今回は、
「ゆるいミニマリストのメリット5選」について書いていきます。
「モノが少ないシンプルな生活」は、
私の『貧乏ごっこ』の根底にあります。
サイドFIREを目指す上で、
欠かせない要素だったと思います。
本記事では、
ゆるいミニマリストである私の考えを書いていきます。
自由を手にしたい方、
必見です。
〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人
〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。
〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ
本記事の構成は、下記目次の通りです。
はじめに:ゆるいミニマリストについて
サイドFIRE達成に向けて、
「ゆるいミニマリスト」になることをおすすめします。
「ゆるいミニマリスト」の概要については下記記事で詳しく書いているので、
ぜひ読んでみてください。
また、
「私が実際に手放してみたモノ」については、
下記記事でまとめています。
ゆるいミニマリストのメリット5つ
本記事では「ゆるいミニマリストのメリット」について5つ挙げ、
それぞれについて詳しく解説します。
私がモノを手放してみて「良かった」と感じたことです。
①お金が増え、サイドFIREへの道が近づく
まず第一に、
お金が増えるので、
シンプルにサイドFIREやFIREに近づきます。
物理的なモノが減ること、
モノを管理するコストが減ること、
浪費が減ること、
生活費・固定費削減により、
手元に残るお金が増えます。
当然のことですが、
とても重要です。
サイドFIREについては別記事で詳しく書いています。
新しい時代(人生100年時代)を生きる上でも、
サイドFIREは重要な選択肢であると考えています。
浪費家になってしまうと、
この選択肢が遥か彼方へと遠のいてしまいます。
長い一生、
労働から解放されなくなってしまいます。
サイドFIREの条件である『不労所得+α>生活費』を達成させるためには、
生活費を抑えることが非常に重要です。
個人的には、
「不要なモノ」を手放して質素に暮らすことこそが、
最も効果的な手段であると考えています。
②「人生の選択肢」と「自由」が増える
私は『自由を手にする』という目的に従い、
「自分にとって不要なモノ」を手放した結果、
多くの「人生の選択肢」と「自由」を手にしました。
「仕事を辞めてサイドFIREする」という選択肢も、
すでに手にしています。
ゆるいミニマリストの他に様々な努力をしていますが、
「モノを手放したこと」による効果は間違いなく大きいです。
まず、
「自分にとって不要なモノ」を手放すことで、
心身ともにかなり身軽になります。
物理的なモノが減ること、
モノを管理するコストが減ること、
無駄な人間関係が減ることにより、
肉体的にも精神的にも「縛られる機会」が減り、
まるで羽が生えたように身軽になりました。
私は心身ともに身軽になることで、
「人生の選択肢」が増えると考えています。
そして、
「人生の選択肢」が増えることで、
圧倒的に「自由」が増えます。
そもそも、
現代は「不要なモノ」で溢れかえっています。
現代の人間は、
不要な消費を行い、
「不要なモノ」を持ちすぎています。
そして、
その「不要なモノ」たちは、
「人生の選択肢」を容赦なく奪います。
個人的には、
その最たる例が「新築マイホーム信仰(新築持ち家信仰)」だと考えています。
「古い常識」に縛られ、
身の丈に合わない新築マイホームを長期ローンで購入し、
ローンに縛られ続ける人生を送る人たちが後を断ちません。
※一括購入が出来るだけの経済力があれば話は別です。
「自由」を求める私にとって、
新築マイホームは「金」も「時間」も「場所」も奪う最大の負債であり、
「人生の選択肢」を奪うだけのモノです。
マイホームを建てた土地から一生脱出できず、
ローンを支払い続けるために労働から解放されないというのは、
人生における膨大な選択肢を失うことを意味します。
人生の「自由度」が激減し、
QOLが低下します。
もちろん、
価値観は人それぞれであり、
新築マイホームを全否定するつもりはありません。
経済的不安もなく、
一生その土地で生きていく覚悟があれば、
長期ローンもアリだと思います。
しかし、
