、
奨学金を借りれば、
自分の努力で勝ち取れる資格です。

環境を言い訳にしてはいけないと思います。

しかし、
親に学費を出してもらった私がそんなことを言っても説得力がありません。

私は自分で稼いだ1,000万円を父に返却することで、
「奨学金を借りて進学した状況」を再現し、
「負い目」を清算したかったのです。

そして、
そのモチベーションを保ち続けるためには、
「奨学金つもり貯金」が効果的でした。

私は自分自身を「奨学金1,008万円の債務者」と思い込み、
自分を洗脳しました。

実際の奨学金の取り立てはそこまで厳しくないと思いますが、
漫画「カイジ」の闇金に追われているような気持ちで、
月30万円は必ず返済に充てる。

月30万円を返さなければ、
地下労働送りにされます。

そんな感覚で、
月30万円は「奨学金の返済に充てたもの」「存在しないもの」として捉え続けました。

そして、
自分自身を「手取り月収6万円の貧乏である」と思い込みました。

具体的方法については、
下記記事に詳しく記載しています。

そうして繰り返していったら、
いつか必ず1,000万円は達成できます。

騙されたと思って、
自分を洗脳してみてください。

資産1,000万円達成で起こる変化

これまで書いてきた通り、
「父に返すはずの1,000万円」が「自分の1,000万円」となり、

なんだか突然「資産1,000万円」になった感覚でした。

資産1,000万円を達成した時に起こった変化について、
2つ解説していきます。

①自信がつく

まず、
「1,000万円貯めた」プロセスと結果により、
大きな自信がつきます。

「奨学金なしで学費1,000万円の大学を卒業させてもらった」

「スネをかじって生きてきた」

私には上記の「負い目」がありましたが、
2年8ヶ月頑張って働き、
自分の力で学費分の1,000万円を作ることに成功しました。

「親のスネかじり」と言われる筋合いは無くなりました。

「親の金がなくても薬学部に行くことが出来た」と堂々と言うことが出来ます。

一種の呪縛から解かれた気分になりました。

また、
金融資産を1,000万円以上保有している割合は、
20代では2.7%しかいないというデータも耳にし、
少しだけ自惚れました。

この調子で生きていれば、
圧倒的少数に入ることが出来るという事実を知り、
ますます頑張る気力が芽生えてきました。

宝くじや遺産相続とは違い、
「自分で1,000万円を作ること」で得られる自信が、
その後の行動に繋がる大きなエネルギーとなります。

そして、
「自分との約束を守った」

ということもメンタル面で大きくプラスに作用しました。

正直、
「3年間で1,000万円を貯める」

という目標の難易度は未知数でした。

その得体の知れない目標を前倒しで達成できたことで、
自分のことを信じられるようになりました。

1,001万円から2,000万円に向かう時は、
「さらに1,000万円か・・・」と急に気が遠くなりましたが、
この自信により次の一歩を踏み出すことが出来ました。

「1,000万円返す」という大きなモチベーションと、
蓄財のきっかけを作ってくれた父には感謝しかありません。

②お金の不安が消える

学生時代の私にとって、
1,000万円は超大金でした。

6年間、
半年ごとに100万円弱の学費の通知が届くたびに、
「有り難さ」と「申し訳なさ」で心が埋め尽くされました。

留年せずに頑張ったのは、
この「学費の通知」のおかげかもしれません。

1,000万円という大金は、
子供を大学に行かせてあげることができる、
「カッコいい親」の指標でもあると思っていました。

当然、
私の周りには奨学金を借り、
その上でアルバイトをしている友達も多く居ました。

私は生活費は全て自分で賄っていましたが、
「奨学金がゼロ」だったので本当に恵まれていたと思います。

マックスで月14万円、
6年間の累計1,008万円の奨学金を借りている友人もいました。

中には、
3年間で504万円の奨学金を借り、
留年したことで薬剤師の道を諦めて退学した友人もいました。

利子を含め、
奨学金の膨大な返済は「人生の自由度」を著しく下げます。

1,000万円という金額は、
人生を大きく左右する金額です。

学生時代には、
なかなか考えられない金額でした。

そんな大金を3年弱で作ることが出来たため、
お金の不安が綺麗さっぱり消え去りました。

仮に6年間で1,008万円の奨学金を借りていても、
3年かからずに返済できています。

もし、
今すぐ子供が1人できたとしても、
この資金で大学に行かせてやることが出来る。

この調子であと6年働き続けるだけで、
3人の子供を大学に行かせてやることが出来る。

「カッコいい親」としての威厳を保つことができ、
お金の不安が消えた明るい未来が見え、
一気に視界がクリアになりました。

これ以降、
将来のお金に対する「ぼんやりとした不安」などのネガティブ思考も消え、
1,000万円は精神安定剤としても効果を発揮したと考えています。

私は間違いなく父親の血を継いでいるので、
父のようにカッコつけて、

「カッコいい親」になりたいと思っています。

まとめ:資産1,000万円あれば、明るい未来が見える

以上、
「資産1,000万円達成で起こる変化」についてでした。

まとめです。

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資産1,000万円までの道のり
 「貯金」のみで資産1,000万円達成

 →約2年8ヶ月、毎月約31万円貯金
 「3年以内に1,000万円貯めて父親に返す」という目標
 →学費を払ってくれた父親に1,000万円を返すことがモチベーションだった
 奨学金つもり貯金で「負い目」を清算
 →自分を「奨学金1,008万円の債務者」「手取り6万円」であると自己洗脳

資産1,000万円達成で起こる変化
 ①自信がつく

 →この自信がさらに次の行動のモチベーションとなる
 ②お金の不安が消える

 →「ぼんやりとした不安」などのネガティブ思考も消える

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おそらく少し特殊な、
「貯金」100%による
資産1,000万円達成ストーリーでした。

「奨学金つもり貯金」や「貧乏ごっこ」はおすすめです。

一部でも参考にして取り入れてくれると幸いです。

資産1,000万円あれば、
明るい未来が見えてきます。

資産1,000万円を達成した私は、
大きな自信を手に入れ、
お金の不安が消え、
より仕事に精を出して順調に出世していきます。

しかし、
全てが順風満帆とは言えませんでした。

社畜として過労死レベルの仕事をこなし、
「投資」する余裕もなく、
「貯金」だけを続け、
やっとのことで資産2,000万円に到達します。

そのことについては、
次回の記事で詳しく書いていきます。

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