日本であれば災害リスクも非常に高く、
ローンを支払う数十年の間にライフスタイルも気持ちも大きく変わるはずです。
特にこれからの時代では、
常識も目まぐるしく変化していくことでしょう。
「親が言うから」
「みんながそうしているから」
「マイホームを持つのはカッコいいから」
といった具合に、
思考停止で「古い常識」に縛られることは非常に恐ろしいです。
自分の頭で考えることを放棄してはいけません。
「古い常識」に縛られ、
知らぬ間に「人生の選択肢」を失い、
後悔する若者の姿も多く目にしてきました。
特に、
私が一時期住んでいた地方都市では「新築マイホーム信仰」がエグかったです。
控えめに言って、
エグかったです。
洗脳されているかのように、
結婚とともに新築マイホームを長期ローンで購入する若者たちで溢れていました。
実際に新築マイホームを買った人に話を聞いてみても、
空き家問題やローン問題について良く理解しておらず、
大きな闇を知りました。
新築マイホーム信仰や空き家問題については、
別記事で詳しく書きたいと思います。
参考①:【新築マイホーム信仰の闇】持ち家派vs賃貸派の不毛な議論 ※近日公開予定
参考②:【空き家問題まとめ】2040年空き家率40%?持ち家は負債? ※近日公開予定
「古い常識」を疑い、
自分の価値観に沿ってこれからの時代の生き方を考え、
「自分にとって必要なモノ」を認識することが大切だと考えます。
そして、
「自分にとって不要なモノ」を手放せば、
「人生の選択肢」も広がり、
「自由」が増えることでしょう。
「不要なモノ」は「人生の選択肢」を容赦なく奪う
③「比較」からの解放(コンプレックスの克服、「見栄っ張り」からの卒業)
自分の価値観に沿って「不要なモノ」を手放すことで、
「比較」のような雑念を排除することができました。
それにより、
自分と他人を比較することが減り、
コンプレックスを克服しました。
また、
誰も勝つことのできない「見栄っ張りゲーム」から完全に降りることができました。
※「見栄っ張り」の参考記事
ゆるいミニマリストの生き方・断捨離をすることで、
『モノ(ヒトを含む)に支配されない生き方』ができ、
それにより思考がスッキリと整理され、
「本当に大切なモノ」にだけ囲まれる生活ができるようになったことが大きいです。
自分の人生に必要な最低限のモノを把握し、
「人生に不要なモノ」を認識することで、
「見栄を張ること」「他人に誇示すること」の馬鹿馬鹿しさを学びました。
他人と比較せず、
自分の人生を生きることに繋がります。
また、
ド派手な浪費生活や見栄っ張りな生活をすると、
金を求めて悪い奴らが近づいてきます。
質素に暮らすことで、
『見栄っ張り』人間や悪徳業者が近づいてくることも減ります。
自分の身を守ることにも繋がるでしょう。
そして、
金や見栄で外見を塗りたくらないことで、
「自分の本当の姿」を認めてくれる人たちと付き合うことが出来ます。
自分にとって「本当に必要な人」を見つけるためにも、
虚勢を張り合うような不要な人間関係は断つべきです。
タバコと同じく、
「百害あって一利なし」だと思います。
④精神安定剤となる(経済的余裕・心理的余裕)
前述の通り、
ゆるいミニマリストになることで、
身軽になり、
生活費の少ない生活ができます。
それにより、
ある段階で「仕事を辞めても良い状況」を生み出すことが出来ます。
「労働を一休みする」という選択肢も生まれます。
生活費1年分の資産があれば、
かなり気が楽になると思います。
経済的余裕・心理的余裕が生まれ、
それが精神安定剤となります。
私はゆるいミニマリストであり、
生活費が少なかったからこそ、
2,000万円の資産を作った時に「地獄の社畜生活」から一旦抜け出すことができました。
経済的余裕がなければ、
自殺するまで自分を追い込んでいたかもしれません。
また、
生活費を抑えた質素な生活に慣れると、
少ないお金で贅沢が楽しめるようになります。
普段の欲求を抑えることで、
「ささやかな贅沢」がとても楽しくなります。
これぞ『貧乏ごっこ』の醍醐味ですが、
これも精神安定剤の1つだと考えています。
私は基本的に簡単な自炊や野菜中心の食事をしており、
たまに外食で贅沢をします。
※健康も意識しています
毎晩外食をしている人にとっては分からない話だと思いますが、
800円のラーメンも私にとっては贅沢品です。
不幸なことに、
人間はすぐに贅沢に慣れてしまう生き物です。
欲望に限度はなく、
いつまでも満たされない底無し沼です。
「あれもこれも欲しい」と、
欲望のままに生きていれば、
決して満たされることのない「肥満人間」になるでしょう。
欲望のままに毎日ラーメンを食べる、
不健康な中年の肥満男性をイメージして下さい。
裏を返せば、
質素な暮らしにも慣れるものです。
質素な暮らしの中の「ささやかな贅沢」は、
生活水準を上げない限り、
いつまで経っても贅沢のままです。
「年収が上がったら良いところに住む」「家賃は給料の3割」などの古い常識があるようですが、
年収が上がっても生活水準を上げないことをお勧めします。
私は年収が上がっても浪費はせず、
生活水準を全く上げませんでしたが、
その生活をしていて本当に良かったと思っています。
「ささやかな贅沢」が楽しく、
幸福度の高い暮らしができています。
「年収と幸福度は比例するが、約75,000ドル(約800万円)で幸福度はほぼ頭打ちになる」ということも、
ノーベル経済学賞受賞者のダニエル・カーネマン教授らによって発表されています。
別記事で詳しく書く予定ですが、
「贅沢な暮らし(お金やモノ)」によって満たされるのは、
あくまで一時的な「満足度」だけで、
「幸福度」ではないということです。
そのことからも、
生活水準を上げるべきでないということが読み取れると思います。
参考:【ダニエル・カーネマン:年収と幸福度の関係】幸福度が上がらなくなる年収はいくらか?実体験を基に算出してみた ※近日公開予定
モノが溢れる、
欲望のままの「贅沢な生活」は、
いつまでも満たされない底無し沼です。
一方、
生活費を抑えた「質素な生活」は、
経済的余裕・心理的余裕を生み、
「ささやかな贅沢」を味わえる精神安定剤となります。
⑤「自分にとって本当に大切なモノ」が分かる
必要最低限のモノで暮らすため、
「自分にとって大切なモノ」を残し、
「自分にとって不要なモノ」を手放すこととなります。
その結果、
「自分にとって大切なモノ」だけに囲まれる生活を送ることができます。
「不要なモノ」が少なくなり、
邪魔がなくなることで、
一気に視界が開けます。
「自分にとって本当に大切なモノ」が見えてきます。
「不要なモノ」が多いと、
「大切なモノ」は埋もれて見えなくなってしまいがちです。
世の中には、
「本当に価値のあるモノ」は思ったより少ないです。
手放してみれば分かりますが、
想像していたよりはるかに少ないということに気づきます。
「自分にとって不要なモノ」を手放すことが、
「自分にとって本当に大切なモノ」に出会うことに繋がります。
まとめ:モノが減ることで連鎖的に起こること
以上、
「ゆるいミニマリストのメリット 5選」についてでした。
まとめです。
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ゆるいミニマリストのメリット5つ
①お金が増え、サイドFIREへの道が近づく
→モノが減ると、お金が増える
②「人生の選択肢」と「自由」が増える
→「不要なモノ」たちは、「人生の選択肢」を容赦なく奪う
③「比較」からの解放(コンプレックスの克服、「見栄っ張り」からの卒業)
→他人と比較せず、自分の人生を生きることに繋がる
④精神安定剤となる(経済的余裕・心理的余裕)
→「質素な生活」により「ささやかな贅沢」が味わえる
⑤「自分にとって本当に大切なモノ」が分かる
→「自分にとって不要なモノ」を手放すことで見えてくる
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「自分にとって不要なモノ」が減ると、
連鎖的に良いことが起こります。
物理的なモノが減ること、
モノを管理するコストが減ること、
浪費が減ること、
生活費・固定費削減により、
手元に残るお金が増えます。
また、
無駄な人間関係が減ることにより、
肉体的にも精神的にも「縛られる機会」が減り、
まるで羽が生えたように身軽になります。
「必要なモノ」「不要なモノ」は、
人それぞれです。
自分の価値観を見つめ直し、
ゆるミニマリストに取り組んでみていただければ幸いです。
「自分にとって不要なモノ」を手放し、
メリットを実感していただけると幸いです。
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